事業の内容
抜粋表示
/ 原文長 約8387文字
3 【事業の内容】 アニコムグループは、保険持株会社である当社、アニコム損害保険株式会社をはじめとした連結子会社5社により構成されています。 当社は、経営管理及びそれに附帯する業務を行う持株会社として、各連結子会社の経営状況を把握し、グループのリスク管理及び、コンプライアンスの強化に努めるとともに、グループとしての事業戦略の策定及び、グループ間におけるシナジー発揮の促進等を業とし、経営管理料を収受しています。 なお、当社は、特定上場会社等に該当しており、これによりインサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとしています。事業の系統図は以下のとおりです。 当社 グループは、中核事業となる「(1)損害保険事業」、「(2)ペット向けインターネットサービス事業」、「(3)動物病院運営事業」、「(4)健康イノベーション事業」、「(5)その他の事業 ①動物病院支援事業 ②保険代理店事業 ③遺伝子検査等事業 ④その他事業」を行っており、各事業の内容は以下のとおりです。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 (1) 損害保険事業 アニコム損害保険株式会社 のペット保険は、契約者が保険契約に基づく保険料を支払い、保険契約期間中に対象となるペット(犬、猫、その他(鳥、うさぎ、フェレット、モモンガ、リス、ハムスター、ネズミ、モルモット、ハリネズミ、カメ、トカゲ、チンチラ、ヘビ)の15種)が病気やケガで診療を受けたとき、その診療費に対し、約款に基づき保険金を支払うものです。なお、アニコム損害保険株式会社の保有契約件数は 1,392,772件とな っており、取扱商品は以下のとおりです。 商品 対象動物 窓口 精算 通院 入院 手術 概要 ご家庭等で飼養されている所定年齢以下の指定の動物種を対象にしています。(犬、猫、鳥、うさぎ、フェレット以外につきましては、継続契約のみをご契約対象としています) 保険期間は1年、保険の対象となる診療費の50%・70%を支払限度の範囲内でお支払いします。 満0歳の犬、猫をご購入されると同時にペットショップ等の動物取扱業者でご契約いただける商品です。 保険期間は1年、診療費につきましては、保険期間の初日から1ヶ月は保険の対象となる診療費の100%を、その後の11ヶ月はご契約のプランにより、50%・70%をお支払いします。 これは、どうぶつが生後間もない時期は、病気等にかかりやすいことに対応したものです。 ・どうぶつ健保すまいるべいびぃ 満0歳の犬、猫のお引渡日から1ヶ月に限り保険の対象となる診療費の100%をお支払いする商品です。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約8982文字
3 当社は、経営戦略に基づき定めた会社業績指標等に対する達成度により、毎年、業績評価を行い、その評価結果を役員報酬に反映させる。 (役員報酬水準) 第16条 当社およびアニコム損害保険株式会社の取締役・執行役員の報酬の水準は、当社経営環境や他社水準等を勘案の上、決定する。 (役員報酬体系) 第17条 当社およびアニコム損害保険株式会社の執行役員を兼務する取締役・執行役員に対する報酬は、各役割と責任に応じた固定報酬で構成する。業績連動報酬が導入されるまでの間は、執行役員を兼務する取締役・執行役員の報酬額の全部を固定報酬が占める。 2 社外取締役に対する報酬は、独立性の観点から固定報酬で構成する。 3 監査役に対する報酬は、遵法監査を担うという監査役の役割に照らし、固定報酬で構成する。 当社では、2015年6月24日に開催された株主総会において、取締役年間報酬総額を3億円以内(ただし、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まない。)とすること及び監査役年間報酬総額を1億円以内とすること並びに取締役の人員を10名以内とすることを決議しています。 また、当社では、取締役会の諮問機関として、過半数を独立社外取締役で構成される指名・報酬・ガバナンス委員会を設置しています。同委員会は、原則、年2回開催することとし、その中で、当社及びアニコム損保の取締役・執行役員の業績評価とともに、報酬の体系及び水準を審議しています。同委員会は、審議した内容を取締役会へ答申し、取締役等の報酬の体系及び水準等を取締役会の決議によって決定することとしています。 なお、取締役会は、代表取締役(担当 総括、内部監査室)小森 伸昭に対し、取締役の個人別の報酬額の具体的内容の決定を委任しております。代表取締役に委任をした理由は、各取締役の担当領域や職責について評価を行うには代表取締役が最も適していると判断したためであります。当該権限が代表取締役によって適切に行使されるよう、グループコーポレートガバナンス基本方針において、取締役の報酬の額については、当社グループの業績、経済環境及び社会情勢等を考慮したものとし、任意の諮問委員会である指名・報酬・ガバナンス委員会での答申を尊重した上で、株主総会で承認された報酬上限額の範囲内において決定するものとすることを定めており、当該手続きを経て取締役の個人の報酬額が決定されていることから、取締役会はその内容が決定方針に沿うものであると判断しております。 なお、当社は、2026年5月26日の取締役会で、2026年6月24日開催予定の第26回定時株主総会(以下、「本株主総会」という。)に第4号議案「取締役(社外取締役を除く。)に対する譲渡制限付株式の付与のための報酬決定の件」及び第5号議案「取締役(社外取締役を除く。…
対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約2126文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において判断したものであり、その達成等を保証するものではありません。 (1) 会社経営の基本方針 アニコムグループは、社名に掲げた「ani(命)+communication(相互理解)=∞(無限大)」を企業活動の根源にすえています。これは、命のあるものすべてがお互いに理解し、尊重し合い、ともに一つの目的に向かって力を合わせることで、これまで不可能と思われていたことが可能になると考えているからです。 こうした考えのもと、私たちアニコムでは、ペット保険事業を柱に、この無限大の価値創造力を活かし、世界中に「ありがとう」を拡大することを、グループの経営理念として掲げています。 (2) アニコムグループの理念体系 <中長期的な経営戦略> 近年、日本の15歳未満の人口は減少を続けており、約1,300万人である一方、犬猫の飼育頭数はそれを上回る約1,600万頭と推計されており、ペット業界の市場規模も2024年には1兆9,108億円 注) へと伸長しています。 