事業の内容
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3 【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ビーグリー)及び連結子会社5社(株式会社ぶんか社グループ、株式会社ぶんか社、株式会社海王社、新アポロ出版株式会社、株式会社文友舎)により構成されております。株式会社ビーグリーの既存事業を中心としたユーザー課金サービス及びその付帯サービスであるプラットフォームセグメントと、株式会社ぶんか社グループ以下の既存事業を中心とした電子書籍、出版、付帯サービスであるコンテンツセグメントを展開しており、ファンとコンテンツを感動とともにつなげるコンテンツプロデュースカンパニーを目指しております 。 プラットフォームセグメントでは、スマートフォン・タブレットの急速な普及を背景に消費者行動への影響が飛躍的に拡大しているインターネットを活用しつつ、その特性を活かしてクリエイターのコンテンツ・プロダクトを配信するサービスや環境を提供しております。16周年を迎えた老舗コミック配信サービス「まんが王国」や小説投稿サービス「ノベルバ」を展開しております。また、当社グループの資産・ノウハウを活用したIPプロデュースも推進しております 。 コンテンツセグメントでは、女性向けの漫画ジャンルに強みを持ち、デジタルとの親和性の高い作品制作を通じてヒット作品の創出を行う等、ユーザーに対して新たな感動を与えられるようなコンテンツ創出を行っております 。 さらに、日本テレビ放送網株式会社との資本業務提携契約の締結により、両社グループの強みを活かし、IP創出や利活用の拡大等コンテンツプロデュース機能の強化を図っております。 なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります 。 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください 。 プラットフォームセグメントの主力サービス「まんが王国」について 「まんが王国」は、スマートフォンやタブレット、PCで手軽に漫画を楽しむことができるコミック配信サービスです。2006年のサービス開始以来、ユーザーの皆さまに支えられ、コミック単行本換算で累計18億冊ダウンロードを超えるまでに拡大を続け、会員数は700万人(2023年2月時点)を突破しております(累計ダウンロード数は、無料タイトル及びコマ形式のタイトルを冊数換算したものを含んでおります) 。 本サービスでは、出版社、プロダクション、及び作家等、タイトルの権利を保有若しくは管理する方々(ライセンサー)から利用許諾を獲得し、必要に応じてコンテンツの電子化を行います。当社の特長は、電子書籍業界では一般的である電子取次会社経由ではなく、主に当社直接営業によりライセンサーから利用許諾の獲得を行う点にあります。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約984文字
(2) 経営戦略等 当社グループの経営目標を実現するために、当社グループはこれまで「まんが王国」というコミック配信サービスを通じて、人気作品のみならず、過去及び新規の知る人ぞ知る良作等をたくさんの方に提供し、楽しんでいただくことを目指してまいりました。今後も「まんが王国」を含む電子書籍サービスのさらなる拡大や当社グループで制作したタイトルを含む「まんが王国」連載作品による差別化に加え、デジタルコンテンツの強化及び紙出版の最適化を行っていくとともに、グループ間でのシナジーを加速させるコミカライズや新規ジャンル開拓等の売上増加施策等を実施し、グループ全体での利益の増加を図ってまいります 。 当社グループはコンテンツを創出、又は見定め、それに適した方法でユーザーに届ける活動を「コンテンツプロデュース」と定義し、コンテンツやクリエイターが世界規模で流通・活躍できるよう事業展開してまいります 。 なお、日本テレビ放送網株式会社との資本業務提携契約の締結により、両社グループの強みを活かし、IP創出や両社グループが所有するIPの利活用の拡大等によるコンテンツプロデュース機能の強化を図ってまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針に基づき、売上高及び親会社株主に帰属する当期純利益、また株主重視の観点から株主資本当期純利益率(ROE)をそれぞれ重要な指標と考えております。2023年度の目標値は、売上高19,622百万円、親会社株主に帰属する当期純利益900百万円、ROE13.3%であります 。 (4) 経営環境 当社グループの主力サービスが属する電子書籍市場は、通信環境の整備やスマートフォン・タブレット端末の普及・進化等により、今後も拡大が続くことが予想されますが、一方で競合他社との競争が激化しております 。 なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による事業活動への影響に関し、厳しい状況が徐々に緩和され、個人消費を中心に社会経済活動に持ち直しの動きがみられた一方で、ウクライナ情勢による原材料やエネルギー価格の高騰、各国の金融政策による円安進行などにより、国内外の経済の見通しは依然として不透明な状況であるため、収束までは常に経済情勢や市場環境を注視し、有事に向けた対応策を講じてまいります 。
対処すべき課題
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/ 原文長 約1206文字
