ラクオリア創薬株式会社

証券コード: 4579 / 対象年度: 2017 / 提出日: 2018-03-30
業種 医薬品

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3分で読める事業概要

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事業の概要

先端科学技術を活用し、医療分野でニーズの高い疾患領域に対する新たな医薬品を生み出す研究開発型の創薬企業です。独自の開発候補化合物の知的財産権を製薬会社等へライセンスアウトすることで収益を得るビジネスモデルを展開しています。

主な事業領域

独自に創出した低分子化合物などの開発候補化合物の知的財産権を、製薬会社等へライセンスアウト(導出)することによる研究開発型創薬事業。

主な製品・サービス

  • 低分子化合物医薬品の導出

ビジネスモデル

独自に創出した開発候補化合物の知的財産権を、研究開発の初期段階から臨床試験まで様々な段階で製薬会社等へライセンスアウト(導出)し、契約一時金、マイルストン収入、ロイヤルティ収入、研究協力金などの形で収益を獲得する。

セグメント・事業構成

単一セグメントのため記載なし

戦略・方向性

1. 産学官連携や独自の評価系・データベースを活用した研究開発ポートフォリオの強化。 2. リソースの選択と集中による各プロジェクトの価値向上。 3. グローバルな導出活動とアライアンスマネジメントの強化。 4. 多様な手段による財務基盤の強化。 5. 適正な人材の確保。

強みとして読み取れる点

  • ファイザー社中央研究所から引き継いだ豊富なノウハウと技術
  • 独自の評価系およびデータベースの活用
  • イオンチャネル創薬における強み
  • 研究開発から導出までの一貫した体制

課題として読み取れる点

  • 新薬開発の高コスト・高リスク環境への対応
  • 持続的な成長のための資金調達と財務基盤の強化
  • 高度な専門性を要する人材の確保

確認ポイント

  • 新規性の高い開発化合物の継続的な創出状況
  • 提携先とのアライアンスマネジメントの進捗
  • 中国における合弁会社設立による事業拡大の動向

概要整理の信頼度: 4 / 5 ・提供された本文に、事業内容、戦略、課題、強みなどが詳細に記載されており、概要把握には十分な情報が含まれているため。

有報ナビによる分析

有価証券報告書の記載内容をもとに、リスク、経営方針、 投資・研究開発に関する情報を整理したものです。

各スコアは、有価証券報告書の記載内容を整理するための参考指標です。 5段階表示で、スコアが高いほど各項目の性質が強く出ていることを表します。 ただし、投資判断、企業価値、将来業績を評価・予測するものではありません。

特に「リスク開示記載度」は、高いほど良いという意味ではありません。 有報上で注意して読むべきリスク記述が多い、具体的、または重い可能性があるという意味です。

スコアの詳しい見方
リスク開示記載度
スコアが高いほど、有価証券報告書に記載されたリスク開示について、 注意して読むべき記述の多さ・具体性・重さが強いことを表します。 企業そのものの危険度や倒産リスクを示すものではありません。
方針記載度
スコアが高いほど、経営方針、対処すべき課題、資本政策、 リスク対応などが具体的に記載されていることを表します。 方針の良し悪しや実現可能性を判定するものではありません。
投資・変化記載度
スコアが高いほど、設備投資、研究開発、新規事業、DX、海外展開、 事業構造の変化など、将来に向けた取り組みの記載が強いことを表します。 成長性や投資成果を予測するものではありません。

リスク開示の整理

リスク開示記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

リスク:医薬品開発における長期・高コスト・低成功率、規制変更による影響。競合他社との競争。導出契約における条件や意欲の不確実性。小規模組織による人材流出や代替要員の不在。知的財産権の侵害や紛争。臨床試験での健康被害や施設事故(火災・爆発等)。研究開発投資に伴う継続的な赤字見通し、および資金調達が滞った際の事業継続への影響。

経営方針・課題の整理

方針記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

高度な専門性を有する創薬ベンチャーとして、特定の疾患領域における強固なノウハウを基盤に、独自の開発候補化合物の創出と戦略的なアライアンスマネジメントにより成長を目指す。財務面では多角的な資金調達とコスト管理で安定した経営基盤の構築を図る。

