事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約1102文字
3【事業の内容】 当社グループは、連結財務諸表提出会社(以下、「当社」という。)、連結子会社45社および持分法適用関連会社1社で構成され、その事業内容を医薬品事業とその他事業に区分しています。医薬品事業では、医療用医薬品、一般用医薬品等の研究開発・製造・販売を行っており、医薬品事業を構成する日本、アメリカス(北米)、中国、EMEA(欧州、中東、アフリカ、オセアニア)、アジア・ラテンアメリカ(韓国、台湾、香港、インド、アセアン、中南米等)、一般用医薬品等(日本)の6つの事業セグメントを報告セグメントとしています。当連結会計年度において、より機動的な戦略遂行のため日本医薬品事業から一般用医薬品等事業を分離し、新たな報告セグメントとしています。その他事業には、当社のライセンス収入および医薬品原料などに係る事業が含まれます。 事業区分、主要製品等および主要な会社の関係は、次のとおりです。 事業区分 主要製品等 主要な会社 医薬品事業 医療用医薬品 一般用医薬品 (日本) 当社 株式会社カン研究所 エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 EAファーマ株式会社 (北米) Eisai Corporation of North America (米国) Eisai Inc. (米国) H3 Biomedicine Inc. (米国) ( 中国 ) 衛材 ( 中国 ) 投資有限公司 衛材(中国)薬業有限公司 衛材(蘇州)貿易有限公司 (欧州) Eisai Europe Ltd. (英国) Eisai Ltd. (英国) Eisai Manufacturing Ltd. (英国) Eisai GmbH (ドイツ) Eisai S.A.S. (フランス) Eisai Farmacéutica S.A. (スペイン) (アジア他) Eisai Asia Regional Services Pte. Ltd. (シンガポール) 衛采製薬股份有限公司(台湾) Eisai (Thailand) Marketing Co., Ltd. (タイ) Eisai Korea Inc. (韓国) Eisai Pharmaceuticals India Pvt. Ltd. (インド) その他事業 ライセンス 医薬品原料 物流サービス 業務サービス (日本) 当社 エーザイ物流株式会社 株式会社サンプラネット 上記における事業区分は、「第5 経理の状況、1 連結財務諸表等、(1)連結財務諸表、連結財務諸表注記、5. セグメント情報」における事業区分と同一です。 事業の系統図は、次のとおりです。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約6820文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当期末現在において当社グループが判断したものです。 (1)企業理念 当社グループは、患者様とそのご家族の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献することを企業理念としています。この理念のもとですべての役員および従業員が一丸となり、世界のヘルスケアの多様なニーズを充足し、いかなる医療システム下においても存在意義のあるヒューマン・ヘルスケア( hhc )企業となることをめざしています。 当社グループの使命は、患者様満足の増大であり、その結果として売上や利益がもたらされ、この使命と結果の順序を重要と考えています。 当社グループは、この hhc 理念の実現に向けて、主要なステークホルダーズである患者様と生活者の皆様、株主の皆様および社員との信頼関係の構築につとめるとともに、コンプライアンス(法令と倫理の遵守)を日々実践し、企業価値の向上に取り組んでいます。 本企業理念は、定款に定め、株主の皆様と共有化をはかっています。 (2)経営環境 、 経営方針・経営戦略、ならびに 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題等 製薬産業に対しては、革新的な新薬による疾病治療への貢献にとどまらず、予防・先制医療の実現による健康寿命の延伸に対しても、より一層大きな役割を果たすことが期待されています。一方、医療費抑制に向けた動きがグローバルで強まるなど、製薬企業を取り巻く環境が大きく変化しています。 当社グループは、中期経営計画「EWAY 2025」の推進を通じて、社会的課題の解決をめざしています。 ① 中期経営計画「EWAY 2025」 2016年度にスタートした「EWAY 2025」では、以下の3つの戦略意思の実現をめざしています。 (a) 「病気になりたくない、罹っていれば早く知りたい、そして治りたい」に応える (b) 「住み慣れた場所、地域やコミュニティで自分の病気を管理し、予後や老後を安心して過ごしたい」に応える (c) 「hhc(ヒューマン・ヘルスケア)ニーズにもとづく立地(機会)が見出せ、それを満たすイノベーションが可能な事業分野」に集中する これらの戦略意思の根本は、当社グループの企業理念 hhc です。患者様とともに時間を過ごし、患者様の真のニーズを理解することによって生まれる強い動機付けが当社グループのイノベーションの源泉となります。当社グループは、ニューロロジー(神経)領域およびオンコロジー(がん)領域を戦略的重点領域と位置づけ、戦略的パートナーシップ を活用した新薬創出の加速とその価値最大化をはかるとともに、エコシステムプラットフォームの構築に取り組んでいます。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約6820文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当期末現在において当社グループが判断したものです。 (1)企業理念 当社グループは、患者様とそのご家族の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献することを企業理念としています。この理念のもとですべての役員および従業員が一丸となり、世界のヘルスケアの多様なニーズを充足し、いかなる医療システム下においても存在意義のあるヒューマン・ヘルスケア( hhc )企業となることをめざしています。 当社グループの使命は、患者様満足の増大であり、その結果として売上や利益がもたらされ、この使命と結果の順序を重要と考えています。 当社グループは、この hhc 理念の実現に向けて、主要なステークホルダーズである患者様と生活者の皆様、株主の皆様および社員との信頼関係の構築につとめるとともに、コンプライアンス(法令と倫理の遵守)を日々実践し、企業価値の向上に取り組んでいます。 本企業理念は、定款に定め、株主の皆様と共有化をはかっています。 (2)経営環境 、 経営方針・経営戦略、ならびに 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題等 製薬産業に対しては、革新的な新薬による疾病治療への貢献にとどまらず、予防・先制医療の実現による健康寿命の延伸に対しても、より一層大きな役割を果たすことが期待されています。一方、医療費抑制に向けた動きがグローバルで強まるなど、製薬企業を取り巻く環境が大きく変化しています。 当社グループは、中期経営計画「EWAY 2025」の推進を通じて、社会的課題の解決をめざしています。 ① 中期経営計画「EWAY 2025」 2016年度にスタートした「EWAY 2025」では、以下の3つの戦略意思の実現をめざしています。 (a) 「病気になりたくない、罹っていれば早く知りたい、そして治りたい」に応える (b) 「住み慣れた場所、地域やコミュニティで自分の病気を管理し、予後や老後を安心して過ごしたい」に応える (c) 「hhc(ヒューマン・ヘルスケア)ニーズにもとづく立地(機会)が見出せ、それを満たすイノベーションが可能な事業分野」に集中する これらの戦略意思の根本は、当社グループの企業理念 hhc です。患者様とともに時間を過ごし、患者様の真のニーズを理解することによって生まれる強い動機付けが当社グループのイノベーションの源泉となります。当社グループは、ニューロロジー(神経)領域およびオンコロジー(がん)領域を戦略的重点領域と位置づけ、戦略的パートナーシップ を活用した新薬創出の加速とその価値最大化をはかるとともに、エコシステムプラットフォームの構築に取り組んでいます。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約8492文字
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1)事業の概況 ○ 当社グループは中期経営計画「EWAY 2025」(2016年度~2025年度)において、「Medico Societal Innovator(薬とソリューションで社会を変える企業)」を目指し、戦略的パートナーシップによる神経領域とがん領域に集中したイノベーション創出の取り組みを進めています。 ○ 神経領域では、Biogen Inc.(米国、以下バイオジェン社)と共同で早期アルツハイマー病を対象に開発している抗アミロイドβ抗体アデュカヌマブ(一般名)について、米国ではBLA(生物製剤ライセンス)申請における各モジュールの申請を既に開始し、2020年度第2四半期の申請完了を予定しています。