株式会社キャンバス

証券コード: 4575 / 対象年度: 2026 / 提出日: 2026-09-29
業種 医薬品
年度切替

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3分で読める事業概要

有価証券報告書の記載内容をもとに、事業内容・主なサービス・確認ポイントを自動整理した参考情報です。

事業の概要

独自の創薬基盤技術(創薬エンジン)を核に、抗がん剤の基礎研究から臨床開発までを一貫して行う創薬ベンチャー企業です。単に外部から化合物を導入するのではなく、自社で技術とプロダクトの両方を創出するビジネスモデルを志向しており、現在は主力パイプラインであるCBP501の臨床試験推進と、次世代の新規化合物によるポートフォリオ拡充に注力しています。

主な事業領域

独自の創薬エンジンを用いた抗がん剤の基礎研究、早期臨床開発、および後期臨床開発。

主な製品・サービス

  • CBP501(免疫系抗がん剤)
  • CBS9106(可逆的CRM1阻害剤)
  • CBT005
  • CBP-A08
  • IDO/TDO阻害剤

ビジネスモデル

自社独自の創薬アプローチにより、技術とプロダクトの両方を自社で創出する「創薬企業」としてのモデル。研究開発の進捗に応じ、製薬企業等との戦略的提携によるライセンス収益の獲得や、自社での新薬承認に向けた開発推進により価値を最大化する。

セグメント・事業構成

医薬品事業(単一セグメント)

戦略・方向性

独自の創薬アプローチに特化した研究開発、複数候補化合物によるパイプライン構築、外部専門機関の活用、および適切なタイミングでの戦略的提携による開発リスクの分散と価値の最大化。

強みとして読み取れる点

  • 独自の創薬基盤技術(創薬エンジン)
  • 独自の細胞表現型スクリーニングによる化合物創出
  • 臨床試験データに基づく詳細な解析能力

課題として読み取れる点

  • 主力パイプラインCBP501の早期の承認と上市
  • 安定的な収益源の確保(新薬上市までの先行投資期間の継続)
  • 開発リスクの分散と低減のためのパイプライン拡充

確認ポイント

  • CBP501の次相臨床試験の進捗と結果
  • 新規パイプライン(CBT005等)の進捗
  • 製薬企業との戦略的提携の成否
  • 資金調達の状況とキャッシュ・フローの推移

概要整理の信頼度: 4 / 5 ・事業内容、戦略、課題、パイプラインの詳細について本文に具体的に記載されているため。

有報ナビによる分析

有価証券報告書の記載内容をもとに、リスク、経営方針、 投資・研究開発に関する情報を整理したものです。

各スコアは、有価証券報告書の記載内容を整理するための参考指標です。 5段階表示で、スコアが高いほど各項目の性質が強く出ていることを表します。 ただし、投資判断、企業価値、将来業績を評価・予測するものではありません。

特に「リスク開示記載度」は、高いほど良いという意味ではありません。 有報上で注意して読むべきリスク記述が多い、具体的、または重い可能性があるという意味です。

スコアの詳しい見方
リスク開示記載度
スコアが高いほど、有価証券報告書に記載されたリスク開示について、 注意して読むべき記述の多さ・具体性・重さが強いことを表します。 企業そのものの危険度や倒産リスクを示すものではありません。
方針記載度
スコアが高いほど、経営方針、対処すべき課題、資本政策、 リスク対応などが具体的に記載されていることを表します。 方針の良し悪しや実現可能性を判定するものではありません。
投資・変化記載度
スコアが高いほど、設備投資、研究開発、新規事業、DX、海外展開、 事業構造の変化など、将来に向けた取り組みの記載が強いことを表します。 成長性や投資成果を予測するものではありません。

リスク開示の整理

リスク開示記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

創薬事業における高い不確実性が主要なリスクです。具体的には、①医薬品開発の不確実性(開発中止・遅延による影響)、②将来収益の不確実性(製品未上市による売上なし、採算性判断の誤り)、③法的規制・医療保険制度の変動、④競合他社との競争、⑤賠償問題、⑥資金調達の不確実性(提携パートナー未確保、資本市場からの調達の不確実性)、⑦臨床試験データの不備、⑧少数の事業推進者(特に代表者)への過度な依存、⑨知的財産権に関する紛争や侵害リスク、⑩情報漏洩リスクが挙げられます。特に、次相臨床試験に向けた多額の資金が必要な段階であり、提携獲得や資金調達が遅れた場合、事業継続に重大な影響を及ぼす可能性があります。

