事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約974文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社15社、関連会社5社及びその他の関係会社1社により構成されており、機能性顔料、電子素材の製造・販売の事業を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 (1)機能性顔料 磁性粉末材料及び各種着色材料等の製造・販売を当社が中心となって行っております。 東京色材工業㈱は、有機顔料の製造・販売を行っております。 また、中国における事業活動として、浙江華源顔料股份有限公司は、無機顔料等の製造・販売を行っております。 (2)電子素材 当社は電子機器の素材としてのフェライトコンパウンド・フェライト材料等の製造・販売を行っており、戸田塑磁材料(浙江)有限公司及び戸田工業アジア(タイランド)Co.,Ltd.は、フェライト磁性コンパウンド等の製造・販売を、浙江東磁戸田磁業有限公司は、ボンドフェライト材料の製造・販売を行っております。戸田イスCORPORATIONは磁性材料の製造・販売を、戸田麦格昆磁磁性材料(天津)有限公司は希土類磁性コンパウンド等の製造・販売を、江門協立磁業高科技有限公司は射出成型磁石等の製造・販売を行っております。 また、戸田アドバンストマテリアルズInc.及び㈱セントラル・バッテリー・マテリアルズはリチウムイオン電池用正極材料の前駆体の製造・販売を行っております。BASF戸田バッテリーマテリアルズ合同会社は、リチウムイオン電池用正極材料の製造・販売を行っております。 美戸先進材料股份有限公司は、化成品の原料を製造・販売しております。 なお、主要な関係会社における異動は以下のとおりであります。 (電子素材) 当連結会計年度において、当社が所有する種類株式を普通株式へ転換したことにより持分法適用関連会社であった戸田イスCORPORATIONの議決権総数の過半数を取得いたしました。これにより、同社及びその子会社1社を連結の範囲に含めております。なお、みなし取得日を2023年12月31日としているため、当連結会計年度においては、同社の2023年12月31日時点の貸借対照表のみを連結しており、連結損益計算書に同社の業績は含まれておりません。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約2083文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社は、マテリアリティで定めた第98期(2031年3月期)のありたい姿の達成を目指し、第92期(2025年3月期)から第94期(2027年3月期)までの3か年を実行期間とする中期経営計画「Vision2026」を策定いたしました。 <「Vision2026」の概要> 当社グループでは、2023年にパーパスの制定、マテリアリティの特定を行いました。マテリアリティでは、ありたい姿を見据え達成目標を定めました。 第89期(2022年3月期)から第91期(2024年3月期)までの3か年を実行期間とした中期事業計画「Vision2023」では、事業の成長と構造転換を進めてまいりました。しかしながら、ありたい姿を達成するには、さらなる企業価値向上が必要となります。 そこで、中期経営計画「Vision2026」では、企業価値向上のために事業ポートフォリオマネジメントの強化をさらに推し進めてまいります。 <「Vision2023」の振り返り> 「Vision2023」の最終年度である第91期に200周年を迎えるにあたり、パーパス「微粒子の可能性を、世界の可能性に変えていく。」を制定いたしました。また、パーパス、経営理念に基づきESGを含む事業活動と各指標を明示したマテリアリティを策定いたしました。 事業活動では、「電子素材」セグメントを成長事業、「機能性顔料」セグメントを収益基盤事業と位置付け、企業価値向上に取り組みました。初年度である第89期は、世界経済の回復を背景に需要が回復し、計画を大幅に上回りました。特に、高品質な電子素材の販売が好調に推移いたしました。また、磁石成形品の製造会社「江門協立磁業高科技有限公司」(中国)を子会社化し、川下展開による事業拡大を具体化させました。しかし、第90期(2023年3月期)以降、需要低迷、原材料・エネルギー価格や輸送費高騰等の影響を受け、計画は未達に終わりました。特に、酸化鉄顔料を製造する連結子会社「戸田聯合実業(浙江)有限公司」(中国)の譲渡は、当社グループの将来的な企業価値の向上に資するとの判断から実行しておりますが、第91期においては「機能性顔料」の収益力を押し下げる主な要因となりました。 以上のことから、当期間における「電子素材」は黒字ながらも弱い成長に留まり、「機能性顔料」は赤字となり安定した収益の確保には至りませんでした。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2083文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社は、マテリアリティで定めた第98期(2031年3月期)のありたい姿の達成を目指し、第92期(2025年3月期)から第94期(2027年3月期)までの3か年を実行期間とする中期経営計画「Vision2026」を策定いたしました。 <「Vision2026」の概要> 当社グループでは、2023年にパーパスの制定、マテリアリティの特定を行いました。マテリアリティでは、ありたい姿を見据え達成目標を定めました。 第89期(2022年3月期)から第91期(2024年3月期)までの3か年を実行期間とした中期事業計画「Vision2023」では、事業の成長と構造転換を進めてまいりました。しかしながら、ありたい姿を達成するには、さらなる企業価値向上が必要となります。 そこで、中期経営計画「Vision2026」では、企業価値向上のために事業ポートフォリオマネジメントの強化をさらに推し進めてまいります。 <「Vision2023」の振り返り> 「Vision2023」の最終年度である第91期に200周年を迎えるにあたり、パーパス「微粒子の可能性を、世界の可能性に変えていく。」を制定いたしました。また、パーパス、経営理念に基づきESGを含む事業活動と各指標を明示したマテリアリティを策定いたしました。 事業活動では、「電子素材」セグメントを成長事業、「機能性顔料」セグメントを収益基盤事業と位置付け、企業価値向上に取り組みました。初年度である第89期は、世界経済の回復を背景に需要が回復し、計画を大幅に上回りました。特に、高品質な電子素材の販売が好調に推移いたしました。また、磁石成形品の製造会社「江門協立磁業高科技有限公司」(中国)を子会社化し、川下展開による事業拡大を具体化させました。しかし、第90期(2023年3月期)以降、需要低迷、原材料・エネルギー価格や輸送費高騰等の影響を受け、計画は未達に終わりました。特に、酸化鉄顔料を製造する連結子会社「戸田聯合実業(浙江)有限公司」(中国)の譲渡は、当社グループの将来的な企業価値の向上に資するとの判断から実行しておりますが、第91期においては「機能性顔料」の収益力を押し下げる主な要因となりました。 以上のことから、当期間における「電子素材」は黒字ながらも弱い成長に留まり、「機能性顔料」は赤字となり安定した収益の確保には至りませんでした。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約3022文字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度(以下、「当期」という)における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 売上高 (百万円) 営業利益 (百万円) 経常利益 (百万円) 親会社株主に帰属する当期純利益又は 親会社株主に帰属する当期純損失(△)(百万円) 1株当たり 当期純利益又は 1株当たり 当期純損失(△)(円) 当期 26,234 117 1,168 △3,581 △620.00 前期 34,934 1,367 3,349 3,268 566.50 増減率(%) △24.9 △91.4 △65.1 当期の業績は、売上高は26,234百万円(前期比24.9%減)、営業利益は117百万円(前期比91.4%減)、経常利益は1,168百万円(前期比65.1%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は3,581百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益3,268百万円)となりました。 セグメント別の状況は、次のとおりであります。 売上高 セグメント利益 前期 (百万円) 当期 (百万円) 増減率(%) 前期 (百万円) 当期 (百万円) 増減率(%) 機能性顔料 14,730 8,124 △44.8 2,001 838 △58.1 電子素材 20,653 18,569 △10.1 2,389 2,560 7.2 消去又は全社 △448 △459 △3,023 △3,281 合計 34,934 26,234 △24.9 1,367 117 △91.4 (機能性顔料) 複写機・プリンター向け材料、触媒向け材料の売上は市場における需要回復が遅れた影響を受けました。また、前期において戸田聯合実業(浙江)有限公司の出資持分を譲渡したこと等から、売上高は前期比44.8%減の8,124百万円、セグメント利益は前期比58.1%減の838百万円となりました。 (電子素材) 磁石材料、誘電体材料ともに上期は市場回復の遅れ等に伴う在庫調整の影響を受けたものの、下期より徐々に需要回復の傾向にあります。特に、世界最高レベルの磁気特性を持つ希土類ボンド磁石材料の売上は、主に自動車用途として前期より伸長いたしました。しかしながら、LIB用材料の製造を営んでいる当社の連結子会社において、需要変動の影響を受けたこと等から、売上高は前期比10.1%減の18,569百万円となりました。一方、セグメント利益は製品価格是正活動の効果等により前期比7.2%増の2,560百万円となりました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1421文字