成長方針

疼痛疾患および消化管疾患を重点領域とし、独自のノウハウを活用した高品質な開発候補化合物の創出。産学連携(名古屋大学等)や共同研究を通じたポートフォリオ強化、早期のライセンスアウトによる収益最大化とアライアンスマネジメントの徹底。

資本政策

研究開発型バイオベンチャーとして、新株予約権の行使や銀行融資、株式市場からの資金調達など多様な手段で財務基盤を強化。また、コスト抑制と予算管理の徹底による効率的な経営を目指す。

リスク対応方針

高度な専門知識を持つ人材の確保・育成、知的財産権の管理体制強化、情報漏洩防止への取り組み。また、事業継続のための資金調達の多様化と予算管理によるコスト抑制を推進。

関連する原文は、下部の「有報本文」に掲載しています。

投資・研究開発・成長施策の整理

投資・変化記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

高度な専門性を有する研究開発型創薬企業。低分子化合物、特にイオンチャネルやGPCRに関連する領域で強みを持ち、名古屋大学との連携や海外展開に向けた戦略的な提携・JV設立を通じて成長を目指す。

設備投資の方向性

研究開発拠点の維持・拡充および、中国における新設合弁会社を通じたグローバル展開に向けた設備投資を推進。

研究開発・商品開発

疼痛および消化管疾患に特化した低分子化合物を中心とした研究開発。産学連携(名古屋大学等)による高度な技術の導入と、初期段階から臨床試験までを含む多層的なポートフォリオ構築により、製薬会社へのライセンスアウトを通じた収益化を目指す。

投資・変化テーマ

  • 新薬開発(低分子化合物)
  • 疼痛疾患領域の革新
  • 消化管疾患領域の拡大
  • 産学連携による研究基盤強化
  • グローバルなライセンスアウト

関連キーワード

  • 低分子化合物
  • イオンチャネル創薬
  • GPCR
  • 高度な専門知識
  • ポートフォリオ管理

財務情報

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表示基準

会計基準 連結区分 対象期間 表示状況主要財務指標を表示できません

提出日: 2018-03-30

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財務項目の関係

資本項目の関係

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有報本文

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事業・経営に関する有報本文

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事業・経営に関する有報本文を表示

事業の内容

抜粋表示 / 原文長 約6421文字

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の子会社)は、単一セグメントであるため 、セグメントの情報は記載しておりません。 (1)事業の概要 当社グループは、当社(ラクオリア創薬株式会社)及び子会社(テムリック株式会社)により構成されております。 当社グループは、先端科学技術を活用し、医療分野においてニーズの高い疾患領域に対する新たな医薬品を生み出すことを目指す研究開発型の創薬企業であり、独自に創出した開発候補化合物(*)(低分子化合物医薬)の知的財産権を製薬会社等に対して導出(使用許諾契約によりライセンスアウト)することにより収益を獲得することを事業展開の基本としております。 ① 当社グループの事業の背景 製薬産業は、中国を始めとする新興国市場の需要拡大や多様化する医療ニーズへの対応等により、今後も更なる成長が見込まれております。その一方で、既存医薬品の特許切れによるジェネリック医薬品の参入、医療保険の適用基準の厳格化の影響等により、今後、医薬品販売高の成長率は鈍化するといった指摘もあります。 しかしながら、大手製薬会社の大型医薬品の特許切れが続いていることから、特許切れに伴う収益減少を補完するため、これらの製薬会社にとって、新たな医薬品の開発が重要な課題となっております。近年臨床試験の厳格化等により、臨床試験の規模の拡大に伴う開発期間の長期化により、製薬会社の研究開発費が増加する傾向にある一方で、新薬の承認取得数は減少傾向にあるため、新薬開発の効率化が製薬会社の課題となっております。 このような状況の中、製薬会社は、医薬品として成功する可能性の高い高品質な開発候補化合物を外部から導入して、パイプラインを充実させる傾向にあります。 当社グループは研究開発型の創薬企業としてこうした製薬会社の期待に応えるべく、前身であるファイザー株式会社中央研究所(以下、「ファイザー社中央研究所」)にて蓄積した創薬研究に係る経験及びノウハウを活用し、事業を展開しております。 ② 医薬品研究開発の一般的進行(*)及び当社グループの事業領域 一般的に新薬の開発は、探索研究、前臨床試験、臨床試験、厚生労働省(あるいは米国食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)等の各国の医薬品許認可審査機関)への製造販売承認申請、医薬品としての承認取得、薬価基準収載(*)を経て行われます。その後、初めて新薬として販売が開始され、病院・医師・患者へ提供することが可能となります。 (注)医薬品の研究開発における標準的な各段階の所要年数は、あくまでも標準的な想定期間を表示したものであり、各プロジェクトがこの想定期間どおりに進捗するとは限りません。…