経営方針・課題の整理

方針記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

独自の創薬エンジンを核とした高付加価値なビジネスモデルを追求する創薬ベンチャー。主力候補CBP501の臨床進捗は良好なものの、収益化に向けた提携獲得は継続課題。研究開発への先行投資を継続しつつ、次世代パイプラインの拡充と戦略的提携による資金確保の両輪で企業価値の最大化を目指す。

成長方針

独自の創薬エンジンを基盤とした「創薬企業」としてのモデルを追求。主力候補化合物CBP501の臨床開発加速、およびCBT005、CBP-A08等の次世代パイプラインの拡充によるポートフォリオの多様化とリスク分散を推進。

資本政策

研究開発型ベンチャーとして、先行投資期間における資金不足に対し、適切な時期での新株発行等の直接金融による調達、および製薬企業との戦略提携による契約一時金やマイルストーンの獲得により財務基盤の安定を図る方針。

リスク対応方針

開発リスクの分散のため複数パイプラインを構築。提携パートナーへの過度な依存を避け、自社での開発推進(創薬パイプライン型)を志向しつつ、必要に応じて戦略的提携を組み合わせることで、開発の加速と財務リスクの低減を両立させる。

関連する原文は、下部の「有報本文」に掲載しています。

投資・研究開発・成長施策の整理

投資・変化記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

独自のスクリーニング技術を核とした「創薬エンジン」を強みとし、抗がん剤の基礎研究から臨床開発までを自社主導で推進する体制を構築。特定の主力候補化合物CBP501の臨床開発を加速させつつ、次世代パイプラインの拡充と、外部専門機関との連携による開発効率の最大化を目指している。資金調達と開発リスクの分散が今後の成長の鍵となる。

設備投資の方向性

当事業年度における設備投資はなし。研究開発および臨床開発の推進を外部委託や提携を活用することで効率化を図る戦略。

研究開発・商品開発

独自のスクリーニング法による抗がん剤の探索・最適化に注力。少人数の体制ながら、高度な専門性を持つCROや科学顧問会議(SAB)との連携により、効率的かつ積極的に新規候補化合物の創出と臨床開発を推進している。

投資・変化テーマ

  • 独自の創薬エンジンによる抗がん剤開発
  • 細胞表現型スクリーニング技術の高度化
  • 免疫チェックポイント阻害剤との併用療法
  • 次世代パイプラインの拡充

関連キーワード

  • 創薬エンジン
  • 細胞表現型スクリーニング
  • 免疫チェックポイント阻害剤
  • CBP501
  • CBS9106
  • 科学顧問会議(SAB)

