事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約979文字
3 【事業の内容】 当社グループ(当社、連結子会社34社、持分法適用関連会社1社)は、親会社である日本製鉄㈱と共通の事業方針の下、緊密に連携して事業活動を展開しており、鋼材事業、粉末事業、素形材事業などを営んでおります。 当社グループにおけるセグメントごとの各社の位置づけは、次のとおりであります。 (鋼材事業) 軸受鋼、機械構造用鋼、ステンレス鋼、耐熱鋼、工具鋼などの各種特殊鋼製品の製造および販売などを行っております。 <主な関係会社>(連結子会社) 事業内容 該当会社 特殊鋼製品の製造・販売 Sanyo Special Steel Manufacturing India Pvt. Ltd. Ovako Group ABおよびその子会社19社 特殊鋼製品の販売、製鋼原料・諸資材などの売買 陽鋼物産㈱ 特殊鋼製品の加工・販売 サントク精研㈱ SKJ Metal Industries Co., Ltd. 特殊鋼の加工、機械設備のメンテナンス 山特工業㈱ 特殊鋼製品の販売等に関わる業務 山陽特殊鋼貿易(上海)有限公司 SANYO SPECIAL STEEL U.S.A., INC. Siam Sanyo Special Steel Product Co., Ltd. (粉末事業) 金属粉末製品の製造および販売を行っております。 <主な関係会社>(連結子会社) 事業内容 該当会社 粉末製品の販売 陽鋼物産㈱ (素形材事業) 特殊鋼棒鋼・鋼管を素材とする素形材製品の製造および販売を行っております。 <主な関係会社>(連結子会社) 事業内容 該当会社 素形材製品の製造 サントクテック㈱ 素形材製品の販売 陽鋼物産㈱ Siam Sanyo Special Steel Product Co., Ltd. 素形材製品の製造・販売 Sanyo Special Steel Manufacturing de México, S.A. de C.V. 寧波山陽特殊鋼製品有限公司 (その他) 鋼材事業、粉末事業および素形材事業の補助・支援事業として、情報処理サービスの提供を行っております。 <主な関係会社>(連結子会社) 事業内容 該当会社 情報処理サービスの提供 サントクコンピュータサービス㈱ 事業活動に係る系統図は次のとおりであります。 事業系統図
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約280文字
(1) 経営方針 当社グループは、“社会からの信頼”、“お客様からの信頼”、“人と人の信頼”を確立することを目指す「信頼の経営」を経営理念としております。 この経営理念のもと、当社グループは、特殊鋼製品の製造・販売を通じた「高信頼性鋼の山陽」のブランド力の更なる強化とともに、地球環境対策の確実な実行や企業倫理の徹底など、社会を構成する一員として求められる責任を果たすことにより経済性と社会性の両立を図ります。これらの取組みを通じて企業価値を高め、株主の皆様、需要家、従業員、社会など、全てのステークホルダーからの一層の信頼を得られる企業を目指してまいります。
対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約3879文字
(2) 経営環境及び対処すべき課題 特殊鋼は、鋼にクロムやニッケルなどの元素を添加することで、硬度、強度、粘り強さ、耐磨耗性、耐熱性、耐食性等、用途に応じた特殊な性能を持たせた鋼であり、自動車、鉄道、建設機械、エレクトロニクス製品や情報通信機器など、様々な工業製品の重要部品・基幹部品として使用されるため、高い品質と信頼性が求められる素材であります。 特殊鋼に対するニーズは、最終製品の機能向上や環境負荷の低減などを背景に多様化・高度化の一途をたどっております。当社グループは、長年にわたって培ってきた「高清浄度鋼製造技術」をベースに、それらのニーズに的確に応える高品質の特殊鋼製品を提供してまいりました。 当社グループは、電気炉による製鋼から最終製品までの一貫生産を行う事業拠点を日本、欧州、インドに有しております。当社の直接輸出比率は約2割ですが、当社製品の間接輸出等や海外事業拠点における製造・販売分を含めますと、当社グループ製品の多くは海外で使用されております。 当社グループの主力製品は、ベアリングの素材となる軸受用鋼であります。軸受用鋼は機械の回転運動を支えるため、特に厳しい品質が求められます。ベアリングの寿命を左右するのは鋼の清浄度の高さとされており、ここに当社が強みとする「高清浄度鋼製造技術」が生かされております。 当社グループの主要な最終需要先は、自動車、産業機械、建設機械業界等であり、当社グループの製品には、自動車メーカー等に直接販売されるものとベアリングメーカーや部品メーカー等へ販売され、各サプライチェーンにおいて各種の部品に加工された後、最終的に自動車メーカー等へ納入されるものがあります。 近年、競合他社の生産能力の増強や品質・技術力の向上等により、特殊鋼業界における国際競争は激しさを増しております。今後の特殊鋼需要に関しましては、2024年度後半からの回復が期待されるものの、通期の売上数量は当連結会計年度並みの水準にとどまると予想されます。また、原燃料価格は当連結会計年度比では低下するものの依然として高位で推移し、物流費等へのインフレの影響も見込まれます。 このような中、当社グループといたしましては、外注・物流面を含む労務費の上昇も踏まえた販売価格の改定を進めるとともに、コストダウンにも取り組むことによりマージンを維持・拡大してまいります。また、引き続き経営理念「信頼の経営」の実践を通じて、大きく変化する経営環境下においても、人・技術・利益の持続的成長を図るとともに、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。…