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント 合計 調整額 (注)1 連結財務諸表 計上額 (注)2 機能性顔料 電子素材 売上高 外部顧客への売上高 14,723 20,210 34,934 34,934 セグメント間の内部売上高又は振替高 442 448 △ 448 14,730 20,653 35,383 △ 448 34,934 セグメント利益 2,001 2,389 4,391 △ 3,023 1,367 セグメント資産 10,613 19,089 29,703 22,313 52,016 その他の項目 減価償却費 244 284 528 156 685 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 414 670 1,084 718 1,802 (注)1 調整額は以下のとおりであります。 (1)セグメント利益の調整額△3,023百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△3,023百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 (2)セグメント資産の調整額は全社資産であります。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない当社の金融資産(現金及び預金、投資有価証券等)、管理部門に係る資産であります。 (3)減価償却費の調整額は、報告セグメントに帰属しない資産の減価償却費であります。 (4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、報告セグメントに帰属しない資産の増加額であります。 2 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント 合計 調整額 (注)1 連結財務諸表 計上額 (注)2 機能性顔料 電子素材 売上高 外部顧客への売上高 8,119 18,115 26,234 26,234 セグメント間の内部売上高又は振替高 453 459 △ 459 8,124 18,569 26,694 △ 459 26,234 セグメント利益 838 2,560 3,398 △ 3,281 117 セグメント資産 8,368 22,578 30,946 22,767 53,714 その他の項目 減価償却費 187 330 517 285 802 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 780 751 1,532 287 1,819 (注)1 調整額は以下のとおりであります。 (1)セグメント利益の調整額△3,281百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△3,281百万円が含まれております。…
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約2123文字
3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先 前連結会計年度 当連結会計年度 金額(百万円) 割合(%) 金額(百万円) 割合(%) BASF Toda America LLC 5,645 16.16 3,227 12.30 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当期末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a)経営成績の分析 当期における当社グループを取り巻く事業環境は、コロナ禍からの脱却による社会経済活動の正常化を背景に個人消費の持ち直しと雇用情勢の改善により、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、長期化するウクライナ情勢や中東地域を巡る地政学的リスクの高まり、各国での物価高騰に対する金融引き締め、中国経済の減速等、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。 こうした状況のもと、当社グループにおきましては、中期事業計画「Vision2023」の目標達成に向けて、各事業の成長及び拡大を図ってまいりました。また、収益改善の取組みとして製品価格の是正活動、継続的な原価低減活動及び諸経費の削減等も注力いたしました。 しかしながら、機能性顔料事業、電子素材事業ともに需要変動の影響を受けたこと及び前期において戸田聯合実業(浙江)有限公司の出資持分を譲渡したこと等により、当期の売上高及び営業利益は前期を下回りました。なお、前期の連結損益計算書に計上されている戸田聯合実業(浙江)有限公司の売上高は5,352百万円、営業利益は470百万円であります。 営業外収支においては、為替が円安に振れたこと等の利益を押し上げる要因はあったものの、持分法適用関連会社の収益が減少いたしました。また、特別損益において前期は戸田聯合実業(浙江)有限公司の出資持分を譲渡したことによる関係会社出資金売却益933百万円を計上した一方、当期は当社が保有する事業用資産及び共用資産等を減損処理したことによる減損損失4,869百万円を計上いたしました。 以上のことから、売上高は26,234百万円(前期比24.9%減)、営業利益は117百万円(前期比91.4%減)、経常利益は1,168百万円(前期比65.1%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は3,581百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益3,268百万円)となりました。…