財務情報

提出書類の財務情報を、会計基準や表示範囲とあわせて整理しています。

表示基準

会計基準— 連結区分— 対象期間— 表示状況主要財務指標を表示できません

提出日: 2026-09-29

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財務項目の関係

資本項目の関係

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有報本文

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事業・経営に関する有報本文

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事業・経営に関する有報本文を表示

事業の内容

抜粋表示 / 原文長 約5153文字

3【事業の内容】 当社は、抗がん剤の基礎研究(創薬コンセプトの検討、当該コンセプトに基づき構築した手法による医薬品候補化合物の選別、簡易動物実験、既に開発段階に進んだ抗がん剤候補化合物に関する基礎データの収集・解析等。)、早期臨床開発(臨床試験開始申請直前に実施する「前臨床試験」ならびに臨床試験の前半部分。)および後期臨床開発(新薬承認申請を目指す臨床試験の後半部分。)に取り組んでいる創薬企業です。なお、当社は、医薬品事業の単一セグメントです。 (1) 基本戦略 当社は、自社独特の創薬アプローチを活かした抗がん剤の基礎研究および臨床開発に取り組む、創薬ベンチャー企業です。 特定領域に絞り込んだ創薬を自社独自の創薬基盤技術(「創薬エンジン」とも呼ばれます。)を基に実施することで技術とプロダクトの両方を自社で創出するのが「創薬企業」であり、創薬プラットフォームを持たず開発途上の化合物を外部から導入して一定の開発ののち製薬企業へ導出する企業とは大きく異なるビジネスモデルを志向しています。 この付加価値の高いビジネスモデルを完成させ、企業価値の最大化を図るための、当社の基本戦略は次のとおりです。 ・当社独自の創薬アプローチを活かした研究開発に特化集中する。 ・当社の有する薬剤スクリーニング法により創出・獲得した複数の医薬品候補化合物によって、開発パイプラインを構築する。 ・抗がん剤の開発経験が豊富で当社の開発戦略に合致するCRO等の外部専門機関、科学顧問団を活用する。 ・当社の権利を最大限確保するため、開発パイプラインの特性や開発段階、当社の財務体力等に応じ、自社で後期開発段階まで進めるほか、適切な戦略提携を製薬企業等との間で行うことによって、価値連鎖を補完・完結する。 当社は、上記の戦略を適切に実行することにより、医薬品候補化合物の開発を速やかに進め、いち早く上市して当社の企業価値を高めるとともに、当社の開発リスクを分散低減していきたいと考えています。 (2) 創薬事業 一般に創薬(新薬の創出)は、 (ア) 創薬コンセプト(科学的根拠に立脚し、ある方法によって疾患を治療し得ると考え、その作用を有する化合物等が新しい医薬品になり得るとする仮説。)に基づいて候補化合物を探索・選別する「探索」段階 (イ) (ア)で獲得された候補化合物について試験管内や動物での実験を実施し候補化合物の分子構造等を調整する「最適化」段階 (ウ) 臨床試験開始申請に必要なデータを揃える前臨床試験を実施する「前臨床試験」段階 (エ) 規制当局の許可を得て臨床試験(医薬品としての承認を得るために行うヒト試験。)を実施する「臨床試験」段階 の順に進行します。…

経営方針・経営戦略・対処すべき課題

抽出本文 / 原文長 約696文字

(1) 経営方針と経営環境 当社は、独自の創薬エンジンを基に基礎研究および臨床開発を実施することにより、技術とプロダクトの両方を自社で創出する「創薬企業」として、付加価値の獲得を目指すビジネスモデルを志向しています。 臨床上の治療満足度に改善の余地がみられるがん領域は、引き続き新薬開発のターゲットとして有望な領域の一つとして考えられており、世界の製薬会社やバイオベンチャーが研究開発力の強化に取り組んでいます。 当社は、これまでに蓄積してきた研究成果を生かし、世界のがん領域の市場のニーズに合致した抗がん剤を開発することを目指しています。当社の属する抗がん剤開発の領域では近年、開発競争の中心が免疫チェックポイント阻害抗体およびその併用療法に移行しています。免疫チェックポイント阻害抗体は一部の患者さんに画期的な薬効を発揮する一方で、恩恵を受ける患者さんの比率が小さいことから、これを拡大するための多様な試みがなされています。そのひとつは併用であると目されており、各社がさまざまな併用の組み合わせによる臨床試験を繰り広げています。 当社は、これまでに実施した臨床試験結果ならびにそのデータの詳細な解析によって、CBP501とシスプラチンを免疫チェックポイント阻害抗体と併用することによって薬効が増強される知見を獲得しました。これを踏まえ、当面のCBP501開発の主軸を当該併用に置く方針です。 なお、文中の将来に関する記載は当事業年度末現在において当社が判断したものです。当社の経営陣は、当社が行っている事業の環境について、入手可能な情報と経験に基づいた仮定により、経営判断を行っています。

