事業の内容
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3 【事業の内容】 アニコムグループは、保険持株会社である当社、100%子会社であるアニコム損害保険株式会社(以下「アニコム損保」といいます。)、アニコム パフェ株式会社、アニコム フロンティア株式会社、アニコム先進医療研究所株式会社、アニコム キャピタル株式会社及び株式会社シムネットの7社により構成されています。 当社は、経営管理及びそれに附帯する業務を行う持株会社として、各連結子会社の経営状況を把握し、グループのリスク管理及び、コンプライアンスの強化に努めるとともに、グループとしての事業戦略の策定及び、グループ間におけるシナジー発揮の促進等を業とし、経営管理料を収受しています。 なお、当社は、特定上場会社等に該当しており、これによりインサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとしています。事業の系統図は以下のとおりです。 当社 グループは、中核事業となる「(1)損害保険事業」、「(2)その他の事業 ①動物病院支援事業 ②保険代理店事業 ③動物医療分野における研究・臨床事業 ④その他事業」を行っており、各事業の内容は以下のとおりです。 (1) 損害保険事業 アニコム損保のペット保険は、契約者が保険契約に基づく保険料を支払い、保険契約期間中に対象となるペット(犬、猫、その他(鳥、うさぎ、フェレット、モモンガ、リス、ハムスター、ネズミ、モルモット、ハリネズミ、カメ、トカゲ、チンチラ、ヘビ)の15種)が病気やケガで診療を受けたとき、その診療費に対し、約款に基づき保険金を支払うものです。なお、アニコム損保の保有契約件数は816,254件となっており、取扱商品は以下のとおりです。 商品 対象動物 窓口 精算 通院 入院 手術 概要 ご家庭等で飼養されている所定年齢以下の指定の動物種を対象にしています。(犬、猫、鳥、うさぎ、フェレット以外につきましては、継続契約のみをご契約対象としています) 保険期間は1年、保険の対象となる診療費の50%・70%を支払限度の範囲内でお支払いします。 満0歳の犬、猫をご購入されると同時にペットショップ等の動物取扱業者でご契約いただける商品です。 保険期間は1年、診療費につきましては、保険期間の初日から1ヶ月は保険の対象となる診療費の100%を、その後の11ヶ月はご契約のプランにより、50%・70%をお支払いします。 これは、どうぶつが生後間もない時期は、病気等にかかりやすいことに対応したものです。 ・どうぶつ健保すまいるべいびぃ 満0歳の犬、猫のお引渡日から1ヶ月に限り保険の対象となる診療費の100%をお支払いする商品です。 ペットショップ等の動物取扱業者が保険を付保して販売することで、お客様がより安心してご家族としてお迎えいただけるように開発した商品です。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社経営の基本方針 アニコムグループは、社名に掲げた「ani(命)+communication(相互理解)=∞(無限大)」を企業活動の根源にすえています。これは、命のあるものすべてがお互いに理解し、尊重し合い、ともに一つの目的に向かって力を合わせることで、これまで不可能と思われていたことが可能になると考えているからです。 こうした考えのもと、私たちはペット保険事業を柱に、この無限大の価値創造力を活かし、世界中に「ありがとう」を拡大することを、グループの経営理念として掲げています。 (2) アニコムグループの経営ビジョン [中期経営計画2019-2021] <中長期的な経営戦略> これまでの当社グループは、“涙を拭く保険会社グループ”として、どうぶつに生じた病気・ケガに対して、保険金の給付サービスや治療等のサービスを提供し、これらのサービスの質の向上することを通じて、日本国内でのペット保険の普及・促進に取り組んできました。その結果、国内でのペット保険の普及率は約10%にまで伸長し、アニコム損害保険株式会社(以下「アニコム損保」といいます。)は、2019年まで12年間連続でシェアNo.1 (※) を獲得するなど、国内におけるペット保険事業のリーディングカンパニーとしての地位を確立できたものと考えています。 そして、2019年度からを第2期創業期と位置付け、これまでの歩みを更に加速させ、“涙を拭く保険会社グループ”から、“笑顔を生み出す保険会社グループ”へと成長するための取組みを開始しています。第2期創業期では、創業時から目指してきた、あらゆるデータから、病気・ケガを分析し、「健康度」を見る予防型保険会社グループとなることを実現していきたいと考えており、2019年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画を策定し、その中で、ペット保険の収益力を拡大するため、ペット保険の独自性・優位性を推進するための予防事業を確立・展開することを重点施策として掲げています。具体的には、どうぶつのライフステージの川上(生まれる場面)から川下(亡くなる場面)までの様々な場面をカバーする事業を展開し、これらの取組みを着実に実現することで、どうぶつ業界のインフラカンパニーとなり、グループ全体で持続的な成長を遂げていきたいと考えています。 (※)ペット保険会社各社のディスクロージャー誌及び決算公告等から当社が推計したもの。…
対処すべき課題
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(3) 経営環境及び対処すべき課題 <新型コロナウイルス感染症の影響等> 2020年の年初から、新型コロナウイルス感染症の影響が全世界へ拡大し、国内でも、政府による緊急事態宣言が発令されたことを受け、どうぶつ業界においても、ショッピングモール等の大型商業施設内で営業しているペットショップが休業するといった状況が生じました。しかしながら、路面店等のペットショップでは感染予防等に留意しながら時間短縮し、営業を継続しており、消費マインドが冷え込む状況下においても、これらのペットショップでは、どうぶつの販売頭数が増加しています。よって、現時点において、アニコム損保のペット保険契約件数も順調に増加しており、連結経常収益に大きく影響を与える状況は生じていません。 また、コロナ禍における当社グループの従業員への安全対策については、緊急事態宣言下では従業員の感染リスクを軽減するため、可能な限り人との接触機会を削減することを目的にテレワークを含む在宅勤務を実施しました。一方で、やむを得ずオフィスへの出社を要する従業員に対しては、通勤時の感染リスクを軽減するため、時差出勤、土日勤務を含めたシフト勤務体制を実施したことに加え、自動車や自転車での通勤を行った場合や、オフィスの近隣ホテルへ宿泊した場合の補助を行うことなどの対応を行いました。緊急事態宣言が解除された現在においても、テレワークや時差出勤などを推奨しながら事業を継続しています。 <経営環境等> これまでの国内のペット産業全体の市場規模は、毎年、拡大し続けており、2017年には約1兆5千億円を超え、ペット保険市場についても、2019年の普及率は約10%の水準まで伸長しています。これは、現代社会において、私たち人間とともに暮らすペットは、「家族の一員」であるという意識の高まりがあることに加え、ペットとして飼育するどうぶつも、これまで人気の犬や猫のほか、ハリネズミやチンチラなどのいわゆるエキゾチックアニマルと呼ばれるどうぶつ種にまで広がっていることが背景にあると考えられます。 現在、国内のペット保険事業には、当社グループを含む損害保険業の免許を受けた5社に、少額短期保険業者の10社を加えた15社が参入しており、競争環境が厳しい状況となっていますが、こうした社会情勢の変化や「家族の一員」であるペットへの飼育者のニーズを逃すことなく的確に捉え、新たな社会的価値を創出し続けていくことで、持続的な成長を目指していきたいと考えています。 〔犬・猫の飼育頭数の推移及びペット産業の市場規模〕 <対処すべき課題> ① ペット保険事業について アニコム損保のペット保険の保有契約数は約81万件(前期末比8.4%増)となっており、順調に増加し、国内のペット保険の普及率についても2019年には約10%の水準まで伸長しています。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約13049文字
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度におけるアニコムグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は以下のとおりです。 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、底堅い企業収益や雇用・所得環境の改善に支えられ緩やかな回復基調で推移していたものの、米中貿易問題の長期化や国内で相次いだ自然災害・消費税率の引き上げにより減速傾向に転じたことに加え、2020年の年初から、新型コロナウイルス感染症拡大による世界的規模の経済活動の停滞が顕在化するなど、先行きが不透明な状況となっております。このような状況の中、当社グループの中核子会社であるアニコム損害保険株式会社(以下「アニコム損保」といいます。)の重点施策と位置付けている「ペット保険の更なる収益力向上」に向け、商品開発の強化や販売チャネルの営業活動の強化などに注力したことに加え、堅調なペット飼育需要により、業績については堅調に推移しており、新型コロナウイルス感染症が当社の業績に対し、大きく影響を与えるような状況は生じていません。なお、当社グループの当連結会計年度の連結経営成績は次のとおりです。 保険引受収益39,105百万円 ( 前期比13.2%増 )、 資産運用収益496百万円 ( 同29.5%増 )、新規事業等を含む その他経常収益1,863百万円 ( 同104.6%増 )を合計した 経常収益は41,465百万円 ( 同15.7%増 )となりました。一方、 保険引受費用27,212百万円 ( 同13.0%増 )、 営業費及び一般管理費11,153百万円 ( 同22.4%増 )などを合計した 経常費用は39,275百万円 ( 同17.1%増 )となりました。この結果、 経常利益は2,189百万円 ( 同3.9%減 )、 親会社株主に帰属する当期純利益は1,525百万円 ( 同5.3%減 )となりました。 当社グループの事業セグメントは、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表(セグメント情報等)に記載のとおり、“損害保険事業(ペット保険)”と“その他の事業”です。 最近2連結会計年度の経常収益をセグメント別に示すと、次のとおりです。 セグメントの名称 前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) 対前年増減(△)率 金額(百万円) 金額(百万円) (%) 損害保険事業(ペット保険) 34,962 39,622 13.3 損害保険(アニコム損害保険㈱) 34,962 39,622 13.3 (うち正味収入保険料) 34,535 39,105 13.…
セグメント関連
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/ 原文長 約1305文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 連結財務諸表 計上額(注)2 損害保険事業 外部顧客への経常収益 34,962 866 35,829 35,829 セグメント間の 内部経常収益又は振替高 391 391 △ 391 34,962 1,258 36,220 △ 391 35,829 セグメント利益又は損失(△) 2,548 △ 269 2,278 2,278 セグメント資産 40,773 1,616 42,390 42,390 セグメント負債 19,811 344 20,156 20,156 その他の項目 減価償却費 404 107 512 512 のれんの償却額 40 40 40 資産運用収益 383 383 383 支払利息 持分法投資利益又は 損失(△) △ 108 △ 108 △ 108 持分法適用会社への投資額 487 487 487 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 412 186 599 599 (注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、動物病院支援事業、保険代理店事業、動物医療分野における研究・臨床事業等を含んでおります。 2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の経常利益と一致しております。 当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 連結財務諸表 計上額(注)2 損害保険事業 外部顧客への経常収益 39,622 1,843 41,465 41,465 セグメント間の 内部経常収益又は振替高 464 464 △ 464 39,622 2,307 41,930 △ 464 41,465 セグメント利益又は損失(△) 2,522 △ 332 2,189 2,189 セグメント資産 40,929 5,191 46,120 △ 522 45,598 セグメント負債 21,579 1,215 22,795 △ 522 22,273 その他の項目 減価償却費 513 180 694 694 のれんの償却額 71 71 71 資産運用収益 496 496 496 支払利息 持分法投資利益又は 損失(△) △ 10 △ 10 △ 10 持分法適用会社への投資額 699 699 699 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 1,205 899 2,105 2,105 (注) 1.…