サステナビリティ
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/ 原文長 約9628文字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 ⑴ 全体像 当社は創業以来、社会のため、お客様のために、事業を通じて社会課題解決に貢献するというサステナビリティ経営を進めてきました。サステナビリティ経営の考え方は、当社の社是にも同様の精神が記され、脈々と受け継がれた当社経営の根幹であり、成長の原動力と考えています。サステナビリティ経営の着実な実践に向け、サステナビリティ方針を策定するとともに、社会課題を当社の長期ビジョン、優先取組課題(マテリアリティ)に落とし込み、事業活動を通じてその解決に取り組んでいます。当社のサステナビリティ経営の推進に向けた基本的なマネジメント体制は以下のとおりです。 サステナビリティ経営全体像 *1:経営審議会/経営戦略会議にて戦略審議 *2: 品質保証会議、全社安全衛生環境委員会等、主管部門が事務局となり、公式会議体にて方針審議 ① ガバナンス 取締役・経営役員をサステナビリティ推進統括責任者として、経営戦略本部が全社のサステナビリティ経営推進機能を担っており、方針や活動計画の立案、各部署の活動支援・フォローアップ、社内外コミュニケーション等を行っています。サステナビリティ経営の方向付けや全社活動状況のフォローアップ等は、取締役会監督のもと、会社の公式会議体(経営審議会等)で審議・報告を行っています。個別のサステナビリティテーマについては、主管部署が各専門委員会で審議を受け、関係部署と連携して活動を推進しています。 ② リスク管理 当社では、多様化するリスクを最小化すべく、自社にとってのリスクを常に把握し、被害の最小化と事業継続の両面からリスクマネジメントを行っています。 具体的には、リスクマネジメント統括責任者「チーフ・リスク・オフィサー(CRO)」を議長とする「リスクマネジメント会議」を設置し、グループ全体のリスクマネジメント体制・仕組みの改善状況の確認、社内外の環境・動向を踏まえた重点活動の審議・方向付け等、グループ全体として、平時における経営被害の未然防止と有事における最小化に向けた対応力強化を推進しています。 また、生命・信用・財産・事業活動に関し、発生頻度と影響度、取り巻く環境等から主要なリスク項目を抽出した上で、それぞれに責任部署や各リスクの影響度・発生の要因・事前予防策・初動/復旧対応等を明確化し、未然防止、初動・復旧対策の強化に取り組んでいます。 その中で、特にリソースを投入し、対策を推進するリスクを重点リスクと位置づけ、危機管理の更なる強化に向けた計画・目標の設定とリスクマネジメント会議への実績報告を行うとともに、会社目標に組み込み、取締役会においても活動の進捗状況を確認しています。…
研究開発活動
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/ 原文長 約2300文字
6 【研究開発活動】 デンソーグループ2030年長期方針では、「地球に、社会に、すべての人に、笑顔広がる未来を届けたい」をスローガンとし、「環境」「安心」の提供価値を最大化することに加え、社会から「共感」していただける新たな価値の提供を通じて、笑顔広がる社会づくりに貢献することを宣言しています。 「環境」分野では、カーボンニュートラルの実現を目指し、「モビリティ製品」「エネルギー利用」「モノづくり」の3領域で技術開発を行っています。これまで当社は、高耐圧と低オン抵抗を両立し、発熱による電力損失を大幅に低減する為、独自のトレンチMOS構造のSiCパワー半導体を開発してきました。この度、そのSiC半導体を用いたインバータ(電気自動車のモータを駆動・制御する製品)を量産化し、2023年3月発売のLEXUS初の電気自動車(BEV)専用モデル「RZ」に採用されました。量産に際しては、車載品質で安定的な生産を行う為の素材品質の向上技術も開発しました。また、電動技術の自動車以外への展開も進めており、米Honeywell International Inc.と共同開発した電動航空機向けモータが、電動垂直離着陸機を開発中の独Lilium N.V.の機体に採用されることが2022年5月に決定しました。