株式会社ピーバンドットコム

証券コード: 3559 / 対象年度: 2020 / 提出日: 2020-06-26
業種 卸売業

現在、過去年度の有価証券報告書に基づく分析を表示しています。

このページは、EDINETに提出された有価証券報告書をもとに、 企業のリスク認識・投資領域・経営方針を自動整理したものです。

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3分で読める事業概要

有価証券報告書の記載内容をもとに、事業内容・主なサービス・確認ポイントを自動整理した参考情報です。

事業の概要

電子機器の基幹部品であるプリント基板のEコマース(ネット通販)による販売を行う企業です。独自の「GUGENプラットフォーム」を通じて、基板の設計、製造、部品実装までを一貫して提供するワンストップ・ソリューションを展開しており、特に試作開発に強みを持つ仕組みを構築しています。

主な事業領域

プリント基板のEコマース運営、技術情報サイト「@ele」の運営、およびエンジニア向けコンテスト「GUGENコンテスト」の運営。

主な製品・サービス

  • プリント基板のEコマース「P板.com」
  • 技術情報サイト「@ele」
  • GUGENコンテスト
  • ワンストップ・ソリューション(設計・製造・実装)

ビジネスモデル

プリント基板の仕様を汎用標準化し、インターネット上で一括注文・受発丁管理を自社システムで完結させるEコマースモデル。提携工場とのネットワークを活用し、迅速な対応とコスト効率化を実現。

セグメント・事業構成

プリント基板のEコマース事業の単一セグメントのため、セグメント別の記載を省略。

戦略・方向性

「認知」「育成」「購入」「ファン化」の4段階の戦略体系に基づき、SEO、広告、セミナー、技術情報の公開などを通れ顧客との接点を拡大。また、ワンストップ・ソリューションの推進と、5GやIoT等の成長分野へのアプローチを強化。

強みとして読み取れる点

  • 独自のEコマースプラットフォームによる効率的な受発注管理
  • 異種面付工法による試作コストの削減
  • 設計・製造・実装の一貫提供(ワンストップ・ソリューション)
  • 技術情報サイトやコンテストを通じた高い信頼度とファン化の仕組み

課題として読み取れる点

  • 新規顧客の獲得(特に大手・中堅企業)
  • 技術力の高い人材の確保(システム開発や高度な技術対応)

確認ポイント

  • 5GやIoTなどの成長分野におけるシェア拡大の推移
  • 提携工場とのネットワークの安定性
  • 新規顧客獲得に向けたマーケティング施策の成果

概要整理の信頼度: 4 / 5 ・事業内容、強み、戦略、課題が詳細に記載されており、概要把握には十分な情報があるため。

有報ナビによる分析

有価証券報告書の記載内容をもとに、リスク、経営方針、 投資・研究開発に関する情報を整理したものです。

各スコアは、有価証券報告書の記載内容を整理するための参考指標です。 5段階表示で、スコアが高いほど各項目の性質が強く出ていることを表します。 ただし、投資判断、企業価値、将来業績を評価・予測するものではありません。

特に「リスク開示記載度」は、高いほど良いという意味ではありません。 有報上で注意して読むべきリスク記述が多い、具体的、または重い可能性があるという意味です。

スコアの詳しい見方
リスク開示記載度
スコアが高いほど、有価証券報告書に記載されたリスク開示について、 注意して読むべき記述の多さ・具体性・重さが強いことを表します。 企業そのものの危険度や倒産リスクを示すものではありません。
方針記載度
スコアが高いほど、経営方針、対処すべき課題、資本政策、 リスク対応などが具体的に記載されていることを表します。 方針の良し悪しや実現可能性を判定するものではありません。
投資・変化記載度
スコアが高いほど、設備投資、研究開発、新規事業、DX、海外展開、 事業構造の変化など、将来に向けた取り組みの記載が強いことを表します。 成長性や投資成果を予測するものではありません。

リスク開示の整理

リスク開示記載度: 2 / 5

有報ナビによる整理

価格競争の激化により販売価格が低下し、収益力が低下する可能性がある。新規事業への投資において、予測と異なる状況により投資回収ができず業績に影響を及ぼす恐れがある。インターネット利用への依存度が高く、システム障害や検索アルゴリズムの変化、風評被害による顧客流入の減少リスクがある。仕入・物流面では、委託先の不備による供給停止、関東圏への物流拠点の集中、燃料高騰による運賃上昇のリスクがある。外部要因として、輸入比率約50%に起因する為替変動や生産国のカントリーリスク、景気動向の影響がある。法的側面では、個人情報の漏洩、知的財産権の侵害、訴訟等による損害賠償や信頼失墜のリスクがある。また、人材確保・育成の難航や、首都圏への拠点集中に伴う自然災害時の事業中断リスクが挙げられる。

