株式会社ファンペップ

証券コード: 4881 / 対象年度: 2023 / 提出日: 2024-03-28
業種 医薬品

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3分で読める事業概要

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事業の概要

大阪大学発の創薬系バイオベンチャーであり、機能性ペプチドを基盤とした医薬品の研究開発を行っています。独自のプラットフォーム技術「STEP UP」を用いて抗体誘導ペプチドなどの新規モダリティを開発し、製薬会社への橋渡し(インキュベーション)を通じて社会課題解決を目指しています。

主な事業領域

機能性ペプチドを用いた医薬品等の研究開発事業

主な製品・サービス

  • SR-0379(皮膚疾患用)
  • AJP001(抗体誘導ペプチドプラットフォーム)
  • FPP003, FPP004X, FPP005(抗体誘導ペプチド)
  • キュアペプチン(化粧品向け)
  • OSK9(美容成分)

ビジネスモデル

独自のプラットフォーム技術を用いた研究開発を行い、初期段階から製薬会社と提携。契約一時金、共同研究費、マイルストーン、将来のロイヤリティ等で収益を得る。

セグメント・事業構成

医薬品等の研究開発事業(単一セグメント)

戦略・方向性

「STEP UP」プラットフォームによるパイプライン拡充、製薬会社との提携獲得による財務リスク低減、資本市場からの資金調達、人材確保の推進。

強みとして読み取れる点

  • 独自の抗体誘導ペプチド創薬プラットフォーム技術「STEP UP」
  • 大阪大学との連携による強固な技術基盤
  • 多様な疾患への適用可能性を持つ機能性ペプチド

課題として読み取れる点

  • 長期・多額な研究開発期間に伴う財務リスクの管理
  • 提携契約の獲得とパイプラインの拡感
  • 専門人材の確保

確認ポイント

  • 主要製品(FPP003等)の臨床試験進捗
  • 製薬会社との新規提携契約の有無
  • 研究開発パイプラインの拡充状況

概要整理の信頼度: 4 / 5 ・事業内容、技術基盤、経営戦略が詳細に記載されており、概要把握には十分な情報があるため。

有報ナビによる分析

有価証券報告書の記載内容をもとに、リスク、経営方針、 投資・研究開発に関する情報を整理したものです。

各スコアは、有価証券報告書の記載内容を整理するための参考指標です。 5段階表示で、スコアが高いほど各項目の性質が強く出ていることを表します。 ただし、投資判断、企業価値、将来業績を評価・予測するものではありません。

特に「リスク開示記載度」は、高いほど良いという意味ではありません。 有報上で注意して読むべきリスク記述が多い、具体的、または重い可能性があるという意味です。

スコアの詳しい見方
リスク開示記載度
スコアが高いほど、有価証券報告書に記載されたリスク開示について、 注意して読むべき記述の多さ・具体性・重さが強いことを表します。 企業そのものの危険度や倒産リスクを示すものではありません。
方針記載度
スコアが高いほど、経営方針、対処すべき課題、資本政策、 リスク対応などが具体的に記載されていることを表します。 方針の良し悪しや実現可能性を判定するものではありません。
投資・変化記載度
スコアが高いほど、設備投資、研究開発、新規事業、DX、海外展開、 事業構造の変化など、将来に向けた取り組みの記載が強いことを表します。 成長性や投資成果を予測するものではありません。

リスク開示の整理

リスク開示記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

「事業等のリスク」セクションに基づき、以下のリスクを特定:①機能性ペプチドの市場性・差別化・採算性の不確実性による経営への影響。②プラットフォーム技術「STEP UP」の競争力低下による提携困難。③医薬品開発における多額の資金・長期期間、臨床試験での失敗、規制対応、特許期限等の不確実性(経営成績・財政状態への影響)。④副作用や製造物責任に伴うレピュテーションリスク。⑤競合他社との激しい競争によるシェア低下。⑥医療費抑制策の影響。⑦特定の提携契約(住友ファーマ、塩野義製薬等)への高い依存度と収益の不確実性。⑧少数の経営陣・専門家への属人性と技術ノハウ流出リスク。⑨大学等の研究機関との連携解消による影響。⑩知的財産権の不成立や他社権利侵害に関する法的紛争リスク。

