事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約995文字
3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社8社及び関連会社2社で構成され、鶏・豚・牛・魚用飼料の製造、販売などを行う「飼料事業」、消費者向けの畜水産物の販売、ペットフードの製造販売などを行う「コンシューマー・プロダクツ事業」、畜産用機器の販売、配合肥料の製造販売などを行う「その他事業」を展開しております。 なお、配合飼料製造のため、各工場所轄税関での第一種承認工場の認可を、畜産用機器販売のため、建設業の許可を受けております。 当社グループの事業内容、当社と関係会社の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 飼料………………… 当社が製造し直接得意先へ配合飼料を販売するほか、特約店を通じて販売を行っております。 連結子会社みらい飼料株式会社は、当社より原料を仕入れ、畜産用飼料の製造・販売を行っております。 連結子会社有限会社豊洋水産は、当社の水産用飼料の研究開発を行うとともに、水産物の生産及び販売を行っております。 持分法適用関連会社三通中部飼料(山東)有限公司は、水産用飼料の製造・販売を行っております。 コンシューマー…… 当社は、セサミンを含んだ特殊卵「ごまたまご」やいも類を多く含む飼料で ・プロダクツ 育てた「いもぶた」をはじめとする畜産物の委託生産を行うとともに、生産者から畜産物及び水産物を仕入れ、販売を行っております。 連結子会社株式会社スマックは、ペットフードの製造・販売を行い、当社は同社へ半製品を販売しております。 連結子会社中部チムニー株式会社は、畜産物及び水産物を当社より仕入れ、販売しております。 持分法適用関連会社思瑪酷(上海)寵物食品有限公司は、株式会社スマックよりペットフードを仕入れ、販売しております。 その他……………… 当社は、配合肥料の製造・販売や、工場跡地等活用のための不動産の賃貸を行っております。 連結子会社中部エコテック株式会社は、畜産用機器の開発、仕入及び販売を行っております。 連結子会社株式会社ダイコクは当社、グループ会社及び得意先に損害保険代理店業務を行っております。 連結子会社 中部艾科太科(大連)環境技術有限公司は、畜産用機器の仕入及び販売を行っております。 連結子会社吉林華中緑色生態農業開発有限公司は、配合肥料の製造・販売を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約1075文字
(2) 経営戦略等 当社は、主力の飼料事業において、以下の3つのアクションプランに取り組んでおります。 ① 課題解決型の提案営業 課題解決型の提案営業とは、お客様と課題を共有化し一緒に解決する飼料の提案を行うことであります。当社は「営業」と「研究」と「製造」が現地でお客様と一体となって課題解決に取り組み、半世紀以上培ってきたノウハウでスピーディーに対応しております。この課題解決型の提案営業を通じて、特性ある畜水産物づくりとお客様の生産性向上に寄与し、お客様とともに成長してまいります。 ② 差別化飼料の提案 差別化飼料とは、お客様の生産性を向上し、特性ある畜産物の生産を実現するために、お客様と共同開発した高付加価値製品のことであります。お客様の利益に貢献することができ、収益性の高い製品となっております。この差別化飼料を武器に、畜産飼料の拡販と利益率向上を図っております。 ③ 釧路工場の活用 2019年10月に釧路工場が完成し、11月に稼働しました。災害対応・輸送コスト上昇などから既存の北海道工場(苫小牧市)に加えて、道東地区にも製造拠点を構え、飼料を安定的に供給し、飼料の販売拡大を目指しております。 この釧路工場は、従来の飼料工場とは異なり、AI・IoT・クラウドを活用することで、製造データの自動集計・判断による人手不足への対応、製造ラインのIoT化による更なる製品品質の安定化、トラック受付の混雑状況や予測の見える化による物流クライシスへの対応が可能な工場です。この最先端の工場で更にお客様へ貢献し、飼料の安定供給体制の強化と拡販を図ってまいります。 (3) 経営環境 飼料業界につきましては、畜産配合飼料の市場流通量は2,400万トン前後で推移し、近年はほぼ横ばいの状況であります。一方で、全ての畜種において飼養戸数の減少が飼養頭羽数減少を上回っており、1戸当たりの規模は拡大し寡占化が進んでおります。このような状況のなか、当社を含む配合飼料メーカー間の競争が激化しております。 また、今後につきましては、TPP11等の発効による畜産物輸入の増加、国内人口減少による畜産物消費の低迷、これに伴う配合飼料需要の減少及び同業他社との競争激化により、厳しい事業環境は継続すると予想されます。 なお、新型コロナウイルス感染症につきましては、現時点では、需要の大幅な減少や原料調達に支障が出るなどの影響は出ておりません。また当社においても社内で感染が拡がり、工場が操業を停止するなどの事態も起きておらず、業績に与える影響は限定的であります。
対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約341文字
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 上記の経営環境のなか、当社は、お客様との更なる取組みにより、新製品及び差別化飼料の開発・製造をより一層推進し、特性ある畜産物の生産に貢献することで、顧客価値の創造を図ってまいります。また、2019年11月に稼働した釧路工場及びグループ会社の4工場を加えた飼料製造12工場体制により、更なる拡販を図り、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。 なお、新型コロナウィルス感染症の感染拡大をはじめとする事業継続を脅かす危機の発生時において、「従業員の命と安全を守る」「事業を継続する」ことを優先し、製造不能に陥らない体制及び被害を最小限に止める体制を直ちに構築することで、飼料の安定供給という使命を果たしてまいります。
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約2830文字