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題 現在のプラットフォームセグメントの主力サービスであるコミック配信サービス「まんが王国」は、16年以上の実績を有しており、さらなるユーザー及び収益の拡大が見込まれるとともに、コンテンツセグメントの中核である総合出版事業においてもデジタル化を推進することで、収益の拡大が見込まれております 。 今後も継続的な発展を続け、当社グループのVisionである「グローバルで通用するコンテンツプロデュースカンパニーへ」を実現するため、対処すべき課題として以下の施策に取り組んでまいります 。 ① 「まんが王国」の差別化 電子書籍市場は拡大を続けておりますが、一方で競合他社との競争が激化しております。そのため会員獲得コストは増加傾向でありますが、サービスの継続的な拡充や差別化により収益拡大を実現してまいりました。当社グループでは今後の継続的な成長の実現に向けて、さらに「まんが王国」の魅力を高めるため、今後も積極的に差別化を進める施策に取り組んでまいります 。 お得に漫画が読めるポイントプログラムや各種キャンペーンの実施、無料で閲覧可能な「じっくり試し読み」の充実、自社開発ビューアやAIレコメンド機能を活用した使いやすいUX(User experience)の提供、当社独自の目線による優良タイトルの掘りおこしや決済手段の多様化等、これまでの取り組みを継続的に推進するほか、当社グループ内でのノウハウを駆使した「まんが王国」連載作品の創出を積極的に進めてまいります 。 ② 優良・独自コンテンツの制作 継続的な成長を実現していくためには、競合他社にはない優良コンテンツや独自コンテンツの制作が必要となります。当社グループでは、作家やクリエイターとの多数のコネクション並びに「まんが王国」のビッグデータや長年のノウハウを活用することにより、ユーザーにヒットするコンテンツの制作を行ってまいります 。 ③ サービス・企業認知度の向上 当社グループが継続的な企業価値の向上を実現するためには、ユーザー、取引先、人材の獲得が必要であります。これらの獲得活動をより効率的に進めるため、当社グループ及び当社サービスの持つ強み・サービスの健全性・ガバナンス体制等を戦略的に発信し、認知度及びコーポレートブランドを向上させてまいります。このため、費用対効果を重視したプロモーション・広報活動を積極的に推進してまいります 。 ④ 有能な人材の育成と確保 当社グループのあらゆる活動の継続的改善、成長のため、最も重要なのは人材であります。その育成と確保の観点から、経営理念に沿った評価制度の施行、その運用の徹底及び継続的な改善並びにインセンティブ制度を含めた人事制度全般の充実を図ってまいります。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約3853文字
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用したことによる影響はありません。 (経営成績等の状況の概要) (1) 経営成績 当連結会計年度における日本経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による厳しい状況が徐々に緩和され、個人消費を中心に社会経済活動に持ち直しの動きがみられました。一方で、ウクライナ情勢による原材料やエネルギー価格の高騰や、各国の金融政策による円安進行などにより、国内外の経済の見通しは依然として不透明な事業環境にあります。 当社を取り巻く事業環境は、紙の出版市場が縮小している一方で、電子出版市場は継続的に拡大しており、インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2022」によると、2022年度の成長率は10%程度になると予測されており、今後も電子書籍及び電子コミックの市場規模はゆるやかな拡大が続くことが予想されております。 このような市場環境の中で、プラットフォームセグメントにおいては、コミック配信サービス「まんが王国」のブランド構築に注力しつつ効率的な投資を、コンテンツセグメントにおいては継続的なデジタル成長による安定的な利益創出を実行しました。 さらに、コンテンツプロデュースカンパニーとしての機能強化や成長加速のため、2021年11月に資本業務提携契約を締結した日本テレビ放送網株式会社(以下、「日本テレビ」という。)との協業案件を推進いたしました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は 18,713,173 千円(前年同期比0.4%増)、営業利益は 1,755,563 千円(前年同期比30.5%増)、経常利益は 1,608,247 千円(前年同期比33.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は 664,510 千円(前年同期比49.4%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (プラットフォームセグメント) プラットフォームセグメントの主力サービスであるコミック配信サービス「まんが王国」においては、ユーザーの訪問・定着・課金の流れを促し、課金者数と顧客単価を上げるべく、お得感を訴求するキャンペーンや幅広いユーザー層獲得のための販売促進活動を積極的に行いました。 さらに、新たな「まんが王国」連載作品の配信等、“ここだから読める”作品の創出に注力いたしました。 この結果「まんが王国」は、お得感No.1(2022年4月に実施された第三者調査機関による電子コミックサービスに関する調査で最もお得に感じるサービス第1位を獲得。