経営方針・課題の整理

方針記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

プリント基板のEコマースプラットフォーム「P板.com」を核とした、高度に仕組み化されたビジネスモデルを展開。IoTや5G市場の拡大を見据え、ワンストップ・ソリューションとEMS事業の拡充により成長を目指す。財務体質は非常に健全であり、システム投資に伴う過去の減損損失はあるものの、強固な経営基盤を構築している。

成長方針

「P板.com」の認知・育成・購入・ファン化の4段階プロセスに基づき、SEO対策や広告、セミナー、1-Click見積システムによる利便性向上、技術情報の公開を通じた顧客との接点拡大を図る。また、ワンストップ・ソリューションの推進とEMS事業の拡大により、収益源の多様化と成長を目指す。

資本政策

独自の資本政策の記載はないが、自己株式取得による株主還元と資本効率向上の方針を掲げている。また、安定した財務体質(高自己資本比率・高流動比率)を維持し、有利子負債に頼らない経営を行っている。

リスク対応方針

価格競争への対応として差別化戦略を継続。システム障害やセキュリティリスクに対し、バックアップ体制や強固な管理体制を構築。為替変動やカントリーリスクに対しては、仕入先の多角化(約30社)による分散を図り、物流拠点の集中リスクにも対策を講じている。

関連する原文は、下部の「有報本文」に掲載しています。

投資・研究開発・成長施策の整理

投資・変化記載度: 3 / 5

有報ナビによる整理

プリント基板のEコマースプラットフォーム「P板.com」を核とし、設計から製造、実装までを一貫して提供するワンストップ・ソリューションを展開。IoTや5Gといった成長分野への対応力を強みとしつつ、EMS事業への参入により収益源の多様化を図る。システムによる自動化と効率化を追求しており、独自のプラットフォーム技術で競争優位性を構築している。

設備投資の方向性

大規模な設備投資よりも、システムの高度化と受発注業務の効率化に向けたIT・ソフトウェアへの投資を優先。過去に提携先との共同開発における減損損失が発生しているが、現在は自社システムによる自動化・効率化を推進。

研究開発・商品開発

公式には研究開発活動として記載はないが、実質的に「1-Click見積システム」や「AI見積(βP版)」などのプラットフォームの高度化、およびEMS事業への参入に向けた技術提案とプロセス改善に注力している。

投資・変化テーマ

  • Eコマース基盤の高度化
  • ワンストップ・ソリューションの拡充
  • EMS事業への参入
  • IoT/5G関連部品の需要取り込み

関連キーワード

  • プリント基板
  • 1-Click見積システム
  • 自動選定アルゴリズム
  • AI見積(β版)
  • ファブレスモデル

財務情報

提出書類の財務情報を、会計基準や表示範囲とあわせて整理しています。

表示基準

会計基準日本基準 連結区分単体 対象期間2019-04-01 〜 2020-03-31 表示状況表示可能

提出日: 2020-06-26

財務情報

業績

売上高

21.33億円
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正式ラベル
売上高
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営業利益

2.47億円
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経常利益

2.32億円
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税引前利益

1.69億円
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当期利益

1.12億円
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財政状態・流動性

総資産

14.45億円
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11.26億円
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株主資本

11.26億円
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現金及び現金同等物

9.88億円
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キャッシュフロー

3区分

営業CF

+2.27億円
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-14,777,000円
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財務CF

-41,323,000円
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財務項目の関係

資本項目の関係

異なる値・別Fact
根拠・定義
relation state
different_value
source relation key
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確認事項

開示上の確認事項

この表示に確認事項はありません。

文書情報を確認
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S100J1YX
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日本基準 / jgaap
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単体 / non_consolidated
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2019-04-01 〜 2020-03-31
表示状況
表示可能
選定状況
表示可能
raw presentation state
ready
raw selection status
ready