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約3969文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの経営成績等の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、以下の記述のうち、将来に関する事項は、当連結会計年度末(2024年3月31日)現在における当社グループの判断に基づくものであります。 (1) 重要な会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。連結財務諸表の作成に際し、固定資産の評価、繰延税金資産の回収可能性などにつきまして、過去の実績や他の合理的な方法による、会計上の見積りを行っております。当社グループは、これらの見積りの妥当性に対し継続して評価を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。 (2) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、物価上昇が続く中、新型コロナウイルス感染症の5類移行や雇用・所得環境の改善を受けて、緩やかな回復が続きましたが、後半にかけて生産活動等に弱さがみられました。各種政策の効果もあり、今後も緩やかな回復が続くことが期待されるものの、世界的な金融引締めの継続等による海外景気の下振れの影響が懸念されます。 半導体不足の緩和により自動車生産は緩やかに回復しているもののメーカー間の跛行性や生産・出荷停止影響などがあることに加えて、中国経済の回復の遅れや設備投資マインドの低下等から建設・産業機械向けにおいて需要が減少するとともに在庫調整が拡大したことなどにより、特殊鋼熱間圧延鋼材の生産量は、前連結会計年度を下回りました。 当社グループの売上高は、エネルギーサーチャージ等の適用に伴う販売価格の上昇はありましたが、需要家の在庫調整の拡大を受けた売上数量の減少などにより、前連結会計年度比400億33百万円減の3,538億10百万円となりました。利益面では、エネルギーサーチャージ等の適用に伴う販売価格の上昇はありましたが、売上数量の減少や販売構成の悪化、原燃料価格の上昇や諸資材等へのインフレ影響に加えて、スウェーデンの連結子会社OVAKOの売上数量の減少や前期に発生した一過性増益影響の縮小などにより、経常利益は、前連結会計年度比167億36百万円減の121億19百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比116億87百万円減の90億56百万円となりました。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容は、次のとおりであります。各セグメントの売上高につきましては、セグメント間の内部売上高又は振替高が含まれております。…
セグメント関連
抜粋表示
/ 原文長 約1253文字
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 (注)2 連結財務諸 表計上額 (注)3 鋼材 粉末 素形材 売上高 外部顧客への売上高 368,508 5,312 19,860 393,680 162 393,843 393,843 セグメント間の内部 売上高又は振替高 8,546 8,546 1,270 9,816 △ 9,816 377,054 5,312 19,860 402,227 1,433 403,660 △ 9,816 393,843 セグメント利益 26,982 1,004 366 28,354 30 28,384 107 28,492 その他の項目 減価償却費 13,014 96 683 13,795 13,799 △ 34 13,764 のれん償却額 2,924 2,924 2,924 2,924 (注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含んでいない情報処理サービス事業であります。 2 セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去であります。 3 セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。 4 資産および負債については、事業セグメントごとの情報が経営資源の配分の決定および業績を評価するための検討対象となっていないため、記載しておりません。 当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 (注)2 連結財務諸 表計上額 (注)3 鋼材 粉末 素形材 売上高 外部顧客への売上高 329,985 5,337 18,388 353,712 98 353,810 353,810 セグメント間の内部 売上高又は振替高 8,660 8,660 1,408 10,068 △ 10,068 338,646 5,337 18,388 362,372 1,506 363,879 △ 10,068 353,810 セグメント利益又は 損失(△) 10,831 931 △ 491 11,271 37 11,309 57 11,366 その他の項目 減価償却費 13,030 94 651 13,776 13,779 △ 34 13,744 のれん償却額 3,246 3,246 3,246 3,246 (注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含んでいない情報処理サービス事業であります。 2 セグメント利益又は損失の調整額は、セグメント間取引消去であります。 3 セグメント利益又は損失は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。…