コニカミノルタ株式会社

証券コード: 4902 / 対象年度: 2020 / 提出日: 2020-07-15
業種 電気機器

現在、過去年度の有価証券報告書に基づく分析を表示しています。

このページは、EDINETに提出された有価証券報告書をもとに、 企業のリスク認識・投資領域・経営方針を自動整理したものです。

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3分で読める事業概要

有価証券報告書の記載内容をもとに、事業内容・主なサービス・確認ポイントを自動整理した参考情報です。

事業の概要

コニカミノルタ株式会社は、画像の入出力、画像処理を中核とする独自技術で、オフィス、プロフェッショナルプリント、ヘルスケア、産業用材料・機器の4つの主要事業を展開しています。複合機やデジタル印刷システム、医療用画像診断システム、機能性フィルムや計測機器などの高度な技術を要する製品・サービスを提供し、顧客の課題解決に貢献しています。

主な事業領域

画像処理技術を核とした、オフィス機器、プロフェッショナルプリント、ヘルスケア、産業用材料・機器の4つの主要事業を展開。

主な製品・サービス

  • 複合機及び関連消耗品
  • デジタル印刷システム・関連消耗品
  • 画像診断システム(デジタルX線、超音波など)
  • 機能性フィルム
  • 有機EL照明
  • 産業用インクジェットヘッド
  • 産業・プロ用レンズ
  • 計測機器

ビジネスモデル

製品の開発・製造・販売、および関連するソリューション・サービスの提供により収益を得る。

セグメント・事業構成

オフィス事業、プロフェッショナルプリント事業、ヘルスケア事業、産業用材料・機器事業の4つの主要セグメント。

戦略・方向性

「課題提起型デジタルカンパニー」を目指す。基盤事業ではグローバルなコスト構造改革と顧客価値を起点とした差異化を進め、成長・新規事業(バイオヘルスケア、ワークプレイスハブ等)では立ち上げを加速し、新たな価値を創出する。

強みとして読み取れる点

  • 画像処理技術の独自性
  • 多角的な事業ポートフォリオ
  • 高度な技術力を要する製品群
  • バイオヘルスケア分野での高い技術力

課題として読み取れる点

  • 地政学的リスク(米中貿易摩擦)による影響
  • 新型コロナウイルス感染症による経済活動の減速
  • 新製品の量産初期における設計・製造工程の課題解決
  • 新規事業(ワークプレイスハブ)の展開スピードの加速

確認ポイント

  • 新規事業の収益貢献の進捗
  • グローバルなコスト構造改革の成果
  • 地政学的リスクやパンデミックへの耐性
  • 製品の付加価値向上による競争力の強化

概要整理の信頼度: 4 / 5 ・事業内容、セグメント、経営戦略、課題が詳細に記載されており、概要把握には十分な情報があるため。

有報ナビによる分析

有価証券報告書の記載内容をもとに、リスク、経営方針、 投資・研究開発に関する情報を整理したものです。

各スコアは、有価証券報告書の記載内容を整理するための参考指標です。 5段階表示で、スコアが高いほど各項目の性質が強く出ていることを表します。 ただし、投資判断、企業価値、将来業績を評価・予測するものではありません。

特に「リスク開示記載度」は、高いほど良いという意味ではありません。 有報上で注意して読むべきリスク記述が多い、具体的、または重い可能性があるという意味です。

スコアの詳しい見方
リスク開示記載度
スコアが高いほど、有価証券報告書に記載されたリスク開示について、 注意して読むべき記述の多さ・具体性・重さが強いことを表します。 企業そのものの危険度や倒産リスクを示すものではありません。
方針記載度
スコアが高いほど、経営方針、対処すべき課題、資本政策、 リスク対応などが具体的に記載されていることを表します。 方針の良し悪しや実現可能性を判定するものではありません。
投資・変化記載度
スコアが高いほど、設備投資、研究開発、新規事業、DX、海外展開、 事業構造の変化など、将来に向けた取り組みの記載が強いことを表します。 成長性や投資成果を予測するものではありません。

