事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約845文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社10社及び関連会社1社により構成されており、遺伝子改変マウスの作製受託、抗体作製受託、臨床・非臨床試験受託、遺伝子解析受託、病理診断サービス、事業承継及び事業再生分野における助言・支援サービスを主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の5事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)ジェノミクス事業 当社は、遺伝子改変マウス作製受託、モデルマウスの販売及び抗体作製受託、新規バイオマーカーの開発などを行っております。また、株式会社プライミューンは、研究用試薬の販売を行っております。 (2)CRO ※ 事業 株式会社 新薬リサーチセンター及び 株式会社メディフォムは、医薬品・食品の臨床試験受託を行っております。また、株式会社新薬リサーチセンターは、薬効薬理試験、安全性薬理試験、薬物動態試験などの非臨床試験受託を行っております。 さらに、平成30年3月に設立した株式会社安評センターは、平成30年4月に事業譲受によって承継したCRO事業(医薬品、農薬、食品関連物質、化学物質等の安全性評価に関する非臨床試験受託)を行う予定であります。 ※CRO :Contract Research Organization 医薬品開発業務受託機関 (3)先端医療事業 株式会社 ジェネティックラボは、 遺伝子解析受託及び個別化医療実現に向けた創薬支援サービスを行っております。 (4)病理診断事業 株式会社 ジェネティックラボは、 病理組織検査、細胞診検査などを行っております。 (5)TGBS事業 事業承継及び事業再生分野に係る助言・支援サービス、ならびにM&Aを行っております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約2004文字
(2) 経営戦略等 当社グループは、平成30年3月期において4期連続で「営業損益、経常損益、最終損益」の黒字を達成いたしましたが、この黒字体質をさらなる強固なものとするため、翌連結会計年度(平成31年3月期)は以下のような取り組みを推進いたします。 ジェノミクス事業につきましては、収益を回復させるために、引き続き、需要の高いモデルマウスのラインナップ拡充を図り、ゲノム編集技術を活用した遺伝子改変マウス作製受託サービスに注力してまいります。また、技術革新によりアカデミアの研究者自らが遺伝子改変マウスを作製することが可能となりつつあるという市場環境変化の認識のもと、顧客構成をアカデミア主体からマウス作製に加えて関連実験によりニーズのある企業中心へシフトを進め、また、事業内容そのものをモデルマウス作製・販売だけではなくこれを活用した非臨床試験まで拡充するなど、CRO事業とのシナジーのある施策を進めてまいります。 CRO事業につきましては、積極的な人材、機器投資による受注体制強化を行い、引き続き新しい病態モデルの研究開発に取り組み、既存顧客との取引拡大を図るとともに、新規顧客の獲得に注力いたします。また、当社ジェノミクス事業の有するモデルマウスを用いた非臨床試験受託への展開を図るとともに、持分法適用関連会社の医化学創薬株式会社との協業を強化し、グループ事業間シナジー創出に注力いたします。さらに、本年4月には、連結子会社である株式会社安評センターが、CRO事業を公益財団法人食品農医薬品安全性評価センターから譲受けたことで、当社グループのCRO事業の強みである非臨床薬効薬理試験分野に加えて安全性試験の充実が図られ、医薬品開発における承認申請に必要な各種試験を網羅的に受託することができるようになりました。今後は当該事業の譲受けを活用し、潜在顧客の掘り起こし、さらにはグループ会社の顧客・営業網の共有化によるCRO事業の更なる強化、拡大を図ってまいります。 上記に加えて、資本業務提携関係先の株式会社免疫生物研究所との協業関係を強化し、当社グループのジェノミクス事業及びCRO事業へのシナジー創出を目指してまいります。 先端医療事業につきましては、昨年7月にクリニカルシーケンス受託解析サービスを開始するとともに、昨年8月に株式会社日立ハイテクノロジーズと販売代理店契約を締結し、次世代シーケンサーを用いたがんクリニカルシーケンス受託解析サービスの営業強化を図ってまいりました。また、昨年開始した網羅的がん遺伝子解析(プレシジョン検査)についても、採用医療機関の確保に努めてまいりました。今後もこのように、先端医療事業においては、クルニカルシーケンス事業等の拡充及び個別化医療への貢献を通じて業績拡大に努めてまいります。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2768文字
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループの事業上の対処すべき主要な課題等は以下のとおりであります。 なお、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は1,772,500千円であり、今後の事業展開に必要な資金を十分確保しております。 ①今後の事業展開について 企業価値の持続的向上を実現するためには、既存事業の更なる強化に取り組むとともに、現在の事業領域に留まらない新規事業への進出を目指す必要があると考えております。そのため、既存事業とのシナジーが見込まれる新規事業及び企業価値向上に寄与すると考えられる新規事業について、資本提携、事業譲受等M&Aを中心に取り組んでまいります。 ②既存事業の強化について a.ジェノミクス事業 モデルマウスの作製・販売については、「遺伝子改変技術」に関して急激に技術革新がなされ、アカデミアの研究者自らが遺伝子改変マウスを作製することが可能となってきており、市場に大きな変化が生じていると認識しております。 この事業環境の変化に対応すべく、顧客構成をアカデミア主体から、マウス作製に加えて関連実験によりニーズのある企業中心へシフトを進め、また、事業内容そのものをモデルマウス作製・販売だけではなくこれを活用した非臨床試験まで拡充するなど、CRO事業とのシナジーのある施策を進めてまいります。 