経営方針・経営戦略・対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約2177文字

(1) 経営方針 ① 会社の経営の基本方針 当社グループは、先端科学技術を活用し、医療分野においてニーズの高い疾患領域に対する新たな医薬品を生み出すことを目指す研究開発型の創薬企業であり、独自に創出した新薬の開発化合物を製薬会社等に対して導出することにより契約一時金収入、マイルストン収入、ロイヤルティ収入を獲得することを事業展開の基本としております。当社グループの基本方針は、以下のとおりであります。 (A) 探索研究から初期開発さらに導出までを一体化して進める創薬ビジネスモデルを確立し、体制の整備及び効率化を図る。 (B) 産学官連携による最先端の創薬研究から革新的な開発化合物の創出を目指す。 (C) 事業パートナーとの信頼関係を構築し、確実なビジネス成果に結びつける。 ② 目標とする経営指標 当社グループは、医薬品の研究開発を推進し、探索研究、前臨床試験及び初期の臨床試験の成果として創出した開発化合物の導出、さらには導出先での上市・販売によって収益を確保することにより、持続的な成長を図ってまいります。研究開発プロジェクトを一層充実させ、各開発化合物の研究開発を促進することにより、早期に多くの開発化合物を導出することを目標として事業活動を推進しております。 ③ 中長期的な会社の経営戦略 一般的に医薬品の研究開発は長期かつ多額の費用を要するものであります。また、研究開発の各段階においては、有効性、安全性やその他の問題により研究開発の中止や遅延等の事態が生じる等、開発化合物が上市に至るまでには様々なリスクがあり、その成功確率は高いものではありません。 こうした中、当社グループは、以下のような戦略をもって事業を展開しております。 (A)導出及びアライアンスマネジメント戦略 当社グループの営業活動は、初期探索段階から開発段階までの各段階において保有する研究開発ポートフォリオのすべてを導出対象とすることにより、機動的かつ柔軟な導出活動を展開しております。当社グループの研究開発ポートフォリオは、その研究開発戦略の特性から、全世界を対象とする開発、販売及び製造に関する権利の導出を最優先の目標としておりますが、各プロジェクトの特性と顧客である製薬会社等のニーズに応じて、地域別の導出、あるいは剤形ごとの導出、さらには動物用医薬品用途での導出等、収益の最大化を図るべく様々な形態で導出を図る方針であります。 また、当社グループは、既に導出されている開発候補化合物等に対し、各導出先企業との協力体制のもと、順調な開発の推進を支援し、収益獲得を可能な限り早期に実現させること、更には長期的かつ安定的な収益を獲得することを目的として、アライアンスマネジメントを遂行しております。…

