株式会社リボミック

証券コード: 4591 / 対象年度: 2024 / 提出日: 2024-06-26
業種 医薬品

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3分で読める事業概要

有価証券報告書の記載内容をもとに、事業内容・主なサービス・確認ポイントを自動整理した参考情報です。

事業の概要

アプタマー(核酸医薬の一種)に特化したバイオベンチャー企業です。独自の「RiboARTシステム」を活用し、未だ治療法のない疾患領域(Unmet Medical Needs)に応えるための革新的なアプタマー創薬の研究開発を行っています。特に、滲出型加齢黄斑変性や軟骨無形成症などの治療薬の開発に注力しています。

主な事業領域

独自技術「RiboARTシステム」を用いたアプタマー医薬品の研究開発および提供。

主な製品・サービス

  • umedaptanib pegol(抗FGF2アプタマー)

ビジネスモデル

研究成果を製薬企業へライセンス・アウトし、契約一時金、マイルストーン収入、ロイヤルティー、共同研究収入等で収益を得る。また、自社パイプラインの臨床開発も推進。

セグメント・事業構成

創薬事業およびこれに付随する事業(単一セグメント)

戦略・方向性

「RiboARTシステム」によるアプタマー創薬、ライセンス・アウトによる収益拡大と安定化、自社パイプラインの臨床ステージへの移行(VISION 2025)、次世代技術の開発。

強みとして読み取れる点

  • 独自プラットフォーム「RiboARTシステム」
  • アプタマーに特化した高度な知見・ノウハウ
  • 未治療疾患領域(Unmet Medical Needs)へのフォーカス

課題として読み取れる点

  • 研究開発から収益化までの長期期間と高コスト
  • 臨床ステージへの脱皮と安定的な収益確保の実現

確認ポイント

  • umedaptanib pegolの臨床POC獲得後の展開
  • 製薬企業との提携によるライセンス・アウトの進捗
  • VISION 2025に向けた主要パイプラインの臨床移行状況

概要整理の信頼度: 4 / 5 ・事業内容、技術基盤、ビジネスモデル、主要な課題が本文中に具体的に記載されているため。

有報ナビによる分析

有価証券報告書の記載内容をもとに、リスク、経営方針、 投資・研究開発に関する情報を整理したものです。

各スコアは、有価証券報告書の記載内容を整理するための参考指標です。 5段階表示で、スコアが高いほど各項目の性質が強く出ていることを表します。 ただし、投資判断、企業価値、将来業績を評価・予測するものではありません。

特に「リスク開示記載度」は、高いほど良いという意味ではありません。 有報上で注意して読むべきリスク記述が多い、具体的、または重い可能性があるという意味です。

スコアの詳しい見方
リスク開示記載度
スコアが高いほど、有価証券報告書に記載されたリスク開示について、 注意して読むべき記述の多さ・具体性・重さが強いことを表します。 企業そのものの危険度や倒産リスクを示すものではありません。
方針記載度
スコアが高いほど、経営方針、対処すべき課題、資本政策、 リスク対応などが具体的に記載されていることを表します。 方針の良し悪しや実現可能性を判定するものではありません。
投資・変化記載度
スコアが高いほど、設備投資、研究開発、新規事業、DX、海外展開、 事業構造の変化など、将来に向けた取り組みの記載が強いことを表します。 成長性や投資成果を予測するものではありません。

リスク開示の整理

リスク開示記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

新薬開発における高い不確実性(競争激化、多額の資金、長期的な期間)、新規パイプライン創出の保証がないことによる事業計画への影響、臨床試験の中止により再開に4〜6年の期間と数億円規模の追加費用を要するリスク、およびライセンス収入やロイヤルティーが提携先の評価や承認取得などの条件に依存する収益の不確実性。

経営方針・課題の整理

方針記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

アプタマー特化のバイオベンチャーとして、独自のRiboARTシステムとAI/量子技術を統合した高度な創薬プラットフォームを構築。主要パイプライン(特に網膜疾患や希少疾患)において臨床POC獲得に向けた戦略的な進捗があり、共同研究による早期収益確保と自社開発の価値最大化を両立するハイブリッド型ビジネスモデルを採用。

