サステナビリティ
抜粋表示
/ 原文長 約12306文字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 (1) 全体像 当社は創業以来、社会のため、お客様のために、事業を通じて社会課題解決に貢献するというサステナビリティ経営を進めてきました。サステナビリティ経営の考え方は、当社の社是にも同様の精神が記され、脈々と受け継がれた当社経営の根幹であり、成長の原動力と考えています。サステナビリティ経営の着実な実践に向け、サステナビリティ方針を策定するとともに、社会課題を当社の長期ビジョン、優先取組課題(マテリアリティ)に落とし込み、事業活動を通じてその解決に取り組んでいます。当社のサステナビリティ経営の推進に向けた基本的なマネジメント体制は以下のとおりです。 サステナビリティ経営全体像 ① ガバナンス 経営戦略本部を担当する役員(取締役副社長)を統括責任者として、経営戦略部が全社のサステナビリティ経営推進機能を担っており、方針や活動計画の立案、各部門の活動支援・フォローアップ、社内外コミュニケーション等を行っています。サステナビリティ経営の方向付けや全社活動状況のフォローアップ等は、取締役会監督のもと、会社の公式会議体(経営審議会等)で審議・報告を行っています。また、個別のサステナビリティテーマについては、主管部門が各専門委員会で審議を受け、関係部門と連携して活動を推進しています。なお、職場におけるサステナビリティ浸透の牽引役として、当社では各部門1名、国内グループ会社は各社1名、海外グループは各地域統括会社1名のサステナビリティリーダーを選任し、サステナビリティの浸透・定着・情報発信を図っています。 ② リスク管理 当社では、多様化するリスクを最小化すべく、自社にとってのリスクを常に把握し、被害の最小化と事業継続の両面からリスクマネジメントを行っています。 具体的には、リスクマネジメント統括責任者「チーフ・リスク・オフィサー(CRO)」を議長とする「リスクマネジメント会議」を設置し、グループ全体のリスクマネジメント体制・仕組みの改善状況の確認、社内外の環境・動向を踏まえた重点活動の審議・方向付け等を推進しています。事 業部、地域統括会社、国内外グループ会社においては、それぞれにリスクマネジメント責任者である「リスクオフィサー」、「リスクマネージャー」を任命し、平時における経営被害の未然防止と有事における被害最小化に向けた対応力強化を推進しています。また、クライシス発生時(有事)に迅速かつ的確に対応できるよう「緊急事態初動対応マニュアル」を制定し、事態の重要レベル判断、報告基準、報告ルート、社内外対応の基本等を明確にしています。さらに、事態の大きさや緊急度によって専門の「対策組織」を編成し、責任機能部が対策リーダーとなり、被害の最小化に向けて機動的に対応できるようにしています。…
研究開発活動
抜粋表示
/ 原文長 約2659文字
6 【研究開発活動】 デンソーグループ2030年長期方針では、「環境」「安心」の提供価値を最大化することに加え、社会から「共感」していただける「新価値創造」を通じて、笑顔広がる社会づくりに貢献することを宣言しています。 (1)環境分野ではカーボンニュートラル実現を目指して、モビリティの基盤からアプリケーションまで開発領域を拡げています。 モビリティの基盤に関わる領域では2023年5月、300mmウエハ―での絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor 以下IGBT)を出荷開始しました。電動車の航続距離延伸や電費向上では、モータを駆動・制御するパワー半導体における損失低減と小型化が求められます。当社は従来比で損失を最大20%削減すると同時に小型化した次世代IGBT(RC-IGBT)を開発し、ユナイテッド・セミコンダクター・ジャパン株式会社と共同で新設の製造ラインにおいて200mmウエハ―に比べ高い生産効率を実現しました。 モビリティのアプリケーションに関わる領域では2023年12月、トラックの停車時用クーラー「Everycool(エブリクール)」を販売開始しました。