対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約1694文字

(2) 優先的に対処すべき課題と対応方針・具体的な取組状況 ① 事業活動において優先的に対処すべき課題と対応方針・具体的な取組状況 (a) CBP501の臨床試験推進 後続化合物で構成されるパイプライン戦略などにより開発リスクの分散や低減は図っているものの、CBP501は当社の将来の事業計画において最初の上市品と想定している化合物であり、この開発の成否が当社事業計画の実現の鍵を握っていると言えます。失敗・遅延のリスクを最小限に抑え、かつ、最も早期に適切な適応による新薬承認を受け、CBP501の上市を実現することが、当社の中長期的な企業価値の源泉であり、事業活動において最も重要な課題です。 現在、抗がん剤開発競争の中心的存在は免疫チェックポイント阻害抗体です。この薬剤は画期的な薬効を発揮する一方で、恩恵を受ける患者さんの比率が小さいことから、これを拡大するための多様な試みがなされています。そのひとつは他の抗がん剤や抗がん治療との併用であると目されており、各社がさまざまな併用の組み合わせによる臨床試験を繰り広げています。 当社は、これまでに実施した臨床試験結果ならびにそのデータの詳細な解析によって得られた知見に基づき、CBP501とシスプラチンを免疫チェックポイント阻害抗体と併用することによって薬効を増強するデータを獲得しました。現在、当該3剤併用による臨床第2相試験を成功裏に終え、次相臨床試験の準備を進めています。 (b) 創薬エンジンの改良・充実と新規化合物パイプライン獲得 当社のような創薬企業にとって、新規の開発候補化合物パイプラインを継続的に創出・獲得し候補化合物の最適化を実施する創薬エンジンは競争力の源泉であり、その改良と充実は将来の継続的な成長のために必須のものです。 当社ではこれまで、正常細胞とがん細胞の細胞分裂過程の違いに着目した独自の細胞表現型スクリーニングを中軸とする創薬エンジンから、臨床開発段階の抗がん剤候補化合物CBP501、CBS9106を創出してきました。 これら化合物の臨床試験進捗や提携獲得により、当社の創薬エンジンは、外部第三者の評価を経てコンセプトの確立を図ることができたと考えています。 また最近では、CBP501臨床試験データから得られた知見に基づき、創業以来の細胞表現型スクリーニングとは別に、「がん免疫」「がん幹細胞」など個別の作用に着目した候補化合物創出を実施しています。この取り組みから当社は、近い将来の新規パイプライン候補となるCBT005、CBP-A08を獲得し、さらに次世代のパイプラインとなるべき新たな基礎研究を進めています。 これらの取り組みによって当社は、将来的な継続性ある競争力の強化と企業価値の最大化を図っていきます。…

経営成績・財政状態の概況

抜粋表示 / 原文長 約3924文字

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 業績等の概要 ① 業績 当社は、独自の創薬アプローチに基づき、抗がん剤の基礎研究および臨床開発に取り組んでいます。 当社の開発パイプライン中で最も先行している化合物CBP501は、非小細胞肺がん(扁平上皮がんを除く。)および悪性胸膜中皮腫を対象とした臨床第2相試験を過去に終了し、当該臨床試験のデータの詳細解析から、「がん微小環境」「がん免疫」「がん幹細胞」などに関わるCBP501の多様な作用がわかってきました。この知見は、後続パイプラインとなる新規候補化合物の創出・探索のみならず、現在進めている臨床試験(現在は臨床第2相試験を成功裏に終了し次相臨床試験の準備中です。)にも活かされています。 CBP501に関しては、提携パートナーに依存せず自社で新薬承認まで進める「創薬パイプライン型」開発を志向する傍ら、当面の事業収益源となる提携パートナーの確保を目指した活動も積極的に展開しています。しかしながら、当事業年度中の提携パートナーの確保には至りませんでした。 2つ目の候補化合物CBS9106については、提携パートナーである米国 Stemline社が進行固形がん患者を対象とし主に安全性の評価を目的とした臨床第1相試験を完了した状態で、2025年6月、すべての権利が当社に返還されました。今後当社は、追加で実施する基礎研究の成果や会社の財務状況などを勘案して、次相臨床試験の計画など開発方針を検討していく方針です。 さらに当社は、これら2つの候補化合物の開発を推進すると共に、これらの開発の過程で新たに得られた知見を踏まえて創出した免疫スイッチ作動薬CBT005、CBP-A08、静岡県立大学との共同研究により最適化を進めているIDO/TDO阻害剤、AI(人工知能)を利用した創薬研究など、新規候補化合物の創出・開発パイプラインの拡充に向けて、探索研究と開発準備を実施しています。これらのうちCBT005については、開発の初期段階である前臨床試験(臨床試験開始申請のために必要なデータを揃えるための非臨床試験)へ進めることを決定し、そのための準備を行っています。 以上の結果、当事業年度の研究開発費は、例年水準の基礎研究費支出に次相臨床試験準備を含むCBP501臨床試験費用ならびに次世代プロジェクト関連支出が加わり、前年度比237,301千円増加の1,057,302千円となりました。販売費及び一般管理費は、前年度比11,603千円増加の301,166千円となり、研究開発費と合わせた事業費用は、前年度比248,905千円増加の、1,358,469千円となりました。…

