事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約1112文字
3【事業の内容】 当社グループは、当社を中核として子会社66社および関連会社13社(2026年2月28日現在)により構成され、「モーションコントロール」、「ロボット」、「システムエンジニアリング」および「その他」の各セグメントにおいて様々な分野で製造、販売、据付、保守およびエンジニアリング等の事業展開を行っております。 各セグメントにおける主な製品ならびに当社および主要な関係会社の当該セグメントにおける位置付けは概ね以下のとおりです。なお、当社を除く以下の会社はすべて連結子会社です。 セグメントおよび主要製品 当社および主要な関係会社の位置付け 〔モーションコントロール〕 ACサーボドライブ、リニアモータ、コントローラ、工作機械用AC主軸モータ、PMモータ、デジタルガルバノスキャナ、汎用インバータ、電源回生コンバータ、マトリクスコンバータ、太陽光発電用パワーコンディショナ 当社〔製造・販売・サービス〕 安川オートメーション・ドライブ㈱〔販売・サービス〕 安川メカトレック末松九機㈱〔販売〕 米国安川㈱〔製造・販売・サービス〕 欧州安川㈲〔製造・販売・サービス〕 安川電機(中国)有限公司〔販売・サービス〕 安川アジアパシフィック㈲〔販売・サービス〕 韓国安川電機㈱〔販売・サービス〕 〔ロボット〕 アーク溶接ロボット、スポット溶接ロボット、塗装ロボット、ハンドリングロボット、シーリング・切断ロボット、バリ取り・研磨ロボット、半導体・液晶製造装置用クリーン・真空搬送ロボット、AIロボット、人協働ロボット、バイオメディカル用途対応ロボット、ロボット周辺機器、ロボット応用FAシステム、セルシミュレータ 当社〔製造・販売・サービス〕 安川メカトレック末松九機㈱〔販売〕 米国安川㈱〔製造・販売・サービス〕 欧州安川㈲〔製造・販売・サービス〕 安川電機(中国)有限公司〔販売・サービス〕 安川アジアパシフィック㈲〔販売・サービス〕 韓国安川電機㈱〔販売・サービス〕 〔システムエンジニアリング〕 鉄鋼プラント用電気システム、上下水道用電気システム、各種産業用電気システム、港湾荷役用電気システム、高圧インバータ、高圧マトリクスコンバータ、産業用モータ・発電機、小水力発電用発電機 当社〔製造・販売・サービス〕 安川オートメーション・ドライブ㈱〔製造・販売・サービス〕 安川メカトレック末松九機㈱〔販売・サービス〕 米国安川㈱〔製造・販売・サービス〕 安川アジアパシフィック㈲〔販売・サービス〕 〔その他〕 物流サービス ほか 当社〔販売〕 安川メカトレック末松九機㈱〔販売・サービス〕 ㈱安川ロジステック〔サービス〕
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約4873文字
(2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2026年3月より長期経営計画「2035年ビジョン」(2026年度~2035年度)および同期間内の最初の中期経営計画「Dash 35」を開始いたしました。 「2035年ビジョン」では、技術革新を通じて産業界が抱える多様な課題を発見・解決し、Mechatronics領域の拡大を図ることで、社会の持続的発展への貢献を目指しております。 この「2035年ビジョン」に向けた最初のフェーズとして位置づける「Dash 35」では、AIロボティクス技術の活用を進めることで、将来の成長を見据えた新たな市場機会の創出を進めてまいります。あわせて、“i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)”(※1)の実践拡大を通じた付加価値向上に取り組みます。 「2035年ビジョン」および「Dash 35」の詳細については、以下のURLからご覧いただけます。 2035年ビジョン:https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2026/05/Vision2035.pdf Dash 35:https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2026/05/Dash35.pdf (※1)i³-Mechatronics:当社が1969年に提唱した「メカトロニクス(メカニズムとエレクトロニクスを融合した造語 )」に3つの“i”(integrated:統合的、intelligent:知能的、innovative:革新的)を重ね合わせ、お客さまの経営課題の解決に寄与するソリューションコンセプト (3) 長期経営計画「2035年ビジョン」の概要 ① 財務目標(※2) 当社グループは、長期経営計画「2035年ビジョン」において、営業利益率を最も重要な経営指標と位置づけ、ステークホルダーへの還元の充実を重視しています。