成長方針

1. 重点パイプライン(RBM-007, RBM-011, RBM-006)の臨床POC獲得とライセンスアウト。2. AI技術(RaptGen等)による創薬期間短縮・成功率向上。3. DDSアプタマーや次世代製剤技術の開発による差別化。4. アカデミアとの連携によるトランスレーショナル・リサーチの推進。

資本政策

独自の「RiboARTシステム」を活用したアプタマー創薬プラットフォームの構築と、知的財産権の確保を通じた価値最大化。共同研究による早期収益確保と自社開発による高付加価値・長期的な成長の両立。

リスク対応方針

1. 複数独立したパイプラインの保有によるリスク分散。2. バックアップ品の準備。3. アプタマー特有の特性を活かした疾患領域の選定。4. 知的財産権(物質特許・ノウハウ)の徹底した管理。

関連する原文は、下部の「有報本文」に掲載しています。

投資・研究開発・成長施策の整理

投資・変化記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

アプタマー創薬に特化したバイオベンチャーであり、独自のRiboARTシステムとAI/量子計算を融合した革新的なプラットフォームで競争優位性を確立。網膜疾患や希少疾患などUnmet Medical Needsの高い領域へ注力し、DDS技術の統合により次世代核酸医薬の基盤を提供。強固な知財戦略とアカデミア連携による高度な研究開発体制を構築。

設備投資の方向性

独自の創薬プラットフォーム「RiboARTシステム」の高度化、AIおよび量子計算を融合させた次世代アプタマー探索技術への投資、ならびにDDS(ドラ語デリバリーシステム)とPEG代替技術の開発に重点を置いた戦略的な設備・技術投資。

研究開発・商品開発

アプタマー創薬における独自の「RiboARTシステム」を活用し、AI(RapRanker, RaptGen)や量子計算との融合による探索期間の短縮と成功率向上を目指す。網膜疾患(umedaptanib pegol)、希少疾患(軟骨無形成症)、高血圧(RBM-011)、心不全等への多角的アプローチを展開し、DDS技術およびPEG代替技術の開発を通じて製品価値を最大化する。

投資・変化テーマ

  • アプタマー創薬プラットフォーム
  • AI・量子ハイブリッド技術の融合
  • DDS(ドラッグデリバリーシステム)
  • 希少疾患および網膜疾患への特化

関連キーワード

  • RiboARTシステム
  • RapRanker
  • RaptGen
  • SELEX法
  • 核酸医薬
  • PEG代替技術(PEOZ)
  • トランスレーショナル・リサーチ

財務情報

提出書類の財務情報を、会計基準や表示範囲とあわせて整理しています。

表示基準

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提出日: 2024-06-26

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財務項目の関係

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有報本文

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事業・経営に関する有報本文

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事業・経営に関する有報本文を表示

事業の内容

抜粋表示 / 原文長 約27989文字

3【事業の内容】 当社は、抗体に継ぐ次世代新薬として期待されているアプタマー(核酸医薬の一種)に特化して医薬品の研究開発を行うバイオベンチャーです。当社は、アプタマー創製に関する総合的な技術や知識、経験、ノウハウ等からなる創薬プラットフォームである当社独自の「RiboARTシステム」を活用して、革新的なアプタマー医薬の研究開発(「アプタマー創薬」)を行っております。 当社の企業理念は「Unmet Medical Needs(未だに満足すべき治療法のない疾患領域の医療ニーズ)に応える」ことであり、その実現のための最重点経営目標を、「自社での臨床Proof of Concept ※1 の獲得に向けた開発」として、当事業年度においても様々な取り組みを進めてまいりました。 ※1:臨床Proof of Concept(臨床POC):新薬の開発段階において、投与薬剤がヒトでの臨床試験において意図した薬効と安全性を有することが示されること。 (1)当事業年度の主要なトピックス ①umedaptanib pegol(抗FGF2アプタマー、RBM-007の国際一般名)による臨床開発の狙い 当社では、自社で創製したumedaptanib pegol(FGF2に結合し、その作用を阻害するアプタマー)を、自社での臨床開発のテーマに選び、「滲出型加齢黄斑変性(wet Age-related Macular Degeneration、wet AMD)」と「軟骨無形成症(Achondroplasia、ACH)」の治療薬としての開発を進めております。 ②開発状況、及び既存治療法との比較 (i)滲出型加齢黄斑変性(wet AMD) umedaptanib pegolの複数回投与による臨床POC確認を目的とした第2相臨床試験(試験略称名:TOFU試験)を2019年12月~2021年12月にかけて米国で実施いたしました(被験者86名)。TOFU試験は、標準治療の抗VEGF治療歴のあるwet AMD患者を対象に、ⓐumedaptanib pegolの硝子体内注射の単剤投与群、ⓑ既存の抗VEGF薬であるaflibercept(商品名アイリーア Ⓡ )とumedaptanib pegolの硝子体内注射による併用投与群、及びaflibercept硝子体内注射の単剤投与群の3群間で、umedaptanib pegolの有効性及び安全性をafliberceptと比較評価する、無作為化二重盲検試験でした。 また、TOFU試験の進捗に基づき、長期投与に伴う本薬剤の有効性と安全性、及び瘢痕形成を含む網膜の構造異常に対する効果を評価する目的で、umedaptanib pegolを単剤で投与するオープン試験としてのTOFU試験の延長試験(試験略称名:RAMEN試験)を行いました。…

