事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約943文字
3【事業の内容】 当社グループは、当社を中核として子会社73社および関連会社18社(2020年2月29日現在)により構成され、「モーションコントロール」、「ロボット」、「システムエンジニアリング」、「その他」の各セグメントの様々な分野で製造、販売、据付、保守、エンジニアリング等の事業展開を行っております。 各セグメントにおける主な製品と、当社および主要な関係会社の当該セグメントにおける位置付けは、概ね以下のとおりです。 セグメントおよび主要製品 主要な会社 〔モーションコントロール〕 ACサーボモータ、工作機械用AC主軸モータ、 リニアモータ、PMモータ、マシンコントローラ、 ビジョンシステム、汎用インバータ、 電源回生コンバータ、マトリクスコンバータ 当社 安川オートメーション・ドライブ㈱ ㈱安川メカトレック 末松九機㈱ 米国安川㈱ 欧州安川㈲ 安川電機(中国)有限公司 安川アジアパシフィック㈲ 韓国安川電機㈱ 〔ロボット〕 アーク溶接ロボット、スポット溶接ロボット、塗装ロボット、 ハンドリングロボット、シーリング・切断ロボット、 バリ取り・研磨ロボット、 半導体・液晶製造装置用クリーン・真空搬送ロボット、人協働ロボット、 バイオメディカル用途対応ロボット、ロボット周辺機器、ロボット応用FAシステム 当社 ㈱安川メカトレック 末松九機㈱ 米国安川㈱ 欧州安川㈲ 安川電機(中国)有限公司 安川アジアパシフィック㈲ 韓国安川電機㈱ 〔システムエンジニアリング〕 鉄鋼プラント用電気システム、上下水道用電気システム、 各種産業用電気システム、高圧インバータ、高圧マトリクスコンバータ、産業用モータ・発電機、風力発電用コンバータ・発電機、太陽光発電用パワーコンディショナ、小水力発電用発電機、船舶用電機品 当社 安川オートメーション・ドライブ㈱ ㈱安川メカトレック 末松九機㈱ 米国安川㈱ 安川アジアパシフィック㈲ 〔その他〕 物流サービス ほか 当社 ㈱安川ロジステック 以上の企業集団等について図示すると以下のとおりです。 なお、当社を除く下記の会社は、すべて連結子会社です。 (注)矢印は、製品、部品、製品据付、調整、保守および各種サービスの提供関係を示しています。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約2222文字
(2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2016年度にスタートした長期経営計画「2025年ビジョン」(※1)の見直しを2019年6月に行いました。この度の見直しでは、メカトロニクスを軸とした「工場自動化・最適化」と「メカトロニクスの応用領域」を事業領域に設定し直し、経営目標についても営業利益を最も重要な経営指標と定め、「質」の向上を加速させることを明確にしております。 2019年度には、この「2025年ビジョン」実現に向けた第2ステップとして、新中期経営計画(2019~2021年度)「Challenge 25」(※1)を始動いたしました。前中期経営計画で進めてきた施策をさらに加速させ、新しいソリューションコンセプトである「 i 3 -Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」(※2)にチャレンジし、新たな価値・市場の創造に挑戦しております。 ※1 「2025年ビジョン」および「Challenge 25」の詳細は、以下のURLからご覧いただくことができます。 2025年ビジョン:https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/Vision2025_Revision.pdf Challenge 25 : https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/Challenge25.pdf ※2 i 3 -Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス):機械工学を表すメカニズムと、電気工学を表すエレクトロニクスを融合させた「Mechatronics(メカトロニクス)」に、3つの“i”(integrated:統合的、intelligent:知能的、innovative:革新的)を重ね合わせ、お客さまの工場の生産現場から、経営課題の解決に貢献するソリューションコンセプト。2017年10月に発表。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2899文字
(4) 経営環境および対処すべき課題 年初に発生した新型コロナウイルスの感染拡大によるグローバルでの生産・物流の停滞などもあり、2020年度の当社グループを取り巻く経営環境は厳しい状況が見込まれています。 一方、労働力不足の深刻化に伴う省人化のための生産自動化や、スマートフォンを中心とした半導体関連投資の再開など需要回復の兆しも見られています。そのため、新型コロナウイルス問題の沈静化後は、市場は緩やかに回復に向かうことを見込んでいます。 このような状況下、当社グループは長期経営計画「2025年ビジョン」で掲げる「産業自動化革命の実現」に向け、中期経営計画「Challenge 25」では、新たなソリューション「i 3 -Mechatronics」の推進により、お客さまの経営課題の解決に貢献することを目標とした積極的な取り組みを進めていきます。 ① 「i 3 -Mechatronics」とビジネスモデルの確立 2020年度においては、「i 3 -Mechatronics」のソリューション提供力の強化を図るため、開発・生産・販売面での取り組みを推進していきます。 開発では、開発力強化に向けて建設中である「安川テクノロジーセンタ」の2021年での稼動を見据え、新たな体制構築のための組織再編と機能強化を加速させます。製品開発および生産技術の機能を事業横断的に集約させ、基礎研究から量産試作の実証、そして品質管理までの一貫した開発体制の構築を目指していきます。 また、「i 3 -Mechatronics」の実行力強化に向けては、当社コンポーネントとロボットの一括コントロールを可能とする「YRMコントローラ(仮称)」の開発を加速させます。具体的なソリューションの提供を拡大させ、システム実証を通じたアプリケーション技術の開発とノウハウの蓄積を図っていきます。 生産について、2018年12月に本格稼動させた、ACサーボドライブ「Σ-7シリーズ」を生産する次世代生産工場「安川ソリューションファクトリ(埼玉県入間市)」の生産方式をグローバルで展開していきます。これにより、生産現場のデータ活用を通じた生産自動化を進めると同時に、急な需要変動に対応できるフレキシブルな生産のシステム構築を図り、生産効率化を進めることで、事業体質を強化していきます。 販売では、トップセールスによる販売活動強化を通じ、お客さまの経営課題の把握を深化させるとともに、ワンフェースによる事業部横断的な営業の浸透・定着を図ることで、最適なソリューションの提供を強化させていきます。また、サービス部門と営業部門を一体化させることにより、お客さまの要望に迅速かつ的確に応えられる体制を整備していきます。…
