事業の内容
抜粋表示
/ 原文長 約7496文字
3 【事業の内容】 アニコムグループは、保険持株会社である当社、100%子会社であるアニコム損害保険株式会社(以下「アニコム損保」といいます。)、アニコム パフェ株式会社、アニコム フロンティア株式会社、アニコム先進医療研究所株式会社及び株式会社シムネットの6社により構成されています。 当社は、経営管理及びそれに附帯する業務を行う持株会社として、各連結子会社の経営状況を把握し、グループのリスク管理及び、コンプライアンスの強化に努めるとともに、グループとしての事業戦略の策定及び、グループ間におけるシナジー発揮の促進等を業とし、経営管理料を収受しています。 なお、当社は、特定上場会社等に該当しており、これによりインサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとしています。事業の系統図は以下のとおりです。 当社 グループは、中核事業となる「(1)損害保険事業」、「(2)ペット向けインターネットサービス事業」「(3)その他の事業 ①動物病院支援事業 ②保険代理店事業 ③動物医療分野における臨床・研究事業 ④遺伝子検査等事業 ⑤その他事業」を行っており、各事業の内容は以下のとおりです。 (1) 損害保険事業 アニコム損保のペット保険は、契約者が保険契約に基づく保険料を支払い、保険契約期間中に対象となるペット(犬、猫、その他(鳥、うさぎ、フェレット、モモンガ、リス、ハムスター、ネズミ、モルモット、ハリネズミ、カメ、トカゲ、チンチラ、ヘビ)の15種)が病気やケガで診療を受けたとき、その診療費に対し、約款に基づき保険金を支払うものです。なお、アニコム損保の保有契約件数は1,028,831件となっており、取扱商品は以下のとおりです。 商品 対象動物 窓口 精算 通院 入院 手術 概要 ご家庭等で飼養されている所定年齢以下の指定の動物種を対象にしています。(犬、猫、鳥、うさぎ、フェレット以外につきましては、継続契約のみをご契約対象としています) 保険期間は1年、保険の対象となる診療費の50%・70%を支払限度の範囲内でお支払いします。 満0歳の犬、猫をご購入されると同時にペットショップ等の動物取扱業者でご契約いただける商品です。 保険期間は1年、診療費につきましては、保険期間の初日から1ヶ月は保険の対象となる診療費の100%を、その後の11ヶ月はご契約のプランにより、50%・70%をお支払いします。 これは、どうぶつが生後間もない時期は、病気等にかかりやすいことに対応したものです。 ・どうぶつ健保すまいるべいびぃ 満0歳の犬、猫のお引渡日から1ヶ月に限り保険の対象となる診療費の100%をお支払いする商品です。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約2187文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において判断したものであり、その達成等を保証するものではありません。 (1) 会社経営の基本方針 アニコムグループは、社名に掲げた「ani(命)+communication(相互理解)=∞(無限大)」を企業活動の根源にすえています。これは、命のあるものすべてがお互いに理解し、尊重し合い、ともに一つの目的に向かって力を合わせることで、これまで不可能と思われていたことが可能になると考えているからです。 こうした考えのもと、私たちアニコムでは、ペット保険事業を柱に、この無限大の価値創造力を活かし、世界中に「ありがとう」を拡大することを、グループの経営理念として掲げています。 (2) アニコムグループの理念体系 <中長期的な経営戦略> これまで、当社グループは、anicomの名に込められた「全ての生命が、その違いを乗り越え相互に協力し合うことで無限の価値を産み出す」を経営理念とし、全ての生命が苦しみ等を受けることなく、光り輝く中でそのものの生を全うしていける社会を作ることを目指してまいりました。 そして、2000年の創業以来注力してきた「予防型ペット保険の確立」において、加入動物100万頭超、日々1万件以上の診療データと紐づく遺伝子情報、フード、腸内細菌等の予防や健康増進実現に向けた多面的な解析を可能とするデータ群を得られるようになりました。これにより、傷病原因が生命の設計図でありかつ生物学的遺伝産物である遺伝子起因なのか、フード起因なのか等について、統計的に明らかにしていくことで、新たな価値創出が可能な「データの量が質に変化する」局面に遷移できました。また、当社グループの事業領域も、保険事業を中心としつつ、川上の「ブリーディング・子犬猫のマッチングサポート」、川中の「健診付き保険・従来とは異なる個体に合わせたオーダーメイドフードの提供」、川下の「医療の提供」等と、新たな健康増進施策の機動的な投入を可能にすると共に、これまで当社グループを率いてきた保険事業にも好影響を与えあう有機的ポートフォリオを形成するに至りました。 これらの中で、当社グループは、激変する経営環境変化を受け、本年5月に「中期経営計画2022-2024」を新たに策定し、以下の3つの使命を掲げることといたしました。…
対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約2345文字
(3) 経営環境及び対処すべき課題 <経営環境等> 2021年度のペット業界全般は、コロナ禍で堅調だったペット飼育需要に一部落ち着きが見え始めるも、新たにペットを家族に迎える人が増加し、新規飼育頭数が前年比約1万頭増の約88万頭となりました。また、国内のペット産業全体の市場規模についても、ペットの家族化の進展により健康管理を意識する飼い主が増えたことなどから、約1.6兆円にまで伸長するとともに、国内のペット保険市場の普及率も約16.4%にまで伸長しています。 [犬・猫の飼育頭数の推移及びペット産業の市場規模] ※ペットフード協会 全国犬猫飼育実態調査 の推計方法変更により、過去公表の推計値と差異がございます。 また、その他の特筆すべき経営環境の変化として、改正動物愛護法が施行されたことによる規制の強化等によりペット業界構造自体が変革していく状況になったことが挙げられます。当該法改正は、繁殖・販売を含めたペット業界全体に大幅な改善を求めるものであり、関係する事業者の経営目線においては短期的に大きなコスト負担を強いるものとなっています。当社グループでは、この法改正を単にリスクと考えるのではなく最大のチャンスと捉え、これまで培ってきたグループ全体のリソース全てを用いて、ペット業界全体の経営効率向上を目指していきたいと考えています。 <中期経営計画2019-2021> 当社グループでは、「中期経営計画2019-2021」において、ペット保険事業の持続的成長に加え、財務の健全性と資本効率を両立させることを重視するとしていました。その最終年である2021年の実績は次の通りです。 <成長性> ペット保険市場の伸長を受けて、アニコム損保の新規の保険契約件数は過去最高の22.9万件(前期比7.4%増)となり、保有契約件数は102.8万件(前期末比11.6%増)と100万件を突破しました。また、株式会社シムネットによる飼い主とブリーダーとのマッチングサイト事業や、アニコム先進医療研究所の動物病院事業等によるその他経常収益も順調に増加し、当社グループの経常収益は530億円、経常利益は31.6億円となり、共に過去最高となりました。また、経常収益は3年平均成長率14%で着地し、計画の3年平均成長率10%以上を大幅に上回る高成長を達成しております。一方で、経常利益は3年平均成長率12%で着地し、計画の3年平均成長率20%以上を下回る結果となりました。経常利益が未達であったことの大きな要因は、①ペット飼育需要の高まりによる新規契約の獲得を優先した結果、未経過保険料や代理店手数料等が増加したこと、②コロナ禍で通院頻度と保険金単価が増加したことによる発生保険金の増加が重なり、利益伸長が抑制されたことによるものと認識しています。…
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約14305文字
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度におけるアニコムグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は以下のとおりです。 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の変異株の広がりにより、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が相次いで発令され、厳しい状況が続きましたが、ワクチン接種率の増加や感染拡大の抑制に向けた各種政策の効果等により、徐々に日常生活や経済活動の正常化の動きが進んできました。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻や世界的な半導体の供給不足、資源価格の高騰など、わが国経済を下振れさせるリスクが多数存在しており、依然として先行きが不透明な状況が続いております。このような状況の中、当社グループの中核子会社であるアニコム損害保険株式会社の重点施策と位置付けている「ペット保険の更なる収益力向上」に向け、販売チャネルの営業活動強化などに注力したことに加え、堅調なペット飼育需要が継続していることにより、業績については堅調に推移しています。なお、当社グループの当連結会計年度の連結経営成績は次のとおりです。 保険引受収益47,321百万円 ( 前期比9.3%増 )、 資産運用収益679百万円 ( 同39.3%増 )、新規事業等を含む その他経常収益5,020百万円 ( 同18.2%増 )を合計した 経常収益は53,022百万円 ( 同10.3%増 )となりました。一方、 保険引受費用33,504百万円 ( 同9.8%増 )、 営業費及び一般管理費14,656百万円 ( 同10.3%増 )などを合計した 経常費用は49,855百万円 ( 同10.1%増 )となりました。この結果、 経常利益は3,166百万円 ( 同14.8%増 )、 親会社株主に帰属する当期純利益は2,112百万円 ( 同33.1%増 )となりました。 当社グループの事業セグメントは、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表(セグメント情報等)」に記載のとおり、“損害保険事業(ペット保険)”、“ペット向けインターネットサービス事業”、“その他の事業”です。 最近2連結会計年度の経常収益をセグメント別に示すと、次のとおりです。 セグメントの名称 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日 ) 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 ) 対前年増減(△)率 金額(百万円) 金額(百万円) (%) 損害保険事業(ペット保険) 43,812 48,030 9.6 損害保険(アニコム損害保険㈱) 43,812 48,030 9.…
セグメント関連
抜粋表示
/ 原文長 約1631文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 連結財務諸表 計上額(注)2 損害保険事業 ペット向けインターネットサービス事業 外部顧客への経常収益 43,812 1,571 45,383 2,665 48,049 48,049 セグメント間の 内部経常収益又は振替高 177 154 332 513 845 △ 845 43,990 1,726 45,716 3,178 48,895 △ 845 48,049 セグメント利益又は損失(△) 2,713 370 3,084 △ 325 2,758 2,758 セグメント資産 49,342 2,909 52,251 3,713 55,964 △ 505 55,459 セグメント負債 28,703 271 28,974 1,272 30,247 △ 505 29,741 その他の項目 減価償却費 502 505 208 713 713 のれんの償却額 133 133 85 219 219 資産運用収益 492 492 492 △ 4 488 支払利息 12 △ 4 持分法投資利益 33 33 33 持分法適用会社への投資額 856 856 856 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 618 622 772 1,394 1,394 (注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、動物病院支援事業、保険代理店事業、動物医療分野における研究・臨床事業等を含んでおります。 2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の経常利益と一致しております。 3.セグメント資産及びセグメント負債の調整額△505百万円は、セグメント間債権債務(相殺)消去額△505百万円であります。…