また、コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻等を経て人々の不安や孤独が高まる中、人々の不安や孤独を癒す存在としてペットの需要はますます高まっています。その結果、保険市場においてペット保険がとりわけ注目されるようになり、主要な保険会社による参入が相次ぐこととなりました。 当社グループは、それぞれの命が持つ個性の違いを互いに尊重しあい、分業協力することで、世界中に「ありがとう」を拡大することを経営理念としています。その実現のため、2000年の創業以来「予防型ペット保険の確立」に注力してまいりました。生まれながらに遺伝的脆弱性を抱えるペットの健康のためには、後天的なケアが重要です。当社グループでは、加入動物139万頭超、日々1万件以上の診療情報による膨大なデータを活用し、病気のリスクを高める要因の特定や発症確率の解明を進めています。その分析結果から、遺伝的脆弱性をカバーするキーとなるのが、腸内細菌叢の多様性と口腔内ケアであると考え、更に研究を重ねております。また、当社グループの事業領域も、引き続き保険事業を中心としつつ、川上の「適正な繁殖・流通支援及びどうぶつと家族とのマッチングサポート」、川中の「予防・未病領域を含む健康維持サービス及び各種ケア商材の提供」、川下の「一次診療から高度医療までを含む動物医療の提供」等へと拡大しており、これまで当社グループを率いてきた保険事業にも好影響を与えあう有機的ポートフォリオを形成するに至りました。…
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約10873文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度におけるアニコムグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は以下のとおりです。 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、物価上昇や海外経済の不確実性の影響がみられたものの、企業収益の改善や雇用・所得環境の向上を背景に、個人消費は底堅く推移し、設備投資やインバウンド需要も回復するなど、内需を中心に景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価動向の先行きに加え、中東情勢の緊迫化など地政学的リスクの高まりに伴うエネルギー価格の上昇や金融資本市場への影響が懸念されるなど、世界経済の先行きは不透明な状況が続いております。 このようななか、当社グループの中核子会社であるアニコム損害保険株式会社の重点施策と位置付けている「ペット保険の更なる収益力向上」に向け、堅調なペット飼育需要の継続に加え、販売チャネルの営業活動強化の様々な取組みや他社からの契約移管により、業績については堅調に推移しています。なお、当社グループの当連結会計年度の連結経営成績は次のとおりです。 保険引受収益64,103百万円 ( 前期比8.9%増 )、 資産運用収益1,640百万円 ( 同3.4%増 )、新規事業等を含む その他経常収益8,103百万円 ( 同12.0%増 )を合計した 経常収益は73,846百万円 ( 同9.1%増 )となりました。一方、 保険引受費用46,620百万円 ( 同11.2%増 )、 営業費及び一般管理費20,706百万円 ( 同16.0%増 )などを合計した 経常費用は70,303百万円 ( 同12.1%増 )となりました。この結果、 経常利益は3,543百万円 ( 同28.3%減 )、 親会社株主に帰属する当期純利益は2,204百万円 ( 同32.1%減 )となりました。 当社グループの事業セグメントは、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表(セグメント情報等)」に記載のとおり、“損害保険事業(ペット保険)”、“ペット向けインターネットサービス事業”、“動物病院運営事業”、“健康イノベーション事業”、“その他の事業”です。 最近2連結会計年度の経常収益をセグメント別に示すと、次のとおりです。 セグメントの名称 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日 ) 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 ) 対前年増減(△)率 金額(百万円) 金額(百万円) (%) 損害保険事業(ペット保険) 60,479 65,817 8.8 損害保険(アニコム損害保険㈱) 60,479 65,817 8.…
セグメント関連
抜粋表示
/ 原文長 約1763文字
3.報告セグメントごとの経常収益、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額(注)2 連結財務 諸表計上額(注)3,4 損害保険事業 ペット向けインターネットサービス事業 動物病院運営事業 健康イノベーション事業 外部顧客への経常収益 60,479 2,240 2,169 346 65,236 2,447 67,683 67,683 セグメント間の内部 経常収益又は振替高 325 467 12 815 242 1,058 △ 1,058 60,805 2,708 2,182 356 66,051 2,690 68,741 △ 1,058 67,683 セグメント利益又は 損失(△) 5,602 239 △ 28 △ 132 5,681 △ 730 4,951 △ 10 4,941 セグメント資産 32,500 1,431 878 435 35,245 2,147 37,392 △ 10 37,382 その他の項目 減価償却費 459 90 558 286 845 △ 0 845 のれんの償却額 133 73 207 43 250 250 資産運用収益 1,589 1,591 1,595 △ 9 1,586 支払利息 33 33 37 37 持分法投資利益 減損損失 16 16 25 41 41 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 728 277 1,014 387 1,402 △ 10 1,392 (注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、動物病院支援事業、遺伝子検査事業等を含んでおります。 2. 調整額は、セグメント間取引の消去額です。 3. セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の経常利益と一致しております。 4.セグメント資産は、連結貸借対照表の有価証券、有形固定資産、無形固定資産及び「その他の資産」に含まれる棚卸資産の合計額と一致しております。…