経営方針・課題の整理

方針記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

独自技術「STEP UP」を核とした抗体誘導ペピードと皮膚潰瘍治療剤の開発。大手製薬企業との戦略的提携により、研究開発リスクの分散と将来的なロイヤリティ収入による収益拡大を目指すバイオベンチャー。

成長方針

独自の創薬プラットフォーム技術「STEP UP」を活用し、抗体誘導ペプチド(FPP003, FPP004X, FPP005)や皮膚潰瘍治療薬(SR-0379)の開発を推進。提携先との連携により、既存の抗体医薬品市場への参入と幅広い患者層へのアプローチを目指す。

資本政策

研究開発の初期段階から製薬会社との提携(ライセンス契約、オプション契約)を構築し、マイルストーンやロイヤリティ収入により財務リスクを低減する方針。また、メディパルホールディングス等との提携による資金確保と事業展開の安定化を図る。

リスク対応方針

研究開発リスクに対し、専門家のアドバイスや規制当局との相談を通じた早期対応体制の構築。知的財産権の確保(特許取得済み)による優位性の維持。人材育成と組織強化、および特定の提財パートナーへの依存度を低減するための新規提携の継続的な獲得。

関連する原文は、下部の「有報本文」に掲載しています。

投資・研究開発・成長施策の整理

投資・変化記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

独自技術「STEP UP」を核とした抗体誘導ペピード創薬プラットフォームを展開。大手製薬企業との提携により、研究開発リスクを分散しつつ、皮膚潰瘍やアレルギー疾患等の広範な市場への展開を目指すバイオベンチャー。高い技術的参入障壁と明確なパートナーシップ戦略が強み。

設備投資の方向性

研究開発型バイオベンチャーとして、独自の創薬プラットフォーム技術「STEP UP」の高度化と、複数の主要パイプライン(FPP003, FPP004X, FPP005)の臨床・前臨床試験への投資を継続。また、化粧品原料としての機能性ペプチド展開も並行。

研究開発・商品開発

大阪大学との連携による機能性ペピードの研究開発。特に「STEP UP」プラットフォームを用いた抗体誘導ペプチドの開発に注力。SR-0379(皮膚潰瘍)は既に提携先と共同開発中。FPPシリーズは複数の大手製薬会社とオプション契約を締結しており、技術の有用性が高く評価されている。