有報本文

有報ナビによる整理の根拠となる原文を、項目ごとに確認できます。

事業・経営に関する有報本文

有価証券報告書から抽出した本文の一部です。抽出位置や区分は自動処理のため、原文全体の確認もあわせて推奨します。

事業・経営に関する有報本文を表示

事業の内容

抜粋表示 / 原文長 約4932文字

3【事業の内容】 当社は、「開発環境をイノベーションする」という経営スローガンの下、電子機器産業のエンジニアの開発における課題を解決するために、ハードウェア製作のための基礎環境として利便性の高いサービスを提供する「GUGENプラットフォーム」の運営を行っております。事業の中軸である製造・製品化のマーケットプレイス「P板.com(ピーバンドットコム)」では、電子機器の基幹部品であるプリント基板を、Eコマース(インターネットを基盤とした流通)を利用した通信販売によって、国内の産業用機器、および民生機器開発メーカー等の顧客に対して販売しております。 プリント基板は、自動車、テレビ、スマートフォン、医療機器など、あらゆる“電子機器”に使われる基幹部品です。既存のエレクトロニクス産業の需要に加え、近年はIoT(インターネットオブシングス)や宇宙関連開発、EV、ロボット産業等の広がりや、国内でも本格化する5G(第五世代移動通信)による新規サービス、デバイスの出現により、プリント基板の需要は拡大していくものと思われます。 創業時は、製品開発の工程の一部にあたるプリント基板製造の市場からビジネス展開を始め、現在では、基板を製造するためのデータの設計や、完成した基板への部品の実装、電子機器などを収めるケース(筐体:きょうたい)の製造等、基板製造の前後の工程においてもサービスを展開しております。これまでの実績と対応でお客様からの信頼を得られたことで、大手・中堅企業との取引が拡大し、現在では取引実績社数は2万社を越えました。 これまでの実績に加え、2017年3月に東証マザーズ、2019年12月に東証一部に株式上場を果たしたことによる社会的信用度の向上により、注文単価の高い量産の注文が増加しております。さらに、プリント基板の設計・製造・実装を一括で利用するワンストップ・ソリューション(※)の利用頻度が高まり、併せて注文単価の増加に繋がっております。 段階では「P板.com」が収益の柱となっておりますが、「@ele(アットマーク・エレ)」や「GUGEN(ぐげん)コンテスト」、「GUGEN Crowd」の拡大や、経営スローガンである「開発環境のイノベーションする」に基づく新たなサービス、事業を画策致します。また、他社との連携を含めた事業成長策も検討し、製品開発に対する一連のサポート体制である「GUGENプラットフォーム」を引き続き強化してまいります。 GUGENプラットフォーム、3つの成長エンジン ①:基板設計~部品実装までワンストップ利用促進による収益拡大 ②:筐体やハーネスなど基板周辺部品のラインナップを充実し、顧客層を拡大 ③:他社との提携を含め、事業領域を拡大する なお、当社はプリント基板のEコマース事業の単一セグメントのため、セグメント別の記載を省略しております。…

経営方針・経営戦略・対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約3298文字

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。 (1)経営方針 当社は、「開発環境をイノベーションする」という経営スローガンを実践するために、以下の三つを経営理念としております。 ① 新しいアイディアを行動力で形にし、ユーザーをわくわくさせ、自分たちもわくわくする ② 世の中にないシンプルでわかりやすい仕組みを構築し、ユーザー(社会)のより良い開発環境提供に貢献する ③ お互いを信頼し、同じ志の仲間と共に成長しながら、持てる能力を最大限に生かして活躍し、物心両面の幸せを追求する (2)経営戦略 当社サービスが中長期に渡り安定的な成長を続けていく為には、当社サービスを認知していただくことから、購入への誘導、さらに購入に至るまでの各フェーズに対して時流に沿ったニーズを察知し、適切な営業アプローチを「仕組み」として継続展開していくことが重要であると考えております。購入に至るまでの各フェーズに合わせた、当社の経営戦略は以下となります。 ○認知 :P板.comを知っていただき、会員登録していただく ○育成 :P板.comを利用したいと思っていただく ○購入 :P板.comを利用いただく ○ファン化:P板.comのファンになっていただき、リピーターになっていただく 戦略体系毎の、具体的な施策は以下となります。 ① 認知 潜在顧客にP板.comというサービスの存在を知っていただく為、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、当社のウェブサイトが上位に表されるようにする「検索エンジン最適化(SEO対策)」の取り組みや、同検索エンジンが販売する「インターネット広告(リスティング広告)」への出稿を主軸として、その他、業界専門誌への定期的な広告出稿、電子機器産業業界の展示会への出展を行い、オンラインでの情報取得者・オフラインでの情報取得者、双方へリーチし、当社サービスの無料会員登録への誘導を同時に行っていきます。 ② 育成 会 員登録をいただいた顧客(リード顧客)に対し、P板.comを有効活用する為の無料のサービス導入セミナーや、プリント基板の製造依頼に必要となるデータの作成ソフト(基板設計CAD)の無料講習会の実施、インターネットでの注文に不安を抱いている顧客に対しては、対面窓口の「基板コンシェル」を設けております。また、リード顧客の希望に応じ企業訪問型のサービス導入セミナーを実施し、企業内での当社サービスの利用拡大を促しております。 ③ 購入 一般に、プリント基板はオーダーメイドで、一点一点の仕様や意匠が異なる精密部品であり、見積りから注文、納品に至るまでのプロセスにおいては、専門知識を有する基板製造業者の営業担当との打合せが必要不可欠とされてきました。…

