事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約1076文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社22社及び関連会社1社で構成され、その主な事業内容と当社及び関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 <インテリアセグメント> インテリアセグメントについては、当社は住宅から非住宅分野まで幅広く利用される壁装材、床材、ファブリック(カーテン・椅子生地)等を主力商材とし、主に国内での企画・販売を行っております。また、各子会社では地域や顧客、専門分野に特化した事業活動を行っております。株式会社サンゲツ沖縄では、沖縄地区において壁装材、床材、ファブリック等の販売を行い、株式会社サンゲツヴォーヌでは、専門知識が求められるカーテン分野に特化した販売活動及びBtoCのEC事業等を行っています。また、2022年5月に完全子会社化したクレアネイト株式会社では、壁紙の製造・販売を行っており、9月に子会社化した有限会社クロス企画(2023年4月に株式会社化)では、九州地方を中心にインテリア関連商材の配送及び管理を行っています。 <エクステリアセグメント> エクステリアセグメントについては、株式会社サングリーンが門扉、フェンス、テラス等、住宅分野から非住宅分野まで、幅広いエクステリア商品の国内販売、施工を行っております。 <海外セグメント> 米国の子会社Koroseal Interior Products Holdings,Inc.では、米国で壁紙を製造し、他社製造の壁装材と併せて販売しております。シンガポールの子会社Goodrich Global Holdings Pte., Ltd.では東南アジアを中心に、またGoodrich Global Limited及びその子会社であるSangetsu Goodrich China Co.,Ltdでは中国・香港を中心に、壁装材・床材・ファブリック等のインテリア商材を販売しています。 <スペースクリエーションセグメント> スペースクリエーションセグメントについては、フェアトーン株式会社が、非住宅分野を中心とした新築・リニューアル・リノベーション等に係る内装施工を行っています。また、当社のスペースクリエーション事業部においては、これまでのインテリア事業で培ったリソースを活かし、設計・デザインから施工まで空間づくり全体に携わる、より専門性の高い事業活動を行っており、メインターゲットであったオフィスに加え、ホテルやその他施設に事業の幅を広げています。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約5162文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2020年5月に長期ビジョン[ DESIGN 2030 ]とともに、2020年度から2022年度までの中期経営計画(2020-2022)[ D.C. 2022 ](以下、「前中期経営計画」という。)を発表し、この前中期経営計画において、1.基幹事業の質的成長による収益の拡大、2.基幹事業のリソースに基づく次世代事業の収益化、3.経営・事業基盤の強化、4.社会的価値の実現、の4つを基本方針とし、これに基づく個別施策を着実に実行してまいりました。前中期経営計画期間は、新型コロナウイルス感染症の影響が経済・社会活動に大きく影響を及ぼした3ヵ年であり、市場は大きく落ち込みましたが、長期ビジョン[ DESIGN 2030 ]及び前中期経営計画により、当社グループの事業基盤や収益力は大きく拡大・強化されたと捉えております。 一方、世界経済は新型コロナウイルス感染症の影響から脱したとはいえ、格差の拡大、地政学的不安定性の増大、地球温暖化への対応の緊急性の高まり、金融情勢の不安定化等の不確実性、不透明性がますます高まっております。 このような状況をふまえ、当社グループとして改めて長期ビジョン[ DESIGN 2030 ]を見直すとともに、長期的な成長に向けた新中期経営計画(2023-2025)[ BX 2025 ]を策定いたしました。 ■Sangetsu Group長期ビジョン[ DESIGN 2030 ] 長期ビジョン[ DESIGN 2030 ]では“サンゲツグループはスペースクリエーション企業へ”を目標に掲げ、スペースクリエーション企業へ転換するためのアプローチを明示し、取り組むこととしておりますが、このベースとなる基本的な考え方、戦略に変更はありません。しかしながら、前中期経営計画期間中の施策面、収益面の進捗をふまえ、長期ビジョン達成へのアプローチの文言を一部変更し、スペースクリエーション企業像の明確化と、さらにその先の事業の考察を行うと同時に、2022年度決算において長期ビジョン[ DESIGN 2030 ]の収益目標を達成したことから、新たな定量目標を設定いたしました。 1.2030年に目指すビジョン “サンゲツグループはスペースクリエーション企業へ” 2.…