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1461文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報 前連結会計年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日 ) (単位:千円) 報告セグメント 調整額(注)1 連結財務諸表 計上額(注)2 プラットフォームセグメント コンテンツ セグメント 売上高 外部顧客への売上高 12,365,762 6,271,440 18,637,202 18,637,202 セグメント間の内部売上高又は振替高 168,815 168,815 △ 168,815 12,365,762 6,440,255 18,806,017 △ 168,815 18,637,202 セグメント利益 154,276 1,192,868 1,347,144 △ 1,749 1,345,394 セグメント資産 10,420,554 17,093,725 27,514,280 △ 8,055,865 19,458,414 その他の項目 減価償却費 324,400 179,233 503,634 △ 120 503,514 のれん償却額 292,149 346,752 638,901 638,901 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 396,516 35,564 432,080 432,080 (注) 1.セグメント利益の調整額 △1,749 千円は、全社費用及びセグメント間取引相殺消去額であります。 2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。 当連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日 ) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注)1 連結財務諸表 計上額 (注)2 プラットフォームセグメント コンテンツ セグメント 売上高 自社配信 11,396,767 11,396,767 11,396,767 他社配信 408,480 4,027,982 4,436,462 4,436,462 紙出版 1,987,402 1,987,402 1,987,402 その他 431,667 460,872 892,539 892,539 顧客との契約から生じる収益 12,236,915 6,476,258 18,713,173 18,713,173 外部顧客への売上 12,236,915 6,476,258 18,713,173 18,713,173 セグメント間の内部売上高 又は振替高 363 153,631 153,995 △ 153,995 12,237,278 6,629,889 18,867,168 △ 153,995 18,713,173 セグメント利益 560,882 1,194,157 1,755,040 523 1,755,563 セグメント資産 9,433,790 17,278,…
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約2714文字
2.当連結会計年度において、総販売実績に対する割合が10%を超える相手先はありません。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っておりますが、これらの見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる場合があります。会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 ① のれんの減損 当社グループは、のれんについて、5~20年の均等償却を採用しております。その資産性については、業績や事業計画等を基に検討しており、将来において当初想定していた収益が見込めなくなった場合、減損処理が必要になる可能性があります。 ② 固定資産の減損 当社グループは、固定資産について、減損の兆候の把握を行っております。減損の兆候がある資産又は資産グループについては、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回る場合には帳簿価額から回収可能価額を控除した金額を減損損失として認識しており、その前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要になる可能性があります。 なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大に伴う会計上の見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(追加情報)」及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載のとおりであります。 (2) 経営成績 (概況) 当社グループの経営成績は、当連結会計年度において売上高は 18,713,173 千円(前年同期比0.4%増)となり、営業利益は 1,755,563 千円(前年同期比30.5%増)、経常利益は 1,608,247 千円(前年同期比33.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は 664,510 千円(前年同期比49.4%増)となりました。 なお、当社グループは、株主資本当期純利益率(ROE)を重要な経営指標と位置づけております。…