リスク開示の整理

リスク開示記載度: 3 / 5

有報ナビによる整理

経済動向(地政学的要因、為替変動)による売上・利益への影響。オフィス事業における紙の需要減少に対し、Workplace Hub等のソリューション提供で対応。各国の規制や技術革新への遅れに対するリスク。新製品移行時の品質・コスト管理に関するリスクに対し、ゲート管理と部門間連携を実施。サプライチェーン(特に中国)の不確実性に対し、生産拠点の分散化と調達ルートの多様化で対応。情報セキュリティおよび品質保証に関するリスクに対し、PSIRTや品質保証責任者会議による体制を構築。

経営方針・課題の整理

方針記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

同社は、独自の高度な技術を基盤に、従来のハードウェア販売からデジタル・ソリューション提供およびリカーリング型モデルへの変革を進めています。コロナ禍での業績悪化を受け、構造改革とコスト削減を通じた経営効率の向上(KM-ROIC導入)と、成長分野(バイオヘルスケア等)への戦略的投資を両立させる「守り」と「攻め」の両輪による持続的な企業価値向上のための明確な方針を有しています。

成長方針

「見えないものを見える化」する技術を核とした4つのコア技術(材料・光学・微細加工・画像)を活用し、オフィス、ヘルスケア、産業用材料・機器の各分野でデジタル変革(DX)とリカーリング型ビジネスモデルへの転換を進める。特にバイオヘルスケアや高度な医療ソリューションでの成長を重視。

資本政策

資本効率の向上(KM-ROICの導入)による経営管理の強化、および将来の成長に不可欠な案件への厳選した投資。手元流動性の確保と固定費削減を通じた強靭な事業構造の構築。

リスク対応方針

為替予約による円高リスクのヘッジ、サプライチェーンの多極化(中国外生産比率向上)、BCP策定と実施、およびサイバーセキュリティ体制(PSIRT)の強化。また、環境規制への対応としてRE100加盟やカーボンマイナス目標の設定。

関連する原文は、下部の「有報本文」に掲載しています。

投資・研究開発・成長施策の整理

投資・変化記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

コニカミノルタは、独自の高度な画像・材料技術を基盤に、オフィスからヘルスケア、産業用機器まで多角的なDX推進を展開。コロナ禍や地政学的リスクへの対応として構造改革とコスト削減を進めつつ、AIやIoTを活用した「見えないものを見える化」する技術の深化により、高付加価値なソリューション提供へシフトしている。

設備投資の方向性

構造改革と原価低減に向けた投資、および成長分野(ヘルスケア、産業用光学)への戦略的投資を継続。一方で、不確実な環境下では設備投資の抑制と手元流動性の確保を優先する姿勢も見られる。

研究開発・商品開発

「見えないものを見える化する技術」を核とした4つのコア技術(材料・光学・微細加工・画像)の高度化・融合。特にAI、IoTとの統合によるヘルスケアDXや産業用自動化ソリューションへの重点投資を実施。

投資・変化テーマ

  • AI・画像解析技術の高度化
  • ヘルスケアDX(遠隔診断、AI読影支援)
  • 産業用光学・微細加工技術の深化
  • カーボンマイナスに向けた環境対応型製造プロセス
  • Workplace HubによるオフィスDX

関連キーワード

  • 画像処理
  • IoT
  • AI
  • マイクロファブリケーション
  • 高度な材料工学
  • 遠隔医療
  • エッジコンピューティング
  • 自動化技術

財務情報

提出書類の財務情報を、会計基準や表示範囲とあわせて整理しています。

表示基準

会計基準IFRS 連結区分連結 対象期間2019-04-01 〜 2020-03-31 表示状況表示可能

提出日: 2020-07-15

財務情報

業績

売上高

9,961.01億円
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売上高
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営業利益

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税引前利益

2.84億円
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親会社帰属利益

-30.73億円
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財政状態・流動性

総資産

1.28兆円
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資本

5,337.66億円
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親会社所有者帰属持分

5,237.45億円
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現金及び現金同等物

899.01億円
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キャッシュフロー

3区分

営業CF

+301.48億円
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-119.1億円
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財務項目の関係

資本項目の関係

異なる値・別Fact
根拠・定義
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参考情報

別基準の参考値

主要指標とは別に掲載

経常利益

125.45億円
会計基準
日本基準
連結区分
単体
比較可能性
主要値とは直接比較できません

会計基準と連結区分が主要値と異なるため、直接比較できません。

根拠・定義
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経常利益又は経常損失
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確認事項