対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約3298文字

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。 (1)経営方針 当社は、「開発環境をイノベーションする」という経営スローガンを実践するために、以下の三つを経営理念としております。 ① 新しいアイディアを行動力で形にし、ユーザーをわくわくさせ、自分たちもわくわくする ② 世の中にないシンプルでわかりやすい仕組みを構築し、ユーザー(社会)のより良い開発環境提供に貢献する ③ お互いを信頼し、同じ志の仲間と共に成長しながら、持てる能力を最大限に生かして活躍し、物心両面の幸せを追求する (2)経営戦略 当社サービスが中長期に渡り安定的な成長を続けていく為には、当社サービスを認知していただくことから、購入への誘導、さらに購入に至るまでの各フェーズに対して時流に沿ったニーズを察知し、適切な営業アプローチを「仕組み」として継続展開していくことが重要であると考えております。購入に至るまでの各フェーズに合わせた、当社の経営戦略は以下となります。 ○認知 :P板.comを知っていただき、会員登録していただく ○育成 :P板.comを利用したいと思っていただく ○購入 :P板.comを利用いただく ○ファン化:P板.comのファンになっていただき、リピーターになっていただく 戦略体系毎の、具体的な施策は以下となります。 ① 認知 潜在顧客にP板.comというサービスの存在を知っていただく為、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、当社のウェブサイトが上位に表されるようにする「検索エンジン最適化(SEO対策)」の取り組みや、同検索エンジンが販売する「インターネット広告(リスティング広告)」への出稿を主軸として、その他、業界専門誌への定期的な広告出稿、電子機器産業業界の展示会への出展を行い、オンラインでの情報取得者・オフラインでの情報取得者、双方へリーチし、当社サービスの無料会員登録への誘導を同時に行っていきます。 ② 育成 会 員登録をいただいた顧客(リード顧客)に対し、P板.comを有効活用する為の無料のサービス導入セミナーや、プリント基板の製造依頼に必要となるデータの作成ソフト(基板設計CAD)の無料講習会の実施、インターネットでの注文に不安を抱いている顧客に対しては、対面窓口の「基板コンシェル」を設けております。また、リード顧客の希望に応じ企業訪問型のサービス導入セミナーを実施し、企業内での当社サービスの利用拡大を促しております。 ③ 購入 一般に、プリント基板はオーダーメイドで、一点一点の仕様や意匠が異なる精密部品であり、見積りから注文、納品に至るまでのプロセスにおいては、専門知識を有する基板製造業者の営業担当との打合せが必要不可欠とされてきました。…