投資・変化テーマ

  • 抗体誘導ペプチド
  • 創薬プラットフォーム技術(STEP UP)
  • 機能性ペプチド
  • 皮膚潰瘍治療薬
  • 低コスト・高頻度代替医薬品

関連キーワード

  • AJP001
  • SR-0379
  • エピトープ設計
  • コンジュゲートワクチン
  • 血管新生
  • 抗菌活性
  • バイオベンチャー

財務情報

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表示基準

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提出日: 2024-03-28

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財務項目の関係

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有報本文

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事業・経営に関する有報本文

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事業・経営に関する有報本文を表示

事業の内容

抜粋表示 / 原文長 約15109文字

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ファンペップ)及び子会社1社(株式会社ファンペップヘルスケア)により構成されており、医薬品等の研究開発事業を主たる業務としております。 当社グループは、医薬品等の研究開発事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの情報は記載しておりません。 なお、「(*)」を付している用語及び出所については、「3 事業の内容」の末尾に用語解説及び参考文献を設け、説明しております。 当社グループの事業系統図は、以下のとおりであります。 <当社グループの事業系統図> (注)1.研究開発・販売権等のライセンス契約を締結する前に、その契約締結に対するオプションを付与するオプション契約を締結する場合もあります。 2.株式会社メディパルホールディングスとの提携契約に基づき、抗体誘導ペプチドプロジェクトから創出した医薬品候補を製薬会社に導出した際には、当社グループは同社に対し「利益分配金」として、製薬会社から受け取る契約一時金及び開発マイルストーンの一部を支払う予定であります。 当社グループは、大阪大学大学院医学系研究科の研究成果である機能性ペプチドの研究開発を進め、医薬品分野で実用化することを主な事業としております。事業内容の詳細は以下のとおりであります。 (1)技術シーズの起源 ① 「機能性ペプチド」とは? ペプチドとは、アミノ酸2~50個程度が結合した物質であります。一般的に、50個以下のアミノ酸が鎖状に結合した物質をペプチドと呼び、それ以上の数のアミノ酸が結合した物質をタンパク質と呼んでおります。 ペプチドの中には、生体内等で機能を発揮するものがあり、「機能性ペプチド」と呼ばれています。機能性ペプチドは、医薬品、化粧品及び食品等の幅広い事業分野で実用化されています。 例えば、生体内のペプチドには、体内の器官の働きを調整するための情報伝達を担うホルモン等(インスリン(*)、グルカゴン、カルシトニン等が含まれます)があり、タンパク質のように生体内で機能を担っております。これらのホルモン由来の機能性ペプチドは、がんや糖尿病領域の医薬品として発売されております。また、タンパク質の分解過程で生じるペプチドが機能を持っていることもあり、血圧降下ペプチド等の特定保健用食品等の食品分野や、スキンケアやヘアケア商品として化粧品分野で利用されています。…

経営方針・経営戦略・対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約2107文字

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、独自のペプチド技術を用いた製品開発を通して社会課題を解決することを目指し、以下の経営理念の下、事業を推進しております。 [ Mission ] ファンペップは、ペプチド技術を追求し、人々が幸せに暮らせるように貢献します [ Vision ] ペプチドで元気を世界へ 元気とは、心身の活動の源となる力。健康とは、心身が健やかなこと。 私たちファンペップは、ペプチドの研究開発を通じて、世界の人々を健康にするだけではなく、元気を与えられるような会社を目指します。 (2)経営戦略等 技術領域は、機能性ペプチドを基礎とする領域及びこれとシナジーを有する関連する領域と定めております。創薬活動のプラットフォーム技術を強みとし、医薬品の研究開発を中心とした事業展開をしてまいります。 当社グループは、大阪大学発の創薬系バイオベンチャー企業であり、大学の研究成果を製薬会社への橋渡しに向けてインキュベートする役割を担っております。大学の技術シーズを生かした基礎研究から、開発品の開発規模(試験規模及び必要資金規模)を踏まえ、一定段階の臨床試験や承認申請までを実施して開発品の価値向上を図り、技術シーズのインキュベーションを行う方針であります。 医薬品は、研究開発の期間が長く、多額の資金も必要となることから、研究開発の早期段階から製薬会社等との提携体制を構築し、研究開発段階の提携収入等により研究開発投資に伴う財務リスクの低減を図りながら研究開発を進めていく方針であります。そして、当社グループの開発品が将来上市に至った場合に提携製薬会社から受け取るロイヤリティー収入等によって本格的な利益拡大を実現する計画であります。 (3)経営環境 医薬品業界では研究開発の難易度が上昇しており、製薬会社は、従来の主役であった低分子医薬に加え、抗体医薬、遺伝子医薬、細胞医薬・再生医療等の新しいタイプの創薬シーズ・モダリティを外部の創薬系バイオベンチャー等から導入して研究開発パイプラインに取り入れる動きが続いています。 当社グループが取り組んでいる抗体誘導ペプチド等の機能性ペプチドも新しいタイプの創薬シーズであり、当社グループは、大学等のシーズをインキュベーションして製薬会社に橋渡しすることで、医薬品業界における役割を果たしていきたいと考えております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、機能性ペプチドに関する大学発の技術シーズを主に医薬品分野に応用することで、社会に貢献することを目指しております。このような背景のもと、当社グループは、次の対処すべき課題に取り組んでまいります。…

