事業の内容
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/ 原文長 約4449文字
3【事業の内容】 当社は「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」という企業ビジョンの下、デジタル化が進んでいない伝統的な業界にインターネットを用いて新しい仕組みを創り、既存のビジネス慣習を変えていくことで、当社の主な顧客である国内の企業・個人事業主の経営をより良くすることを目指し、事業を展開しております。 その主たる事業内容は、印刷事業(印刷・集客支援(広告)のシェアリングプラットフォームである「ラクスル」)及び運送事業(物流のシェアリングプラットフォームである「ハコベル」)であります。 インターネットの普及及び技術革新により、既存産業におけるサプライヤー(当社の場合、印刷事業における提携印刷会社や配布会社及び運送事業における提携運送会社)を統合するコストが大幅に低下しました。当社は、産業ごとにプラットフォームを創出することで、1社が全ての製造及び販売機能を持つのではなく、サプライヤーと顧客の需給を効率良く結び付ける産業形態の在り方を提示したいと考えております。 当社の各セグメントの事業内容は以下のとおりであります。なお、以下に示す事業区分は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)印刷事業 当社の主たる事業であります印刷事業について、印刷業界全体の市場規模は5.5兆円(注1)と大きなものでありますが、市場に約2万5,000社(注2)もの中小印刷会社が存在しており、供給過多になっているため、印刷機の実際の稼働率は低い水準にあると当社では考えております。また、印刷機によって印刷できる印刷物が異なるため、自社で刷れないものは他の印刷会社に依頼するという“まわし仕事”が発生しております。 当社は、現状非効率な印刷業界にとってより良いビジネス環境をつくりたいと考え、インターネットを使って全国の顧客から印刷の注文を集め、その注文を当社がネットワークとして築いている印刷会社に発注し、印刷機の非稼働時間を使って印刷をする仕組みを開発、提供しております。具体的には、まず、顧客が「ラクスル」のウェブサイト上で印刷物の部数や納期等を選び、印刷データをアップロードします。その後、当社は印刷データを印刷に適したデータに加工し、提携印刷会社へ印刷を委託します。印刷会社は当社から受領した印刷データを印刷後、直接顧客へ品物をお届けします。当社との取引を通して、提携印刷会社の印刷機の稼働率の向上を図り、印刷会社の経営にも資する形での事業展開を実施しております。なお、現状国内の印刷EC市場は約920億円程度(注3)の規模であると言われております。 また、当社は印刷事業の海外展開の一環で、当社の100%子会社であるRAKSUL INTERNATIONAL PTE. LTD.…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約6218文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」を企業ビジョンとし、デジタル化が進んでいない既存の産業をインターネットにより効率化し、最終顧客に対して一層の便益を提供していくことを通して、社会へ貢献してまいります。 (2)経営戦略等 今後の中長期的な方向性としては、全国の顧客に対して印刷や物流をはじめとするBtoBの各種サービスをEC等の形式で提供していくことにより、国内におけるBtoBプラットフォームの主力企業に成長し、また国内の事業で培ったノウハウをもとに、海外への事業展開を図ってまいります。具体的な経営戦略は以下のとおりであります。 (ⅰ)当社の企業ビジョンと事業展開方針 ①当社の経営ビジョンと事業概要 当社は、上記の企業ビジョンの下、顧客ニーズと提携印刷会社又は提携運送会社の余剰キャパシティ(注1)(提携印刷会社が保有する印刷機の非稼働時間及び提携運送会社が保有する運送トラックの非稼働時間)を繋ぐプラットフォームの運営を行っております。 ②当社サービスの意義:産業にもたらす変革 印刷や物流をはじめとする20世紀に築かれた産業は、資本を持つ大企業が莫大な費用を投じて製造設備を購入し、その製造キャパシティを営業が販売し、過剰に販売した部分を繋がりのある下請けに回すといった、大企業を頂点とする多重下請けのピラミッド型の産業構造を作り上げました。しかし、インターネットの普及及び技術革新により、既存産業におけるサプライヤー(注2)を統合するコストが大幅に低下しました。当社は、この多重下請け構造下にある中小印刷会社や中小運送会社をインターネットで結びつけ、仮想的に巨大な供給キャパシティを持ち、ECサイトを通じて直接発注者と繋げるシェアリングプラットフォームを創出することで、1社が製造から販売まで全ての機能を持つ産業形態ではなく、サプライヤーと顧客の需給を効率良く結び付ける21世紀型の産業形態の在り方を提示したいと考えております。当社が産業にもたらす変革の例は以下のとおりであります。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約6218文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」を企業ビジョンとし、デジタル化が進んでいない既存の産業をインターネットにより効率化し、最終顧客に対して一層の便益を提供していくことを通して、社会へ貢献してまいります。 (2)経営戦略等 今後の中長期的な方向性としては、全国の顧客に対して印刷や物流をはじめとするBtoBの各種サービスをEC等の形式で提供していくことにより、国内におけるBtoBプラットフォームの主力企業に成長し、また国内の事業で培ったノウハウをもとに、海外への事業展開を図ってまいります。具体的な経営戦略は以下のとおりであります。 (ⅰ)当社の企業ビジョンと事業展開方針 ①当社の経営ビジョンと事業概要 当社は、上記の企業ビジョンの下、顧客ニーズと提携印刷会社又は提携運送会社の余剰キャパシティ(注1)(提携印刷会社が保有する印刷機の非稼働時間及び提携運送会社が保有する運送トラックの非稼働時間)を繋ぐプラットフォームの運営を行っております。 ②当社サービスの意義:産業にもたらす変革 印刷や物流をはじめとする20世紀に築かれた産業は、資本を持つ大企業が莫大な費用を投じて製造設備を購入し、その製造キャパシティを営業が販売し、過剰に販売した部分を繋がりのある下請けに回すといった、大企業を頂点とする多重下請けのピラミッド型の産業構造を作り上げました。しかし、インターネットの普及及び技術革新により、既存産業におけるサプライヤー(注2)を統合するコストが大幅に低下しました。当社は、この多重下請け構造下にある中小印刷会社や中小運送会社をインターネットで結びつけ、仮想的に巨大な供給キャパシティを持ち、ECサイトを通じて直接発注者と繋げるシェアリングプラットフォームを創出することで、1社が製造から販売まで全ての機能を持つ産業形態ではなく、サプライヤーと顧客の需給を効率良く結び付ける21世紀型の産業形態の在り方を提示したいと考えております。当社が産業にもたらす変革の例は以下のとおりであります。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約3552文字