対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約1341文字

(3) 対処すべき課題 当社グループは、以下の点を主要な経営課題として取り組んでまいります。 ① 研究開発ポートフォリオの強化 創薬ベンチャー企業として企業価値を高めていくためには、新規性の高い開発化合物を継続的に創出し、研究開発ポートフォリオを強化していく必要があります。医薬品開発先進国である米国では、新たに上市される医薬品の約6割がアカデミアや創薬ベンチャー企業発と言われております。我が国においてもアカデミアや創薬ベンチャー企業からの創薬が進む中、当社グループは平成26年度から名古屋大学に産学協同研究部門を設置し、アカデミアにおける最先端の創薬研究から革新的な開発化合物の創出に取り組んでおります。当社グループでは、以下の方策を採ってまいります。 ・独自の評価系及びデータベース等を活用した開発化合物の早期創出と新規適応症の拡大 ・イオンチャネル創薬における当社グループの強みを活かした共同研究による開発化合物の早期創出 ・産学官連携による共同研究を推進し、最先端の創薬研究に基づく開発化合物の拡充 ② リソースの選択と集中による各プロジェクトの価値向上 当社グループは、保有する開発化合物の研究開発について、資金や人的リソースを効率的に活用して研究開発を進めるために開発化合物のステータスに応じて以下の方策を採ってまいります。 ・導出準備プログラム:当社グループが強みを持つ探索段階から第Ⅰ相臨床試験を中心に自社単独で開発化合物の研究開発に注力して導出に向けて推進するプログラム ・導出済みプログラム:第Ⅱ~Ⅲ相臨床試験を中心に導出先が主軸となって進める臨床開発について当社グループがサポートをメインに行うプログラム ・共同研究プログラム:探索ステージを基本に当社グループと製薬会社、双方が持つ強みを持ち寄りイノベーティブな開発化合物の創出を目指す共同研究プログラム ③ 導出活動とアライアンスマネジメントの強化 当社グループが有する開発化合物を製品上市するためには、臨床開発を実施しなければなりませんが、開発を推進し、リスクを最小化するためには、パートナーとなる製薬会社と提携し導出を行う必要があります。現在、当社グループはこれを最重要課題として様々なチャネルを通じてグローバルな導出活動に取り組んでおります。導出後は、一日も早い製品上市を目指して導出先企業へのデータ提供や定期的なコミュニケーションを図ることで開発の推進を積極的に支援してまいります。 ④ 財務基盤の強化 当社グループのような創薬ベンチャー企業は、製品が上市するまでの間、パイプラインの開発進展、開発化合物の増加等に伴い、事業活動に合わせて資金調達を確実に行っていく必要があります。…

セグメント関連

抜粋表示 / 原文長 約1358文字

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】 当連結会計年度(自 平成29年1月1日 至 平成29年12月31日) 当社グループは、単一セグメントであるため、記載を省略しております。 (1株当たり情報) 当連結会計年度 (自 平成29年1月1日 至 平成29年12月31日) 1株当たり純資産額 240円00銭 1株当たり当期純損失金額(△) △2円99銭 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。 2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。 当連結会計年度 (平成29年12月31日) 純資産の部の合計額 (千円) 4,887,950 純資産の部の合計額から控除する金額 (千円) 17,168 (うち新株予約権) (千円) (17,168) 普通株式に係る期末の純資産額 (千円) 4,870,781 1株当たり純資産額の算定に用いられた 期末の普通株式の数 (株) 20,295,186 3.1株当たり当期純損失金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。 当連結会計年度 (自 平成29年1月1日 至 平成29年12月31日) 親会社株主に帰属する当期純損失金額(△) (千円) △58,122 普通株主に帰属しない金額 (千円) 普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純損失金額(△)(千円) △58,122 普通株式の期中平均株式数 (株) 19,423,317 希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定に含めなかった潜在株式の概要 第3回新株予約権、第5回新株予約権、第7回新株予約権 (普通株式 134,209株) (重要な後発事象) 当社は、平成30年1月29日開催の取締役会において、ZTE Coming Biotech Co., Ltd.(本社:中国上海市、以下「ZTE Biotech社」)との間で合弁会社を設立することについて決議し、同日付で合弁会社設立に関する契約を締結いたしました。 (1)設立の目的 中国では新薬の研究開発の推進に向けて大規模な規制改革が進められており、中国政府や世界各国の機関投資家等による大型投資が活発に行われていることから、新たに中国に合弁会社を設立して医薬品の開発を行い、新薬の上市を目指すことといたしました。 (2) 設立する会社の名称、事業内容、事業の規模 ①会社の名称:未定 ②事業の内容:医薬品の研究開発 ③事業の規模:未定 (3)合弁相手先の概要 (1)名称 ZTE Coming Biotech Co.…

