事業の内容
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/ 原文長 約4634文字
3 【事業の内容】 当社は、受託解析を行う「受託事業」、関連技術の研究開発を行う「研究事業」、核酸解析の技術を用いた診断サービスの開発や販売を行う「診断事業」を主な事業の内容としており、この事業区分ごとに包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。 なお、2023年4月1日付で組織変更を実施し経営管理区分を変更したことに伴い、当事業年度から、従来の「研究事業」セグメントを受託解析を事業とする「受託事業」と研究開発を事業とする「研究事業」に分割しております。 過去3期間における事業別売上高推移は次の表のとおりであります。 セグメントの名称 2022年3月 期 2023年3月 期 2024年3月 期 売上高 (千円) 構成比 (%) 売上高 (千円) 構成比 (%) 売上高 (千円) 構成比 (%) 受託事業 376,310 87.9 297,026 90.7 268,062 54.7 研究事業 47,608 9.7 診断事業 51,624 12.1 30,509 9.3 174,791 35.6 合計 427,935 100.0 327,535 100.0 490,462 100.0 (注) 1 数量については、その内容が多岐にわたるため記載を省略しております。 2 売上高には、消費税等は含まれておりません。 (1) 受託事業 受託事業におきましては、大学や公的研究機関、製薬会社等の企業を主要な顧客として次世代シークエンス、マイクロアレイ実験解析等を行っております。顧客の目的に合わせた実験デザインの提案、データ解析及びサポートの対応に注力しております。 受託事業の主なサービスには、次世代シークエンス受託解析サービス、マイクロアレイ受託解析サービス及びデジタルPCR解析を含むその他遺伝子解析サービスがあり、次のような種類があります。 ① 次世代シークエンス受託解析サービス 次世代シークエンサーにより、DNAやRNAを網羅的に解読することで、遺伝子の変異や細胞中の遺伝子の量を測定することができます。主要なサービスは以下のとおりです。 ・遺伝子発現解析サービス (RNA-Seq) 各種生物種由来のRNAサンプルから、遺伝子発現量を測定します。FFPE由来の分解したサンプルや微量のサンプルなど、様々なサンプルに対応しています。 ・miRNA遺伝子発現解析サービス (miRNA-Seq) 各種生物種由来のRNAサンプルから、miRNA発現量を測定します。血清や血漿、がんとの関わりの深いエクソソーム中のmiRNAの発現解析などに対応しています。 ・エクソーム解析、全ゲノム解析サービス 遺伝子全体あるいは遺伝子のある領域のみを濃縮して解析することにより、効率的に遺伝子上の変異を検出します。希少疾患の原因やがんの原因となる遺伝子を網羅的に探索することができます。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約2393文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の事業分野でありますライフサイエンス分野は、近年、新たなモダリティの発明と精密化医療の技術革新が続いており、治療成績が向上しております。最新のがん治療におきましては、従来の三大治療である「手術(外科治療)」、「薬物治療(抗がん剤治療)」、「放射線治療」に加えて、「免疫療法(体の中に侵入した異物を排除するために、生まれながらに備えている能力を高め、がんの治療を行う方法)」が注目されています。近年、免疫療法に用いる「免疫チェックポイント阻害剤」が医薬品として承認され、従来自由診療であった免疫療法による治療が一部保険診療可能となり、患者負担が少なく治療を受けることが可能となりました。 また、遺伝子解析技術の向上により、今後がん予防や治療に新たな展開が期待されております。 このような環境下において、当社は、最も重要な経営課題を「開発力強化と事業化加速」と捉え、既存の受託事業の成長と、新しい診断事業におけるオンコロジー分野でのコンパニオン診断の普及に取り組んでおります。また、さらなる診断事業拡大のためには、開発人材及び学術部隊の補強、営業拡販戦略及び広報体制の拡充、知財戦略の見直しと強化を進める必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 肺がん コンパクトパネルⓇの製品改良及び市場への普及に向けた取り組み 当社は、肺がん コンパクトパネルⓇの市場への普及を重点課題と捉え各種薬事試験と普及活動を進めております。2022年11月16日にEGFR ALK ROS1 METの4遺伝子を搭載した製品として薬事承認を取得し、現在、国内のマルチコンパニオン検査としては、国産初となるプログラム医療機器検査サービスをメディカルラボラトリー(川崎市)にて提供しています。