対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約2107文字

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、独自のペプチド技術を用いた製品開発を通して社会課題を解決することを目指し、以下の経営理念の下、事業を推進しております。 [ Mission ] ファンペップは、ペプチド技術を追求し、人々が幸せに暮らせるように貢献します [ Vision ] ペプチドで元気を世界へ 元気とは、心身の活動の源となる力。健康とは、心身が健やかなこと。 私たちファンペップは、ペプチドの研究開発を通じて、世界の人々を健康にするだけではなく、元気を与えられるような会社を目指します。 (2)経営戦略等 技術領域は、機能性ペプチドを基礎とする領域及びこれとシナジーを有する関連する領域と定めております。創薬活動のプラットフォーム技術を強みとし、医薬品の研究開発を中心とした事業展開をしてまいります。 当社グループは、大阪大学発の創薬系バイオベンチャー企業であり、大学の研究成果を製薬会社への橋渡しに向けてインキュベートする役割を担っております。大学の技術シーズを生かした基礎研究から、開発品の開発規模(試験規模及び必要資金規模)を踏まえ、一定段階の臨床試験や承認申請までを実施して開発品の価値向上を図り、技術シーズのインキュベーションを行う方針であります。 医薬品は、研究開発の期間が長く、多額の資金も必要となることから、研究開発の早期段階から製薬会社等との提携体制を構築し、研究開発段階の提携収入等により研究開発投資に伴う財務リスクの低減を図りながら研究開発を進めていく方針であります。そして、当社グループの開発品が将来上市に至った場合に提携製薬会社から受け取るロイヤリティー収入等によって本格的な利益拡大を実現する計画であります。 (3)経営環境 医薬品業界では研究開発の難易度が上昇しており、製薬会社は、従来の主役であった低分子医薬に加え、抗体医薬、遺伝子医薬、細胞医薬・再生医療等の新しいタイプの創薬シーズ・モダリティを外部の創薬系バイオベンチャー等から導入して研究開発パイプラインに取り入れる動きが続いています。 当社グループが取り組んでいる抗体誘導ペプチド等の機能性ペプチドも新しいタイプの創薬シーズであり、当社グループは、大学等のシーズをインキュベーションして製薬会社に橋渡しすることで、医薬品業界における役割を果たしていきたいと考えております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、機能性ペプチドに関する大学発の技術シーズを主に医薬品分野に応用することで、社会に貢献することを目指しております。このような背景のもと、当社グループは、次の対処すべき課題に取り組んでまいります。…

経営成績・財政状態の概況

抜粋表示 / 原文長 約8135文字

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は2,012,483千円となり、前連結会計年度に比べ461,622千円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が452,060千円減少したことによるものであります。 また、当連結会計年度末における固定資産は478,651千円となり、前連結会計年度に比べ39,937千円減少いたしました。これは主に減価償却費33,734千円及びのれん償却額9,830千円を計上したことによるものであります。 この結果、資産合計は2,491,134千円となり、前連結会計年度に比べ501,559千円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は76,554千円となり、前連結会計年度に比べ99,134千円減少いたしました。これは主に、未払金が40,868千円、前受金が39,391千円減少したことによるものであります。 また、当連結会計年度末における固定負債は112,770千円となり、9,649千円減少いたしました。これは、繰延税金負債が9,649千円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は189,325千円となり、前連結会計年度に比べ108,783千円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は2,301,809千円となり、前連結会計年度に比べ392,776千円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失933,416千円を計上したものの、新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ271,661千円増加したことによるものであります。なお、2023年3月29日開催の第10期定時株主総会決議に基づき、欠損填補として2,678,169千円を資本剰余金から利益剰余金へ振替えております。 この結果、自己資本比率は92.4%(前連結会計年度末は89.9%)となりました。 ② 経営成績の状況 医薬品業界では新薬の研究開発の難易度が上昇しており、製薬会社は、従来の主役であった低分子医薬に加え、抗体医薬品、遺伝子医薬品、細胞医薬品・再生医療等の新しいタイプの創薬シーズ・モダリティ(創薬技術)を創薬系ベンチャー等から導入して研究開発パイプラインの強化を図っております。…