リスクに関する有報本文

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事業等のリスクの原文を表示

事業等のリスク

抜粋表示 / 原文長 約4190文字

4【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開その他に関してリスク要因と考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しないと思われる事項についても、投資家の判断上、重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。これらリスクの顕在化に伴う問題が生じた場合には、当社グループの事業展開、財政状態、経営成績、キャッシュ・フローの状況、当社グループ株式の市場価格に影響を及ぼす可能性が、状況によっては事業存続が困難になる可能性があります。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、本株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。また、以下の記載は、本株式への投資に関するリスクすべてを網羅するものではありませんのでご留意ください。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業の内容について ① 医薬品の研究開発を取り巻く環境について 一般的に医薬品の研究開発は探索研究段階から承認取得に至るまで長期間を要し、巨額の研究開発費用が必要とされる一方、成功確率は他産業に比して極めて低いものとされています。また、研究開発、製造及び販売のそれぞれの事業活動において、各国の薬事法その他関係法令や規則、及びそれに関わる行政指導により、様々な規制を受けております。加えて、医薬品分野は、技術革新が著しい分野でもあります。そのため、品質、有効性および安全性に関する十分なデータが得られず、医薬品としての有用性を示すことができない可能性、規制の変更に伴う承認要件の変更の結果、当社グループあるいは導出先における開発費用の増大や承認取得時期の遅延が発生する可能性、新技術等への対応が遅れる可能性があります。また、これらのリスクは、既に他社に導出した開発品に関しても同様に発生する可能性があります。 ② 競合について 当社グループは、疼痛疾患及び消化管疾患を重点領域として医薬品の研究開発を行っておりますが、これらの領域においては、多くの製薬会社や創薬ベンチャー企業等による研究開発活動が行われており、当社グループの研究開発との間に競合関係が生じております。競合品の存在やその研究開発の進捗等が当社グループの開発化合物の導出等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 製薬会社等への導出等による収益獲得について 一般的に、製薬会社等において共同研究の実施や開発化合物の導入に際しての評価・判断は、個々の製薬会社等により異なります。…

投資・研究開発に関する有報本文

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研究開発・設備投資などの有報本文を表示

研究開発活動

抜粋表示 / 原文長 約2693文字

(1) 自社の研究開発及び共同研究 (探索段階) 炎症性疼痛及び神経障害性疼痛を主たる適応症としたナトリウムチャネル遮断薬のプロジェクトでは、特性の異なる二つのプロジェクトを進めております。そのうち一つのプロジェクトでは、開発候補化合物の探索毒性試験が完了し、問題となる所見が認められないことを確認したことにより、平成29年12月にマルホ社とライセンス契約を締結することとなりました。今後は、マルホ社が本化合物を有効成分とする治療薬の開発を進めてまいります。もう一つのプロジェクトにおいては、複数のリード化合物を見出し、特性評価を開始しております。 製薬企業等との共同研究については以下のとおり実施しております。 会社名 開始月 内容 インタープロテイン株式会社 平成25年2月 疼痛領域における特定の蛋白質間相互作用を標的とした共同研究 XuanZhu Pharma Co.,Ltd. 平成27年12月 疼痛領域における特定のイオンチャネルを標的とした共同研究 旭化成ファーマ株式会社 平成28年1月 疼痛領域における特定のイオンチャネルを標的とした共同研究 (前臨床開発段階) ① グレリン受容体作動薬(RQ-00433412) がんに伴う食欲不振/悪液質症候群を目標適応症として開発中の本化合物は、特性評価を完了し、次段階である前臨床開発試験に進むにあたって問題となる所見は認められておりません。 ② TRPM8遮断薬(RQ-00434739) 神経障害性疼痛(化学療法起因性冷アロディニア)を目標適応症として開発中の本化合物は、特性評価を完了し、次段階である前臨床開発試験に進むにあたって問題となる所見は認められておりません。 ③ モチリン受容体作動薬(RQ-00201894) 胃不全麻痺、機能性胃腸症、術後イレウスを目標適応症として開発中の本化合物は、第Ⅰ相臨床試験実施に必要な前臨床試験( in vivo 薬効薬理試験、薬物動態試験、毒性試験(GLP基準)、安全性薬理試験(GLP基準))が終了いたしました。現時点で次の臨床開発段階に進むにあたって問題となる所見は認められておりません。 (臨床開発段階) ① 5-HT 4 部分作動薬(RQ-00000010) 胃不全麻痺、機能性胃腸症、慢性便秘を目標適応症として開発中の本化合物は、共同研究先であるヴァージニア・コモンウェルス大学 パーキンソン病・運動障害疾患センター(米国、Virginia Commonwealth University, Parkinson's and Movement Disorders Center、以下「VCU」)による医師主導治験が平成28年8月から開始されました。…