セグメント関連

抽出本文 / 原文長 約45文字

【報告セグメントごとののれんの償却額および未償却残高に関する情報】 該当事項はありません。

リスクに関する有報本文

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事業等のリスクの原文を表示

事業等のリスク

抜粋表示 / 原文長 約11746文字

3【事業等のリスク】 以下において、経営者が当社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に関してリスク要因と考える主な事項を記載しています。 また、当社として必ずしも重要なリスクとは考えていない事項、他の事項と比してリスク顕在化のおそれが低い事項、リスクが顕在化した場合の影響が他の事項と比して軽微な事項についても、投資判断の上で、あるいは当社の事業活動を理解する上で必要と考えられる事項については、投資家および株主に対する積極的な情報開示の観点から開示しています。これらに該当する事項には、項目名の末尾に注を付しています。 当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の適切な対応に努める方針ですが、当社株式に関する投資判断は、以下の事項および本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えます。また、以下の記載は当社株式への投資に関連するリスクの全部を網羅したものではないことにご留意いただく必要があります。 なお、文中の将来に関する記載は当事業年度末現在において当社が判断したものです。 (1) 創薬事業全般に関するリスク 当社は、自社創出の候補化合物群を医薬品として開発する事業を主業務としています。 医薬品の研究開発の分野は、巨大製薬企業をはじめとする多数の強力な競合が存在し、さらに当社を含むいわゆる創薬ベンチャー企業が技術革新の質とスピードを競い合う業界です。また、開発から製造および販売に至る過程では、多くの規制に従って、長期間にわたり多額の資金を投入して事業活動を推進する必要があります。その将来性は不確実性を伴うものであり、当社の現在および将来における事業についてもこのようなリスクが附随しています。 ① 医薬品開発の不確実性について 製品上市に至る医薬品開発の過程は長期かつ多額の費用を要するもので、開発が成功する確率は決して高くなく、開発のいずれの段階においても中止や遅延の判断をすることは稀ではありません。医薬品開発においては、様々な開発過程を段階的に進めていく必要があり、それぞれの段階において、開発続行の可否が判断されます。一般的に、その開発途上で中止の決定を行うことは稀なことではなく、開発が順調に進み製品化される確率は低いものとされています。 このリスクを低減・分散するため、一般には開発パイプラインに医薬品候補化合物を複数保有し、かつ、それぞれの候補化合物にバックアップ化合物を保有することによって、ひとつの候補化合物の開発において何らかの障害が発生した場合の対応策とすることが行われています。…

投資・研究開発に関する有報本文

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研究開発・設備投資などの有報本文を表示

サステナビリティ

抽出本文 / 原文長 約494文字

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社は、事業目標「より良い抗がん剤を一日も早く患者さんにお届けすること」およびこれを実現するための企業理念「フェアであること」「科学的・倫理的・経済的に正しい道を最短の距離・時間で進むこと」に基づき、医薬品分野のバリューチェーンにおける存在意義のある会社として持続的に成長し、世界の医療の発展と、がんで失われる生命・健康・時間の最小化に寄与することを目指します。 また、環境問題をはじめとする社会課題への対応を経営の重要事項として捉え、さまざまな側面から持続可能な社会の実現を目指しています。 さらに、上場企業としてのガバナンスを重視し、役職員が適法適正に業務を遂行するために定めている行動規範の徹底と、財務報告の信頼性と透明性を高める仕組みを構築するとともに、常に最新の科学的知見を活用した価値創造によって、継続的な企業価値の向上を目指しています。 当社のサステナビリティ基本方針は次のとおりです。 1.事業活動全般におけるDXの推進による地球環境への貢献と労働環境の整備 2.多様なプロフェッショナル人材が活躍する働きがいのある職場づくり

