事業の内容
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/ 原文長 約5744文字
3 【事業の内容】 当社は、遺影写真等画像映像のデジタル加工、通信出力を主体としたメモリアルデザインサービス事業と個人向け写真集の作製、販売を主体としたパーソナルパブリッシングサービス事業を主な事業として取り組んでおります。また、2011年3月より、空中結像技術を取得し、エアリアルイメージング事業として、その研究、開発を開始いたしました。 なお、最近のセグメント別の売上実績は以下のとおりであります。 回次 第23期 第24期 決算年月 2018年4月 2019年4月 セグメントの名称 売上高 (千円) 構成比 (%) 売上高 (千円) 構成比 (%) メモリアルデザインサービス事業 2,524,634 42.8 2,538,699 40.3 パーソナルパブリッシングサービス事業 3,271,521 55.4 3,619,794 57.5 エアリアルイメージング事業 107,854 1.8 137,498 2.2 合計 5,904,010 100.0 6,295,992 100.0 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 当社の事業系統図は以下のとおりであります。 ※ 3DPとはASKA3Dプレートの略で、空中結像を可能にする特殊なプレートのことです。 (1) メモリアルデザインサービス事業 当事業におきましては、主として葬儀葬祭関連の会社に対し、遺影写真等写真画像のデジタル加工、通信出力及びメモリアルビデオなど葬祭関連演出サービスの提供並びに付随するシステム機器、サプライ用品等の販売を行っております。 当事業の特徴は以下のとおりであります。 ① 当事業の成り立ち 従来より遺影写真は葬儀において不可欠な要素でありましたが、その作成手法は暗室において遺影写真の元となる写真から切り貼りするという大変手間がかかるものでした。また、仕上がりは不自然なものとなるのが実状でありました。 当社の前身となる株式会社飛鳥写真館において、写真業を営む傍ら、コンピュータによるデジタル画像処理により、不具合が生じた写真を修正するサービスを提供し、画像処理のノウハウを蓄積いたしました。そのノウハウを元に遺影写真に特化した画像処理技術を研究、確立し、集配可能な地域において取引先を拡大してまいりました。 その後、通信インフラ技術、リモートコントロール技術との融合により、葬儀社などでの集配業務を削除でき、高品質、低価格、短納期で遺影写真を全国に提供できるサービスを確立させ、当社を設立し、全国的に展開いたしました。 ② 遺影写真の加工技術 遺影写真の加工は最新のコンピュータとソフトウェアを用いて行っておりますが、コンピュータは単なる絵筆であり、ソフトウェアを使用するだけで美しい遺影写真を作成できるわけではありません。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約1622文字
(1) 経営方針 ① 会社の経営の基本方針 当社は、「思いをかたちに」を経営理念とし、最新のデジタルテクノロジーと独自のネットワークシステムで、写真そのものが持つ表現力を深め、広げていきたいと考えております。当社が目指すのは、撮影後のフォトイノベーションであり、新しい写真文化の創造を使命としております。 当社のビジネスは、ITデジタル技術・印刷および色管理技術・ヒューマンリテラシーなど広範囲にわたる複合的な技術やノウハウの集約によって成り立っています。インターネットなどの通信インフラにより提供された画像データに高度な画像処理技術や写真印刷技術などを施すことで、完全にカスタマイズされたサービスを一人一人のお客様に提供し、究極の顧客満足を得る企業を目指してまいります。 さらに、画像映像の新しい表現方法や、インターネットを活用した新規ビジネスなど、新しい取り組みにも常に挑戦してまいります。 ② 目標とする経営指標 当社は、新しい写真文化の創造を使命としており、事業の拡大を通じて、より多くの感動を提供してまいりたいと考えております。そのために、事業の安定的成長と適切な利益の獲得が重要な経営目標であると認識しております。従いまして、当社は、経営指標として、売上高増加率と売上高経常利益率を重要視しております。 ③ 中長期的な会社の経営戦略 当社は、ニッチストック型ビジネスであるメモリアルデザインサービス事業と安定成長型ビジネスであるパーソナルパブリッシングサービス事業、空中結像という新しい市場の創造を目指すエアリアルイメージング事業という位置づけの異なる3つの事業にバランスよく力を注いでまいります。 当社の属する写真業界は、デジタルカメラの普及やブロードバンドの一般化による大きな変革期を迎えております。このような環境のもと、デジタル写真処理、印刷、製本などすべての機能を内製化している強みを生かし、顧客ニーズの変化を的確に捉えた新サービスの開発、提案を推し進めるとともに、既存サービスのさらなる浸透に邁進してまいります。 