当社検査ラボに一括集約・アッセイ解析を実施するLDT検査として、大手検査会社3社(株式会社ビー・エム・エル社、株式会社エスアールエル社、株式会社LSIメディエンス)での検査取り扱いが開始されております。また、BRAF RET KRAS の3遺伝子をさらに追加する追加承認申請を2022年12月16日に実施し、2024年1月26日にEGFR ALK ROS1 MET BRAF RET KRASの7遺伝子を搭載した製品として統合承認を取得しました。今後もさらに遺伝子を追加し、新規薬剤にも対応するための追加申請を実施していく予定です。新しい薬剤の拡張をはじめとした製品改良を進め、臨床現場への普及を促進していきます。また、学術集会でのセミナー、全国web講演会、動画資材作成など、適正使用に向けた周知活動を強化し、単一遺伝子検査あるいは既存マルチ検査からの切り替えを促進していきます。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2393文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の事業分野でありますライフサイエンス分野は、近年、新たなモダリティの発明と精密化医療の技術革新が続いており、治療成績が向上しております。最新のがん治療におきましては、従来の三大治療である「手術(外科治療)」、「薬物治療(抗がん剤治療)」、「放射線治療」に加えて、「免疫療法(体の中に侵入した異物を排除するために、生まれながらに備えている能力を高め、がんの治療を行う方法)」が注目されています。近年、免疫療法に用いる「免疫チェックポイント阻害剤」が医薬品として承認され、従来自由診療であった免疫療法による治療が一部保険診療可能となり、患者負担が少なく治療を受けることが可能となりました。 また、遺伝子解析技術の向上により、今後がん予防や治療に新たな展開が期待されております。 このような環境下において、当社は、最も重要な経営課題を「開発力強化と事業化加速」と捉え、既存の受託事業の成長と、新しい診断事業におけるオンコロジー分野でのコンパニオン診断の普及に取り組んでおります。また、さらなる診断事業拡大のためには、開発人材及び学術部隊の補強、営業拡販戦略及び広報体制の拡充、知財戦略の見直しと強化を進める必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 肺がん コンパクトパネルⓇの製品改良及び市場への普及に向けた取り組み 当社は、肺がん コンパクトパネルⓇの市場への普及を重点課題と捉え各種薬事試験と普及活動を進めております。2022年11月16日にEGFR ALK ROS1 METの4遺伝子を搭載した製品として薬事承認を取得し、現在、国内のマルチコンパニオン検査としては、国産初となるプログラム医療機器検査サービスをメディカルラボラトリー(川崎市)にて提供しています。当社検査ラボに一括集約・アッセイ解析を実施するLDT検査として、大手検査会社3社(株式会社ビー・エム・エル社、株式会社エスアールエル社、株式会社LSIメディエンス)での検査取り扱いが開始されております。また、BRAF RET KRAS の3遺伝子をさらに追加する追加承認申請を2022年12月16日に実施し、2024年1月26日にEGFR ALK ROS1 MET BRAF RET KRASの7遺伝子を搭載した製品として統合承認を取得しました。今後もさらに遺伝子を追加し、新規薬剤にも対応するための追加申請を実施していく予定です。新しい薬剤の拡張をはじめとした製品改良を進め、臨床現場への普及を促進していきます。また、学術集会でのセミナー、全国web講演会、動画資材作成など、適正使用に向けた周知活動を強化し、単一遺伝子検査あるいは既存マルチ検査からの切り替えを促進していきます。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約6963文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績等の状況の概要 前事業年度 (自2022年4月1日 至2023年3月31日) 当事業年度 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) 増減額 増減率 売上高(千円) 327,535 490,462 162,926 49.7% 営業損益(千円) △362,890 △258,216 104,674 -% 経常損益(千円) △365,411 △245,884 119,526 -% 税引前当期純損益(千円) △360,997 △246,392 114,604 -% 税引後当期純損益(千円) △362,343 △248,293 114,050 -% 当事業年度の経営成績は、 前事業年度よりも売上高が増加し 、売上高は490百万円(前年同期比149.7%)となりました。利益面では、営業損失258百万円(前年同期362百万円)、経常損失245百万円(前年同期365百万円)、当期純損失248百万円(前年同期362百万円)となりました。 