経営成績・財政状態の概況

抜粋表示 / 原文長 約2428文字

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度(2019年4月1日~2020年3月31日)における国内の電子工業は、企業の生産性・安全性向上を背景としたパソコンやソリューションサービス等の国内需要の増加や、IoT(インターネットオブシングス)など新規成長産業関連の伸長がみられました。一方、米中通商問題の長期化などによる先行き不透明感から、幅広い業界において設備投資抑制の傾向が続き、電子部品全体では前期比で需要減少となりました。さらに年度終盤には新型コロナウイルス感染症の流行拡大による世界経済の停滞による影響が重なり、全体としては、総じて厳しい環境で推移しました。 このような事業環境の下、当社は、新規成長産業と既存産業の両軸での売上拡大を目指し施策を進めました。当期は、全国各地のハードウェア関連の展示会への出展を強化し、新規ユーザーの獲得を推し進めるとともに、オンラインでは「インターネット広告(リスティング広告)」の最適化に取り組みました。こうした活動で、当事業年度は、4,684名(前年同期比116.3%)の新規ユーザー登録を獲得しました。 サービス展開においては、受発注業務・製造工程の効率化により、多層基板製造と部品実装サービスの納期短縮を実現、さらに部品調達サービスAI見積(β版)をリリースし、ワンストップ・ソリューションの利用促進を図りました。また、5G(第五世代移動通信システム)の実用化に向け、通信量増大に伴う高放熱の要求にも対応したメタル放熱基板や高多層基板等、取り扱い商材のラインナップを拡大しました。さらに、IoTに特化したEMS(電子機器の一括受託生産)事業を開始、長年にわたり培ったファブレスの強みを生かし、国内外から最適な部材調達を可能とすることで、当社サービスの利用価値を高める施策を実施してまいりました。 以上の結果、当事業年度の売上高は2,133,338千円(前年同期比1.3%増)となりました。 利益面においては、事務所移転による一時的な賃料重複やシステム開発力強化のための人員補強などが影響し、販売費及び一般管理費は477,658千円(前年同期比9.0%増)、営業利益は247,106千円(前年同期比17.0%減)となりました。 経常利益につきましては、東証一部への市場変更に伴う費用が発生したことにより232,023千円(前年同期比22.7%減)となりました。…

セグメント関連

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【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】 該当事項はありません。 (1株当たり情報) 前事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) 当事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) 1株当たり純資産額 229.48円 250.23円 1株当たり当期純利益金額 53.42円 24.98円 潜在株式調整後1株当たり当期純利益額 47.84円 22.65円 (注)当社は、2019年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。2019年3月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益額を算定しております (注)1.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。 項目 前事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) 当事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) 1株当たり当期純利益金額 当期純利益金額(千円) 236,157 111,859 普通株主に帰属しない金額(千円) 普通株式に係る当期純利益金額(千円) 236,157 111,859 期中平均株式数(株) 4,420,819 4,477,711 潜在株式調整後1株当たり当期純利益額 当期純利益調整額(千円) 普通株式増加数(株) 515,435 460,383 (うち新株予約権(株)) (515,435) (460,383) 希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定に含めなかった潜在株式の概要 2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。 項目 前事業年度 (2019年3月31日) 当事業年度 (2020年3月31日) 純資産の部の合計額(千円) 1,027,594 1,126,495 純資産の部の合計額から控除する金額(千円) 400 400 (うち新株予約権(株)) (400) (400) 普通株式に係る期末の純資産額(千円) 1,027,194 1,126,095 1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数(株) 4,476,214 4,500,304 (重要な後発事象) (自己株式の取得) 当社は、2020年5月13日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、自己株式取得に係る事項について決議いたしました。 1.自己株式の取得を行う理由 株主還元の強化及び資本効率向上のため 2.取得に係る事項の内容 (1)取得対象株式の種類 普通株式 (2)取得し得る株式の総数 100,000株(上限) (発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合2.…

主要な顧客・販売先

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2.主要な仕入先については、総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がいないため、記載を省略いたします。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 なお、当社はプリント基板のEコマース事業の単一セグメントのため、セグメント別の記載を省略しております。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっての会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載のとおりです。なお、この財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。 ② 財政状態の分析 a.資産の部 当事業年度末における総資産は1,444,632千円となり、前事業年度末と比較して66,397千円の増加となりました。これは主に、現金及び預金170,906千円、ソフトウエア14,756千円、保険積立金10,663千円、繰延税金資産29,457千円が増加した一方、売掛金62,752千円、長期前払費用99,046千円が減少したこと等によります。 b.負債の部 当事業年度末における負債合計は318,137千円となり、前事業年度末と比較して32,503千円の減少となりました。これは主に、未払金10,212千円が増加した一方、買掛金14,634千円、未払法人税等26,388千円が減少したこと等によります。 c.純資産の部 当事業年度末における純資産合計は1,126,495千円となり、前事業年度末と比較して98,900千円増加となりました。これは、当期純利益111,859千円および剰余金の配当22,381千円等により利益剰余金が89,478千円、特定譲渡制限付株式の発行によりなどにより資本金が4,750千円、資本準備金が4,750千円増加したこと等によります。 資金の運用は安全性の高い商品による運用方針としており、現状は現金及び預金が総資産の中心です。当期末時点の自己資本比率78.0%、また流動比率425.…