経営方針・経営戦略・対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約4412文字

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、RNA(リボ核酸)を成分とする医薬品(「アプタマー医薬」)の開発を通じて、「Unmet Medical Needs(未だに満足すべき治療法のない疾患領域の医療ニーズ)に応える」を企業理念に掲げ、それを実現するために、 ・人の生命、健康に関連する医薬品の研究開発に関わる企業として、高い倫理性を持ち、最新の科学・技術に基づく研究活動を推進する ・コーポレート・ガバナンス体制の強化と充実を図り、業務執行の適法性や妥当性の維持に努めることにより企業価値の最大化を図り、社会に貢献できる企業としての責任を果たす ・会社経営の透明性を確保するために、会社情報の開示を一層充実させるとともに、説明責任を果たし、株主、取引先、地域社会等のステークホルダーとの良好な関係の維持、発展に努める ことを基本ポリシーに掲げ、当社のプラットフォーム技術である「RiboARTシステム」を活用した研究開発を推進しております。 (2)経営戦略等 一般に、医薬品事業は一つの製品を創出し上市するまで莫大な費用と年数を要します。このような中、当社はアプタマーの医薬品としての研究開発を行い、ライセンス・アウトした時に受け取る契約一時金、開発進行に伴ってその節目に受領するマイルストーン収入、製品上市後に受け取るロイヤルティー及び共同研究に伴って得られる共同研究収入などにより収益を獲得する創薬事業を展開しております。 当社の事業の特徴は、比較的早期の研究開発段階においてライセンス・アウトを実施し、早期に一定の収入を獲得すること、並びに、ライセンス・アウトで得られる収益の拡大も経営においては重要であるため、適切な自社創薬品については自社で臨床開発に取り組むことを重要な戦略としております。 当社は、共同研究並びに自社パイプラインの研究開発や臨床開発を推進するとともに、製薬企業との協力関係構築の一層の強化を図りながら、今後継続的なライセンス・アウトを実現することで収益規模の拡大とその安定化に努めてまいります。 中長期的な成長のための事業目標として、①探索から臨床ステージへの脱皮、②次世代アプタマー・テクノロジーの開発、③社会に対する企業価値の創出を念頭に、研究開発・臨床開発・事業開発活動に取り組んでおります。これの具体的進捗状況については、「第1企業の概況 3事業の内容 (1)当事業年度の主要なトピックス」、並びに「第1企業の概況 3事業の内容 (3)事業戦略」に記載しております。…