対処すべき課題
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/ 原文長 約5162文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2020年5月に長期ビジョン[ DESIGN 2030 ]とともに、2020年度から2022年度までの中期経営計画(2020-2022)[ D.C. 2022 ](以下、「前中期経営計画」という。)を発表し、この前中期経営計画において、1.基幹事業の質的成長による収益の拡大、2.基幹事業のリソースに基づく次世代事業の収益化、3.経営・事業基盤の強化、4.社会的価値の実現、の4つを基本方針とし、これに基づく個別施策を着実に実行してまいりました。前中期経営計画期間は、新型コロナウイルス感染症の影響が経済・社会活動に大きく影響を及ぼした3ヵ年であり、市場は大きく落ち込みましたが、長期ビジョン[ DESIGN 2030 ]及び前中期経営計画により、当社グループの事業基盤や収益力は大きく拡大・強化されたと捉えております。 一方、世界経済は新型コロナウイルス感染症の影響から脱したとはいえ、格差の拡大、地政学的不安定性の増大、地球温暖化への対応の緊急性の高まり、金融情勢の不安定化等の不確実性、不透明性がますます高まっております。 このような状況をふまえ、当社グループとして改めて長期ビジョン[ DESIGN 2030 ]を見直すとともに、長期的な成長に向けた新中期経営計画(2023-2025)[ BX 2025 ]を策定いたしました。 ■Sangetsu Group長期ビジョン[ DESIGN 2030 ] 長期ビジョン[ DESIGN 2030 ]では“サンゲツグループはスペースクリエーション企業へ”を目標に掲げ、スペースクリエーション企業へ転換するためのアプローチを明示し、取り組むこととしておりますが、このベースとなる基本的な考え方、戦略に変更はありません。しかしながら、前中期経営計画期間中の施策面、収益面の進捗をふまえ、長期ビジョン達成へのアプローチの文言を一部変更し、スペースクリエーション企業像の明確化と、さらにその先の事業の考察を行うと同時に、2022年度決算において長期ビジョン[ DESIGN 2030 ]の収益目標を達成したことから、新たな定量目標を設定いたしました。 1.2030年に目指すビジョン “サンゲツグループはスペースクリエーション企業へ” 2.…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約5705文字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 当連結会計年度末における資産合計は164,454百万円であり、前連結会計年度末に比べ16,511百万円増加しております。流動資産は104,843百万円と前連結会計年度末に比べ17,317百万円増加しました。これは主に、売上の増加による現金及び預金並びに売上債権の増加や、安定供給に向けた政策的な在庫の積み増し等に伴う棚卸資産の増加によるものです。固定資産は59,610百万円と前連結会計年度末に比べ806百万円減少しました。 負債合計は68,629百万円であり、前連結会計年度末に比べ9,012百万円増加しております。これは主に、仕入債務の増加及び未払法人税等の増加によるものです。 純資産合計は95,825百万円であり、前連結会計年度末に比べ7,498百万円増加しております。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益による利益剰余金の増加及び配当金の支払による利益剰余金の減少、並びに子会社株式の追加取得による資本剰余金の減少によるものです。 これらにより当社グループの流動比率は185.3%、自己資本比率は58.2%となり、その他の要素も含め、健全な財政状態を維持しております。 ②経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策の規制緩和以降、ウィズコロナに向けた社会経済活動の正常化が進み、緩やかな持ち直しの動きが見られました。しかしながら、地政学的リスクの高まりによるサプライチェーンの混乱や、これを一因とするエネルギー資源・原材料価格の高騰が継続する一方、欧米金融市場における一部銀行の破綻等、先行きの不透明感が高まっています。当社事業に関連の深い国内建設市場におきましては、経済活動の回復の一方で、原材料価格や輸送費の高止まり等の影響はさらに拡大しております。