セグメント関連

抽出本文 / 原文長 約58文字

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】 単一セグメントであるため、記載を省略しております。

リスクに関する有報本文

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事業等のリスクの原文を表示

事業等のリスク

抜粋表示 / 原文長 約7876文字

3【事業等のリスク】 当社グループの事業運営及び展開等について、リスク要因として考えられる主な事項を以下に記載しております。中には当社グループとして必ずしも重要なリスクとは考えていない事項も含まれておりますが、投資判断上、もしくは当社グループの事業活動を十分に理解する上で重要と考えられる事項については、投資家や株主に対する積極的な情報開示の観点からリスク要因として挙げております。 当社グループはこれらのリスクの発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の適切な対応に努める方針ですが、当社株式に関する投資判断は、以下の事項及び本項以外の記載もあわせて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えます。また、これらは投資判断のためのリスクを全て網羅したものではなく、更にこれら以外にも様々なリスクを伴っていることにご留意いただく必要があると考えます。 また、当社グループは、医薬品等の開発を行っていますが、医薬品等の開発には長い年月と多額の研究費用を要し、各パイプラインの開発が必ずしも成功するとは限りません。特に研究開発段階のパイプラインを有する製品開発型バイオベンチャー企業は、事業のステージや状況によっては、一般投資者の投資対象として供するには相対的にリスクが高いと考えられており、当社グループへの投資はこれに該当します。 なお、文中の将来に関する記載は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)機能性ペプチド事業に関するリスク ① 機能性ペプチドの実用化リスク 機能性ペプチドは、医薬品、化粧品及び食品等の幅広い事業分野で実用化されております。 例えば、生体内のペプチドには、体内の器官の働きを調整するための情報伝達を担うホルモン等(インスリン、グルカゴン、カルシトニン等が含まれます)があり、タンパク質のように生体内で機能を担っております。これらのホルモン由来の機能性ペプチドは、がんや糖尿病領域の医薬品として発売されております。また、タンパク質の分解過程で生じるペプチドが機能を持っていることもあり、血圧降下ペプチド等の特定保健用食品等の食品分野やスキンケア又はヘアケア商品等の化粧品分野で利用されています。 当社グループにおいても、機能性ペプチドを医薬品及び化粧品分野等に応用して実用化を図っていく方針ですが、商品開発の過程では、市場性、差別化ポイント及び採算性等の様々な観点から検討を重ねる必要があり、商品化が延期もしくは中止された場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ② 当社グループのプラットフォーム技術に関するリスク 当社グループの強みは、機能性ペプチドの一種である抗体誘導ペプチドを創生するプラットフォーム技術「STEP UP」を保有していることであります。…

投資・研究開発に関する有報本文

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研究開発・設備投資などの有報本文を表示

サステナビリティ

抜粋表示 / 原文長 約1305文字

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、「ペプチド技術を追求し、人々が幸せに暮らせるように貢献します」をMissionとして事業を推進しております。このMissionは、グローバルな社会課題を解決し持続可能な世界を実現するための国際目標として国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)の「3.すべての人に健康と福祉を」に向けて課題解決を図るものです。当社グループでは、主要事業である医薬品の研究開発事業をサステナビリティ関連の事業機会として捉えております。 (1)ガバナンス 当社グループは、サステナビリティ関連のリスク及び機会を、その他の経営上のリスク及び機会と一体的に監視及び管理しております。詳細は、「 第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 」をご参照ください。 また、事業を推進するうえで、多様な人材の確保及び育成は重要な経営課題となっております。当社グループでは、フレックス勤務制度の導入、必要に応じたリモートワーク体制の構築等により社員のワークライフバランスの実現を図るなど、人材確保のための各種制度の整備を行っております。 (2)戦略 当社グループは、主要事業である医薬品の研究開発事業をサステナビリティ関連の事業機会として捉えて経営戦略を実行しております。詳細は、「 第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営戦略等 」をご参照ください。 また、事業を推進するうえで、多様な人材の確保及び育成は重要な経営課題となっております。当社グループでは、フレックス勤務制度の導入、必要に応じたリモートワーク体制の構築等により社員のワークライフバランスの実現を図るなど、人材確保のための各種制度の整備を行っております。 (3)リスク管理 当社グループは、サステナビリティ関連のリスク及び機会を、その他の経営上のリスク及び機会と一体的に監視及び管理しております。詳細は、「 第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ③ 企業統治に関するその他の事項 b.リスク管理体制の整備状況 」をご参照ください。 (4)指標及び目標 当社グループは、主要事業である医薬品の研究開発事業を、サステナビリティ関連の事業機会として捉えております。…