リスクに関する有報本文

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事業等のリスク

抜粋表示 / 原文長 約5283文字

2【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、 経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社は、これらリスクの発生の可能性を認識して事業活動を行っておりますが、当社の株式に関する投資判断は、本項及び本書中の他の記載事項も併せて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、本文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)当社の事業について ① 価格競争激化の可能性について インターネットを通じた商品の販売は、流通構造の簡素化、販売コストや事務コスト削減などの効果を販売者にもたらします。従って取引コストの合理化に伴う商品価格の低下を招く可能性があると考えられます。また、購入者にとっても、価格比較サイトによって事業者間の価格比較が容易となったため、複数の事業者がインターネット上で価格情報を公表している場合、価格競争は激化しやすいと考えられます。当社の取扱商品について、他社がインターネット上で販売する商品が増加した場合には、当社取扱商品の一部が価格競争に陥ることにより収益力が低下し、当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について 当社のプリント基板の通信販売事業では、競合会社が存在しております。また販売商材は異なるものの、工場用間接資材の販売では、さらに多数の競合会社が存在します。これら両方を兼ね備えた競合会社は、現在のところ多くは存在しませんが、今後、既存の通信販売事業者が、当社の取扱う商品に領域を広げたり、また工場用間接資材の通信販売事業者が基板のようなカスタム商品の販売も対象とするようになると、それら事業者との競争の激化が予想されます。 当社は先行メリットを活かしながら顧客ニーズに合致した商品の取扱い拡大や価格面等において、競合他社との差別化を図ってまいりますが、他に優れたビジネスモデルの競合会社が現れた場合、当社の提供するサービスが陳腐化し、既存事業者や新規参入事業者を含めた競争の激化により、当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 新規事業について 当社は、事業規模の拡大と収益源の多様化を進めるため、今後も引き続き、基板関連サービスの拡充など積極的に新サービスないし新規事業に取り組んでいく考えです。これによりシステム投資、広告宣伝費等の追加的な支出が発生し、利益率が低下する可能性があります。…

投資・研究開発に関する有報本文

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研究開発・設備投資などの有報本文を表示

研究開発活動

抽出本文 / 原文長 約50文字

5【研究開発活動】 該当事項はありません。 有価証券報告書(通常方式)_20200626134552

設備投資等の概要

抽出本文 / 原文長 約352文字

2【主要な設備の状況】 2020年3月31日現在 事業所名 (所在地) 設備の内容 帳簿価額 従業員数 (人) 建物附属設備 (千円) 工具、器具 及び備品 (千円) ソフトウエア (千円) 本社 (東京都千代田区) 事務所設備等 6,491 4,124 42,048 24 (6) (注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。 2.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。 3.当社は、プリント基板のEコマース事業の単一セグメントとしておりますので、セグメント別の記載を省略しております。 4.現在休止中の主要な設備はありません。 5.本社の建物を賃借しており、年間賃借料は23,794千円であります。

その他の有報本文

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補足セクションの有報本文を表示

配当政策

抽出本文 / 原文長 約613文字

3【配当政策】 当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題のひとつと認識しており、業績や財務体質強化のための内部留保等を総合的に勘案しながら、安定的かつ継続的に業績の成長に見合った成果を配当していくことを基本方針としております。 内部留保資金につきましては、事業の効率化や、将来の新規事業や既存事業拡大のための資源投入に充当するなど、一層の業績向上と競争力を高める施策に有効的に活用することで、強固な経営基盤の構築を目指してまいります。 当社の剰余金の配当は、会社法第459条第1項の規定に基づき、取締役会の決議をもって剰余金の配当等を行うことができる旨を定款に定めておりますが、株主総会で決議することを排除するものではありません。 当事業年度の配当につきましては、上記方針に基づき、当期の業績及び当期末における当社の財務状況を総合的に勘案し、1株当たり5円として配当(中間配当は実施しておりません。)を実施することに決定いたしました。この結果、当事業年度の配当性向は20.0%となりました。 なお、当社は中間配当について、「取締役会の決議によって、毎年9月30日を基準日として中間配当することができる」旨を定款に定めております。 (注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。 決議年月日 配当金の総額 (千円) 1株当たり配当額 (円) 2020年6月25日 22,502 株主総会決議