財政状態におきましては、当事業年度末における総資産の残高は、前事業年度末に比べ111百万円増加し982百万円となりました。 また、キャッシュ・フローの状況におきましては、当事業年度末における現金及び現金同等物の期末残高は前事業年度末に比べ113百万円増加し388百万円となりました。 ①経営成績の状況 当事業年度における経営成績の状況は以下のとおりであります。 (売上高) 当事業年度の売上高は、490百万円(前年同期比149.7%)となりました。セグメント別の状況は以下のとおりです。 ⅰ.受託事業 <次世代シークエンス受託解析サービス> 受託事業の主要サービスである次世代シークエンス受託解析サービスは、売上が前年と同水準となりました。価格競争の激化により、大学からのご依頼件数が伸び悩んだ一方、民間企業を中心に大口案件の受注を獲得することが出来ました。 <マイクロアレイ受託解析サービス> マイクロアレイ受託解析サービスについては、前年に比べ問い合わせ件数が減少しており、市場のトレンドとしては次世代シークエンスへの移行が顕著となっております。マイクロアレイ受託解析サービスは前年と比べ売上が減少いたしました。 <その他遺伝子解析サービス> 多様化する受託解析ニーズに合わせて、生体サンプル(細胞や組織等)からの「核酸(DNA/RNA)抽出サービス」にも力を入れております。抽出サービスは次世代シークエンスやマイクロアレイを実施する際の前段階でのサービスとなります。製薬企業を含む民間企業の売上増加に伴い、抽出サービスの件数が増加いたしました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1883文字
4.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報 前事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) (単位:千円) 報告セグメント 調整額(注)1 合計 (注)2 受託事業 研究事業 診断事業 売上高 マイクロアレイ受託解析サービス 75,553 75,553 75,553 次世代シークエンス受託解析サービス 217,756 217,756 217,756 検査業務サービス 5,033 5,033 5,033 研究受託サービス その他 3,716 25,476 29,193 29,193 顧客との契約から生じ る収益 297,026 30,509 327,535 327,535 セグメント利益又は損失(△) 62,127 △ 36,387 △ 186,220 △ 160,481 △ 202,409 △ 362,890 セグメント資産 173,772 8,474 335,954 518,201 352,932 871,134 セグメント負債 54,528 29,261 61,606 145,396 15,087 160,483 その他の項目 減価償却費 736 43 17,410 18,189 60 18,250 減損損失 2,567 1,642 4,210 4,210 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 2,838 2,240 151,016 156,095 156,095 (注) 1 調整額は以下のとおりであります。 (1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△202,409千円は、全社費用であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費及び研究開発費であります。 (2)セグメント資産の調整額352,932千円は、全社資産であり、主に報告セグメントに帰属しない本社の現金及び預金等であります。 (3)セグメント負債の調整額15,087千円は、全社負債であり、主に報告セグメントに帰属しない本社の未払法人税等であります。 (4)減価償却費の調整額60千円は、報告セグメントに帰属しない固定資産の減価償却費であります。 2 減価償却費には、長期前払費用に係る償却費が含まれております。 3 セグメント利益又は損失は、財務諸表の営業損失と調整を行っております。…
主要な顧客・販売先
抽出本文
/ 原文長 約204文字
3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。 相手先 前事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) 当事業年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 ) 販売高(千円) 割合(%) 販売高(千円) 割合(%) ㈱エスアールエル 1,292 0.4 72,957 14.9 岩井化学薬品㈱ 45,503 13.9 38,204 7.8