対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約4412文字

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、RNA(リボ核酸)を成分とする医薬品(「アプタマー医薬」)の開発を通じて、「Unmet Medical Needs(未だに満足すべき治療法のない疾患領域の医療ニーズ)に応える」を企業理念に掲げ、それを実現するために、 ・人の生命、健康に関連する医薬品の研究開発に関わる企業として、高い倫理性を持ち、最新の科学・技術に基づく研究活動を推進する ・コーポレート・ガバナンス体制の強化と充実を図り、業務執行の適法性や妥当性の維持に努めることにより企業価値の最大化を図り、社会に貢献できる企業としての責任を果たす ・会社経営の透明性を確保するために、会社情報の開示を一層充実させるとともに、説明責任を果たし、株主、取引先、地域社会等のステークホルダーとの良好な関係の維持、発展に努める ことを基本ポリシーに掲げ、当社のプラットフォーム技術である「RiboARTシステム」を活用した研究開発を推進しております。 (2)経営戦略等 一般に、医薬品事業は一つの製品を創出し上市するまで莫大な費用と年数を要します。このような中、当社はアプタマーの医薬品としての研究開発を行い、ライセンス・アウトした時に受け取る契約一時金、開発進行に伴ってその節目に受領するマイルストーン収入、製品上市後に受け取るロイヤルティー及び共同研究に伴って得られる共同研究収入などにより収益を獲得する創薬事業を展開しております。 当社の事業の特徴は、比較的早期の研究開発段階においてライセンス・アウトを実施し、早期に一定の収入を獲得すること、並びに、ライセンス・アウトで得られる収益の拡大も経営においては重要であるため、適切な自社創薬品については自社で臨床開発に取り組むことを重要な戦略としております。 当社は、共同研究並びに自社パイプラインの研究開発や臨床開発を推進するとともに、製薬企業との協力関係構築の一層の強化を図りながら、今後継続的なライセンス・アウトを実現することで収益規模の拡大とその安定化に努めてまいります。 中長期的な成長のための事業目標として、①探索から臨床ステージへの脱皮、②次世代アプタマー・テクノロジーの開発、③社会に対する企業価値の創出を念頭に、研究開発・臨床開発・事業開発活動に取り組んでおります。これの具体的進捗状況については、「第1企業の概況 3事業の内容 (1)当事業年度の主要なトピックス」、並びに「第1企業の概況 3事業の内容 (3)事業戦略」に記載しております。…

経営成績・財政状態の概況

抜粋表示 / 原文長 約3937文字

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 (イ)資産の部 当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べて1,036百万円減少し、3,547百万円となりました。これは、現金及び預金が725百万円、有価証券が200百万円、前渡金94百万円がそれぞれ減少したこと等によるものです。なお、当事業年度末において保有している有価証券は、第16回新株予約権等により調達した資金の一部において、研究開発への充当時期まで、一定以上の格付けが付された金融商品で元本が毀損するリスクを抑えて運用することを目的としたものです。 (ロ)負債の部 当事業年度末における負債は、前事業年度末に比べて43百万円減少し、155百万円となりました。これは、未払法人税等が31百万円、未払金が25百万円それぞれ減少したこと等によるものです。 (ハ)純資産の部 当事業年度末における純資産は、前事業年度末に比べて992百万円減少し、3,391百万円となりました。これは、第17回新株予約権の行使に伴い、資本金及び資本準備金につきそれぞれ13百万円増加した一方で、当期純損失1,024百万円を計上したことにより、利益剰余金につき同額減少したことによるものです。 なお、2023年6月27日開催の第20回定時株主総会の決議に基づき、2023年8月1日付で資本金672百万円、資本準備金980百万円をそれぞれその他資本剰余金へ振り替え、当該その他資本剰余金1,653百万円を繰越利益剰余金に振り替え欠損補填を行いましたが、これによる純資産合計に変動はありません。 以上の結果、自己資本比率は、前事業年度末から0.2ポイント減少し、95.5%となっております。 ②経営成績 事業収益については当事業年度において計上はありません(前事業年度の事業収益は65百万円)。当事業年度において、事業費用として研究開発費764百万円、販売費及び一般管理費351百万円を計上し、営業損失は1,116百万円(前事業年度の営業損失は1,786百万円)となりました。 また、営業外収益として、AMEDの支援事業による助成金収入100百万円、JST委託事業による助成金収入23百万円、保有する外貨の評価替えによる為替差益10百万円等を計上した一方で、営業外費用として、第17回新株予約権の発行及び行使に伴う株式交付費3百万円を計上したことにより、経常損失は982百万円(前事業年度の経常損失は1,649百万円)となりました。…