開示上の確認事項

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S100J88L
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2019-04-01 〜 2020-03-31
表示状況
表示可能
選定状況
一部項目未表示
raw presentation state
ready
raw selection status
partial

有報本文

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事業・経営に関する有報本文

有価証券報告書から抽出した本文の一部です。抽出位置や区分は自動処理のため、原文全体の確認もあわせて推奨します。

事業・経営に関する有報本文を表示

事業の内容

抜粋表示 / 原文長 約2095文字

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社170社並びに持分法を適用した関連会社及び共同支配企業4社で構成されており、主な事業はオフィス事業、プロフェッショナルプリント事業、ヘルスケア事業、産業用材料・機器事業からなっております(2020年3月31日現在)。 当社グループの主な事業の内容及び当社と主要な関係会社の当該事業における位置づけは次のとおりであります。 なお、以下の4事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記5 事業セグメント」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 オフィス事業/ プロフェッショナルプリント事業 オフィス事業 複合機及び関連消耗品の開発・製造・販売、関連ソリューション・サービスの提供。 プロフェッショナルプリント事業 デジタル印刷システム・関連消耗品の開発・製造・販売、各種印刷サービス・ソリューション・サービスの提供。 [主な関係会社] 〈生産関係〉 ㈱コニカミノルタサプライズ コニカミノルタメカトロニクス㈱ Konica Minolta Business Technologies Manufacturing(HK)Limited Konica Minolta Business Technologies(WUXI)Co., Ltd. Konica Minolta Business Technologies(DONGGUAN)Co., Ltd. Konica Minolta Business Technologies(Malaysia)Sdn. Bhd. 〈販売・サービス関係〉 コニカミノルタジャパン㈱ キンコーズ・ジャパン㈱ Konica Minolta Business Solutions U.S.A., Inc. Konica Minolta Business Solutions Europe GmbH Konica Minolta Business Solutions Deutschland GmbH Konica Minolta Business Solutions France S.A.S. Konica Minolta Business Solutions(UK)Limited Konica Minolta Marketing Services EMEA Limited Konica Minolta Business Solutions(CHINA)Co., Ltd. Konica Minolta Business Solutions Asia Pte. Ltd.…

経営方針・経営戦略・対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約6753文字

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)当社の経営理念 当社は経営理念「新しい価値の創造」の下、画像の入出力、画像処理を中核とする独自技術でイノベーションを生み出し、世界中のお客様の「みたい」という欲求に応えてきました。顧客企業の業務プロセスに潜むムダやミスのリスク、印刷や製造の現場における熟練した職人の勘やひらめきへの依存、健康な生活や安定した社会を脅かす疾病の微かな兆候や遺伝子変異、社会インフラの老朽化など潜在的なリスク、これらを見える形で示し、当社ならではの価値の提供によって顧客や社会の課題を解決する企業を目指してまいりました。 (2)中期経営計画「SHINKA 2019」の振り返り 当社は中期経営計画「SHINKA 2019」において「課題提起型デジタルカンパニー」を目指す姿として、ビジネス社会・人間社会の進化のために新たな価値を創出し続ける企業への変革を推進してきました。現在の収益を支える基盤事業においては、グローバルなコスト構造改革と顧客価値を起点とした差異化を進めてきました。一方で、成長・新規事業は、収益貢献を狙い、立ち上げを加速してまいりました。 ①外部環境 デジタルを活用した働き方の改革や行政手続の電子化が進むことにより、欧米の先進国でプリントボリュームの成長が鈍化してきたことは想定どおりでした。中期的には為替の円高傾向の持続など経済環境は厳しくなると想定をしていましたが、2018年度後半からはその想定以上に米中の貿易摩擦が激化し、中国経済の成長が減速したことが欧州経済の停滞を招き、世界的に企業の設備投資に対する意欲が低下しました。これにより、オフィス用複合機、デジタル印刷機、医療機器の販売では商談の長期化などの影響が生じ、特に高価格帯の製品ほどその影響が顕著となりました。 一方、デジタル化やAIの普及は、オフィスにおける働き方、産業界の勢力図や業種・業態のビジネスの現場に大きな変化を及ぼしました。ヘルスケア業界では医療機関における画像診断や患者のケアのワークフローに大きな変化が生じました。印刷産業の現場における業務プロセスにも影響を与え、中国やインド、ASEANなどではデジタル印刷の市場が拡大しました。デジタル化はスマートフォンやタブレットでの情報の入手や業務処理などビジネスシーン、ワークフローを大きく変えていますが、ライフシーンにおいてもディスプレイ製品の多様化や自動車の自動運転や安全運転支援技術の進化などの大きな変化をもたらしました。 当期末には新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴い、当社の営業活動や受注済製品の設置などが大きな制約を受けました。特に2020年3月には欧米でロックダウンが始まったことで、この期間が最需要期となるオフィス、プロフェッショナルプリント、ヘルスケアの販売に大きな影響を与えました。…