具体的には、2035年度の目標として営業利益率20.0%以上、配当性向40.0%以上を掲げています。 [参考] 2025年度実績為替レート 149.87円/米ドル、172.76円/ユーロ、21.01円/元、0.105円/ウォン (※2)2025年度実績為替レートは2026年4月発表時点、2035年度想定為替レートは設定しておりません。 ② 事業戦略 当社グループは創業以来110年の間、モータとその応用を事業領域として貫き、モーションコントロール、パワー変換、そしてロボット技術を高めてきました。これからも世界一、世界初にこだわり私たちのDNAであるメカトロニクスの領域のさらなる拡大に向けて力強く前進していきます。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2651文字
(5) 経営環境および優先的に対処すべき課題 2026年度は、AI・半導体関連分野を中心とした旺盛な需要を背景に、足元において受注が好調に推移していることなどを踏まえ、増収増益を計画します。 2026年度の重点実施項目は以下のとおりです。 ① “コト”を実現するi 3 -Mechatronicsの実践および戦略製品の展開 安川グループのソリューションコンセプト「i 3 -Mechatronics」によるお客さまの“コト”に呼応したソリューションの展開と、コア製品の強みを生かした販売スケールの拡大を着実に実行します。また、新たな生産基盤の徹底活用による製造付加価値の向上を図るとともに、グローバル品質データの活用を高度化し、製品・サービスの品質を格段に向上させます。 ② AIロボティクスを軸としたフィジカルAIのユースケース具現化と実行 自律型のAIロボット「MOTOMAN NEXT」の適用市場の拡大に向けて、フィジカルAI(※6)の領域を拡大させるとともに、新たな場面・状況へのロボット展開に向け、パートナーとの連携によるユースケース(社会実装)の創出を目指します。また、進化したアクチュエータの技術・製品の実証によるヒューマノイドロボットの領域を深耕します。 (※6)当社では、「AIロボティクス」を「モーションとAIによる認識・判断」と定義しております。これは、i 3 -Mechatronicsの“integrated(統合的)”領域を更に広げるものであり、MOTOMAN NEXTはそれを具現化した製品となります。 「フィジカルAI」は、「当社製品とAIを融合させることで、これまで自動化が困難であった領域でのユースケースを具現化するもの」と位置付けております。 ③ 市場×地域戦略の深化による重点市場における収益モデルの強化 ACサーボモータ・コントローラ事業の主力市場である半導体においては、国内中核販社の連携による営業体制の再強化を推し進め、エンドユーザを基軸とした事業ポテンシャルの拡大を進めます。ロボット事業の主力市場である自動車においては、自動車OEMおよびそれに連動するTier(※7)の投資実行を確実に捕捉します。インバータ事業においては、大型空調(HVAC)市場の新たな成長領域であるデータセンタや半導体の領域を徹底的に攻略していきます。なお、米国においては、2025年度に発表したキャンパス構想を確実に実行し、インドでは成長領域へのアプローチ強化と生産能力の拡大を進めます。 (※7)自動車業界などにおけるサプライチェーンの階層 ④ 新メカトロニクス応用領域の実展開およびエコシステム構築の加速 農業分野においては現場への実導入を加速させ、中食・冷食を含む加工食品領域においては、ソリューションの拡充と水平展開を着実に進めます。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約2572文字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 2026年度~2029年度中期経営計画「Dash 35」に関する認識および分析・検討内容 経営指標等につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 中期経営計画「Realize 25」の遂行状況および中期経営計画「Dash 35」の概要」に記載しております。 (2) 経営者による経営成績(P/L)の分析 ① 概況 当期における当社グループの経営環境は、地政学的リスクや米国の関税政策などにより総じて不透明な状況が継続している中で、自動車市場などにおいては投資案件の延期や見直しが起こる状況となったものの、半導体を中心とした市場では回復の動きが見られました。 モーションコントロールでは、電子部品市場や工作機械市場、空調用途向けを中心に堅調な需要が見られ、半導体市場においてもAI関連の投資がけん引する形で、期の後半にかけて回復の動きがグローバルに強まりました。 