サステナビリティ
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/ 原文長 約17452文字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 (1) 全体像 当社は創業以来、社会のため、お客様のために、事業を通じて社会課題解決に貢献するサステナビリティ経営を進めてきました。サステナビリティ経営の考え方は、当社の社是にもその精神が記され、脈々と受け継がれた当社経営の根幹であり、成長の原動力と考えています。サステナビリティ経営の着実な実践に向け、社会課題を当社の長期ビジョン、優先取組課題(マテリアリティ)に落とし込み、事業活動を通じてその解決に取り組んでいます。長期ビジョンでは事業を通して貢献できる分野を「環境」「安心」及び「共感」と設定しました。また、社会課題の中から、持続可能な社会実現のために重要度が高く、当社が貢献すべきテーマをマテリアリティに選定するとともに、各テーマに対し目標を定め、その達成に向けた取り組みを進めています。 2024年度、社会課題及び当社を取り巻く事業環境の変化を踏まえ、マテリアリティの見直しを行いました。当社にとっての財務的影響と当社が社会に与えるインパクトの両観点から機会とリスクの特定を行い、また顧客、取引先、投資家、従業員等のステークホルダーとの対話を通じていただいた意見や期待を加味してマテリアリティを再設定しました。現在、マテリアリティごとの目標・指標や活動計画等を策定しています。なお、昨今のサステナビリティを取り巻く社会動向を踏まえ、サステナビリティ経営のガバナンス体制の強化を見据えて「サステナビリティ会議」を創設しました。 当社のサステナビリティ経営の推進に向けた基本的なマネジメント体制は以下のとおりです。 サステナビリティ経営推進体制 ① ガバナンス <責任機関(役割・権限、スキル等)> 当社にとっての財務的影響と当社が社会に与えるインパクトの両観点から機会とリスクの特定を行い、策定したデンソーグループのマテリアリティ案の審議及び活動のフォローアップと軌道修正を行う等、サステナビリティ経営の推進に責任をもつ機関としてサステナビリティ会議を設置しています。取締役副社長が議長を務め、経営管理部が事務局を担っています。またマテリアリティごとに推進責任者(役員クラス)を構成メンバーとして任命しています。議長は、サステナビリティ担当役員の経験を有しており、また各マテリアリティ推進責任者も各マテリアリティに関する業務経験を有しています。加えて、マテリアリティの選定プロセスの参画や、最新の社会課題動向等の共有・議論等、同会議への参画を通じて、サステナビリティに関する専門知識・スキルを深めています。習得した専門知識やスキルを基に、社会への影響やリスク・機会の特定、及びそれに基づくマテリアリティの見直しに反映しています。…
研究開発活動
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/ 原文長 約2972文字
6 【研究開発活動】 デンソーグループは、2030年に向けた中期経営計画「CORE 2030」に基づき、「モビリティの多様化に応える商品づくりの強化」「現場に宿る実践知とAIを融合したモノづくりの革新」「新たな価値創出をけん引する人づくり・パートナー共創」の3本柱を軸に、将来の競争力確保と社会課題の解決を両立する研究開発を積極的に推進しています。 (1)モビリティの多様化に応える「商品づくりの強化」では、世界各地で進展するモビリティの電動化・知能化に対応し、各国・地域の多様なエネルギー事情やニーズに応える商品開発を進めています。電動化の実績として、2025年10月には、トヨタ自動車株式会社の新型「bZ4X」に採用された新型インバータ及び電池マネジメントを担うセル電圧監視回路とシャント電流センサの3製品を開発しました。新型インバータは株式会社BluE Nexus(株式会社アイシンとの電動駆動システム事業の合弁会社)の新型eAxleに搭載され、当社独自のSiC(炭化ケイ素)パワー半導体(以下SiC)及び両面冷却技術を用い、従来比で電力損失を約70%低減、コアモジュールを約30%小型化することで、世界最高水準の出力密度を実現しています。