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米中貿易摩擦の長期化や消費増税などの懸念材料があったものの横ばい圏で推移しておりました。しかしながら、年度末にかけて新型コロナウイルスの感染が拡大すると、消費の大幅な落ち込み、企業収益や資金繰りの悪化、株式相場の急落など経済環境は急速に悪化しました。 飼料業界におきましては、下落基調で推移していた主原料のとうもろこし価格が秋以降上昇に転じたことから、3四半期連続で値下げをしていた配合飼料価格を第4四半期に値上げしました。第2四半期までは米国の天候不順によるとうもろこし価格の乱高下などで原料ポジションは悪化しましたが、第3四半期以降は比較的安定して推移したため、収益環境の厳しさはやわらぎました。しかしながら、畜産家の寡占化に伴うメーカー間の価格競争は激化しており、また新型コロナウイルス感染症の収束も見通せず、厳しい状況は続くことが予想されます。 このような状況のなか、当社はお客様の利益に貢献する差別化飼料の拡販やお客様とともにに課題を見つけ出しこれを解決する提案営業の強化、生産性向上活動の継続などにより、業績の向上に努めてまいりました。また北海道内2番目となる釧路工場が11月に本格稼働し、成長市場である道東地区のお客様に対するより強固な安定供給体制を構築しました。 その結果、当連結会計年度の業績は、売上高1,834億28百万円(前期比1.9%減)、営業利益60億20百万円(前期比19.9%増)、経常利益64億62百万円(前期比20.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益47億32百万円(前期比24.7%増)となりました。 売上高は、主力の飼料事業が前期を下回ったことなどにより、1.9%の減収となりました。営業利益は、販売費及び一般管理費の減少などにより、19.9%の増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、営業外収益に受取保険金や特別利益に関係会社株式売却益を計上したことにより増益幅が拡大し、24.7%の増益となりました。 セグメント別の業績は、次のとおりであります。 (飼料) 売上高は、3.2%減の1,516億26百万円となりました。主な要因は、原料価格下落に伴う値下げにより平均販売価格が下落したことと、受託数量減少により畜産飼料の販売量が前期並みにとどまったことであります。セグメント利益は、畜産飼料、水産飼料ともに堅調で、前期比22.…
セグメント関連
抜粋表示
/ 原文長 約1793文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 (注)2 連結 財務諸表 計上額 (注)3 飼料 コンシューマー・ プロダクツ 売上高 外部顧客への 売上高 156,559 20,049 176,609 10,372 186,982 186,982 セグメント間の 内部売上高又は 振替高 660 660 127 788 △ 788 157,220 20,050 177,270 10,500 187,770 △ 788 186,982 セグメント利益 5,160 184 5,344 684 6,029 △ 552 5,477 セグメント資産 68,833 5,342 74,175 6,862 81,038 178 81,216 その他の項目 減価償却費 1,995 20 2,016 129 2,145 24 2,170 受取利息 支払利息 30 30 持分法投資利益又は損失(△) 54 △ 3 50 50 50 特別利益 19 20 20 141 161 特別損失 10 27 38 持分法適用会社へ の投資額 201 21 222 222 222 有形固定資産及び 無形固定資産の 増加額 3,962 87 4,049 39 4,088 42 4,131 (注)1. 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、畜産用機器等を含んでおります。 2. 調整額は、以下のとおりであります。 (1)セグメント利益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△1,171百万円、金融収支579百万円が含まれております。 (2)セグメント資産の調整額は、全社資産6,799百万円、セグメント間取引消去△6,621百万円であります。 3. セグメント利益は、連結財務諸表の税金等調整前当期純利益と調整を行っております。 4. セグメント負債については、経営資源の配分の決定及び業績を評価するための検討対象とはなっていないため記載しておりません。…
主要な顧客・販売先
抜粋表示
/ 原文長 約1526文字
2. 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先 前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) 金額(百万円) 割合(%) 金額(百万円) 割合(%) 伊藤忠飼料株式会社 34,532 18.5 31,160 17.0 3. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2) 経営 者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高は、主力の飼料事業が前期を下回ったことなどにより、1.9%の減収となりました。営業利益は、販売費及び一般管理費の減少などにより、19.9%の増益 となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、畜産用配合 飼料における原料ポジションがあります。配合飼料は、その飼料原料の90%以上を輸入穀物によって生産しております。穀物相場は、世界的な人口増加や新興国の急速な経済成長による需給バランスの変化や生産国の在庫率、世界経済の動向等により近年大きく変化しております。このように飼料における原料コストは穀物相場によって大きく影響を受けます。また輸入穀物のため為替、船運賃等の動きにも影響を受けます。これらの原料コストの変動に伴う対応として飼料業界では飼料販売価格の改定を四半期毎に行っておりますが、飼料販売価格の変動幅と原料コストの変動幅の乖離によって、原料ポジションが改善したり悪化したりします。また、飼料販売価格の変動による畜産経営への影響を緩和するために、配合飼料価格安定制度があります。同制度により、配合飼料メーカーが負担する飼料価格安定基金負担金の増減が当社の損益に大きく影響を及ぼします。 セグメントごとについては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、 営業活動の結果得られた資金は119億15百万円 、 投資活動の結果使用した資金は66億19百万円 となりました。その結果、フリーキャッシュ・フローは、52億95百万円となりました。 また、当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、 運転資金及び設備資金を自己資金及び借入により調達することとしております。…