従業員の状況

抽出本文 / 原文長 約332文字

5【従業員の状況】 (1)提出会社の状況 2020年3月31日現在 従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円) 24 ( 6 ) 39.9 5.3 5,958 (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。 2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 3.当社は、プリント基板のEコマース事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 (2)労働組合の状況 現在、当社において労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 有価証券報告書(通常方式)_20200626134552

コーポレート・ガバナンス

抜粋表示 / 原文長 約5276文字

(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】 ① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社は、「開発環境をイノベーションする」という経営スローガンのもと、株主、取引先、従業員、地域社会といった様々なステークホルダー(利害関係者)に対して社会的責任を果たすとともに、企業価値を向上させていくためには、コーポレート・ガバナンスの充実が必要不可欠であり、経営の最重要課題のひとつと位置づけております。コーポレート・ガバナンスの強化によって、経営の健全性・効率性及び透明性の維持・向上を図り、コンプライアンスの徹底と適時・適切な情報開示を実践することで、誠実かつ公正な企業活動を推進してまいります。 ② 企業統治の体制 当社は、機関設定として監査等委員会設置会社を採用することにより、取締役会の監督機能を強化し、経営の透明性を一層向上させるとともに、迅速な意思決定ができる体制を構築しております。また、会社法に基づく機関として、株主総会及び取締役のほか、取締役会、監査等委員会及び会計監査人を設置しております。 イ.取締役会 取締役会は、取締役6名のうち3名が業務執行取締役、3名を監査等委員である社外取締役3名で構成されております。原則として毎月1回開催し、法令・定款に定められた事項のほか、取締役会規程、職務権限規程に基づく重要事項を決定するとともに、業務執行の各取締役の業務執行の状況を相互監督しております。また、必要に応じて臨時取締役会が開催され、経営並びに業務執行に関して迅速に意思決定が行える体制としております。また、監査等委員である取締役が、取締役の業務執行の状況を独立した客観的な立場から管理・監督できる体制となっております。 ロ.監査等委員会 監査等委員会は監査等委員である取締役3名(うち社外取締役3名)で構成されており、3名全員が独立役員であります。原則として毎月1回及び必要に応じて臨時監査等委員会を開催し、法令・定款及び監査等委員会規程に基づく重要事項について決定するとともに、監査計画の策定、監査実施状況等、監査等委員である取締役相互の情報共有を図ることとしております。 ハ.経営会議 当社は、業務執行に関する重要事項を協議、決議する機関として経営会議を設置しております。経営会議は、代表取締役はじめ3名の業務執行取締役、取締役常勤監査等委員、各部門責任者(カスタマーサポート部長、経理チームリーダー、経営企画室リーダー)で構成され、原則として月1回定期的に開催しております。…

重要な契約等

抽出本文 / 原文長 約25文字

4【経営上の重要な契約等】 該当事項はありません。

大株主の状況

抽出本文 / 原文長 約581文字

(6)【大株主の状況】 2020年3月31日現在 氏名又は名称 住所 所有株式数 (株) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 株式会社インフロー 東京都世田谷区松原一丁目38番5号 1,554,000 34.53 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 東京都中央区晴海一丁目8番11号 296,200 6.58 田坂 正樹 東京都新宿区 227,176 5.05 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 東京都港区浜松町二丁目11番3号 103,000 2.29 クレディ・スイス証券株式会社 東京都港区六本木一丁目6番1号 67,200 1.49 加藤 憲一 愛知県犬山市 61,200 1.36 MSCO CUSTOMER SECURITIES 1585 BROADWAY NEW YORK, NEW YORK 10036, U.S.A. 60,800 1.35 浅沼 雄二 東京都八丈島 59,300 1.32 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 47,000 1.04 後藤 康進 東京都新宿区 44,142 0.98 2,520,018 56.00 (注)前事業年度末において主要株主であった田中一宏氏は、当事業年度末現在では主要株主ではなくなりました。

出典

データ元
EDINET 有価証券報告書
docID
S100J1YX 外部サイト(EDINET公式サイト)を開きます

技術情報

分析バージョン
2020
使用モデル
gemma4:12b

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