セグメント関連

抽出本文 / 原文長 約204文字

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】 前事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) 減損損失 3,160千円 当社の事業は単一セグメントであるため、関連するセグメント名の記載を省略しております。 当事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 減損損失 40,202千円 当社の事業は単一セグメントであるため、関連するセグメント名の記載を省略しております。

リスクに関する有報本文

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事業等のリスクの原文を表示

事業等のリスク

抜粋表示 / 原文長 約8088文字

3【事業等のリスク】 当社の事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を以下に記載しております。あわせて、必ずしもそのようなリスクに該当しない事項についても、投資家の判断にとって重要であると当社が考える事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。なお、本項の記載内容は当社株式の投資に関する全てのリスクを網羅しているものではありません。 当社は、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容もあわせて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 本項記載の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ①創薬・医薬品開発事業全般に関する事項 当社は、医薬品開発における初期段階(探索研究~初期臨床試験)での研究開発を中心とした創薬・開発事業を主たる事業としております。本分野は、国際的な巨大企業を含む国内外の多数の企業や研究機関等が競い合っています。また、研究開発から製造販売のための承認・許可の取得、上市に至る過程において様々な薬事規制に従い、しかも長期間にわたって多額の資金を投入する必要があります。この創薬・開発事業は下記のとおり不確実性及びリスクを伴うものであります。 (イ)医薬品研究開発の不確実性について 1)新規パイプライン創出について 当社は、新規医薬品の候補アプタマーを自社あるいはアカデミアとの連携を通じて創出し、自社創薬品目あるいは共同研究品目の候補としていくことを基本戦略としております。 この戦略を確実に推進するため、製薬企業との情報交換による需要の発掘やアカデミアとの産学連携等により、Unmet Medical Needsを満たす新規パイプラインの選定・獲得・創出の可能性を高める努力を続けております。 しかしながら、新規標的タンパク質に対して開発候補品となりうるアプタマーを創出できる保証が100%あるとはいえず、開発候補品が得られない場合には、当社の事業計画の変更を余儀なくされる等により、当社の事業等に影響を及ぼす可能性があります。 2)臨床開発について 一つの開発候補化合物が医薬品として承認され上市に至るまでには、ヒトでの臨床試験を含む様々な試験によって有効性・安全性の確認のみならず、製造・販売に至るまでに様々な関門があり、その全てをクリアする必要があり、その成功確率は低いことが現実です。 開発過程の各段階において、開発続行の可否を判断する際、中止の決定を行うことは稀なことではありません。このような成功の不確実性は、自社で開発した場合も、あるいは製薬企業にライセンス・アウトした場合においても、避けては通れないものです。…

投資・研究開発に関する有報本文

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研究開発・設備投資などの有報本文を表示

サステナビリティ

抜粋表示 / 原文長 約3992文字

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 当社は企業理念として「Unmet Medical Needs(未だに満足すべき治療法のない疾患領域の医療ニーズ)の新薬を患者さんへ届ける」を掲げ、中長期的な成長のための事業目標として下記の3項目を掲げ研究開発・臨床開発・事業開発活動に取り組んでおります。 ・Discovery(探索)からClinical(臨床)ステージへの脱皮 ・次世代アプタマー・テクノロジーの開発 ・社会に対する企業価値の創出 ◆サステナビリティ全般に関する事項 <サステナビリティ方針> 当社は、「Unmet Medical Needs(未だに満足すべき治療法のない疾患領域の医療ニーズ)に応える」という企業理念のもと、Unmet Medical Needsに有効な新薬を「アプタマー創薬」により開発し、他の製薬会社とのコラボレーションを通じて早期の市販化を実現し、人々の健康の増進に貢献します。 この企業理念を実現させるために、①人の生命、健康に関連する医薬品の研究開発に関わる企業として、高い倫理性を持ち、最新の科学・技術に基づく研究活動を推進し、②企業価値の最大化を図り、社会に貢献できる企業としての責任を果たしていくために、コーポレート・ガバナンス体制の強化、充実を図り、業務執行の適法性や妥当性の維持に努め、③上場会社として、証券取引所が定める「企業行動規範」を遵守し、会社経営の透明性を確保するために、会社情報の開示を一層充実する。また、説明責任を果たし、株主、取引先、地域社会等のステークスホルダーとの良好な関係の維持、発展に努めることを通じて、持続可能な社会の実現に挑戦し続けます。 (1)ガバナンス 当社は、社会的要請や医薬品開発事業における重要テーマを踏まえ、ステークホルダーの皆様にとっての重要度と、当社事業の持続的成長にとっての重要度からマテリアリティ(重要課題)を特定し、特定したマテリアリティに対する取組みを進めてまいります。 “マテリアリティの特定~取組み” (2)戦略 当社が特定したマテリアリティは以下のとおりですが、当社では前述のとおり、中期事業目標の一つとして「社会に対する企業価値の創出」を掲げており、マテリアリティを事業活動と連動させ課題解決に取り組んでまいります。…