研究開発活動

抽出本文 / 原文長 約936文字

(1) 研究開発体制 基礎研究部門については沼津本社を拠点としています。 探索研究については、当社独自の薬剤スクリーニング法による探索を行っています。この探索を効率的に推進するために、当社スクリーニング法の改良に努め、新規医薬品候補化合物の創出・獲得の可能性を高める努力を行っています。 最適化段階においては、最適化の過程で必要となる新規候補化合物の合成および最適化作業の一部を、この領域において経験の豊富なアウトソーシング先に委託しています。 臨床開発においては、抗がん剤の開発経験が豊富な大手グローバルCROとの緊密な提携関係により、柔軟な臨床試験運営を可能としています。 また、当社は、社長の諮問機関として、抗がん剤の臨床開発にかかる経験を豊富に持つなど当社の研究開発への貢献が期待できる科学者からなる科学顧問会議(SAB)を組成しています。SABのチェアマンであるダニエル・D・ヴァンホフ教授は、全米がん学会会長・米国がん治療学会会長を歴任した著名ながん臨床研究者で、これまで20年以上にわたり200種類以上の抗がん剤の臨床試験に関わっています。当社は、同氏を議長とするSABミーティングを、2002年3月の発足以来年2回定期的に開催し、研究開発全般に関する情報交換や議論を行っています。 当事業年度末日現在、当社の研究開発人員数は15名と、少人数による体制を敷いていますが、上記の連携関係を十分に活用することにより、既存パイプラインの研究開発推進と新規開発候補化合物の獲得を効率的かつ積極的に推進しています。 (2) 薬剤スクリーニング法について 創薬事業において基本技術となるのは、当該領域の特性に合致した効率の良い薬剤候補化合物のスクリーニング法およびその評価システムです。当社では設立以来、独自のスクリーニング法の構築と改良に注力してきました。 現在当社が保有するすべての抗がん剤候補化合物は、この技術により自社で探索し、最適化を進めた結果として創出・獲得されたものです。 当社は、現在も、この領域における将来にわたる競争優位確保を目的として、このスクリーニング法のさらなる改良に取り組んでいます。 有価証券報告書(通常方式)_20260925162933

その他の有報本文

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補足セクションの有報本文を表示

配当政策

抽出本文 / 原文長 約364文字

3【配当政策】 配当に関しては年1回の期末配当ならびに業績に応じて中間配当を行うことを基本方針としていますが、当社の現時点での事業ステージは、研究開発における先行投資の段階にあるため、当社は創業以来、株主に対する利益配当および剰余金配当を実施していません。 また、今後も当面は、資金を企業体質の強化および研究開発活動の継続的な実施に優先的に充当し、配当は行わない方針ですが、株主への利益還元も、重要な経営課題と認識しており、今後の経営成績および財政状態を勘案し、配当についても検討していきます。 当社は、剰余金の配当につき、「取締役会の決議によって、毎年12月31日を基準日として中間配当をすることができる。」旨を定款に定めています。これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会です。

従業員の状況

抽出本文 / 原文長 約943文字

(2)【従業員の状況】 ①提出会社の状況 2026年6月30日現在 従業員数(人) 平均年齢(才) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円) 平均年間給与の対前事 業年度増減率(%) 18 ( 0.0 ) 45.4 11.3 7,467 △ 1.1 (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(人材派遣会社からの派遣社員を含みます。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しています。 2.平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでいます。 3.当社は医薬品事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しています。 ②労働組合の状況 労働組合は結成されていませんが、労使関係は円満に推移しています。 ③使用人等のみに対して付与した新株予約権の内容 当社は、使用人等のみに対する新株予約権を付与しております。当該新株予約権の内容については、「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況 ① ストック・オプション制度の内容」をご参照ください。 ④管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率および労働者の男女の賃金の額の差異 当事業年度 補足説明 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%) (注)1. 男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2. 労働者の男女の賃金の額の差異(%) (注)1. 全労働者 うち正規雇用労働者 うちパート・有期労働者 37.5 71.5 71.5 男性労働者の育児休業取得率計算の対象となる事例は不発生でした。 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しています。なお、当社は少人数組織の為、平均年間賃金算出に当たり当事業年度における勤務月数による調整を行っています。 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出しています。 有価証券報告書(通常方式)_20260925162933