さらに、経済全体が新型コロナウイルス感染症による落ち込みから回復する中で、新設住宅着工戸数が伸び悩むなど、経営環境は予断を許さない状況です。 このような状況下で、当社グループは、最終年度である中期経営計画[ D.C.2022 ]に基づく施策を着実に実行しました。「スペースクリエーション企業」に向けたバリューチェーン上のポジション強化として、壁紙製造メーカーであるクレアネイト株式会社の株式の残り49%を追加取得し、完全子会社化したほか、九州エリアの有力配送企業である有限会社クロス企画(2023年4月に株式会社化)を新たに子会社化しました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1383文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) (単位:百万円) インテリア エクステリア 海外 スペース クリエーション 調整額 (注)1 連結財務諸表 計上額 (注)2 売上高 外部顧客への売上高 121,414 5,822 15,930 6,315 149,481 149,481 セグメント間の内部売上高又は振替高 1,628 263 1,893 △ 1,893 123,042 5,823 15,930 6,579 151,375 △ 1,893 149,481 セグメント利益又は損失(△) 9,097 541 △ 1,821 139 7,956 7,959 セグメント資産 142,495 7,788 13,452 2,293 166,029 △ 18,086 147,943 その他の項目 減価償却費 2,972 50 630 17 3,671 △ 3 3,667 のれん償却額 155 163 163 減損損失 5,593 5,593 5,593 持分法適用会社への投資額 182 182 182 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 2,045 45 174 17 2,282 △ 18 2,264 (注)1.セグメント利益又は損失(△)、セグメント資産及びその他の項目の調整額は、全てセグメント間取引消去であります。 2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 3.減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、長期前払費用と同費用に係る償却額が含まれております。…
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約6103文字
3.当連結会計年度において、海外セグメントの販売実績に著しい変動がありました。これは、為替相場が円安で推移したことによる販売価格の上昇等によるものです。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (インテリアセグメント) インテリアセグメントにおいては、国内の建設市場の状況は、住宅市場の新築・リフォーム、非住宅市場の新築・リニューアルともマイナスで推移し、市場全体として厳しい状況でありました。 そのような市場環境下で、販売価格の改定として、2021年9月に引き続き、2022年4月及び10月に実施した2回の値上げにより売上高が伸長、全ての商品で総利益増となりました。値上げにおける数量面の影響は、商品によって様々であります。当社推計で、数量・業界シェアとも増加したのは、粘着剤付化粧フィルム「リアテック」、ガラスフィルム「クレアス」、カーペットタイルの3つの商品群であります。一方で、当社が主力とする壁紙と塩ビシート床材については、数量・業界シェアとも減少しております。値上げによる業界シェアの低下を想定していたものの、全ての商品において一定程度の低下に留めており、適正な値上げと業界シェアの維持に繋げられたと認識しております。しかしながら、同業他社からの価格攻勢を受けており、機能やサービスといった価値提供を更に推し進め、収益性を維持しながら数量の回復を実現していくことが重要な課題であります。 (エクステリアセグメント) エクステリアセグメントを担う株式会社サングリーンにおいては、売上高に関しては、新型コロナウイルス感染症拡大前の水準程度まで回復したものの、スペースクリエーション事業の強化を中心とする成長戦略に基づく各施策を実行する中で、先行投資としての販売費及び一般管理費が増加したため、セグメント利益は減益となりました。エクステリアセグメントの業績は総じて安定しているものの、更に伸ばしていく必要があると強く認識しております。事業の地理的・規模的拡大と高度化を実現するため、インテリアとエクステリアの協業を更に進め、営業活動の活発化と空間デザインの連携によるデザイン提案力強化を進めるとともに、全国展開の推進による市場シェア拡大も目指してまいります。…