「物流ドライバーの労働環境改善」と「環境負荷低減・効率的なエネルギー利用」を両立すべく、当社がこれまで培ってきた気流コントロール等の空調技術により当社従来比で消費電力を約57%低減、送風機の一体化や小型電動コンプレッサーにより同じく約30%の小型化と約63%の軽量化を達成しました。これらの特長により新車から既販車まで、また、大型トラックに限らず中型トラックやトラクタ等多様な車種に搭載可能となりました。 (2)安心分野では、車両の交通安全を最大化するにあたり、車両システムによる運転支援だけでなく、安全運転意識の向上を継続できる仕組みを開発しています。一例として2023年5月17日 から「西表島yuriCargo(ゆりかご)プロジェクト」を行いました。スマートフォンで運転をスコアリングし安全運転意識を高めるアプリケーション「yuriCargo」を活用し、西表島で運転するドライバーの急ブレーキ・急加速や最高速度等を運転後に評価して優良ドライバー認定や特典付与を行います。得られたデータから島内の速度超過状況等を可視化し、情報発信も含めた対策を検討することで、希少なイリオモテヤマネコに優しく人にも優しい運転を定着させ、交通事故削減につなげていくことを狙った取り組みです。 また、物流の「安心」を支えるべく、車載冷凍機の突発故障リスクを軽減するサービスを開発し、2023年5月より「D-FAMS」として提供開始しました。定温物流の安定的な運行を実現し、運行管理者の負荷低減や人手不足解消に貢献します。…
設備投資等の概要
抜粋表示
/ 原文長 約4292文字
2 【主要な設備の状況】 連結会社における主要な設備は次のとおりです。 (1) 提出会社 2024年3月31日 現在 事業所名 (所在地) セグメント の名称 設備の内容 帳簿価額(百万円) 従業員数 (人) 建物及び 構築物 機械装置 及び運搬具 土地 (面積千㎡) その他 合計 本社 (愛知県刈谷市) 日本 統括業務設備・試作用設備 47,410 28,921 5,649 (300) 21,289 103,269 12,314 安城製作所 (愛知県安城市) エレクトリフィケーションシステム等生産設備 27,378 51,290 9,856 (576) 6,223 94,747 4,984 西尾製作所 (愛知県西尾市) サーマルシステム・パワトレインシステム生産設備 13,040 58,252 4,702 (1,284) 6,248 82,242 6,342 高棚製作所 (愛知県安城市) モビリティエレクトロニクス等生産設備 5,948 33,257 3,750 (375) 3,497 46,452 2,916 大安製作所 (三重県いなべ市) パワトレインシステム・先進デバイス生産設備 12,650 48,692 17,826 (876) 4,424 83,592 4,296 幸田製作所 (愛知県額田郡幸田町) モビリティエレクトロニクス等生産設備 8,321 54,069 8,007 (302) 6,680 77,077 3,375 豊橋製作所 (愛知県豊橋市) サーマルシステム・非車載機器生産設備 2,319 10,112 4,489 (174) 1,138 18,058 961 阿久比製作所 (愛知県知多郡阿久比町) 非車載機器生産設備 2,359 941 7,540 (280) 325 11,165 804 善明製作所 (愛知県西尾市) パワトレインシステム生産設備 14,049 26,366 20,073 (789) 1,541 62,029 1,309 湖西製作所 (静岡県湖西市) エレクトリフィケーションシステム生産設備 10,381 25,899 4,071 (320) 3,060 43,411 3,386 豊橋東製作所 (愛知県豊橋市) 2,335 4,735 5,868 (179) 262 13,200 684 広瀬製作所 (愛知県豊田市) エレクトリフィケーションシステム・モビリティエレクトロニクス生産設備 10,064 29,909 5,769 (247) 2,095 47,837 1,107 先端技術研究所 (愛知県日進市) 研究開発施設設備 7,969 5,586 3,947 (81) 867 18,369 257 網走テストセンター (北海道網走市)(注) 2,587 7,391 (5,481) 9,986 東京支社他 (東…