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当会計年度における当社の経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 わが国経済は、企業業績の回復、雇用・所得環境の改善などにより、景気は緩やかな回復が続くと期待されておりますが、世界的な地政学的リスクの高まりや欧州の政情不安、米国の政治・経済の動向等により、景気の先行きは不透明な状況で推移すると予想されております。 印刷業界においては、デジタルメディアの拡大とともに従来型の紙媒体の需要が減少傾向にあります。その一方で、印刷EC業界は潜在需要が大きく、平成24年度から平成30年度までの年平均成長率が10%超、また平成30年度の市場規模は920億円に拡大していると想定されております(株式会社矢野経済研究所「印刷通販市場に関する調査結果2013」平成25年11月7日発表によります)。 また、国内のトラック運送事業は、約14兆円という巨大な市場であります(国土交通省「物流を取り巻く現状について」平成29年2月によります)。しかし、業界構造は多重下請け構造となっているうえ、車両の手配は電話・FAXでの連絡が中心であり人力に頼った運用となっているのが実態であります。当社は物流業界においてもITによる効率化を図るとともに業界構造そのものをフラット化することで、荷主・運送会社双方に新たな価値提供ができると考えております。また平成29年7月には物流業界全体の変革を一層加速化させる目的で、業界最大手のヤマトホールディングス株式会社と資本提携を行い、わが国の物流が抱えているドライバー不足などの様々な課題を解決するため、新たな物流インフラを構築すべく注力してまいりたいと考えております。 このような状況の中、当社は、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンの下、主に印刷・集客支援(広告)のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」と、物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」を運営してまいりました。 「ラクスル」では、商品ラインナップの拡充や無料のデザイン制作ソフト「オンラインデザイン」の提供等顧客の利便性向上に努めております。また、「ハコベル」においても、登録運送業者数の増加やマッチング効率の上昇等、継続的にサービスの拡充に努めております。さらに、両事業とも将来を見据え、登録ユーザー数増加に向けた広告宣伝投資を積極的に行い、組織体制強化のための人材採用に注力いたしました。 以上の結果、当期の売上高は11,174百万円(前事業年度比45.…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約703文字
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△2,186,748千円には、各報告セグメントに配分していない全社費用が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 3.セグメント利益又は損失(△)は、財務諸表の営業損失と調整を行っております。 4.その他の項目の調整額は、全社資産に係るものであります。 当事業年度(自 平成29年8月1日 至 平成30年7月31日) (単位:千円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 (注)2.4 財務諸表 計上額 (注)3 印刷事業 運送事業 売上高 外部顧客への 売上高 10,594,813 509,354 11,104,167 70,081 11,174,249 11,174,249 セグメント間 の内部売上高 又は振替高 12,115 12,115 12,115 △ 12,115 10,594,813 521,470 11,116,283 70,081 11,186,365 △ 12,115 11,174,249 セグメント利益 又は損失(△) 1,897,787 △ 76,714 1,821,073 32,924 1,853,997 △ 1,760,959 93,038 その他の項目 減価償却費 90,484 1,041 91,526 91,526 24,701 116,228 有形固定資産及び 無形固定資産の増 加額 4,030 4,030 4,030 44,042 48,072 (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、システム構築支援事業等を含んでおります。
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約1819文字
2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績は、総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がいないため、記載を省略しております。 (3)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要といたします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は後記「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 売上高 当事業年度の売上高は、11,174百万円(前事業年度比45.6%増)となりました。これは主に、当社印刷事業が引き続き順調に成長したことによるものであります。 b. 売上原価、売上総利益 当事業年度の売上原価は、8,412百万円(前事業年度比41.7%増)となりました。これは主に、事業の拡大に伴い仕入高が増加したことによるものであります。この結果、売上総利益は2,761百万円(前事業年度比58.8%増)となりました。 c. 販売費及び一般管理費、営業利益 当事業年度の販売費及び一般管理費は、2,668百万円(前事業年度比7.5%減)となりました。これは主に、印刷事業において登録ユーザー数が着実に積みあがった結果、TVCMやWebマーケティングを中心とした広告宣伝費の投下を最適化できたことによるものです。この結果、営業利益は93百万円(前事業年度は営業損失1,145百万円)となりました。 d. 経常利益 当事業年度において営業外収益が3百万円、営業外費用は主に上場関連費用の計上により53百万円発生しております。この結果、経常利益は43百万円(前事業年度は経常損失1,163百万円)となりました。 e. 特別損益、当期純利益 関係会社株式評価損により、特別損失62百万円の計上があったため税金等調整前当期純損失は19百万円となりましたが、法人税等合計△34百万円の計上により当期純利益は15百万円(前事業年度は当期純損失1,175百万円)となりました。…