対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約6753文字

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)当社の経営理念 当社は経営理念「新しい価値の創造」の下、画像の入出力、画像処理を中核とする独自技術でイノベーションを生み出し、世界中のお客様の「みたい」という欲求に応えてきました。顧客企業の業務プロセスに潜むムダやミスのリスク、印刷や製造の現場における熟練した職人の勘やひらめきへの依存、健康な生活や安定した社会を脅かす疾病の微かな兆候や遺伝子変異、社会インフラの老朽化など潜在的なリスク、これらを見える形で示し、当社ならではの価値の提供によって顧客や社会の課題を解決する企業を目指してまいりました。 (2)中期経営計画「SHINKA 2019」の振り返り 当社は中期経営計画「SHINKA 2019」において「課題提起型デジタルカンパニー」を目指す姿として、ビジネス社会・人間社会の進化のために新たな価値を創出し続ける企業への変革を推進してきました。現在の収益を支える基盤事業においては、グローバルなコスト構造改革と顧客価値を起点とした差異化を進めてきました。一方で、成長・新規事業は、収益貢献を狙い、立ち上げを加速してまいりました。 ①外部環境 デジタルを活用した働き方の改革や行政手続の電子化が進むことにより、欧米の先進国でプリントボリュームの成長が鈍化してきたことは想定どおりでした。中期的には為替の円高傾向の持続など経済環境は厳しくなると想定をしていましたが、2018年度後半からはその想定以上に米中の貿易摩擦が激化し、中国経済の成長が減速したことが欧州経済の停滞を招き、世界的に企業の設備投資に対する意欲が低下しました。これにより、オフィス用複合機、デジタル印刷機、医療機器の販売では商談の長期化などの影響が生じ、特に高価格帯の製品ほどその影響が顕著となりました。 一方、デジタル化やAIの普及は、オフィスにおける働き方、産業界の勢力図や業種・業態のビジネスの現場に大きな変化を及ぼしました。ヘルスケア業界では医療機関における画像診断や患者のケアのワークフローに大きな変化が生じました。印刷産業の現場における業務プロセスにも影響を与え、中国やインド、ASEANなどではデジタル印刷の市場が拡大しました。デジタル化はスマートフォンやタブレットでの情報の入手や業務処理などビジネスシーン、ワークフローを大きく変えていますが、ライフシーンにおいてもディスプレイ製品の多様化や自動車の自動運転や安全運転支援技術の進化などの大きな変化をもたらしました。 当期末には新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴い、当社の営業活動や受注済製品の設置などが大きな制約を受けました。特に2020年3月には欧米でロックダウンが始まったことで、この期間が最需要期となるオフィス、プロフェッショナルプリント、ヘルスケアの販売に大きな影響を与えました。…