研究開発活動

抜粋表示 / 原文長 約8886文字

3.大阪大学大学院医学系研究科が採択された国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和3年度「橋渡し研究プログラム(シーズB)/感染症・関連疾患」(2次公募)として開発が行われています。 ・ 研究テーマ (注)東京大学大学院医学系研究科が採択された国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和5年度「ゲノム研究を創薬等出口に繋げる研究開発プログラム」の研究テーマです。 <化粧品等> 株式会社ファンケルより、2018年3月から当社グループの機能性ペプチドを含有するシャンプーとして「マイルドクレンジングシャンプー」が発売されております。また、株式会社SMV JAPANより、2020年4月から当社グループの機能性ペプチドを含有するアルコール除菌スプレーが発売されております。 これらの商品販売により、当社グループは、化粧品原料商社又は販社に対する機能性ペプチド販売収入を計上しております。 ① SR-0379 ◇ 概要 SR-0379は、AG30を起源とし、生体内安定性や製造コストを改良し、医薬品として最適化を図った20個のアミノ酸からなる機能性ペプチドであります。血管新生や肉芽形成促進を主たる作用とし、抗菌活性を併せ持っております。 皮膚潰瘍は、皮膚のバリア機能が欠損した状態にあり、創面には様々な細菌が付着しております。細菌増殖により感染状態になると創傷治癒が遅延し、更に敗血症により重篤な状態が生じる可能性があるため、細菌、感染のコントロールは重要であります。創傷治癒促進作用を持つ既存薬には抗菌活性はなく、SR-0379独自の強みであります。 <SR-0379の作用メカニズム> SR-0379は、天然に存在する抗菌ペプチドと類似の構造的特徴を持つことから、抗菌ペプチドと同様の作用メカニズムで抗菌活性を示します。 皮膚や免疫細胞には「抗菌ペプチド」と呼ばれる20~40個程度のアミノ酸から構成される一群のペプチドが存在し、免疫防御機能の一翼を担っております。「抗菌ペプチド」は、プラスに荷電している親水性(*)のアミノ酸と疎水性(*)のアミノ酸が偏在するという構造的特徴により、細菌や真菌の細胞膜を破壊して抗菌作用を示します。SR-0379は、天然に存在する「抗菌ペプチド」と類似の構造的特徴を持つことから、同様の作用メカニズムで抗菌活性を示します。 <抗菌ペプチドの抗菌作用メカニズム> SR-0379は、下記の表の通り、抗菌力を示す指標として最小発育阻止濃度MIC(Minimum Inhibitory Concentration)を用いた試験により細菌や真菌に対する抗菌活性が確認されております。MICとは、抗生物質の抗菌力を表す際に用いられる単位であり、薬剤により細菌や真菌が発育しない薬剤の最小濃度です。…

設備投資等の概要

抽出本文 / 原文長 約479文字

2【主要な設備の状況】 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。 (1)提出会社 2023年12月31日現在 事業所名 (所在地) 設備の内容 帳簿価額(千円) 従業員数(人) 建物附属設備 工具、器具及び備品 ソフトウエア 合計 東京オフィス (東京都中央区) 本社機能 4,525 1,540 6,065 (-) 千里リサーチセンター (大阪府吹田市) 研究開発設備 4,842 264 5,107 (3) (注)1.現在休止中の主要な設備はありません。 2.従業員数は就業人員であり、使用人兼務役員を含んでおります。なお、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。 3.上記の他、主要な賃借している設備として、以下のものがあります。 事業所名 (所在地) 設備の内容 従業員数(人) 土地面積(㎡) 年間賃借料 (千円) 東京オフィス (東京都中央区) 本社機能 (-) 133 12,075 千里リサーチセンター (大阪府吹田市) 研究開発設備 (3) 161 3,726 (2)国内子会社 該当事項はありません。