研究開発活動

抜粋表示 / 原文長 約3820文字

1 子会社の事業面における管理は研究開発本部が、管理面における管理は管理本部が統括管理を行う。 2 子会社に対し定期的に重要事項の報告を求め、報告事項のうち重要性の高いものについては当社取締役会において報告を行う。 3 子会社に対する監査は当社の内部監査室が行い、当社の内部監査計画に基づき定期的に内部監査を実施する。 4 子会社を含めた当社グループのリスク管理体制を構築するため、リスク管理に関する規則を定め、当社において包括的に管理を行う。 f)監査役の職務を補助すべき使用人及び当該使用人の取締役からの独立性に関する事項並びに当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項 監査役が、その職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合、取締役会は監査役と協議の上、監査役を補助すべき使用人を指名することができる。監査役が指定する補助すべき期間中は、指名された使用人への指揮権は監査役に移譲されたものとし、取締役の指揮命令を受けないものとする。 g)取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制並びに報告した者が当該報告したことを理由として不利な取り扱いを受けないことを確保するための体制 1 取締役、執行役員及びその他使用人は、以下の事項について速やかに監査役に報告を行う。 ・法令及び定款に違反する事項 ・内部通報制度による通報状況 ・会社に著しい損害を及ぼすおそれのある事項 2 監査役へ報告を行った取締役、執行役員及びその他の使用人に対し、当該報告をしたことを理由として不利な取り扱いをすることを禁止する。 3 監査役は、取締役会、執行役員会等の経営上重要な会議に出席し、法定事項及び全社的に重大な影響を及ぼす事項について報告を受ける。 4 重要な決裁書類は、監査役の閲覧に供する。 h)監査役の職務について生ずる費用または債務の処理に係る方針に関する事項 監査役が、その職務の執行について生ずる費用の前払いまたは償還等の請求をしたときは、当該監査役の職務の執行に必要でないと認められた場合を除き、速やかに当該費用または債務を処理する。 i)監査役の監査が実効的に行われることを確保する体制 監査役は、代表取締役社長並びに会計監査人と定期的に意見交換を実施する。 j)財務報告の信頼性を確保するための体制 金融商品取引法及び関連諸法令に従い、財務報告に係る内部統制を整備し、適切な運用に努めることにより、財務報告の信頼性を確保する。 (ⅱ)当社及び子会社の内部統制システムの運用の状況 当社では「内部統制システム構築の基本方針」に基づき、業務の適正を確保するために、2024年3月期において、以下の具体的な取り組みを行っております。…

設備投資等の概要

抽出本文 / 原文長 約195文字

2【主要な設備の状況】 当社における主要な設備は、以下のとおりであります。 2024年3月31日現在 事業所名 (所在地) 設備の内容 帳簿価額 従業員数 (人) 建物 (千円) 工具、器具 及び備品 (千円) 合計 (千円) 本社 (東京都港区) 本社業務及び研究用施設 24 (注)1.本社は賃借しており、当事業年度の賃借料は43百万円であります。 2.従業員数は、就業人員であります。

