事業の内容
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3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社7社及び関連会社1社で構成され、鶏・豚・牛・魚用飼料の製造、販売などを行う「飼料事業」、消費者向けの畜水産物の販売などを行う「コンシューマー・プロダクツ事業」、畜産用機器の販売、配合肥料の製造販売などを行う「その他事業」を展開しております。 なお、配合飼料製造のため、各工場所轄税関での第一種承認工場の認可を、畜産用機器販売のため、建設業の許可を受けております。 当社グループの事業内容、当社と関係会社の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 飼料………………… 当社が製造し直接得意先へ配合飼料を販売するほか、特約店を通じて販売を行っております。 連結子会社みらい飼料株式会社は、当社より原料を仕入れ、畜産用飼料の製造・販売を行っております。 連結子会社有限会社豊洋水産は、当社の水産用飼料の研究開発を行うとともに、水産物の生産及び販売を行っております。 持分法適用関連会社三通中部飼料(山東)有限公司は、水産用飼料の製造・販売を行っております。 コンシューマー…… 当社は、セサミンを含んだ特殊卵「ごまたまご」やいも類を多く含む飼料で ・プロダクツ 育てた「いもぶた」をはじめとする畜産物の委託生産を行うとともに、生産者から畜産物及び水産物を仕入れ、販売を行っております。 連結子会社中部チムニー株式会社は、畜産物及び水産物を当社より仕入れ、販売しております。 その他……………… 当社は、配合肥料の製造・販売や、工場跡地等活用のための不動産の賃貸を行っております。 連結子会社中部エコテック株式会社は、畜産用機器の開発、仕入及び販売を行っております。 連結子会社株式会社ダイコクは当社、グループ会社及び得意先に損害保険代理店業務を行っております。 連結子会社中部艾科太科(大連)環境技術有限公司は、畜産用機器の仕入及び販売を行っております。 連結子会社吉林華中緑色生態農業開発有限公司は、配合肥料の製造・販売を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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(2) 経営戦略等 当社は、主力の飼料事業において、以下の4つのアクションプランに取り組んでおります。 ① 地域別販売戦略 成長市場である北海道と東北を中心に拡販を図り、更なるシェア拡大を実現してまいります。北海道エリアではスタートダッシュに成功した釧路工場において、独自技術を用いた養牛用飼料の提案を進めてまいります。また、釧路工場の稼働により、一部製品の製造を苫小牧にある北海道工場から釧路工場に移管したことで、北海道工場に製造余力が発生しております。このことにより従来よりも更に品質を向上させた差別化飼料を製造することが可能になりましたので、拡販につなげてまいります。また、東北エリアでは、既に市場で高いシェアを獲得しているブロイラー用飼料「SDシリーズ」や、家畜の食べ残しを減らすことでお客様のコストダウンに貢献できる当社独自の配合設計及び製法で製造した飼料などで更に拡販を推し進めてまいります。 ② 畜種別販売戦略 2022年3月期より営業組織を細分化し、営業の機動力と専門性をより高めることで、お客様に対して、より高度な提案を迅速に行ってまいります。当社の営業ポリシーは、お客様と共に課題を見つけ出し、それを解決する課題解決型提案営業ですが、それを養鶏、養豚、養牛の畜種ごとに、更に深化させることで、お客様の利益に貢献し、着実に販売量を増加させてまいります。 ③ 差別化飼料比率の向上 当社がお客様に提案、販売している差別化飼料のなかには、家畜の品種の進化や他社製品との競合により汎用化してしまう飼料があります。このような飼料を、品種に合わせて、原料や配合設計を見直すことにより製品の付加価値を向上させることで、再度、差別化飼料として販売することが可能になります。また、独自の技術を駆使した新製品を逐次開発し市場へ投入してまいります。汎用化した差別化飼料のブラッシュアップ及び新製品の逐次開発により、差別化飼料比率の向上を図ってまいります。 ④ 水産飼料の拡販 当社は、市場にマッチした水産物を作る特性ある飼料を引き続き、積極的にお客様へ提案してまいります。「美味しい魚を売りたい」「見た目が変わりにくい魚を売りたい」「環境に優しい魚を売りたい」などの市場の要望に応えるために、当社は、「脂が乗っているのにあっさりとした魚」を作る飼料や「血合いが色変わりしにくい魚」を作る飼料、水産業界の持続可能性を向上させる低魚粉・無魚粉飼料などで魚のブランド化を支援しております。このように、特性ある飼料によってブランド化した魚で、外食産業、量販店、加工会社等の市場とお客様の橋渡しを更に進め、水産物の販路を拡大することで水産飼料を拡販してまいります。 (3) 経営環境 飼料業界につきましては、畜産配合飼料の市場流通量は2,400万トン前後で推移し、近年はほぼ横ばいの状況であります。…
対処すべき課題
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(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 上記の経営環境のなか、当社は、お客様との更なる取組みにより、新製品及び差別化飼料の開発・製造をより一層推進し、特性ある畜産物の生産に貢献することで、顧客価値の創造を図ってまいります。また、成長市場である北海道や東北地区における拡販、新製品の逐次投入による飼料販売量増加及び差別化飼料の拡販を図り、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。 なお、新型コロナウィルス感染症の感染拡大をはじめとする事業継続を脅かす危機の発生時において、「従業員の命と安全を守る」「事業を継続する」ことを優先し、製造不能に陥らない体制及び被害を最小限に止める体制を直ちに構築することで、飼料の安定供給という使命を果たしてまいります。
経営成績・財政状態の概況