設備投資等の概要

抽出本文 / 原文長 約335文字

2【主要な設備の状況】 (1)提出会社 平成29年12月31日現在 事業所名 (所在地) 設備の内容 帳簿価額 従業員数 (人) 建物 (千円) 工具、器具 及び備品 (千円) ソフトウエア (千円) 合計 (千円) 本社 (名古屋市中村区) 事務所 4,161 3,828 2,141 10,131 19( 3) 創薬研究部門 (名古屋市千種区) 研究設備 95,382 111,318 2,241 208,943 36( 4) (注)1.上記金額には、消費税等を含んでおりません。 2.従業員数の( )は、臨時従業員数(アルバイト及び人材派遣会社からの派遣社員)の年間の平均人員を外数で記載しております。 (2)国内子会社 重要性がないため、記載を省略しております。

その他の有報本文

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配当政策

抽出本文 / 原文長 約299文字

3【配当政策】 当社は設立以来、当期純損失を計上しており、今後も引き続き研究開発活動に対する投資を先行していく必要があることから、当面は配当を予定しておりません。 しかし、株主への利益還元は重要な経営課題であると認識しており、将来において安定的な収益の獲得が可能となった場合には、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を考慮した上で、利益配当についても検討してまいります。 なお、剰余金の配当を行う場合は、年1回期末での配当を考えており、配当の決定機関は株主総会であります。また、当社は、取締役会の決議により、毎年6月30日を基準日として中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。

従業員の状況

抜粋表示 / 原文長 約3844文字

5【従業員の状況】 (1)連結会社の状況 平成29年12月31日現在 従業員数(人) 60(7) (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数(アルバイト及び人材派遣会社からの派遣社員)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。 2.当社グループは、単一セグメントであるため、セグメントの情報は記載しておりません。 (2)提出会社の状況 平成29年12月31日現在 従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円) 55(7) 45.5 7.0 7,390,673 (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数(アルバイト及び人材派遣会社からの派遣社員)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。 2.平均年間給与は、基準外賃金を含んでおります。 3. 当社は、単一セグメントであるため、セグメントの情報は記載しておりません。 (3)労働組合の状況 労働組合は結成されておりませんが、労使関係については良好であります。 <用語解説>(アルファベット、50音順) *GLP、GCP、GMP 医薬品の製造・輸入承認申請のための安全性試験、臨床試験、あるいは発売後の医薬品等の品質確保のために省令で定められている基準であります。 GLP (Good Laboratory Practice) 非臨床試験の実施基準 医薬品の製造・輸入承認申請等のために行われる安全性試験データの信頼性を確保するための基準。 GCP (Good Clinical Practice) 臨床試験の実施基準 医薬品の製造・輸入承認申請等のために行われるヒトを対象とした臨床試験が、倫理的及び科学的に適正に実施されることを目的として定められた基準。 GMP (Good Manufacturing Practice) 製造管理/品質管理の基準 品質の高い医療品を製造するため、製造所の構造設備や製造管理及び品質管理の全般に亘り、製造者が守るべき要件を定めた基準。 (注)GLP、GCP、GMPは、日本(厚生労働省)では、それぞれ医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施の基準に関する省令(GLP省令)、医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令(GCP省令)、医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令(GMP省令)と呼びます。 *GPCR Gタンパク質共役型受容体(G-protein-coupled receptor)の略称であり、細胞膜を7回貫通するという構造的特徴を有しており、7回膜貫通型(7TM)受容体とも呼ばれております。細胞外側にセロトニン、ヒスタミン、アドレナリン等に代表されるリガンド結合部位が存在し、細胞内側にGタンパク質が結合する部位を有して、細胞外の化学的情報を細胞内に伝達する機能を有する膜タンパク質であります。…