経営成績・財政状態の概況
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3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは当連結会計年度から、従来の日本基準に替えてIFRSを適用しており、前連結会計年度の数値もIFRSに組み替えて比較分析を行っております。 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況 (a) 財政状態(B/S) (ア) 資産 4,501億27百万円(前期末比 138億37百万円減少) 営業債権やたな卸資産等の減少により、流動資産が前期末に比べ161億96百万円減少しました。また、その他の金融資産が減少した一方で、使用権資産の増加や退職給付に係る資産の増加等によるその他の非流動資産の増加等により、非流動資産が前期末に比べ23億58百万円増加しました。 (イ) 負債 2,189億60百万円(前期末比 19億12百万円増加) 短期借入金等が増加したことに加え、取引先との関係強化を目的として支払サイト(期間)を短縮したことから営業債務が減少しました。この結果、流動負債は前期末に比べ211億45百万円の減少となりました。一方、長期借入金の増加等により、非流動負債は前期末に比べ230億57百万円増加しました。 (ウ) 資本 2,311億67百万円(前期末比 157億49百万円減少) 利益剰余金が増加した一方、自己株式の取得やその他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産の純変動額や在外営業活動体の換算差額の減少等によりその他の資本の構成要素が減少しました。 (b) 経営成績(P/L) (ア) 概況 当連結会計年度の当社グループの経営環境は、米中貿易摩擦の長期化による影響拡大などにより、グローバルで設備投資に慎重な姿勢が強まりました。年の後半にかけては米州や韓国などアジアの一部で半導体関連需要の回復が見え始めたものの、期末に発生した新型コロナウイルスの影響もあり、総じて厳しい状況となりました。 このような環境において当社グループの業績は、堅調だった前年同期に対しモーションコントール事業やロボット事業の売上収益が減少しました。営業利益は、売上減少や在庫調整の影響などにより操業度が悪化したことから減少しました。 なお、当連結会計年度における当社グループの地域別の経営環境は以下のとおりです。 日 本: 自動車向けなど一部の市場が底堅く推移したものの、世界経済の減速を背景に、製造業を中心とした設備投資を抑制する動きが継続しました。 米 国: オイル・ガス関連需要が上期に堅調な推移となったほか、下期には半導体市場の一部で回復の兆しがみられましたが、工作機・自動車市場を中心に総じて需要は低迷しました。 欧 州: 上期に大きく悪化した市況は下期にかけて底入れの兆しもみられましたが、自動車関連を中心に製造業全般において設備投資は低調に推移しました。…
セグメント関連
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5.セグメント情報 (1)報告セグメントの概要 当社グループの事業セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社の取締役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。 当社グループは、モーションコントロール、ロボット、システムエンジニアリングの3つの事業単位を基本に組織が構成されており、各事業単位で日本および海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。 したがって、当社グループは事業部別のセグメントから構成されており、「モーションコントロール」「ロボット」「システムエンジニアリング」の3つを事業セグメントおよび報告セグメントとしております。 「モーションコントロール」は、ACサーボモータ、制御装置およびインバータの開発、製造、販売および保守サービスを行っております。「ロボット」は、産業用ロボット等の開発、製造、販売および保守サービスを行っております。「システムエンジニアリング」は、主として、鉄鋼プラント用電気システムや上下水道用電気システムの開発、製造、販売および保守サービスを行っております。 報告されているセグメントの会計処理の方法は、「3.重要な会計方針の要約」における記載と概ね同一です。 報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値です。 セグメント間の内部売上収益または振替高は、主に市場実勢価格に基づいております。 (2)報告セグメントごとの売上収益、利益または損失、その他の項目の概要 前連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 (注)2 連結計 モーションコントロール ロボット システムエンジニアリング 売上収益 外部顧客への売上収益 213,260 177,995 51,627 442,883 31,755 474,638 474,638 セグメント間の内部売上収益または振替高 19,595 4,098 253 23,947 17,816 41,764 △ 41,764 合計 232,855 182,094 51,881 466,831 49,571 516,402 △ 41,764 474,638 営業利益(△損失) 34,697 17,986 △ 770 51,913 126 52,039 1,059 53,098 金融収益 895 金融費用 △ 2,496 持分法による投資損益 1,627 関連会社投資に係る売却及び評価損益 1,926 税引前当期利益 55,051 その他の項目 減価償却費及び償却費 7,329 5,946 1,791 15,068 639 15,708 219 15,927 減損損失 179 398 578 96 674 491 1…