また、電池マネジメント製品として、世界初の28チャネル対応セル電圧監視IC及び新型シャント電流センサを開発し、高精度な電池モニタリングによって充電時間の短縮と電池寿命の延長に貢献しています。こうした技術革新により、電動車の航続距離延伸、走行性能向上、充電時間短縮等実用性の向上に寄与しています。 さらに、当社は電動化時代の競争力を左右する中核技術として、SiCの高度化及び内製化に取り組んでいます。当社は、高温ガスを用いた結晶成長技術(ガス法)を開発し、従来の昇華法と比べて結晶成長速度を飛躍的に高めることで、生産性を約15倍に向上させるとともに、製造時のエネルギー消費及びCO2排出量の約90%削減を目指しています。加えて、SiCデバイスにおいては、世界初となる独自の3次元構造を採用し、デバイス内部における電流集中を抑制することで、高耐圧と低オン抵抗を両立し、電力損失の更なる低減を実現しています。当社は、ウエハからインバータまでの垂直統合型開発と国内サプライチェーンの強化を通じて、電動化の進展及び脱炭素社会の実現に貢献していきます。 (2)現場に宿る実践知とAIを融合した「モノづくりの革新」では、開発・設計プロセスにおいて、ソフトウェア開発におけるAI駆動開発の高度化を推進しています。要求定義や設計といった上流工程から、実装・検証に至るまでの開発プロセス全体を対象に、人とAIが適切に役割分担しながら開発を進める仕組みの構築を進めており、開発初期段階から品質を作り込むことで、手戻りの抑制と開発効率の向上を図っています。…
設備投資等の概要
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2 【主要な設備の状況】 連結会社における主要な設備は次のとおりです。 (1) 提出会社 2026年3月31日 現在 事業所名 (所在地) セグメント の名称 設備の内容 帳簿価額(百万円) 従業員数 (人) 建物及び 構築物 機械装置 及び運搬具 土地 (面積千㎡) その他 合計 本社 (愛知県刈谷市) 日本 統括業務設備・試作用設備 44,393 29,760 5,649 (300) 23,605 103,407 12,675 安城製作所 (愛知県安城市) パワトレインシステム生産設備 28,644 51,642 9,856 (576) 7,279 97,421 4,921 西尾製作所 (愛知県西尾市) サーマルシステム・パワトレインシステム生産設備 16,886 54,430 4,702 (1,284) 6,712 82,730 6,073 高棚製作所 (愛知県安城市) モビリティエレクトロニクス等生産設備 5,420 36,891 3,750 (375) 3,856 49,917 2,760 大安製作所 (三重県いなべ市) パワトレインシステム・システムコンポ生産設備 13,695 49,576 17,826 (876) 4,563 85,660 4,288 幸田製作所 (愛知県額田郡幸田町) モビリティエレクトロニクス等生産設備 8,123 54,573 8,007 (302) 7,635 78,338 3,424 豊橋製作所 (愛知県豊橋市) サーマルシステム・非車載機器生産設備 2,389 9,227 4,489 (174) 1,031 17,136 966 阿久比製作所 (愛知県知多郡阿久比町) 非車載機器生産設備 2,486 1,743 7,540 (280) 498 12,267 792 善明製作所 (愛知県西尾市) パワトレインシステム生産設備 12,343 17,853 20,117 (788) 1,460 51,773 1,331 湖西製作所 (静岡県湖西市) システムコンポ生産設備 11,109 20,518 4,110 (321) 2,997 38,734 3,267 豊橋東製作所 (愛知県豊橋市) 4,142 10,600 5,868 (179) 414 21,024 650 広瀬製作所 (愛知県豊田市) パワトレインシステム・モビリティエレクトロニクス等生産設備 9,328 35,821 5,769 (247) 2,523 53,441 1,157 先端技術研究所 (愛知県日進市) 研究開発施設設備 7,022 8,695 3,947 (81) 1,597 21,261 266 網走テストセンター (北海道網走市)(注) 6,062 46 7,387 (5,481) 14 13,509 東京支社他 (東京都港区 他) 販売設…