経営成績・財政状態の概況

抜粋表示 / 原文長 約9135文字

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営者の視点による当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びにこれらの状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社の連結財務諸表は、 「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり見積りが必要となる事項については、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。 重要な会計方針及び見積りについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記3 重要な会計方針 」 及び「同 注記4 重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断 」 に記載のとおりであります。 (2)経営成績の状況 当連結会計年度(以下「当期」)における経済情勢を振り返りますと、欧州では前期後半から引き続き経済低迷が継続し、英国のEU離脱は1月に決定したものの英国とEUでの交渉が続くことから先行きの不透明感は継続しました。米国と中国においては、貿易摩擦を起因とした追加関税の実施などにより経済成長が減速し、製造業を中心に顧客企業の投資意欲が減退しました。日本経済は不透明感が継続する世界経済の影響も受け、輸出や設備投資が伸び悩みましたが、全体としては緩やかな成長を持続しました。また、これらの経済情勢を受けて、前期比で円高傾向が継続しました。2020年に入り、新型コロナウイルス感染症の各地域への拡大に伴い、2月以降、中国や欧米でのロックダウンなどにより経済活動が大きく減速しはじめました。 こうした経営環境の下、当期における当社グループの連結売上高は、9,961億円(前期比6.0%減)となりました。前期比での円高影響は△329億円でした。事業セグメント別では、オフィス事業は、欧州がけん引して回復の兆しを見せていましたが、中国や北米での販売減の影響を受けて減収、プロフェッショナルプリント事業のプロダクションプリントユニットは、北米がけん引して為替を除く実質での増収に転じていましたが、ASEANを除く全地域で販売減となり減収となった一方、成長事業と位置付ける産業印刷では実質増収を維持しました。ヘルスケア事業は中国を除く地域で販売が伸長したものの、中国での減収が影響し、減収となりました。産業用材料・機器事業は、機能材料ユニットでは顧客の在庫調整による影響、IJコンポーネントユニットや計測機器ユニットでは主要顧客が中国に多く、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたことなどにより、減収となりました。…

リスクに関する有報本文

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事業等のリスク

抜粋表示 / 原文長 約16653文字

2【事業等のリスク】 (1) 当社のリスクマネジメント体制 当社は、当社グループの事業活動に関する諸種のリスク管理を所管するリスクマネジメント委員会を設置し、リスクマネジメント委員会規則に従い、取締役会で指名された執行役が以下のリスク管理体制の構築と運用にあたっております。 当社グループの事業活動に関する事業リスク及びオペレーションリスクについては、執行役の職務分掌に基づき各執行役が、それぞれの担当職務ごとに管理することとし、リスクマネジメント委員会はそれを支援しております。また、リスクマネジメント委員会は、グループ経営上重要なリスクの抽出・評価・見直しの実施、対応策の策定、管理状況の確認を定期的に行っております。 (2)当社のリスクマネジメント体制の運用状況 当社は、リスクマネジメント委員会を定期的(年2回)及び必要に応じて臨時に開催しております。この委員会では、企業活動に関して抽出されたリスクとその対応策を策定するとともに、リスクマネジメントシステムが有効に機能しているかどうかの検証・評価を行っております。2019年度は、同委員会を2回開催し、2018年度から引き続き、主に米中貿易摩擦に端を発したグローバルでの保護主義的な潮流に対し、事業に影響度の高い地域・国に適用される制裁や新たな法規制等の定期的なモニタリングを実施しました。 また、リスクマネジメント委員会の協議内容は定期的に監査委員会に報告され、特に経営上・事業上重要なリスクに関しては取締役会に報告、協議されております。 さまざまなリスクによって発生するクライシスに対しては、 迅速・適切に対応するためにクライシス発生時の報告ルールを設け、執行役や当社子会社役員等に周知しております。その報告ルールに沿って、世界各地で発生した災害事故、その他のクライシスに関する情報を危機管理担当執行役が集中管理しております。特に、新型コロナウイルス感染症につきましては、 2020年1月よりCEOを最高責任者とする危機管理臨時体制を立ち上げ、対応策(BCP)策定と実行推進を行っております。 (3)事業等のリスク 当社グループの財政状態、経営成績績及びキャッシュ・フローの状況等に重要な影響を与える可能性がある主要なリスクとして、以下で記載しておりますが、これらのリスクは必ずしも全てのリスクを網羅したものではなく、想定していないリスクや重要性が低いと考えられる他のリスクの影響を将来的に受ける可能性もあります。 また、当社は、リスクを「組織の収益や損失に影響を与える不確実性」と捉えております。リスクを単にマイナスの側面からだけではなく、「機会」としてのプラスの側面からも捉えたうえで、リスクマネジメントを「リスクのマイナス影響を抑えつつ、リターンの最大化を追求する活動」と位置づけております。…