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3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、経済・社会活動が制限され、個人消費や輸出、企業収益が急速に悪化するなど極めて厳しい状況で推移しました。5月に緊急事態宣言が解除された後、政府の政策により持ち直しの動きも見られましたが、年末から感染者が急増し1月に再び緊急事態宣言が発令されるなど、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 飼料業界におきましては、下落基調で推移していたとうもろこしを始めとした主原料価格が、単収の悪化や中国の旺盛な需要により8月中旬以降急騰しました。このような状況を反映して、飼料メーカー各社は、上期に2度値下げした配合飼料価格を下期に2度値上げしました。しかしながら、上期の原料価格の下落幅を超える値下げや夏以降のとうもろこし価格の急騰を受けて原料ポジションは悪化し、厳しい収益環境となりました。また、新型コロナウイルス感染症の影響は限定的であるものの、水産飼料などの一部の製品需要が減少しました。さらに、11月に発生した鳥インフルエンザが急速に拡大し、養鶏用飼料の流通量が減少するなど厳しい事業環境は続いております。このような状況のなか、当社は新型コロナウイルス感染症による事業への影響を最小限に抑えるべく、テレワーク、ローテーション勤務等の対策を行いました。また営業活動が制限される中、Web等を効率的に使用し、お客様の利益に貢献する差別化飼料の拡販やお客様とともに課題を見つけ出しこれを解決する提案営業を行い、業績の向上に努めてまいりました。さらに、前期の11月に稼働した釧路工場は着実に製造数量を伸ばし、飼料の拡販に貢献しました。 その結果、当連結会計年度の業績は、売上高1,813億56百万円(前期比1.1%減)、営業利益53億87百万円(前期比10.5%減)、経常利益57億44百万円(前期比11.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益37億82百万円(前期比20.1%減)となりました。売上高は、前期末と9月末に連結子会社2社を事業譲渡したものの、主力の飼料事業や畜産物の販売が前期を上回ったことなどにより、1.1%の減収にとどまりました。営業利益は、販売費及び一般管理費が減少したものの、売上総利益率が低下したことなどにより、10.5%の減益となりました。…
セグメント関連
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3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 (注)2 連結 財務諸表 計上額 (注)3 飼料 コンシューマー・ プロダクツ 売上高 外部顧客への 売上高 151,626 21,625 173,251 10,176 183,428 183,428 セグメント間の 内部売上高又は 振替高 684 684 78 762 △ 762 152,311 21,625 173,936 10,254 184,191 △ 762 183,428 セグメント利益 6,315 164 6,480 778 7,258 △ 597 6,660 セグメント資産 66,817 5,319 72,137 6,724 78,861 3,146 82,008 その他の項目 減価償却費 2,467 46 2,514 91 2,605 38 2,644 受取利息 支払利息 30 30 持分法投資利益 85 86 86 86 特別利益 14 14 14 198 212 特別損失 14 持分法適用会社へ の投資額 234 21 256 256 256 有形固定資産及び 無形固定資産の 増加額 6,777 522 7,299 53 7,352 25 7,377 (注)1. 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、畜産用機器等を含んでおります。 2. 調整額は、以下のとおりであります。 (1)セグメント利益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△1,304百万円、金融収支576百万円が含まれております。 (2)セグメント資産の調整額は、全社資産9,625百万円、セグメント間取引消去△6,478百万円であります。 3. セグメント利益は、連結財務諸表の税金等調整前当期純利益と調整を行っております。 4. セグメント負債については、経営資源の配分の決定及び業績を評価するための検討対象とはなっていないため記載しておりません。…
主要な顧客・販売先
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2. 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先 前連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 金額(百万円) 割合(%) 金額(百万円) 割合(%) 伊藤忠飼料株式会社 31,160 17.0 31,398 17.3 3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高は、主力の飼料事業や畜産物の販売が前期を上回ったものの前期末と9月末に連結子会社2社を事業譲渡したことなどにより、前期比1.1%の減収となりました。営業利益は、販売費及び一般管理費が減少したものの、売上総利益率が低下したことなどにより、10.5%の減益となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、畜産用配合飼料における原料ポジションがあります。配合飼料は、その飼料原料の90%以上を輸入穀物によって生産しております。穀物相場は、世界的な人口増加や新興国の急速な経済成長による需給バランスの変化や生産国の在庫率、世界経済の動向等により近年大きく変化しております。このように飼料における原料コストは穀物相場によって大きく影響を受けます。また輸入穀物のため為替、船運賃等の動きにも影響を受けます。これらの原料コストの変動に伴う対応として飼料業界では飼料販売価格の改定を四半期毎に行っておりますが、飼料販売価格の変動幅と原料コストの変動幅の乖離によって、原料ポジションが改善したり悪化したりします。また、飼料販売価格の変動による畜産経営への影響を緩和するために、配合飼料価格安定制度があります。同制度により、配合飼料メーカーが負担する飼料価格安定基金負担金の増減が当社の損益に大きく影響を及ぼします。 セグメントごとについては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業活動の結果得られた資金は52億81百万円、投資活動の結果使用した資金は15億52百万円となりました。その結果、フリーキャッシュ・フローは、37億29百万円となりました。…