事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約578文字
3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社43社、関連会社4社及び共同支配企業2社(2024年3月31日現在)より構成されており、医療用医薬品の研究開発、仕入、製造、販売並びにこれらの付随業務を事業内容とする単一セグメントであります。 主要な会社は次のとおりであります。 当社、シオノギファーマ株式会社、シオノギヘルスケア株式会社、シオノギテクノアドバンスリサーチ株式会社、 株式会社UMNファーマ、Pharmira株式会社、シオノギビジネスパートナー株式会社、Shionogi Inc.、 Qpex Biopharma, Inc.、Tetra Therapeutics Inc.、Shionogi-Apnimed Sleep Science, LLC、Shionogi B.V.、 台湾塩野義製薬股份有限公司、北京塩野義医薬科技有限公司、平安塩野義(香港)有限公司、平安塩野義(中国)有限公司、その他34社 事業の内容と当社グループ各社の当該事業における位置付けを事業系統図によって示すと、次のとおりであります。 (注)1.連結子会社30社、関連会社3社及び共同支配企業1社は小規模のため表中には表示しておりません。 2.2024年4月1日付でシオノギファーマ株式会社はPharmira株式会社を吸収合併しております。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約3736文字
(1) 経営方針・経営戦略等 ■経営の基本方針 SHIONOGIは、「常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬(ヘルスケアソリューション)を提供する」ことを基本方針(SHIONOGI Group Heritage)としております。そのためには、益々よい薬を創り、かつ製造するとともに、益々多くの人々に知らせ使っていただかなければなりません。このことを成し遂げるために、SHIONOGIのあらゆる人々が日々技術を向上させることが、すべてのステークホルダー(顧客、株主・投資家、社会、従業員など)の利益の拡大につながるものと考えております。 ■2030年に成し遂げたいビジョン SHIONOGIは、「新たなプラットフォームでヘルスケアの未来を創り出す」ことをSHIONOGI Group Visionとして掲げ、事業の変革を進めております。社会保障費の増加に対する懸念の高まりや医療ニーズの高度化、多様化が進む中で懸命にこれに対処し、人々の健康と持続可能な社会の実現に貢献し続けることがSHIONOGIの社会的使命であると認識しております。一方で医療用医薬品ビジネスには、主力製品の特許切れという事業のサステイナビリティに関わる課題が常に存在します。SHIONOGIは従来の医療用医薬品を中心に提供する「創薬型製薬企業」から、ヘルスケアサービスを提供する「HaaS(Healthcare as a Service)企業」へと自らを変革し、社会に対して新たな価値を提供し続けていくことで、患者さまや社会の抱える困り事をより包括的に解決したいと考えております。そのためには、創造力と専門性をベースとした創薬型製薬企業としての強みをさらに進化させ、ヘルスケア領域の新たなプラットフォーム構築に向けて、異なる強みを持つ他社・他産業から選ばれる「協創の核」とならねばなりません。 SHIONOGIは、変化を恐れず、多様性を受容し、既成概念を超えて自らを「Transform」することで、SHIONOGI Group Visionの実現に取り組んでまいります。 ■経営環境及び経営戦略 グローバルにおけるビジネス環境は複雑さを増し、将来の予測が困難な状態にあります。世界人口の増加と高中所得国における少子高齢化の進行、地球規模で起こる気候変動等の環境変化とそれらに伴う疾病構造やヘルスケアに求められるニーズの変化、人工知能の飛躍的な進化、人々の価値観の多様化、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のパンデミックを契機とした創薬の研究開発の進め方やグローバル展開の考え方の変革等、ヘルスケア産業を取り巻く外部環境は急速に変化しております。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約3037文字
(2) STS2030 Revision で優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 マテリアリティの中で特に重視している課題は「感染症の脅威からの解放」であり、その実現こそが感染症のリーディングカンパニーとしてのSHIONOGIの使命であると考え、STS2030 Revisionでは感染症領域における種々のヘルスケア課題の解決と持続可能なビジネスモデル構築を目指しております。また、「健やかで豊かな人生への貢献」についても特に重視するマテリアリティの1つに据え、従来注力領域に掲げていた「精神・神経疾患」と「疼痛」にこだわらず「認知症」や「肥満症」といったアンメットニーズの高い領域にニーズ/疾患単位でフォーカスし、誰もが自分らしく生き生きとした生活を送ることができる社会の実現に貢献いたします。 ■社会課題の解決を通じた価値創造 ①感染症の脅威からの解放 SHIONOGIは、60年以上にわたって感染症の研究・開発を続けており、これまで多くの感染症治療薬を社会に提供してまいりました。長い活動で培われた感染症領域への深い理解、化合物や病原体のライブラリなどの強みをベースに、今後もアンメットニーズの充足に貢献するソリューションを提供することが出来ると考えております。 世界を新型コロナウイルス感染症パンデミックから一日でも早く解放することを最優先に、COVID-19治療薬の開発に加え、今後出現する可能性のある変異株、さらにはコロナウイルスによる次のパンデミックに対しても有効なユニバーサルワクチンの創製にも取り組んでおります。さらに、島津製作所との合弁会社である株式会社AdvanSentinelによる下水疫学調査サービスの提供、診療体制支援を目的とした株式会社アルムとの業務提携、COVID-19診断薬の開発や供給など、感染症のトータルケア(治療のみではなく未病、予防、診断、予後なども含めた疾患全体のケア)の実現に向けた製品・サービスの整備を行いました。引き続き、エンシトレルビルのエビデンス構築、小児や予防などの適応拡大により、満たされていないニーズの充足に貢献するとともに、感染症のトータルケアをグローバルに展開することで、トップラインの成長、持続可能なビジネスモデルの構築の実現を目指してまいります。 また、世界三大感染症についても、HIVのみならず、結核やマラリアなどの治療に長期間を要する感染症にコミットすることで、感染症のリーディングカンパニーとしての使命を果たしてまいります。 さらに、SHIONOGI単独では対応が難しい感染症の課題に対しても、社会とともに解決するための仕組みの構築に取り組んでまいります。