事業の内容
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/ 原文長 約1140文字
3 【事業の内容】 当社は、水を中心とした流体に関するさまざまな問題を、自社独自の技術・ノウハウによって解決する「水ソリューション企業」として、業務用のポンプ・バルブの分野におきまして顧客から受注を受けて、開発から製造(鋳造・加工・組立)、販売までを行っております。現在では、自社開発の特殊ステンレス合金鋳鋼を組み合わせることにより発電所、製鉄・非鉄金属・半導体・電子機器・産業機械・食品・化学・薬品などの各種工場、農業用灌漑施設、上下水道施設、水族館など多方面の分野で使用されております。また、当社製品の納入先である発電所、各種工場などにメンテナンス用部品の供給と外部の保守管理委託先などを利用して定期点検工事サービス業務も行っております。 なお、当社はポンプ及びバルブの製造販売事業の単一セグメントであり、セグメント情報は開示しておりませんが、主要な製品の内容は次のとおりであります。 製品 品目 主な特長・用途 ポンプ 自吸渦巻ポンプ(注1) 空気やスラリー(注2)の混在した水であっても吸い上げることができる気水分離機構(国際特許)を有する自吸ポンプで、設備用として広い範囲で使用 脱泡・脱気装置 機械的に液体中の空気を排出し、加圧移送できる装置で、食品、化学、薬品分野などで使用 片吸込渦巻ポンプ 特殊ステンレス合金鋳鋼による耐食・耐摩耗性を兼ね備えた非自吸式のポンプで、設備用として広い範囲で使用 大型斜流ポンプ 特殊ステンレス合金鋳鋼製の大型ポンプで、石炭火力発電所における排煙脱硫装置循環ポンプとして使用 バルブ 無水撃チェッキ弁 水撃(注3)の発生しない弁であり、設備の安全性を重視する上下水道設備などで使用 自動制御弁 圧力の変動に関係なく自動的に所定流量が得られる弁(定流量弁)、自動的に所定の圧力が保持できる弁(定圧弁)であり、農業用灌漑施設などで使用 (注)1 一般の渦巻きポンプでは、運転する前に呼び水(ポンプの吸込管とポンプ内に水を満水にさせる)を行い、ポンプと吸込管から空気を抜いて水を満水にしなければなりませんが、自吸式ポンプは運転前にポンプにだけ呼び水をすれば、運転が始まるとポンプ自身の力で吸込管の空気を排出し揚水できるポンプであります。 2 スラリーとは、細かい固体粒子が水の中に懸濁している懸濁液、あるいは固体と液体との混合物のことであります。 3 水撃とは、水車やポンプを急停止させるなど急激な流量変化を起こすときに生じる配管での圧力変化のことであり、ウォーターハンマーとも呼ばれます。水撃の発生により、管路のポンプ、配管、バルブなどが破損することがあります。 [事業系統図] 以上の事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約948文字
(2) 長期経営方針、中期経営戦略及び経営環境 当社は経営の基本方針に基づき、次のとおり長期経営方針及び中期経営戦略を定めております。 ① 長期経営方針 「経営信条」 我等、人間の使命である進化と向上を企業経営を通じて具現し、社会に貢献する 「経営指針」 一、誠意を込めつくして対応しよう 一、創意に満ちあふれた商品にしよう 一、熱意を燃し続けて成果をみよう 「経営方針」 技術立社。体力をつけ、小なりといえども洗練された会社になる。 (1) 魅力ある商品 差別化された商品の開発 (2) 健全な収支 差別化商品による高い収益性と資金管理、与信リスク管理による財務的自立 (3) 成果に報いる仕組み 少数精鋭による、合理的な仕事の体系と公正な評価・報酬制度 ② 中期経営戦略 変わりゆく社会の中で、顧客志向を通じて培われた独自技術に磨きをかけ、 ニッチ市場での相対的優位性を更に高める 当社の属する業務用ポンプ・バルブ業界は、社会インフラの土台ともいえる業界であり、多方面の分野で使用されております。 当社は、ポンプやバルブといった個々の製品を単に製造する企業ではございません。水にまつわる様々な問題に対し、ハード・ソフトを含めたソリューションを提供することが当社のビジネスの本質です。このビジネスで最も大切なことは独自性であり、当社はニッチ市場に特化することによって同業他社との差別化を図り、高い収益力を維持することが可能と考えております。 当社を支える主力製品はいずれも、自社開発の新技術を使って水にまつわる様々な問題の解決を図った結果、生まれてきたものです。今後も当社は、この独自のスタイルにこだわり続け、時代を超えて永続する企業を目指してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、経常利益、自己資本利益率であり、 2023年 3月期の目標値は、売上高1,750,000千円、経常利益247,000千円、自己資本利益率6.9%であります。当該目標値については、有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。
対処すべき課題
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/ 原文長 約1043文字
