事業の内容
抜粋表示
/ 原文長 約2407文字
3【事業の内容】 (1)事業の内容について 当社の事業内容は「受託試験」、「環境」のセグメントから構成されております。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 「受託試験」は、医薬品開発企業・食品関連企業及び大学等研究機関等から委託を受け、実験動物や細胞を用いて開発薬物や食品素材の安全性や有効性の確認を行う試験を実施しております。 「環境」は、製薬会社及び大学等動物施設、脱臭材搭載装置、殺菌装置、実験動物用機材の設計・販売等を行っております。 当社の事業系統図は次のとおりであります。 [事業系統図] (2) 「受託試験」について 新薬として市場で流通する医薬品は、次のような開発過程を経て販売されます。 [医薬品の開発過程] この開発過程において当社は医薬品開発企業の委託を受けて、非臨床試験段階の開発支援を行っております。非臨床試験は、探索・創製された医薬品候補物質を、実験動物、細胞、細菌を用いてその安全性や有効性を確認するものです。非臨床試験から得られた試験成績は、新薬の承認申請に際して必要な資料として「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に定められており、その後のステップである臨床試験(治験)において、ヒトに適用した場合の安全性に関する適切な情報を得るために不可欠な試験となっております。 新薬の承認申請の添付資料となる試験成績は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に規定されるGLP(注1)に適合した施設においてGLPに従い実施した試験から得られたデータを用いることが求められております。当社が新薬開発支援を目的とする非臨床試験を行うためには、GLP適合施設であることが不可欠であり、GLP施行以来12回のGLP適合性調査(注2)を受け、常に適合の評価を得ております。 委託者の試験依頼から最終報告書提出に至るまでの試験の流れは、以下のとおりであります。 当社で実施する非臨床試験は、安全性試験(単回・反復投与毒性試験、生殖発生毒性試験、遺伝毒性試験等の毒性試験、依存性試験、安全性薬理試験、トキシコキネティクス試験)、薬効薬理試験及び薬物動態試験があり、試験の種類と内容は次のとおりであります。 [非臨床試験の種類と試験内容] 試験の種類 試験内容 安全性試験 毒性試験 単回投与毒性試験 被験物質(注3)を1回投与した時の毒性を、質的・量的の両面から調べます。 反復投与毒性試験 被験物質を繰り返し投与したときに生ずる毒性変化を用量及び時間との関連で把握し、明らかな毒性変化が認められる用量とその変化の内容、また毒性変化が認められない用量を調べます。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約3886文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1)経営方針、経営戦略等 当社は、医薬品、医療器具、食品、化学品等の安全性や有効性を研究する業務を主として行っております。近年において医食に対する安全性への要求は益々高まり、加えてにiPS細胞を始めとする医療分野における革新的な展開は目覚しいものがあり、当社が果たす社会的役割は一段と大きなものになっております。 このような社会的環境において、当社は、「人類の永遠の平和共存を願い、生命科学の探求を通じて明日の医療を実現すると共に、地球環境の維持向上に貢献する。」ことを基本理念としております。 そのために私達は、常に次の事項を自らに課しております。 1.常に社会を見据え、私達がやるべき事、私達にしかやれない事、に取り組みます。 2.研究する心、創造する心、を忘れません。 3.人を信頼し、人から信頼されるよう常に務めます。 当社では現在の市場環境に対応しつつ、基本理念を実現するため、2019年度(2020年3月期)を初年度とする「中期経営計画(2019年度-2021年度)」(以下、「中期経営計画」といいます。)を策定しております。中期経営計画では、以下の点に重点的に取り組んでまいります。 なお新型コロナウイルス感染が全世界に拡大し影響が経済面だけでなく社会生活全般に及んでおりますが、現段階では、当社の業績に重要な影響を与えないと判断しております。 ① 試験機能の拡充に向けた投資と国内外への営業の拡充 キャパシティーや試験機能の拡充に向けた投資・増員と、国内外での営業活動の拡大を計画的に実行し、着実な売上と収益の向上を目標に取り組みます。 併せて事業提携先との関係強化を進めると共に海外CRO代理店業務の拡大を図り、より業界や技術面において広範囲かつ深みのあるサービスを網羅できるよう総合的かつグローバルな体制構築を目指します。 ② 信頼性の遵守、サービスの向上、改善活動の継続 これらはどの時代もどの様な環境下にあっても、当社事業の根幹を成す永遠の課題です。 外部環境の変化にも囚われる事なく、経営方針、教育活動、日々のコミュニケーション、改善活動などあらゆる事業活動を通じて維持向上に取り組みます。 ③ 更なる研究開発型企業へ 今まで取り組んできた様々な試験法の開発を通じて、再生医療や遺伝子治療など新たな領域の評価技術に対する研究開発に取り組み、常に先を見据えた研究開発企業となるべく、国立大学法人・国立研究所等との関係強化を図って参ります。 ④ 環境事業の拡大 弊社の環境事業は、一定割合の空気を循環しながら再利用する事によりエネルギーコストを大幅に軽減するというコンセプトのもと、独自の湿式空調及び乾式空調を製造販売し、技術を蓄積して来ました。…
対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約3886文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1)経営方針、経営戦略等 当社は、医薬品、医療器具、食品、化学品等の安全性や有効性を研究する業務を主として行っております。近年において医食に対する安全性への要求は益々高まり、加えてにiPS細胞を始めとする医療分野における革新的な展開は目覚しいものがあり、当社が果たす社会的役割は一段と大きなものになっております。 このような社会的環境において、当社は、「人類の永遠の平和共存を願い、生命科学の探求を通じて明日の医療を実現すると共に、地球環境の維持向上に貢献する。」ことを基本理念としております。 そのために私達は、常に次の事項を自らに課しております。 1.常に社会を見据え、私達がやるべき事、私達にしかやれない事、に取り組みます。 2.研究する心、創造する心、を忘れません。 3.人を信頼し、人から信頼されるよう常に務めます。 