コーポレート・ガバナンス

抜粋表示 / 原文長 約3862文字

(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】 ① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社はコーポレート・ガバナンスに関する体制の強化を経営の最重要課題の一つとしています。経営の意思決定において、その合理性、迅速性を追求する一方で、透明性、公正性を保つためコーポレート・ガバナンスの健全な体制を維持することを、基本方針としています。 ② 会社の機関の内容および内部統制システムの整備の状況 (a) 会社機関の基本説明と当該体制を採用する理由 当社は監査等委員会設置会社であり、3名の監査等委員である取締役(いずれも社外取締役)を選任しています。当社では、監査等委員である取締役に取締役会での議決権を付与するとともに、内部監査担当者との連携の下、社外取締役からなる監査等委員会による経営活動に対する監査・監督機能が有効に機能しており、当社は当該体制により経営の監視機能が充分果たされていると判断しています。 (b) 会社の機関・内部統制の関係を示す組織図 (c) 会社の機関・内部統制の内容 当社は内部統制システムを、下記経営組織・機関によって構成しています。また、当社は監査等委員会設置会社であり、同制度のもと、監査等委員である社外取締役を活用することにより、コーポレート・ガバナンスの強化を図っています。 (ⅰ) 取締役会 毎月1回定期的に開催される取締役会ならびに必要に応じて随時機動的に開催される臨時取締役会において、当社の経営にかかる重要事項に関し公正な意思決定を行っています。また、通常業務の執行に関しては、公正性を保ちつつ、業務フローにおける承認の迅速性を確保するため、社長以下簡潔な組織を構築しています。 取締役会は常勤取締役3名(代表取締役社長(議長) 河邊 拓己、加登住 眞、坂本 一良)および監査等委員である社外取締役3名(小宮山 靖行、白川 彰朗、古田 利雄)の合計6名で構成され、常勤取締役の業務執行の監視を行っています。 (ⅱ) 監査等委員会 監査等委員会を毎月1回、また必要に応じて随時開催しています。当社の監査等委員会の構成は監査等委員総数3名(社外取締役(委員長) 小宮山 靖行、社外取締役 白川 彰朗、社外取締役 古田 利雄)の全員が当社経営陣との間で利害関係を有する立場にない独立性の高い社外取締役です。 取締役会には監査等委員全員が常に出席して、取締役の職務執行および会社業務の監査を行っており、また、監査等委員は取締役会以外に重要な会議に出席し、決裁書類の閲覧等を随時行っているほか、全部署について計画的な業務監査を実施しています。さらに、必要に応じて適宜監査等委員間の協議を行い、監査等委員相互の意見交換を実施しています。 (ⅲ) 内部監査責任者 内部監査については経営企画室が担当し、経営企画室長が監査責任者となっています。…

重要な契約等

抽出本文 / 原文長 約21文字

5【重要な契約等】 該当事項はありません。

大株主の状況

抽出本文 / 原文長 約417文字

(6)【大株主の状況】 2026年6月30日現在 氏名または名称 住所 所有株式数 (株) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 上田八木短資株式会社 大阪府大阪市中央区高麗橋2丁目4-2 480,000 2.43 株式会社SBI証券 東京都港区六本木1丁目6番1号 393,444 1.99 今村均 千葉県東金市 373,700 1.89 株式会社三星住発 新潟県新潟市西区五十嵐1の町6676-7 125,000 0.63 JPモルガン証券株式会社 東京都千代田区丸の内2丁目7-3 東京ビルディング 111,400 0.56 安井弘高 奈良県磯城郡 95,100 0.48 西村彰 石川県金沢市 90,000 0.45 安達佳生 奈良県橿原市 87,100 0.44 河邊拓己 静岡県沼津市 84,000 0.42 共田義夫 大阪府大阪市住吉区 80,000 0.40 1,919,744 9.74

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データ元
EDINET 有価証券報告書
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技術情報

分析バージョン
2026Q3
使用モデル
gemma4:12b

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