その他の有報本文

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補足セクションの有報本文を表示

配当政策

抽出本文 / 原文長 約358文字

3【配当政策】 剰余金の配当については、期末配当並びに業績に応じて中間配当を行うことを基本方針としておりますが、当社の現時点での事業ステージは、研究開発における先行投資の段階にあるため、当社は設立以来、株主に対する利益配当を実施しておりません。また、今後も多額の先行投資を行う研究開発活動を計画的に実施していくため、当面は配当を実施せず、研究開発活動の継続に備えた資金の確保を優先する方針であります。しかしながら、株主への利益還元については重要な経営課題と認識しており、経営成績及び財政状態を勘案しつつ、利益配当も検討する所存であります。 なお、剰余金の配当を行う場合、期末配当の決定機関は株主総会となっております。また、当社は会社法に規定する中間配当を取締役会決議によって行うことができる旨を定款に定めております。

従業員の状況

抽出本文 / 原文長 約151文字

5【従業員の状況】 (1)連結会社の状況 2023年12月31日現在 セグメントの名称 従業員数(人) 医薬品等の研究開発事業 15 (3) 合計 15 ( 3 ) (注)1.従業員数は就業人員であり、使用人兼務役員を含んでおります。なお、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

コーポレート・ガバナンス

抜粋表示 / 原文長 約4884文字

(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】 ① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社は、コーポレート・ガバナンスの強化を重要な経営課題に位置付けております。経営の効率性の追求と健全性の確保により、株主価値の最大化を図ることが使命であると認識しています。そのため、ステークホルダーとの信頼構築、社会の進歩・発展への貢献、更に、企業価値の永続的な向上を目指し、「透明且つ効率的な企業経営」、「経営意思決定の迅速化」、「コンプライアンス・リスクマネジメントを追求したコーポレート・ガバナンス体制の確立」に取り組んでおります。 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由 当社は、取締役会及び監査役会設置会社となっております。現状の事業規模を考慮して、当体制が経営監視機能として有効であり、業務執行の観点からも当体制が適切であると判断し、当該体制を採用しております。 取締役会は、代表取締役社長の三好稔美を議長とし、取締役の冨岡英樹、林毅俊、栄木憲和、原誠の計5名で構成されており、栄木憲和、原誠は社外取締役であります。取締役会は、毎月1回開催されるほか、必要に応じて臨時取締役会を開催し、当社の経営方針、年度予算その他重要な事項に関する意思決定と業務執行の監督を行っております。また、取締役会には、監査役3名が出席して、取締役会の意思決定、業務執行の状況を監視できる体制となっております。 監査役会は、常勤監査役の堀口基次を議長とし、非常勤監査役の南成人、眞鍋淳也の計3名で構成されており、3名とも社外監査役であります。監査役会は、毎月1回開催されるほか、必要に応じて臨時の監査役会を開催しております。監査役は取締役会等の重要会議への出席、各部門への往査、重要書類の閲覧、担当者へのヒアリング等により、取締役の職務執行の監視を含む監査を行っております。また、内部監査担当者及び会計監査人との連携により、経営に対する適切な監視と効率的な監査を実施しております。 経営会議は、代表取締役社長の三好稔美を議長とし、各部長、各担当部長で構成されており、常勤監査役がオブザーバーとして参加しております。経営会議は、原則として毎月1回開催され、取締役会に付議すべき事項や全般的業務執行方針に関する事項等を協議しております。 当社は、経営の監督と業務執行の分離を明確にし、透明性の高い経営の実現をはかるとともに、経営環境の変化に対してより迅速かつ機動的に対応できる経営体制を構築するために、当該体制を採用しております。 当社のコーポレート・ガバナンス体制は、以下のとおりであります。 ③ 企業統治に関するその他の事項 a.内部統制システムの整備の状況 当社の内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備状況は以下のとおりであります。…