当社では現在の市場環境に対応しつつ、基本理念を実現するため、2019年度(2020年3月期)を初年度とする「中期経営計画(2019年度-2021年度)」(以下、「中期経営計画」といいます。)を策定しております。中期経営計画では、以下の点に重点的に取り組んでまいります。 なお新型コロナウイルス感染が全世界に拡大し影響が経済面だけでなく社会生活全般に及んでおりますが、現段階では、当社の業績に重要な影響を与えないと判断しております。 ① 試験機能の拡充に向けた投資と国内外への営業の拡充 キャパシティーや試験機能の拡充に向けた投資・増員と、国内外での営業活動の拡大を計画的に実行し、着実な売上と収益の向上を目標に取り組みます。 併せて事業提携先との関係強化を進めると共に海外CRO代理店業務の拡大を図り、より業界や技術面において広範囲かつ深みのあるサービスを網羅できるよう総合的かつグローバルな体制構築を目指します。 ② 信頼性の遵守、サービスの向上、改善活動の継続 これらはどの時代もどの様な環境下にあっても、当社事業の根幹を成す永遠の課題です。 外部環境の変化にも囚われる事なく、経営方針、教育活動、日々のコミュニケーション、改善活動などあらゆる事業活動を通じて維持向上に取り組みます。 ③ 更なる研究開発型企業へ 今まで取り組んできた様々な試験法の開発を通じて、再生医療や遺伝子治療など新たな領域の評価技術に対する研究開発に取り組み、常に先を見据えた研究開発企業となるべく、国立大学法人・国立研究所等との関係強化を図って参ります。 ④ 環境事業の拡大 弊社の環境事業は、一定割合の空気を循環しながら再利用する事によりエネルギーコストを大幅に軽減するというコンセプトのもと、独自の湿式空調及び乾式空調を製造販売し、技術を蓄積して来ました。…
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約5976文字
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、社会活動・経済活動に大きな影響が出ておりますが、国内外の製薬会社・研究機関等の新薬やワクチンの開発意欲は高く、受託試験市場は堅調に推移しております。 国内製薬市場においては、当社の主要顧客となる大手製薬会社は、薬価の改定が一段と進んだことを受け、バイオ医薬品を中心とした画期的なモダリティーや、希少疾患等の未解決疾患領域、感染症治療薬等への経営資源の集中を進めており、試験受託機関(Contract Research Organization:以下「CRO」と言います。)も、そうしたニーズへの対応が求められています。また、海外の医薬品開発市場は着実に拡大を続けており、アジア地区においても成長を続けております。 受託試験事業におきましては、コロナ禍により委託者との往来もままならない状況下ではありましたが、前事業年度に新設いたしましたマーケティング専門部門による活動も奏功し、長期大型試験を含む過去最高の受注を獲得いたしました。 バイオ医薬品関連の高度分析機器や病理サービス強化のための機器投資を積極的に実施するとともに、国内には無い特色を持つ欧州、米国のCROとの代理店事業を順調に拡大し、多様なニーズに対応してまいりました。また、SEND(米国食品医薬局(FDA)への新薬申請時に義務化されている非臨床試験データ標準フォーマット:Standard for Exchange of Nonclinical Data)の変換対応サービスについては、国内CROのトップランナーとして、国内外での顧客数を着実に増やしております。 環境事業においては、理化学機器販売会社等と連携し、設備の更新時期を迎える大学・研究所等の動物関連施設の大型工事の取込み活動に注力いたしましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大による設備投資の鈍化や工事案件の遅延が発生いたしました。 なお、当事業年度においては、保険契約の変更により生じた保険契約変更差額8,855千円を特別利益に計上しております。また、当社の近年の業績動向及び将来の課税所得の発生見込等の状況を踏まえ、翌事業年度の一時差異等加減算前課税所得の見積額に基づき翌事業年度の一時差異等のスケジューリングを行った結果、法人税等調整額△80,526千円(△は益)を計上しております。 以上の結果、当事業年度末の財政状態及び当事業年度の経営成績は、以下のとおりとなりました。 a.…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約935文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注)1 財務諸表 計上額 (注)2 受託試験 環境 売上高 外部顧客への売上高 2,707,782 154,661 2,862,443 2,862,443 セグメント間の内部売上高又は振替高 2,707,782 154,661 2,862,443 2,862,443 セグメント利益 57,541 4,259 61,801 61,801 セグメント資産 2,945,325 41,027 2,986,352 480,324 3,466,677 その他の項目 減価償却費 112,031 220 112,252 112,252 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 280,259 517 280,777 280,777 (注)1.セグメント資産の調整額は、主に余資運転資金(現金及び預金)463,751千円であります。 2.セグメント利益の合計額は、財務諸表の営業利益であります。 当事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注)1 財務諸表 計上額 (注)2 受託試験 環境 売上高 外部顧客への売上高 2,711,842 217,434 2,929,276 2,929,276 セグメント間の内部売上高又は振替高 2,711,842 217,434 2,929,276 2,929,276 セグメント利益 179,191 26,112 205,303 205,303 セグメント資産 3,244,244 63,122 3,307,366 727,493 4,034,860 その他の項目 減価償却費 141,880 296 142,177 142,177 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 166,765 431 167,196 167,196 (注)1.セグメント資産の調整額は、主に余資運転資金(現金及び預金)655,990千円であります。 2.セグメント利益の合計額は、財務諸表の営業利益であります。