その他の有報本文

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配当政策

抽出本文 / 原文長 約563文字

3【配当政策】 (1)配当の基本的な方針 当社は設立以来配当を実施しておりません。また、研究開発活動の継続的な実施に備えた資金の確保を優先し、当面は配当を行わない方針であります。 しかしながら、株主への利益還元については、当社の重要な経営課題と認識しており、将来的には経営成績及び財政状態を勘案しつつ利益配当及び剰余金配当を検討する所存であります。 (2)毎事業年度における配当の回数についての基本的な方針 当社は、研究開発活動資金に充当していくため、当面は剰余金の配当を行わない方針であります。なお、当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当ができる旨を定款に定めておりますが、剰余金の配当を行う場合には、期末配当の年1回を基本的な方針としております。 (3)配当の決定機関 剰余金の配当の決定機関について、中間配当は取締役会であり、期末配当は株主総会であります。 (4)当事業年度の配当決定に当たっての考え方及び内部留保資金の使途 当事業年度において、当社は、上記(1)配当の基本的な方針に沿って、剰余金の配当は実施しておりません。内部留保資金につきましては、研究開発活動等の資金に充当することとしております。 (5)中間配当について 当社は、会社法第454条第5項に規定する中間配当ができる旨を定款に定めております。

従業員の状況

抽出本文 / 原文長 約487文字

5【従業員の状況】 当社は、創薬事業及びこれに付随する事業を行う単一セグメントであるため、セグメント別の記載を行っておりません。 (1)提出会社の状況 2024年3月31日現在 従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円) 24 41.21 5.5 6,925 (注)1.従業員数は就業人員であり、兼務役員は含まれておりません。また、臨時従業員(パートタイマー及び派遣社員)の総数が従業員数の100分の10未満であるため、平均臨時雇用者数の記載を省略しております。 2.平均年間給与は、基準外賃金を含んでおります。 (2)労働組合の状況 当社には労働組合は組織されておりませんが、労使関係は良好であります。 (3) 「管理職に占める女性労働者の割合」、「男性労働者の育児休業取得率」及び「労働者の男女の賃金の差異」は当社は公表の義務はありませんが、任意で「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 サステナビリティ(人的資本・多様性)に関する事項」に記載しております。 有価証券報告書(通常方式)_20240626105043

コーポレート・ガバナンス

抜粋表示 / 原文長 約4569文字

(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】 ① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社は、アプタマー創薬事業による医薬品の開発を通じて社会に貢献する企業として、企業価値の最大化を目指し、社会的責任を果たしていくために、その基盤となるコーポレート・ガバナンスの充実を図ることが重要な課題と認識しております。 このため、当社はコーポレート・ガバナンスの強化・充実・実践を図り、適切な業務執行や法令遵守の徹底、適時適切な情報開示、ステークホルダーとの対話を通じて、社会から信頼される経営の健全性や透明性の高い企業になるよう努め、中長期的な企業価値の最大化を実現してまいります。 ②企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由 当社は、会社法上の機関設計として、業務執行に対し、取締役会による監督と監査役会による適法性の二重チェック機能を持つ監査役会設置会社を採用しております。当社は、監査役会設置会社の優れた点に、指名委員会等設置会社の目指す経営の監視・監督機能の強化や、監査等委員会設置会社の目指す業務執行の迅速化についてのそれぞれの優れた点も加えて、コーポレート・ガバナンスを実施してまいります。 当社の機関・内部統制の関係は次の模式図の通りであります。 (ⅰ)経営・執行体制 「取締役会」 取締役会は、経営の意思決定を迅速かつ効率的に行うため、毎月1回の定例取締役会に加えて、必要に応じて臨時取締役会を随時開催いたします。取締役会では、監査役の出席のもと、各取締役の職務遂行状況を監督するとともに、取締役会規程や決裁権限規程に基づいて、経営方針、年度予算、中期事業予算その他の重要事項を検討するなど経営の方向性についての意思決定を行い、その執行状況についての確認を行っております。また、コーポレート・ガバナンスやサステナビリティに関する取組みについても適宜審議を行っております。 なお、その執行については決裁権限規程をはじめとした諸規程に基づいて、各業務執行者に権限を委譲し業務執行の迅速化を図っております。 取締役会は、本書提出日現在、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (2)役員の状況 ①役員一覧」に記載している代表取締役社長(議長)、及び社外取締役3名を含む6名の取締役により構成されております。 また、2024年3月期は取締役会を15回開催しており、個々の取締役の出席状況については次のとおりであります。 氏名 開催回数(回) 出席回数(回) 中村 義一 15 15 大岩 久人 15 15 西畑 利明 15 14 松藤 千弥 15 15 藤原 俊伸 11 ※ 9 ※ ※藤原俊伸氏は、2023年6月27日開催の定時株主総会において選任された後に開催された開催回数および出席回数を記載。…