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約5904文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営者の視点による当社グループ(当社及び連結子会社)の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 また、当社グループの事業は、医療用医薬品の研究開発、仕入、製造、販売並びにこれらの付随業務を事業内容とする単一セグメントであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ① 経営成績等 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は 1兆4,169億18百万円 で、前連結会計年度末に比べて 1,051億17百万円増加 しました。 非流動資産は、 6,327億12百万円 で、為替の影響によるその他の金融資産の増加、仕掛研究開発資産等の無形資産の増加やその他の非流動資産の増加等により前連結会計年度末に比べて 1,051億4百万円増加 となりました。流動資産は 7,842億5百万円 で、現金及び現金同等物や営業債権の増加の一方で、3ヶ月超の定期預金および債券(流動資産のその他の金融資産に含みます)の増減、その他の流動資産の減少等の結果、前連結会計年度末に比べて 13百万円増加 にとどまりました。 資本については 1兆2,525億62百万円 となりました。自己株式の取得や配当金の支払があった一方で、当期利益の計上と在外営業活動体の外貨換算差額(その他の資本の構成要素に含みます)の増加により、前連結会計年度末に比べて 1,306億84百万円増加 しました。 負債については 1,643億55百万円 で、前連結会計年度末に比べて 255億66百万円減少 しました。 非流動負債は 304億48百万円 で、前連結会計年度末に比べて 9億21百万円減少 しました。流動負債は 1,339億7百万円 で、未払法人所得税の減少等により、前連結会計年度末に比べて 246億45百万円減少 しました。 b.経営成績 当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)の経営成績は、以下のとおりであります。 (単位:百万円) 当連結会計年度 前連結会計年度 増減 増減率(%) 売上収益 410,073 426,684 △16,611 △3.9 売上収益(ライセンス移管に伴う利益含む) 435,081 426,684 8,396 2.0 営業利益 153,310 149,003 4,307 2.9 コア営業利益 ※1 170,421 158,483 11,938 7.5 税引前利益 198,283 220,332 △22,048 △10.0 親会社の所有者に帰属する 当期利益 162,030 184,965 △22,935 △12.…
セグメント関連
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/ 原文長 約12789文字
(1) 報告セグメントに関する情報 当社グループは、医療用医薬品の研究開発、仕入、製造、販売並びにこれらの付随業務を事業内容とする単一事業であります。製品別の販売状況、会社別の利益などの分析は行っておりますが、事業戦略の意思決定、研究開発費を中心とした経営資源の配分は当社グループ全体で行っており、従って、セグメント情報の開示は省略しております。 (2) 製品及びサービスに関する情報 製品及びサービスごとの外部顧客への売上収益は、「5.売上収益」に記載のとおりであります。 (3) 地域に関する情報 売上収益及び非流動資産の地域別内訳は、以下のとおりであります。 ① 売上収益 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 ) 日本 207,777 155,278 欧州 184,982 218,990 うち、イギリス 174,706 201,288 北米 16,253 18,036 うち、アメリカ 16,247 18,031 その他 17,670 17,766 合計 426,684 410,073 (注) 1.売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 2.日本以外の区分に属する主な国又は地域は、以下のとおりであります。 (1) 欧州・・・・・イギリス、スイス等 (2) 北米・・・・・アメリカ等 (3) その他・・・・アジア等 ② 非流動資産 (単位:百万円) 前連結会計年度 ( 2023年3月31日 ) 当連結会計年度 ( 2024年3月31日 ) 日本 218,971 273,217 欧州 729 2,230 米国 29,490 42,915 その他 8,605 8,500 合計 257,796 326,864 (注) 1.非流動資産は、資産の所在地により、国又は地域に分類しており、金融商品及び繰延税金資産を除いております。 2.日本以外の区分に属する主な国又は地域は、以下のとおりであります。 (1) 欧州・・・・・イギリス等 (2) その他・・・・アジア等 (4) 主要な顧客に関する情報 売上収益が当社グループ全体の売上収益の10%以上の相手先は、以下のとおりであります。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 ) ViiV Healthcare Ltd. 168,454 195,782 株式会社スズケン 50,444 厚生労働省 100,000 (注) 1.前連結会計年度の株式会社スズケンに対する売上収益は、当社グループ全体の売上収益の10%未満であるため、記載を省略しております。 2.…
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約522文字
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先 前連結会計年度 当連結会計年度 金額(百万円) 割合(%) 金額(百万円) 割合(%) ViiV Healthcare Ltd. 168,454 39.5 195,782 47.7 株式会社スズケン ※1 50,444 12.3 厚生労働省 ※2 100,000 23.4 ※1 前連結会計年度の株式会社スズケンに対する販売実績は、総販売実績に対する割合が10%未満であるため、記載を省略しております。 ※2 当連結会計年度の厚生労働省に対する販売実績は、総販売実績に対する割合が10%未満であるため、記載を省略しております。 (2) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。重要性がある会計方針及び見積りの詳細等につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 2.作成の基礎 (4) 重要な会計上の判断、見積り及び仮定」をご参照ください。