事業の内容
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3 【事業の内容】 当社グループは、㈱J-オイルミルズ(当社)、子会社8社、関連会社8社により構成され、油脂事業を中心に事業活動を展開しております。油脂事業は主に油脂、ミールの製造・加工・販売を行なっています。油脂加工品事業はマーガリン、粉末油脂の製造・加工・販売を行ない、食品・ファイン事業は主にスターチ、ケミカルの製造・加工・販売を行なっています。その他の事業は主に不動産賃貸等を行っております。当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。なお、事業区分はセグメントと同一であります。 (事業の系統図) (注) 1.2019年4月1日付で㈱J-サービス及びゴールデンサービス㈱は、横浜パック㈱(㈱J-パックに商号変更)を存続会社とする吸収合併により消滅したため、子会社から除外しております。 2.Premium Fats Sdn Bhdは、2019年12月2日付で株式を取得し、子会社となりました。 3.Premium Vegetable Oils Sdn Bhdは、2019年12月2日付で株式を取得し、関連会社となりました。 4.坂出ユタカサービス㈱は、2019年12月25日付で全株式を売却したため、子会社から除外しております。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約696文字
(2) 経営戦略 当社グループは、第五期中期経営計画に基づき企業価値向上を図っており、そのために必要な資源配分を進めております。第五期中期経営計画で掲げた主要な事業戦略は以下のとおりであります。 《成長戦略》 ① 油脂および育成領域での高付加価値品拡大 ② BtoB市場でのソリューション事業(法人向け営業)強化~強みの掛け算~ ③ アジアでの海外展開加速~国内で磨いた価値を基に~ ④ 汎用油脂製品の収益力強化 《構造改革》 ① バリューチェーン全体の効率化・高度化の取組み推進 ② 中長期視点での生産拠点最適化 ③ 選択と集中、および効率化 《経営基盤強化》 ① コーポレートガバナンス強化 ② 人財育成 ③ ESG経営の推進 《企業ビジョン体系策定・浸透、組織風土改革》 ① 企業理念の制定・浸透 ② 組織風土改革 《財務戦略》 ① ROEならびにROAを重視し、資本効率性と格付を考慮した財務健全性のバランスを取りながら、企業価値向上を追求する ② キャッシュフロー創出力の強化 ③ 継続的な資本コスト経営の推進 ④ 株主還元は配当性向30%以上を維持 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、第五期中期経営計画において、次の経営数値目標を掲げております。これらは、 株主資本の最適活用による、当社の企業価値向上に不可欠な持続的利益成長について評価することが可能な指標であります。 2021年3月期(2020年度) 連結売上高 2,150億円以上 連結営業利益 80億円以上 売上高営業利益率 3.5%以上 ROE(株主資本利益率) 5.0%以上
対処すべき課題
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/ 原文長 約1692文字
(4) 経営環境と優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 世界規模で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、当社の事業基盤である日本においても、緊急事態宣言の発令に伴う外出自粛など消費者の行動様式が変化し、当社をとりまく事業環境は大きく変貌しております。また、この影響の収束時期については予想が困難な状況にあります。このような環境下、当社は人々の生活に欠かせない生活必需品の食品を扱う企業として、従業員の安全と安心を確保し、安定供給と消費者のニーズに合う製品の開発に努めています。 当社グループの優先的に対処すべき課題は、物流費の継続上昇、国際的通商課題による相場・為替変動リスク、また、国内市場における少子高齢化による需要減少に加え、消費者ニーズの多様化などを認識しております。 これらの課題に対処すべく第五期中期経営計画を立案し、その柱である成長戦略、構造改革、経営基盤の強化に対し様々な施策を推進しています。また、企業理念「Joy for Life 生きるをおいしく、うれしくしたい。」を具現化することで、食品会社としての社会的な責務を果たしていきます。さらに2030年を見据え、社会の構造変化から生じる事業機会に対し、当社の強みを活かして食資源や環境の社会課題を解決する事業を育ててまいります。 《成長戦略》 油脂および育成領域の高付加価値品の拡大を課題として掲げ、家庭用市場におけるオリーブオイルの用途拡大提案、業務用市場においては長持ち油「長調得徳 ® 」、様々な調味・調理機能を有する「J-OILPRO ® 」の提案をさらに強化しています。法人向けの営業形態であるソリューション事業においては、当社グループが従前より持つ素材(油脂、スターチ、マーガリン、粉末油脂等)に製菓製パン素材となるミックス粉も加えて、おいしさデザインの実現に向けた提案を行っています。さらに2019年12月にはマレーシアの油脂加工品製造会社であるPremium Fats Sdn Bhd及びPremium Vegetable Oils Sdn Bhdへ資本参加し、製菓製パン素材市場を中心に、アジアにおける事業展開を加速してまいります。 《構造改革》 持続的成長を確実なものとするため、2019年度は配合飼料事業の再構築、坂出事業の事業譲渡、生産子会社の統合など構造改革に取り組みました。また、日清オイリオグループ株式会社との業務提携を通じて、搾油事業の国際競争力の強化、製油産業の発展及び食品の安定供給を通じた社会貢献ならびに中長期的な企業価値向上を図ってまいります。 《経営基盤強化》 人財の育成と働きがいの向上に資する働き方改革を事業基盤強化の柱と位置づけ、企業理念「Joy for Life」の実現につながるよう、人事制度の改訂に加え、在宅勤務制度の導入、有給休暇の取得促進などを進めています。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約5575文字