コーポレート・ガバナンス

抜粋表示 / 原文長 約5418文字

(1)【コーポレート・ガバナンスの状況】 ※コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社は、企業活動を支える様々なステークホルダーの利益を重視しており、これに応えるべく、企業価値を向上し、社会的信頼に応える上でコーポレート・ガバナンスの充実は重要であると認識しております。 経営体制を強化し、迅速な意思決定を行うとともに、説明責任を持って、透明性、公正性の高い組織体制を構築、維持することは、健全な経営に必要不可欠であると認識し、以下の体制整備、内部統制を実施しております。 また、今後もその時点で当社に最もふさわしいコーポレート・ガバナンス体制を検討し、継続的に整備・構築していく所存であります。 ① 企業統治の体制 (A)企業統治の体制の概要 当社は、監査等委員会設置会社であり、会社の機関として取締役会、監査等委員会及び監査室を設置しております。取締役会は、7名の取締役(うち、社外取締役4名)で構成されており、また、経営と執行の分離及び執行機能の強化・活性化を図るため、執行役員制度を導入しております。 (取締役会) 取締役会は、定時取締役会を毎月1回、また必要に応じて臨時取締役会を開催しており、当社の経営方針、年度予算その他重要な事項に関する意思決定や月次予算統制その他重要事項の報告を行っております。取締役会の経営監視機能を強化するため、当社の取締役7名のうち4名が社外取締役であり、製薬業界及び企業経営に精通した人材を登用しております。 (監査等委員会) 監査等委員会を毎月1回定期的に開催するほか、必要に応じて適宜臨時に開催します。当社の監査等委員会は3名で構成され、ベンチャー企業の育成に精通した人材や、弁護士、税理士・公認会計士を登用することで、監査体制の充実と監査業務の独立性・透明性の確保に努めております。監査等委員会は、取締役会にて監査活動結果報告を適宜行います。さらに、代表取締役、会計監査人それぞれとの間で定期的に意見交換会を開催し、取締役の職務の執行を監査します。 (経営戦略委員会) 経営戦略委員会は、代表取締役及び執行役員で構成されており、主として、代表取締役の業務執行の諮問機関として、また、経営課題の実務的な協議の場として、定例経営戦略委員会を毎週1回、また必要に応じて臨時経営戦略委員会を開催し、経営の迅速かつ適正な意思決定を支えております。 (コンプライアンス委員会) コンプライアンス委員会は、代表取締役、執行役員、人事部長、監査室長及び法務部長で構成されており、「コンプライアンス規程」を定め、原則として、半年に1回の定例会議を開催しております。…