重要な契約等

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5【経営上の重要な契約等】 当社の経営上の重要な契約は次のとおりであります。 ①ライセンス・アウトに関する契約 契約書名 提携及びライセンス契約書 契約相手方名 藤本製薬株式会社 契約締結日 2014年4月30日 契約期間 締結日から、製品の販売後7年が経過する日の属する月の末日、或いは本製品の関連特許が全て消滅する日の属する月の末日のいずれか遅い日まで 主な契約内容 ① 当社は、NGFに対するRNAアプタマーを含有する医薬品の開発、製造、販売に関する、全世界でのサブライセンス権付きの独占的実施権を藤本製薬株式会社に許諾する。 ② 藤本製薬株式会社は、当社に対して、対価として、契約一時金、開発の進展等に応じたマイルストーン・ペイメント(第1相臨床試験開始時、前期第2相臨床試験開始時、後期第2相臨床試験開始時、第3相臨床試験開始時、製造販売承認申請時、製造販売承認取得時、純売上高が一定額超過時)、及び市販後の一定率のロイヤルティー及び藤本製薬株式会社の得たサブライセンス収入の一定割合を支払う。さらに、当社が第三者割当の方法で発行する普通株式について、3億円分の引き受けを行う。(なお、本引き受けについては、2014年5月12日に払込を完了しております。) ③ 当社は関連特許の50%を藤本製薬株式会社に譲渡する。 (注)本契約書の対象となる関連特許については、「②特許譲受に関する契約」に記載の、国立大学法人東京大学との2010年3月23日付譲渡契約書、及び塩野義製薬株式会社との2012年9月10日付特許実施対価等に関する覚書に基づき、関連特許の譲渡を受けております。 契約書名 ライセンス契約書 契約相手方名 韓国AJU薬品株式会社(以下「AJU薬品」韓国) 契約締結日 2020年3月17日 契約期間 守秘義務により非開示 主な契約内容 ① 当社は、AJU薬品に対し、韓国並びに東南アジア諸国(シンガポール、フィリピン、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、ラオス、カンボジア、ミャンマー)におけるRBM-007を含有する医薬品(以下「RBM-007製品」)の滲出型加齢黄斑変性を適応症とする開発、販売に関する(当社事前書面承諾による)サブライセンス権付きの独占的実施権を許諾する。 ② AJU薬品は、当社に対して、当該ライセンス許諾の対価として、契約一時金:100万USドル、開発の進展等に応じたマイルストーン・ペイメントを最大500万USドル、合計最大600万USドルを支払う。また、AJU薬品による販売に際しては、当社が、AJU薬品に対し、ロイヤルティーを含めた製品供給価格でRBM-007製品を供給する。 ②特許譲受に関する契約 契約相手方名 国立大学法人 東京大学 契約締結日 特許を受ける権利ごとに、個別に契約を締結しており、各締結日は下記のとおりです。…

大株主の状況

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(6)【大株主の状況】 2024年3月31日現在 氏名又は名称 住所 所有株式数 (株) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 楽天証券株式会社 東京都港区南青山二丁目6番21号 1,207,000 3.35 全薬工業株式会社 東京都文京区大塚五丁目6番15号 575,800 1.59 中村義一 東京都港区 568,000 1.57 今津秀 香川県三豊市 403,300 1.12 松井証券株式会社 東京都千代田区麹町一丁目4番地 318,200 0.88 マネックス証券株式会社 東京都港区赤坂一丁目12番32号 310,722 0.86 藤本製薬株式会社 大阪府松原市西大塚一丁目3番40号 300,000 0.83 中村恵美子 東京都港区 295,000 0.81 野村證券株式会社 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 272,800 0.75 株式会社SBI証券 東京都港区六本木一丁目6番1号 230,910 0.64 4,481,732 12.40

出典

データ元
EDINET 有価証券報告書
docID
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技術情報

分析バージョン
2024
使用モデル
gemma4:12b

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