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績 ① 事業環境 当社グループの主力事業である油脂事業は、主原料である大豆、菜種ともに海外の相場変動及び為替相場の影響を受けます。当連結会計年度は、米国シカゴの大豆相場は、米中貿易交渉の長期化などから、一時、1ブッシェル当たり8米ドル割れまで下落しましたが、米中協議の進展、産地の天候などを材料に8米ドル台中盤から9米ドル台前半で推移しました。3月には新型コロナウイルス感染拡大の影響が懸念され再び8米ドル台前半まで下落しましたが、期末にかけて8米ドル台後半まで持ち直しました。カナダの菜種相場は、カナダと中国の関係悪化による需給緩和見込みから、一時、1トン当たり430加ドル割れまで下落しましたが、その後は天候などを材料に430から460加ドルのレンジで推移しました。カナダの収穫遅延や世界的な植物油価格の上昇を受け、年明けには480加ドル付近まで上昇しましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から期末には460加ドル台まで下落しました。為替相場は、米中協議の動向を受け8月には1米ドル104円台まで円高ドル安となりましたが、その後は反転して2月には112円台まで上昇しました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大により3月には短期間で101円台から111円台まで乱高下する激しい展開となり、期中平均では前年同期と比較して円高ドル安となりました。 世界規模で新型コロナウイルスの感染が拡大し、主力の日本市場においても2月以降、学校の一斉休校、外出自粛の要請などから、食を取り巻く業界環境が大きく変貌しました。外食市場や土産用途の菓子の市場が減少する中、家庭における調理機会の増加により家庭用市場は増加しました。 このような環境の中、当社グループは食品事業などに携わるものとして、従業員の安全を確保したうえで、お客さまへの供給責任と社会的責任を果たすことなどを基本方針として、お取引先や協力会社の皆さまのお力添えもいただき生産活動を継続いたしました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1467文字
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注1) 合計 調整額 (注2) 連結財務諸表 計上額 (注3) 油脂事業 油脂加工品事業 食品・ファイン事業 売上高 外部顧客への売上高 158,456 12,781 14,095 185,332 1,445 186,778 186,778 セグメント間の内部 売上高又は振替高 1,513 372 97 1,983 1,983 △ 1,983 159,969 13,153 14,192 187,316 1,445 188,762 △ 1,983 186,778 セグメント利益 4,919 148 458 5,526 137 5,663 5,663 セグメント資産 113,526 10,766 12,043 136,335 2,518 138,854 8,833 147,688 その他の項目 減価償却費 3,747 484 228 4,460 73 4,533 442 4,976 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 2,718 593 577 3,889 3,897 1,261 5,159 (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産賃貸等の各種サービス等が含まれております。 2.セグメント資産の調整額に含めた全社資産の金額は 8,833百万円 であり、その主なものは余資運用資金(現金及び有価証券)、長期投資資金(一部の投資有価証券)及び管理部門に関わる資産等であります。 3.セグメント利益は連結財務諸表の営業利益と一致しております。…
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約4256文字
2 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先 前連結会計年度 当連結会計年度 販売高(百万円) 割合(%) 販売高(百万円) 割合(%) 味の素株式会社 47,788 25.6 47,264 26.5 3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 ⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2021年3月期を最終年度とする第五期中期経営計画を推進しており、その達成・進捗状況は以下のとおりであります。 経営指標 2017年度実績 2018年度実績 2019年度実績 2020年度予想 2020年度目標 連結売上高 1,833億円 1,867億円 1,781億円 1,600億円 2,150億円以上 連結営業利益 40億円 56億円 66億円 70億円 80億円以上 売上高営業利益率 2.2% 3.0% 3.7% 4.4% 3.5%以上 ROE(株主資本利益率) 4.9% 5.6% 5.9% 5.9% 5.0%以上 最終年度である2021年3月期は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を業績予想に織り込んでいます。業績予想の前提条件として、油脂事業、油脂加工品事業ともに家庭用市場は2020年3月期より増加する見込みである一方、業務用市場は外食市場の減少、インバウンド需要の低下等から2021年3月期第1四半期に大幅な減少を見込み、以降、緩やかに回復していくものと仮定しています。こうした厳しい経営環境であることが予想されますが、高付加価値品の拡売、油脂加工品事業の黒字化を目指し、コストコントロールを強力に押し進めていくとともに、資本効率の継続的な向上を図り、引続き中期経営計画に基づき持続的な企業価値の維持・向上に努めてまいります。 (2) 財政状態 連結貸借対照表 前連結会計年度 (百万円) 当連結会計年度 (百万円) 流動資産 70,883 73,908 固定資産 76,745 73,579 繰延資産 59 52 資産合計 147,688 147,541 流動負債 31,854 30,205 固定負債 28,924 27,651 負債合計 60,779 57,857 純資産 86,908 89,683 負債純資産合計 147,688 147,541 (資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は 739億8百万円 で、 前連結会計年度末に比べ30億25百万円増加 しました。主な増加は、現金及び預金60億4百万円であります。主な減少は、受取手形及び売掛金29億98百万円であります。固定資産の残高は 735億79百万円 で、 前連結会計年度末に比べ31億65百万円減少 しました。主な減少は、油脂加工品事業における減損損失を含む有形固定資産25億25百万円、投資有価証券3億99百万円であります。…