メモリアルデザインサービス事業は、当社設立以来の中核事業であり、安定的な成長と利益獲得の基盤が確立しております。当事業では、遺影写真加工のさらなるシェアアップと強固な顧客基盤への多様なサービスの提供および生産性の向上を重点施策として今後の安定成長を目指すとともに、当社の保有する技術やサービスの他市場への展開を模索してまいります。 パーソナルパブリッシングサービス事業は、数千億円といわれる写真アウトプット市場をターゲットにしており、大きなポテンシャルを有しております。当事業の認知度が一定程度広まってまいりましたが、未だ十分とはいえません。当事業の認知度の向上に努め、印刷による1冊から写真集という新しい写真文化の浸透に注力してまいります。…
対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約1130文字
(2) 経営環境及び対処すべき課題 今後の見通しとしましては、企業業績の回復など明るい兆しがあるものの、市場における競争環境の激化により楽観できない状況が継続するものと思われます。葬儀葬祭業界は、家族葬の増加により葬儀単価が下落傾向にあり、葬儀演出に関する差別化ニーズが増加しております。プロフェッショナル写真業界では、デジタル化が進み、撮影技法だけでなく、画像処理、レイアウトなどのデジタルスキルが重要となってきております。また、一般コンシューマではスマホによる写真撮影が一般化し、写真共有による楽しみが浸透しております。このような環境のもと、継続して成長していくために、以下の項目を対処すべき課題と認識しております。 ① エアリアルイメージング事業の収益化 2011年より開始しましたエアリアルイメージング事業は、そのユニークな技術力、シンプルな構造、利用可能性の広さなどから、展示会やデモンストレーションなどでの評価は高いものの、ASKA3Dプレートの低コストでの量産化には想定以上の時間を要しており、十分に事業として確立していないのが現状です。 このたび樹脂製ASKA3Dプレートの第1段階の量産化へ移行できたことで、現状の生産能力と価格感にフィットした量産案件の受注に注力し、空中操作という新しい市場の創造にチャレンジしてまいります。また、ガラス製ASKA3Dプレートにおきましては、その高い結像品質や大型結像が可能というメリットを生かして、サイネージ用途での活用を推進してまいります。 ② 既存事業のさらなる成長 従来より展開しておりますメモリアルデザインサービス事業、パーソナルパブリッシングサービス事業とも安定した売上、利益を獲得しておりますが、さらなる飛躍を課題として認識しております。 両事業とも、豊富な顧客基盤や技術力を強みとしており、メモリアルデザインサービス事業では「tsunagoo」などのITサービスの浸透を進め、パーソナルパブリッシングサービス事業ではOEM供給の拡大やプロフェッショナル写真家に向けた新サービスの提供などによって今後もさらに成長してまいります。 ③ イノベーション創出基盤の醸成 変化の激しいこの時代において持続的な成長をするためには、新しい技術との融合や社員のイノベーティブな発想を通じて、新しいサービスの提案、開発が不可欠だと考えております。そこで、イノベーション推進の専門部署の設置や、広島大学との提携によるイノベーション教育の継続的な実施、社内提案制度の充実などを通じて社内のイノベーション創出基盤を醸成していくとともに、ベンチャー企業との提携などにより社外の技術やノウハウとの融合を進めてまいります。
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約5480文字
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善が続き、全体的に緩やかな回復基調で推移しているものの、米中貿易摩擦の深刻化や中国経済の減速懸念などの海外経済の不確実性の高まりにより、先行きは不透明な状況にあります。 このような環境の中、当社は景気動向に左右されにくい葬祭市場に対し、遺影写真等画像映像のデジタル加工や通信出力サービスを主に提供するメモリアルデザインサービス事業、1冊から本格的写真集という新しい写真のアウトプット手法を提案するパーソナルパブリッシングサービス事業、空中結像という今までにないユニークな技術で、新しい市場を創造し、夢の実現を目指すエアリアルイメージング事業、それぞれに位置づけや特色が異なる三つの事業を展開してまいりました。 当事業年度は本社隣地を取得し、パーソナルパブリッシングサービス事業の生産スペース拡張を主な目的として、新社屋(本社西館)の建設を進めてまいりました。 セグメント別の概況を示すと、次のとおりであります。各セグメントの業績数値にはセグメント間の内部売上を含んでおります。 (メモリアルデザインサービス事業) 当事業におきましては、サプライ品の売上は堅調であったものの、主力である遺影写真加工収入や動画等葬儀演出サービス収入は想定をやや下回り、ハード機器売上は前期好調の反動により苦戦したため、事業全体の売上は、前期に比べ微増にとどまりました。葬祭市場での豊富な顧客基盤を活用した、葬儀社・喪主・会葬者の三者を繋ぐ新サービス「tsunagoo」では、供物や弔電の発注機能に加えて、記帳受付システム機能を強化し、葬儀社への導入を推進してまいりました。 利益面におきましては、画像処理オペレーターの人件費率が上昇したことに加え、発送配達費や研究開発費が増加したため、セグメント利益は前期を下回る結果となりました。 以上の結果、売上高は2,538,699千円(前期比100.6%)、セグメント利益は716,975千円(前期比95.5%)となりました。 (パーソナルパブリッシングサービス事業) 当事業では、国内プロフェッショナル写真市場は「アスカブック」、国内一般消費者市場は「マイブック」ブランドで展開しております。また、スマートフォンで撮影された写真をもとにフォトブックや写真プリントをOEM供給しております。…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約548文字
4 セグメント資産及び負債については、各報告セグメントへの配分を行っていないため記載しておりません。 第24期(自 2018年5月1日 至 2019年4月30日) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注)1,2 財務諸表 計上額 (注)3 メモリアル デザイン サービス 事業 パーソナル パブリッシ ングサービ ス事業 エアリアル イメージン グ事業 合計 売上高 外部顧客への売上高 2,538,699 3,619,794 137,498 6,295,992 6,295,992 セグメント間の内部 売上高又は振替高 9,134 9,134 △ 9,134 2,538,699 3,619,794 146,632 6,305,126 △ 9,134 6,295,992 セグメント利益 又は損失(△) 716,975 916,511 △ 241,608 1,391,878 △ 523,196 868,681 その他の項目 減価償却費 29,886 215,197 16,470 261,555 33,450 295,005 (注) 1 セグメント利益の調整額△523,196千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用(報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費)であります。
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約1993文字
2 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 第23期及び第24期において、損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先はありますが、守秘義務を負っているため、顧客の名称、売上高の公表は控えさせていただきます。 3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものです。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績や現状を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する分析・検討内容 a. 財政状態の分析 財政状態の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載しております。 b. 経営成績の分析 (全般) 当事業年度の経営成績は、売上高6,295,992千円(前期比106.6%)、経常利益873,121千円(前期比109.7%)、当期純利益598,924千円(前期比107.5%)となりました。 当社は経営指標として、売上高増加率と売上高経常利益率を重要視しております。当事業年度の売上高増加率は6.6%であり、前事業年度に比べ、2.0ポイント下落いたしました。これは、パーソナルパブリッシングサービス事業において、OEM供給部門が伸びたものの、メモリアルデザインサービス事業の売上が全般的に伸び悩んだことが主な要因であります。また、売上高経常利益率は13.9%となり、前事業年度に比べ、0.4ポイント上昇いたしました。これは、メモリアルデザインサービス事業において、画像処理オペレータの増員などにより粗利率が低下したものの、パーソナルパブリッシングサービス事業において、売上の順調な増加に伴い、原価率や販売費一般管理費比率が減少しセグメント利益率が上昇したことが主な要因であります。 (売上高) 売上高は、前事業年度に比べ、391,981千円増加し6,295,992千円(前期比106.6%)となりました。…