日本、欧州においては規制当局と申請に向けた協議を進めています。同じくバイオジェン社との共同開発品である抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「BAN2401」は、フェーズⅢ試験(Clarity AD試験)が進行しており、2022年度第2四半期にトップライン結果を取得することをめざしています。当社グループが開発を進めていた自社創製の新規不眠症治療剤「デエビゴ」(英名「DAYVIGO」)は、日本および米国で承認を取得しました。抗てんかん剤「フィコンパ」(英名「Fycompa」)は、発売国の拡大、新適応および剤形の追加が進展しています。 ○ がん領域では、抗がん剤「レンビマ」について、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(以下、米メルク社)の抗PD-1抗体「キイトルーダ」(一般名:ペムブロリズマブ)との併用療法による子宮内膜がんに係る適応を米国で新たに取得したほか、米メルク社との共同販促の進展により各国において患者様アクセスが順調に拡大し、売上収益は1,119億円となりました。 ○ 以上の結果、当期の営業利益ならびに当期利益が過去最高を更新するとともに、中期経営計画「EWAY 2025」で2020年度の達成を目指していた営業利益、当期利益およびROE(親会社所有者帰属持分当期利益率)を1年前倒しで達成しました。 (2)経営成績の状況 当期(2019年4月1日~2020年3月31日)の連結業績は、次のとおりとなりました。 売上収益 6,956億21百万円 ( 前期比 8.2%増 ) 営業利益 1,255 億 2百万円 ( 同 45.7%増 ) 税引前当期利益 1,280 億63百万円 ( 同 43.2%増 ) 当期利益 1,224 億67百万円 ( 同 84.2%増 ) 親会社の所有者に帰属する当期利益 1,217 億67百万円 ( 同 92.…
セグメント関連
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/ 原文長 約5499文字
(2) 報告セグメントに関する情報 (単位:百万円) 当連結会計年度 (自 2019年4月 1日 至 2020年3月31日) 前連結会計年度 (自 2018年4月 1日 至 2019年3月31日) 売上収益 セグメント利益 売上収益 セグメント利益 医薬品事業 日本(注4) 247,134 94,198 276,752 100,207 アメリカス 127,931 59,969 97,859 46,346 中国 77,004 32,767 66,299 24,409 EMEA 53,651 22,990 49,793 19,743 アジア・ラテンアメリカ 46,643 15,961 48,717 15,296 一般用医薬品等 24,904 4,548 24,325 4,534 報告セグメント計 577,267 230,432 563,745 210,535 その他事業(注1) 118,355 108,525 79,090 70,817 事業計 695,621 338,956 642,834 281,352 研究開発費(注2) △ 140,116 △ 144,844 親会社の本社管理費等(注3) △ 77,713 △ 50,354 子会社売却益 4,374 連結損益計算書の営業利益 125,502 86,154 (注1) その他事業は、親会社のライセンス収入及び医薬品原料などに係る事業です。 当連結会計年度の売上収益及びセグメント利益には、米メルク社との抗がん剤「レンビマ」に関する戦略的提携のオプション権行使に伴う一時金21,622百万円(前連結会計年度は34,990百万円)及びマイルストン54,559百万円(前連結会計年度は30,552百万円)を含めています。 (注2) 当社グループは、研究開発費をグローバルに管理しているため、セグメントに配分していません。 (注3) 親会社の本社管理費等は、当社グループ全体の運営に係る費用等であり、パートナーとの戦略的提携に伴う利益及び費用の折半金額を含めています。当連結会計年度の親会社の本社管理費等には、当社グループが米メルク社に支払う抗がん剤「レンビマ」の折半利益49,436百万円(前連結会計年度は23,889百万円)を含めています。 (注4) 前連結会計年度における日本医薬品事業の売上収益及びセグメント利益には、2019年4月に譲渡したジェネリック医薬品の販売子会社(エルメッド エーザイ株式会社(東京都))の売上収益及びセグメント利益を含めています。当該子会社の譲渡については、「注記38.子会社の譲渡」に記載しています。…