重要な契約等

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5【経営上の重要な契約等】 (1)技術導入 契約会社名 相手方 契約品目 契約締結日 契約内容 契約期間 名称 国名 ㈱ファンペップヘルスケア (注) (連結子会社) 国立大学法人 大阪大学 日本 ライセンス契約 2016年5月 抗体誘導ペプチド等に関する知的財産権の独占的な実施権の許諾 2016年5月から本特許期間満了日まで ㈱ファンペップ (当社) 国立大学法人 大阪大学 日本 ライセンス契約 2018年8月9日 FPP003等の抗体誘導ペプチドの独占的な実施権の許諾 2018年8月9日から本特許期間満了日まで ㈱ファンペップ (当社) 国立大学法人 大阪大学 日本 ライセンス契約 2023年3月6日 FPP005等の抗体誘導ペプチドの独占的な実施権の許諾 2023年3月6日から本特許期間満了日まで (注)株式会社ファンペップヘルスケアは、2023年10月11日付でアンチエイジングペプタイド株式会社から商号変更しております。 (2)技術導出 相手方 契約品目 契約締結日 契約内容 契約期間 名称 国名 塩野義製薬㈱ 日本 ライセンス契約 2015年10月13日 機能性ペプチドSR-0379の独占的な実施権の許諾及び再許諾に関する契約 2015年10月13日から 本製品の許諾対象地域における最初の商業的販売から15年を経過する日又は本製品を実質的に保護する本特許の特許期間満了日のいずれか遅く到来する日まで 住友ファーマ㈱ 日本 オプション契約 2018年3月30日 抗体誘導ペプチドFPP003の北米における独占的な実施権の許諾及び再許諾に関するオプション契約 2018年3月30日から 対象のライセンス契約が締結された日又はライセンス契約が締結されないと決定した日のいずれか早く到来する日まで 塩野義製薬㈱ 日本 オプション契約 2024年3月4日 抗体誘導ペプチドFPP004Xの独占的な実施権の許諾及び再許諾に関するオプション契約 2024年3月4日から オプション権行使期間満了日又はライセンス契約締結日のいずれか早い日まで (3)業務提携 相手方 契約品目 契約締結日 契約内容 契約期間 名称 国名 ㈱メディパルホールディングス 日本 提携基本契約 2016年2月10日 抗体誘導ペプチドの研究開発に関する提携契約 2016年2月10日から すべての開発対象医薬品に係る個別覚書の有効期限が満了するまで (4)共同研究 相手方 契約品目 契約締結日 契約内容 契約期間 名称 国名 国立大学法人 大阪大学 日本 共同研究契約 2015年9月28日 「抗体誘導ペプチド」を用いた各種疾患に対するワクチンデザインと機能性評価、機能性ペプチドの作用メカニズムの解析に関する共同研究 2015年7月16日から 2024年3月31日まで 国立大学法人 大阪大学 日本 共同研…

大株主の状況

抽出本文 / 原文長 約583文字

(6)【大株主の状況】 2023年12月31日現在 氏名又は名称 住所 所有株式数 (株) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 森下 竜一 大阪府吹田市 1,340,000 5.53 SBI4&5投資事業有限責任組合 東京都港区六本木一丁目6番1号 1,190,400 4.91 塩野義製薬株式会社 大阪市中央区道修町三丁目1番8号 1,095,200 4.52 三好 稔美 東京都渋谷区 1,025,000 4.23 有限会社アドバンステクノロジー 大阪府吹田市千里山西一丁目41番4号 1,000,000 4.13 株式会社ReBeage 東京都世田谷区上馬二丁目34番15号202号室 835,000 3.45 New Life Science1号投資事業有限責任組合 東京都港区虎ノ門五丁目13番1号 虎ノ門40MTビル 793,600 3.27 株式会社SOLA 東京都港区西麻布四丁目22番15号602号室 750,000 3.09 中神 啓徳 大阪府茨木市 650,000 2.68 株式会社メディパルホールディングス 東京都中央区京橋三丁目1番1号 595,200 2.45 9,274,400 38.27 (注)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点以下第3位を四捨五入しております。

出典

データ元
EDINET 有価証券報告書
docID
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技術情報

分析バージョン
2024
使用モデル
gemma4:12b

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