投資・研究開発に関する有報本文

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研究開発・設備投資などの有報本文を表示

研究開発活動

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5【研究開発活動】 当社グループは、経営理念である「新しい価値の創造」及び「Giving Shape to Ideas」というお客様への約束を掲げ、材料・光学・微細加工・画像の4分野のコア技術に関わる研究開発はもとより、コア技術を高度化・融合化するとともにICT、AI技術と組み合わせることで見えないものを見える化する技術をさらに発展させ、各事業セグメントにおいてお客様本位の新製品・サービスの開発を進めております。 当連結会計年度においては、中期経営計画「SHINKA 2019」に基づいた中期経営戦略基本方針に対応して、「技術競争力の実践的強化」、「継続的なイノベーション創出」を技術戦略の基本方針と定め推進してまいりました。 「技術競争力の実践的強化」の1つとして、AIを活用したIoT技術強化による、社内外のデジタルトランスフォーメーションを推進してまいりました。これを推進する担い手である専門技術人財を補強し、2017年3月比で、国内外で2倍となる500人体制にいたしました。注力分野として、データ分析から課題解決策を導く「データサイエンティスト」、短期間での開発、検証を繰り返すスピードを重視した「アジャイル開発リーダー」、ITサービス全体を設計できる「アーキテクト人財」を補強してまいりました。さらに、これらの人財を活用しお客様のデジタルトランスフォーメーションを支援するとともに、データを活用したマテリアルズインフォマティクス、プロセスインフォマティクスを研究開発、生産技術開発に適用し、社内のデジタルトランスフォーメーションも推進してまいりました。 「継続的なイノベーション創出」としては、コア技術とICT、AI技術を融合した新規ビジネスを展開してまいりました。オ フィス領域では、中小企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する複合機と高性能サーバーとITサービスを一体化した新サービス「Workplace Hub(ワークプレイス ハブ)」を日米欧にて展開し、業種別ソリューションなどでの拡大を推進しております。 バイオヘルスケア領域では、コニカミノルタ、米国のAmbry社、Invicro社というグループ3社が保有するタンパク質精密定量化技術や遺伝子診断技術、画像解析技術を駆使し、人体の分子レベルでの診断や疾病・薬効の解析を可能にすることで患者様への適切な投薬・治療を支援するとともに、製薬会社にはバイオマーカーの特定や治験の効率化による創薬成功率向上を支援するサービスを提供いたします。当連結会計年度にはAmbry社でDNA検査に加えて 生殖細胞系列遺伝子変異を評価するRNA検査を世界で初めて商用化し 、遺伝子診断精度の向上に貢献してまいりました。また、乳がんなどの定期健診の受診者向け遺伝子診断サービス「CAREプログラム」を本格展開するための準備を進めました。…

設備投資等の概要

抜粋表示 / 原文長 約2669文字

2【主要な設備の状況】 (1)提出会社 2020年3月31日現在 セグメントの名称 設備の内容 帳簿価額(百万円) 従業員 (人) 建物及び 構築物 機械装置 及び 運搬具 土地 (面積千㎡) その他 (注3) 合計 オフィス事業 生産・研究開発・営業用設備 1,204 1,923 ( - ) 15,017 18,144 2,093 プロフェッショナル プリント事業 ヘルスケア事業 183 375 (-) 4,412 4,970 380 産業用材料・機器事業 542 15,415 (-) 5,324 21,282 1,157 報告セグメント計 1,930 17,713 ( - ) 24,753 44,397 3,630 全社(共通)(注5) 事業用土地・建物、研究開発用設備 51,369 1,091 25,219 (529) 4,692 82,373 1,472 合計 53,300 18,805 25,219 (529) 29,445 126,771 5,102 (注1) 現在休止中の主要な設備はありません。 (注2)帳簿価額は、日本基準に基づく金額を記載しております。なお、金額には消費税等は含んでおりません。 (注3)帳簿価額の「その他」は、工具器具及び備品、建設仮勘定、リース資産及びソフトウェア等の合計であります。 (注4) オフィス事業、プロフェッショナルプリント事業については、共通の設備を使用しているため合算しております。その他の事業については、総じて他事業と共通の設備を使用しているため記載を省略しております。 (注5)全社(共通)の従業員数には、その他の事業の従業員320名を含めております。 (注6)連結会社以外からの賃借設備で主要なものは、提出会社における東京サイトの一部の土地であり、当該土地の賃借料は年間1,257百万円、面積は292千㎡であります。…