b.CRO事業 今後も、顧客ニーズに合った提案を行い、顧客基盤の拡大に注力するとともに、ジェノミクス事業の有する病態モデルマウスを用いた非臨床試験の受託についても推進してまいります。 本年4月に、連結子会社である株式会社安評センターが、CRO事業を公益財団法人食品農医薬品安全性評価センターから譲受けたことで、当社グループの強みである非臨床薬効薬理試験分野に加えて安全性試験分野のラインナップが一層充実いたしました。また、当該GLP適合及びAAALAC完全認証の研究施設、ならびに同社の優秀な人材をフルに活用することで、中核子会社である株式会社新薬リサーチセンターの繁忙期における設備規模(試験受入能力)を起因とした受注機会損失を減らすとともに、顧客網の共有化や一体的な顧客営業が可能となりました。株式会社安評センターの加入をバネにグループのシナジーを結集し、当事業の飛躍的な成長に努めてまいります。 c.先端医療事業 当社グループの他の事業や大学研究機関と連携し、分子病理解析受託などのサービスを拡充してまいりましたが、引き続き営業強化に努めてまいります。 また、コンパニオン診断薬開発支援事業や、昨年開始いたしましたクリニカルシーケンス受託解析サービスを成長ドライバーと位置付けて、事業展開を推進してまいります。 d.…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約9210文字
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、海外政治情勢の不安などにより、景気の先行きについては依然不透明な状況が続いたものの、設備投資や雇用環境の改善など景気は緩やかな回復基調が続き、個人消費も持ち直しの兆しが見られ、比較的堅調に推移いたしました。 当社グループが属するバイオ関連業界におきましては、人々の健康と豊かな生活の実現へ向け、産学連携による共同研究や企業の投資が活発化し、新製品の研究・開発が相次いでおります。このような環境の中で、当社グループは次のような活動を行いました。 ジェノミクス事業においては、作製期間の短縮、コスト低減が図れるゲノム編集技術(CRISPR/Cas9)を活用した遺伝子改変マウス作製受託サービスの受注に注力いたしました。また、アルツハイマー病モデルマウスとしてのAPP OSK マウス ※1 、野生型TAU ※2 トランスジェニックマウス、 精神・神経疾患モデルマウス、及び非アルコール性脂肪肝炎(NASH) ※3 モデルマウスとしてのAIM欠損マウス等についてライセンス契約を締結し、需要の高いモデルマウスのラインナップ拡充を図りました。 CRO ※4 事業においては、既存顧客との取引を拡大・深化させるとともに、新規顧客の開拓に注力し受注強化を図りました。また、非臨床試験の更なる受注拡大に向け、顧客(主に製薬企業)の多様なニーズに応えるため、新しい病態モデルの研究開発に取り組みました。重要施策であるジェノミクス事業との連携強化については、ジェノミクス事業が保有するAPP OSK マウスや精神・神経疾患モデルマウス等の有用な疾患モデルマウスを用いた中枢神経系非臨床試験での活用に取り組みました。 先端医療事業においては、次世代シーケンサー ※5 を用いた肺がん・乳がん・卵巣がん・大腸がん・悪性黒色腫などを対象としたがんクリニカルシーケンス ※6 受託解析サービスを開始するとともに、昨年8月に株式会社日立ハイテクノロジーズと販売代理店契約を締結し、次世代シーケンサーを用いたがんクリニカルシーケンス受託解析サービスの営業強化を図りました。 病理診断事業においては、一層の品質向上及び事業効率化に取り組むとともに、豊富な病理診断技術を活かしたサービスの拡充に取り組んでまいりました。特に、子宮頸がんの早期発見に向け、自己採取HPV ※7 検査サービスについて大手薬局チェーン及び自治体と検査受託契約を締結し、病理診断サービスの営業及び受注拡大に注力いたしました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約2117文字
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) (単位:千円) 報告セグメント 合計 調整額 (注)1 連結 財務諸表 計上額 (注)2 ジェノミクス 事業 CRO事業 先端医療事業 病理診断事業 売上高 外部顧客への売上高 420,148 1,141,215 340,601 399,294 2,301,258 1,650 2,302,908 セグメント間の内部売上高又は振替高 9,289 15,986 25,276 △ 25,276 420,148 1,150,505 356,587 399,294 2,326,534 △ 23,626 2,302,908 セグメント利益又は損失(△) 85,941 244,338 △ 4,341 3,491 329,430 △ 175,481 153,948 セグメント資産 819,300 996,700 212,957 184,183 2,213,142 1,689,284 3,902,426 その他の項目 減価償却費 24,516 25,388 12,037 10,927 72,869 2,423 75,292 のれんの償却額 21,854 6,557 8,743 37,155 37,155 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 13,224 50,116 37,134 28,573 129,048 774 129,823 (注)1.調整額の内容は以下のとおりであります。 (1)セグメント利益又は損失(△)の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用△177,131千円、持分法適用関連会社からのコンサルティング収入等1,650千円であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 (2)セグメント資産の調整額は、主に当社グループにおける運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)及び管理部門に係る資産等であります。 (3)その他の項目の調整額は、主に管理部門に係るものであります。 2.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。…