重要な契約等

抜粋表示 / 原文長 約7629文字

5【経営上の重要な契約等】 (1) 産学協同研究部門(又は講座)の設置に関する契約 契約書名 産学協同研究部門設置契約 契約先 国立大学法人 名古屋大学 契約締結日 平成26年2月18日 契約期間 平成26年4月1日から3年間(注) 主な契約内容 ① 当社は、名古屋大学 環境医学研究所内(愛知県名古屋市千種区不老町)に産学協同研究部門(講座名: 薬効解析部門 )を設置する。 ② 産学協同研究部門の設置に伴い、名古屋大学は、施設、付随サービス及び用役(ユーティリティ)を提供し、当社はこれを利用する。 ③ 当社は、名古屋大学に対し、一定の研究経費及び産学連携推進経費を支払う。 (注)契約期間は変更契約書により平成30年3月31日まで延長しております。 契約書名 産学協同研究講座設置契約 契約先 国立大学法人 名古屋大学 契約締結日 平成27年2月17日 契約期間 平成27年4月1日から3年間 主な契約内容 ① 当社は、名古屋大学 大学院医学研究科内(愛知県名古屋市千種区不老町)に産学協同研究講座(講座名: 薬剤科学・分析化学講座)を設置する。 ② 産学協同研究講座の設置に伴い、名古屋大学は、施設、付随サービス及び用役(ユーティリティ)を提供し、当社はこれを利用する。 ③ 当社は、名古屋大学に対し、一定の研究経費及び産学連携推進経費を支払う。 契約書名 産学協同研究講座設置契約 契約先 国立大学法人 名古屋大学 契約締結日 平成27年2月17日 契約期間 平成27年4月1日から3年間 主な契約内容 ① 当社は、名古屋大学 大学院創薬科学研究科内(愛知県名古屋市千種区不老町)に産学協同研究講座(講座名: 新薬創成化学講座)を設置する。 ② 産学協同研究講座の設置に伴い、名古屋大学は、施設、付随サービス及び用役(ユーティリティ)を提供し、当社はこれを利用する。 ③ 当社は、名古屋大学に対し、一定の研究経費及び産学連携推進経費を支払う。 (2)知的財産権の譲渡及びライセンスに関する契約 契約書名 INTELLECTUAL PROPERTY TRANSFER & LICENSE AGREEMENT (知的財産権の譲渡及びライセンスに係る契約) 契約先 Pfizer Inc.(米国) 契約締結日 平成20年6月30日 契約期間 平成20年6月30日から50年間 主な契約内容 ① Pfizer Inc.は、探索段階及び開発段階の複数のプロジェクトに関して、知的財産権を当社に譲渡、又は知的財産権の使用を当社に許諾(再許諾する権利を含む)する。 ② 当社は、Pfizer Inc.に対し、①及び下記「ZIPRASIDONE HCL / ZIPRASIDONE MESYLATE MARKETING RIGHTS AGREEMENT」の対価を支払う。…

大株主の状況

抽出本文 / 原文長 約783文字

(7)【大株主の状況】 平成29年12月31日現在 氏名又は名称 住所 所有株式数 (株) 発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%) 柿沼 佑一 さいたま市中央区 1,001,100 4.93 ファイザー株式会社 東京都渋谷区代々木三丁目22番7号 743,000 3.66 日本証券金融株式会社 東京都中央区日本橋茅場町1丁目2番10号 572,100 2.82 宮澤 一史 東京都豊島区 500,000 2.46 株式会社SBI証券 東京都港区六本木1丁目6番1号 437,600 2.16 CHASE MANHATTAN BANK GTS CLIENTS ACCOUNT ESCROW (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) 5TH FLOOR,TRINITY TOWER 9, THOMAS MORE STREET LONDON, E1W 1YT ,UNITED KINGDOM (東京都港区港南2丁目15-1品川インターシティA棟) 281,360 1.39 松井証券株式会社 東京都千代田区麹町1丁目4番地 278,900 1.37 BARCLAYS CAPITAL SECURITIES LIMITED (常任代理人 バークレイズ証券株式会社) 1 CHURCHILL PLACE CANARY WHARF LONDON E14 5HP UNITED KINGDOM (東京都港区6丁目10番1号) 258,400 1.27 浴本 久雄 東京都北区 223,800 1.10 大林 剛 東京都江戸川区 220,000 1.08 4,516,260 22.25 (注)前事業年度末において主要株主であったCIP V JAPAN LIMITED PARTNERSHIP INCORPORATEDは、当事業年度末現在では主要株主ではなくなりました。

出典

データ元
EDINET 有価証券報告書
docID
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技術情報

分析バージョン
2018
使用モデル
gemma4:12b

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