ロボットでは、日本・米州・欧州の自動車関連の設備投資が引き続き軟調に推移する一方で、グローバルにおける一般産業向けの需要は堅調に推移しました。 このような環境において当社グループの売上収益は、新規の受注を確実に売上につなげたことにより、受注残の正常化を進めた前期に比べ増加しました。営業利益については、売上増により付加価値が増加したものの、為替影響および間接費の増加をカバーできず、前期に比べ減益となりました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、煙台東星磁性材料股份有限公司の株式の一部譲渡に伴う株式譲渡益および残存株式の再評価益を計上した前期に比べ減益となりました。 この結果、当期の経営成績は以下のとおりです。 2025年2月期 2026年2月期 前期比 売上収益 5,376億82百万円 5,421億22百万円 +0.8% 営業利益 501億56百万円 473億 7百万円 △5.7% 親会社の所有者に帰属する 当期利益 569億87百万円 352億40百万円 △38.2% 米ドル平均レート 152.65円 149.87円 △2.78円 ユーロ平均レート 164.01円 172.76円 +8.75円 中国人民元平均レート 21.12円 21.01円 △0.11円 韓国ウォン平均レート 0.111円 0.105円 △0.006円 なお、当期における当社グループの地域別の経営環境は以下のとおりです。 日 本: 電子部品市場は期を通じて好調に推移し、半導体市場も期の後半に需要の回復が見られました。また、一般産業分野における自動化需要や鉄鋼プラント・社会システム向けの需要が堅調に推移しました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約24444文字
5.セグメント情報 (1)報告セグメントの概要 当社グループの事業セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社の取締役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。 当社グループは、モーションコントロール、ロボット、システムエンジニアリングの3つの事業単位を基本に組織が構成されており、各事業単位で日本および海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。 したがって、当社グループは事業部別のセグメントから構成されており、「モーションコントロール」「ロボット」「システムエンジニアリング」の3つを事業セグメントおよび報告セグメントとしております。 「モーションコントロール」は、ACサーボモータ、制御装置およびインバータの開発、製造、販売および保守サービスを行っております。「ロボット」は、産業用ロボット等の開発、製造、販売および保守サービスを行っております。「システムエンジニアリング」は、産業用オートメーションドライブおよび社会システムの開発、製造、販売および保守サービスを行っております。 報告されているセグメントの会計処理の方法は、「3.重要性がある会計方針の要約」における記載と概ね同一です。 報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値です。 セグメント間の内部売上収益または振替高は、主に市場実勢価格に基づいております。 (2)報告セグメントごとの売上収益、利益または損失、その他の項目の概要 前連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 (注)2 連結計 モーションコントロール ロボット システムエンジニアリング 売上収益 外部顧客への売上収益 238,752 237,413 38,352 514,518 23,164 537,682 537,682 セグメント間の内部売上収益または振替高 16,247 2,764 808 19,820 15,883 35,704 △ 35,704 合計 255,000 240,177 39,161 534,339 39,047 573,386 △ 35,704 537,682 営業利益 23,005 23,751 4,605 51,362 1,591 52,954 △ 2,797 50,156 金融収益 2,516 金融費用 △ 3,788 持分法による投資損益 2,792 関連会社投資に係る売却及び評価損益 26,777 税引前当期利益 78,454 その他の項目 減価償却費及び償却費 10,219 8,392 1,051 19,663 1,084 20,747 51 20,799 減損損失 29 29 29 29 (注)1.…