その他の有報本文

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補足セクションの有報本文を表示

配当政策

抽出本文 / 原文長 約546文字

3【配当政策】 剰余金の配当等の決定に関する方針といたしましては、連結業績や成長分野への戦略投資の推進等を総合的に勘案しつつ、株主の皆様へ積極的に利益還元することを基本としております。配当額の向上と機動的な自己株式の取得を通じて、株主還元の充実に努めてまいります。 また、当社は、会社法第459条第1項に基づき、剰余金の配当に係る決定機関を取締役会とする旨を定款で定めております。配当の回数につきましては会社として基本的な方針を定めておりませんが、定款上、毎年3月31日、9月30日及びその他の基準日に剰余金の配当ができることとしております。 当事業年度の剰余金の期末配当は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける状況下、当期の業績や経営環境を 踏まえ総合的に勘案した結果、誠に遺憾ではありますが、前事業年度より5円減額し、1株あたり10円の配当として おります。第2四半期末配当15円と合わせた年間配当は、1株当たり25円となりました。 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。 決議年月日 配当金の総額 (百万円) 1株当たり配当額 (円) 2019年11月1日 7,440 15.00 取締役会決議 2020年5月26日 4,960 10.00 取締役会決議

従業員の状況

抽出本文 / 原文長 約828文字

5【従業員の状況】 (1)連結会社の状況 2020年3月31日現在 セグメントの名称 従業員数(人)(注1) オフィス事業 33,878 プロフェッショナルプリント事業 ヘルスケア事業 2,043 産業用材料・機器事業 3,692 報告セグメント計 39,613 その他 3,196 全社(共通) 1,152 合計 43,961 (注1)従業員数は就業人員数であります。 (注2)オフィス事業、プロフェッショナルプリント事業につきましては、総じて同一の従業員が両事業に従事しております。 (2)提出会社の状況 2020年3月31日現在 従業員数(人)(注1) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)(注2) 5,102 45.6 21.1 7,283,775 セグメントの名称 従業員数(人)(注1) オフィス事業 2,093 プロフェッショナルプリント事業 ヘルスケア事業 380 産業用材料・機器事業 1,157 報告セグメント計 3,630 その他 320 全社(共通) 1,152 合計 5,102 (注1) 従業員数は就業人員数であります。 (注2) 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金が含まれております。 (注3) オフィス事業、プロフェッショナルプリント事業につきましては、総じて同一の従業員が両事業に従事しております。 (3)労働組合の状況 当社及び一部の子会社において労働組合が組織されております。 当社においては、コニカミノルタ労働組合があります。同組合は、全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会に加盟しております。労使間には労働協約が締結されており、労使における経営協議会を通じて円滑な意思疎通が図られております。2020年3月31日現在の組合員数は、4,921名であります。 また、一部の子会社における労働組合に関しましても、労使関係は良好であります。 有価証券報告書(通常方式)_20200713152551