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社はポンプ・バルブを中心に、水を中心とした流体に関する様々なご要望を自社独自の技術・ノウハウによって具現化する「水ソリューション企業」であります。 当社がお客様に支持される高付加価値製品を提供し続けるために、「熱意を燃し続けて成果をみよう」という経営指針に基づいて、情熱と信念を持って様々な課題に対処してまいります。 また、近年における世界規模での様々な不確実性の高まりは、産業構造の変化や新しい価値観の発生をもたらしました。当社は「時代を超えて永続する企業を目指す」ために、変化し続ける経営環境に適応できる仕組みづくりも行ってまいります。 なお、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 ① 競争優位の源泉となるコア技術の開発力強化 当社は、1948年の創業以来、「創意に満ちあふれた商品にしよう」という経営指針に基づいて、お客様の様々なご要望を具現化した製品を開発してまいりました。 今後の更なる発展のためには、競争優位の源泉となるコア技術の開発力及び応用力の強化が必要不可欠と考え、これに必要な優秀な人材の確保と育成に努めてまいります。 ② マーケティング機能強化 当社は、当社営業担当者とお客様との接点を持つことが重要であると考え、ホームページ、広告宣伝、WEB展示会等によるわかりやすい情報の発信に注力してまいりました。 今後の更なる発展のためには、当社及び当社の技術・ノウハウによる製品に、より一層の関心を持って頂けるよう、お客様との関係を密にし、水や流体に関する様々なご要望を傾聴する必要があります。このため当社は「誠意を込めつくして対応しよう」という経営指針に基づいて、マーケティング機能をさらに強化してまいります。 ③ コストの削減 当社の主要原材料であるステンレス材をはじめとする金属材料の価格は、外部要因の影響による価格変動が激しく、それにより当社の製造原価は少なからず影響を受けてまいりました。 当社は徹底した省力化及び省人化、並びに部材購入品の洗い直し、業務の改善合理化を推進し、固定費を圧縮させるなどの経費削減を行い、これら価格変動による製造原価への影響を極力抑え、今後も安定した利益の確保を図ってまいります。 また、当社は業務の改善合理化をさらに推進するために、基幹業務システムの更新を行う予定です。今後もIT(情報技術)を活用し、さらなるコストの削減を行ってまいります。
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約4209文字
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当事業年度におけるわが国の経済は、日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)によると、円安による輸入コストの上昇、資源価格・原材料価格の高騰や半導体を始めとする各種部品不足の長期化などが重荷となり、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、大企業製造業ではプラス14となり7四半期ぶりの悪化となっております。 このような状況のもと、当社は相対的優位性のある既存領域を確保しつつ、技術開発力を高め、既存製品の改良や性能向上による差別化により新たな需要分野への展開・進出を図り、適正な人員配置と組織改革による生産性の向上とコスト削減に注力することにより採算重視の経営に努めてまいりました。 以上の結果、当事業年度の受注は、 1,737,006千円 ( 前期比1.4%減 )となりました。売上高につきましては、 1,727,083千円 ( 同5.6%減 )となりました。また、営業損益は、人件費の減少などで販売費及び一般管理費が減少したものの、売上高の減少などで売上総利益が減少したため、 234,672千円 ( 同13.0%減 )の営業利益となりました。経常損益は、営業利益の減少などによって、 235,086千円 ( 同12.8%減 )の経常利益となりました。この結果、当事業年度の当期純利益は、 163,091千円 ( 同16.2%減 )となりました。 なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等の適用により、売上高は2,494千円減少し、営業利益は2,494千円減少しております。 当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、経常利益、自己資本利益率であります。 2022年 3月期の目標値は、売上高1,850,000千円、経常利益270,000千円、自己資本利益率7.8%、これに対して実績値は、売上高1,727,083千円、経常利益235,086千円、自己資本利益率6.8%でした。 当社が事業活動を行う主な市場は、日本国内の発電所・工場の給排水設備、プラント内排水設備、公共の上下水道設備等の水処理関連設備、食品、鉄・非鉄、電子機器等各種製造関連設備の非常に広範な需要分野にわたっており、幅広い需要分野から継続的に受注を獲得していますので、受注に関しては比較的堅調に推移しました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約55文字
【セグメント情報】 当社は、ポンプ及びバルブの製造販売事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。