住宅用蓄電池システム向けの製品も開発し、2022年6月に受注開始されたトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車)の「おうち給電システム」にて、車両と連携する給電アダプタ、蓄電池システム内に搭載されるコンピュータ、スマートフォン向けの専用アプリケーション、蓄電池システムの情報を収集する蓄電池システムサーバーが採用されました。水素エネルギー利用の一例では、2023年3月より株式会社デンソー福島にて、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援のもと、トヨタ自動車と共同で、工場内でのグリーン水素の製造・活用の実証を始めました。カーボンニュートラル化促進と水素の地産地消モデル構築を目指しています。 「安心」分野では、車と交錯する歩行者や自転車をより早く認識するため、安全運転支援における画像センサの検知角度を広角化しました。道路脇からの飛び出しは、特に12歳以下の子どもの交通事故の約7割を占めると言われます(公益財団法人 交通事故総合分析センター ”2019年版 交通統計”)。広角化ではより多くの対象物を検知できる一方、実際の危険に至らない検知も増加します。人工知能(AI)による動き推定等を用いた危険の見極めにより、広角化のメリットと実用性を両立させました。2022年4月発表のSUBARU「アウトバック」(北米仕様)の一部グレード、及び9月公開の同社「クロストレック」(日本仕様)にも新たに採用されました。…
設備投資等の概要
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/ 原文長 約4256文字
2 【主要な設備の状況】 連結会社における主要な設備は次のとおりです。 (1) 提出会社 2023年3月31日 現在 事業所名 (所在地) セグメント の名称 設備の内容 帳簿価額(百万円) 従業員数 (人) 建物及び 構築物 機械装置 及び運搬具 土地 (面積千㎡) その他 合計 本社 (愛知県刈谷市) 日本 統括業務設備・試作用設備 50,034 30,955 5,672 (303) 20,717 107,378 12,465 安城製作所 (愛知県安城市) エレクトリフィケーションシステム等生産設備 28,229 58,471 9,856 (576) 6,349 102,905 5,027 西尾製作所 (愛知県西尾市) サーマルシステム・パワトレインシステム生産設備 12,542 58,401 4,702 (1,284) 6,430 82,075 6,421 高棚製作所 (愛知県安城市) モビリティエレクトロニクス等生産設備 6,086 34,273 3,750 (375) 3,525 47,634 3,120 大安製作所 (三重県いなべ市) パワトレインシステム・先進デバイス生産設備 12,726 53,082 17,826 (876) 4,540 88,174 4,430 幸田製作所 (愛知県額田郡幸田町) モビリティエレクトロニクス等生産設備 8,834 53,132 8,007 (302) 6,148 76,121 3,397 豊橋製作所 (愛知県豊橋市) サーマルシステム・非車載機器生産設備 2,328 9,625 4,489 (174) 1,112 17,554 997 阿久比製作所 (愛知県知多郡阿久比町) 非車載機器生産設備 2,510 1,050 7,540 (280) 422 11,522 800 善明製作所 (愛知県西尾市) パワトレインシステム生産設備 8,183 30,071 8,618 (320) 1,431 48,303 1,282 湖西製作所 (静岡県湖西市) エレクトリフィケーションシステム生産設備 9,261 26,927 4,073 (320) 2,915 43,176 3,491 豊橋東製作所 (愛知県豊橋市) 2,236 3,641 5,868 (179) 214 11,959 740 広瀬製作所 (愛知県豊田市) エレクトリフィケーションシステム・モビリティエレクトロニクス生産設備 9,901 34,449 5,769 (247) 2,459 52,578 1,107 先端技術研究所 (愛知県日進市) 研究開発施設設備 8,608 6,859 3,947 (81) 1,032 20,446 222 網走テストセンター (北海道網走市) 2,736 7,391 (5,481) 10,127 東京支社他 (東京都…