コーポレート・ガバナンス

抜粋表示 / 原文長 約7348文字

(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】 ①コーポレート・ガバナンスの体制 1)コーポレート・ガバナン スに関する基 本的な考え方 当社は、持続的な成長及び中長期的な企業価値の向上に資するコーポレート・ガバナンスには、経営の執行における適切なリスクテイクを促す一方、執行に対する実効性の高い監督機能を確立し運用することが必要と考え、監督側の視点からコーポレート・ガバナンスの仕組みを構築しました。会社法上の機関設計としては、「委員会等設置会社」(現「指名委員会等設置会社」)を2003年に選択するとともに、属人性を排したシステムとして、コニカミノルタ流のガバナンスをこれまで追求してきました。 当社のガバナンス体制に関する基本的な考え方は以下のとおりであります。 ・経営の監督と執行を分離し、企業価値向上に資するべく経営の監督機能を確保する。 ・株主の目線からの監督を担うことができる独立社外取締役を選任する。 ・これらにより経営の透明性・健全性・効率性を向上する。 2)コーポレート・ガバナンスの体 制の概要 及び当該体制を採用する理由 ⅰ)現コーポレート・ガバナンス体制を採用する理由 当社は、実効性の高い監督機能を確保するとともに、業務の決定を執行役に大幅に委任して機動的な業務執行が可能であることから、機関設計として「指名委員会等設置会社」を継続しております。また、取締役会及び指名・監査・報酬の三委員会並びに執行役については、コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方を基に実効的な運営を実現するため、以下のようにそれぞれ具体的に設計しております。 ⅱ)取締役会 取締役会は、当社の業務を決定し、かつ取締役及び執行役の職務の執行を監督するものでありますが、その役割及び責務に関して、「コーポレートガバナンス基本方針」において、以下のとおりまとめております。 ・取締役会は、経営の監督を確保することにより、当社の持続的成長、企業価値の向上を実現していく。これらを通じて、執行役の適切なリスクテイクを支援する。 ・取締役会は、経営理念及び経営ビジョンの下、戦略的な方向付けを行うことが主要な役割及び責務と考え、経営の基本方針等の建設的な議論に十分な時間を投入する。 ・取締役会は、指名委員会等設置会社として法令上許される範囲で業務の決定を執行役に大幅に委任して機動的な業務執行を図る。取締役会は経営の基本方針等法令上取締役会の専決事項とされている事項に加え、一定金額以上の投資案件等グループ経営に多大な影響を与えうる限られた事項のみを決定する。 なお、上述のガバナンス体制に関する基本的な考え方を具現化するべく、以下のような対応をしております。 ・独立社外取締役を取締役総数の3分の1以上にするとともに、執行役を兼務しない取締役を取締役総数( 12 名)の過半数とする。…

重要な契約等

抽出本文 / 原文長 約25文字

4【経営上の重要な契約等】 該当事項はありません。

大株主の状況

抜粋表示 / 原文長 約2964文字

(6)【大株主の状況】 2020年3月31日現在 氏名又は名称 住所 所有株式数 (千株) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口) 東京都港区浜松町2-11-3 48,831 9.84 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 東京都中央区晴海1-8-11 34,875 7.03 株式会社三菱UFJ銀行 東京都千代田区丸の内2-7-1 13,945 2.81 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 (信託口9) 東京都中央区晴海1-8-11 12,844 2.59 株式会社SMBC信託銀行 (株式会社三井住友銀行退職給付信託口) 東京都港区西新橋1-3-1 11,875 2.39 日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) 東京都千代田区丸の内1-6-6 (東京都港区浜松町2-11-3) 10,809 2.18 野村信託銀行株式会社 (退職給付信託三菱UFJ銀行口) 東京都千代田区大手町2-2-2 10,801 2.18 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 (信託口7) 東京都中央区晴海1-8-11 9,834 1.98 大同生命保険株式会社 (常任代理人 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社) 大阪府大阪市西区江戸堀1-2-1 (東京都中央区晴海1-8-11) 9,040 1.82 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 (信託口5) 東京都中央区晴海1-8-11 8,892 1.79 171,749 34.62 (注1)2018年4月6日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、株式会社三菱UFJ銀行及び共同保有者3社が2018年4月1日現在、当社株式を以下のとおり保有している旨の記載があるものの、当社として2020年3月31日時点における実質所有株式数の確認ができませんので、株主名簿上の所有株式数を上記大株主の状況に記載しております。 なお、変更報告書の内容は以下のとおりであります。 氏名又は名称 住所 保有株券等の数(千株) 株券等の保有割合 (%) 株式会社三菱UFJ銀行 東京都千代田区丸の内2-7-1 24,746 4.92 三菱UFJ信託銀行株式会社 東京都千代田区丸の内1-4-5 23,773 4.73 三菱UFJ国際投信株式会社 東京都千代田区有楽町1-12-1 5,025 1.00 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 東京都千代田区丸の内2-5-2 984 0.20 54,529 10.…

出典

データ元
EDINET 有価証券報告書
docID
S100J88L 外部サイト(EDINET公式サイト)を開きます

技術情報

分析バージョン
2020
使用モデル
gemma4:12b

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