事業の内容
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/ 原文長 約2162文字
3 【事業の内容】 当社グループは、株式会社ダイセル(当社)および子会社62社、関連会社12社より構成されております。 当社グループが営んでいる主な事業内容は、メディカル・ヘルスケア、スマート、セイフティ、マテリアル、エンジニアリングプラスチックの各領域における製品その他の製造・販売であり、当該事業に係る当社および子会社、関連会社の位置付けは次のとおりであります。 メディカル・ヘルスケア事業: 当社が、健康食品、光学異性体分離カラムなどを製造・販売しております。 連結子会社Chiral Technologies, Inc.、Chiral Technologies Europe S.A.S.、Daicel Chiral Technologies (China) Co., Ltd.、Daicel Chiral Technologies (India) Pvt. Ltd.が、光学異性体分離カラムを販売するとともに、同事業に関する技術サービスを行っております。 上記の他5社が当事業部門に携わっております。 スマート事業: 当社が、液晶保護フィルム用酢酸セルロース、電子材料向け機能品、高機能フィルムなどを製造・販売しております。 連結子会社Daicel Micro Optics Co.,Ltd.が、光学製品を開発・販売しております。 連結子会社パイクリスタル㈱が、有機半導体デバイスを開発・製造・販売しております。 連結子会社ダイセルビヨンド㈱が、高機能フィルムを製造・加工しております。 上記の他5社が当事業部門に携わっております。 セイフティ事業: 連結子会社ダイセル・セイフティ・システムズ㈱が、自動車エアバッグ用インフレータを製造し、当社が販売しております。 連結子会社Daicel Safety Systems Americas, Inc.、Daicel Safety Systems(Thailand)Co., Ltd.が、自動車エアバッグ用インフレータ、インフレータ用イニシエータを製造・販売しております。 連結子会社Daicel Safety Systems Europe Sp. z o. o.、Daicel Safety Systems(Jiangsu) Co., Ltd.、Daicel Safety Systems India Pvt. Ltd.が、自動車エアバッグ用インフレータを製造・販売しております。 上記の他4社が当事業部門に携わっております。 マテリアル事業: 当社が、アセテート・トウ、酢酸誘導体、カプロラクトン誘導体、エポキシ化合物、化粧品原料などを製造・販売しております。 連結子会社協同酢酸㈱が、当社から原料の一酸化炭素およびメタノールの供給を受けて酢酸を製造・販売しております。また、同社は当社に酢酸を供給し、当社が販売しております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約3043文字
(2) 中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標 当社グループが変わらず大切にする思いとともに、今後大胆に変えなければならないことを、2020年度を開始年度とする長期ビジョン『DAICEL VISION 4.0』および中期戦略『Accelerate 2025』で明確にいたしました。2023年度には、さまざまな社会的変化の影響や交易条件など経営環境が大きく変化したことに伴い、必要なアップデートを行っております。 ① 長期ビジョン『DAICEL VISION 4.0』の概要 注力するドメイン サステナブル経営方針の具現化に向け、以下の4つのトリガーと注力する市場で価値を提供し、人々の幸せの実現と、当社グループの持続的な成長を目指します。 4つのトリガー 注力する市場 健康(ヘルスケア) コスメ・健康食品・メディカル 安全・安心(セイフティ) モビリティ・インダストリー 便利・快適(スマート) ディスプレイ・IC/半導体・センシング 環境 水処理・生分解性樹脂 長期ビジョン実現への道のり Operation-I(原ダイセル)では自社の現状の事業に加え、注力するドメインを含めた領域で、事業構造の転換とアセットライト化(徹底したコストダウン)を進めます。 Operation-Ⅱ(新ダイセル)では、既存事業の周辺領域でのM&Aや提携による領域拡大、既存事業の再編や合弁会社の抜本的見直しに取り組むとともに、グループ全体でのアセット・スーパーライト化を目指します。 Operation-Ⅲ(新企業集団)では、グループの枠を超えて、まず垂直統合方向のバリューチェーン(サプライチェーン)を強化し、その共通顧客に対する価値創造(共創)に取り組むとともに、同業他社や大学など、水平方向にも共創を拡大することで、より大きな価値の提供を目指します。 ② 中期戦略『Accelerate 2025』の概要 基本理念実現に向けて、以下の基本的な戦略に沿った取り組みを推進することで、既存事業の強化・成長による価値の提供と、「循環型社会構築への貢献」を目指します。 1.全社戦略 クロスバリューチェーン実現に向けた取り組みとしてバリューチェーンの垂直/水平方向との連携を推進し、新企業集団を見据えた、組織変更に対して柔軟に組み替え可能なバーチャルカンパニーの実現を図り、その基盤となるデジタルアーキテクチャの構築を進めます。 また、事業ポートフォリオとして「健康」「安全・安心」「便利・快適」「環境」における価値提供型事業へシフトし、ビジネスユニット(BU)の特性に応じたKPIの設定とその進捗に応じた資源配分により、売上高、営業利益ともに「次世代育成」事業と「成長牽引」事業のシェアを高めてまいります。 2.…
対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約891文字
(3) 経営環境及び会社の対処すべき課題 世界経済は、景気の緩やかな持ち直しの動きが続くことが期待されるものの、世界的な金融引き締めに伴う影響、中国経済の減速、ウクライナ・中東情勢の影響など、先行き不透明な状況のうちに推移しております。 このような環境の中、当社の事業環境も不透明な状況が続いていますが、変化する事業環境、リスクに対応し、業績の向上、中期戦略実現に向けた取り組みを進めています。そして、安全・品質およびコンプライアンスの強化、現場の作業負荷の大幅低減を何よりも優先して推進しています。会社の持続的な成長の原動力である従業員一人一人の声に応えるとともに、投資や要員などの必要な経営資源を投入し、現場の安全確保や作業環境改善、製品の品質向上を図ります。 当社では、サプライチェーンの緊密な連携や、需要に応じた生産体制の構築などにより、販売機会を着実に捉えるとともに、プロセス革新による原燃料コストの抑制や、販売価格の適切な是正にも取り組んでいます。さらに、聖域を設けることなく全社のあらゆる領域において徹底したコストダウンを実践しています。 また、2020年に完全子会社化したポリプラスチックス株式会社とのシナジーによる当社グループ力の更なる強化、事業の選択と集中、投下資本の効率化やメリット実現を追求したROIC重視の経営推進など、収益拡大に向けた取り組みを進めています。 当社は長期ビジョン「DAICEL VISION 4.0」において、「循環型社会構築への貢献」を目指す姿としています。「健康、安全安心、便利快適、環境」の4つの注力事業領域で、成長に寄与する研究テーマを探索、選定し、事業化を加速します。 そして、大学や他社との連携によるバイオマスプロダクトツリーやバイオマスバリューチェーンの構築を進めるとともに、生産革新、プロセス革新、エネルギー革新の組み合わせによるサプライチェーン全体でのエネルギー使用量の削減やエネルギー供給の最適化、CO2還元技術などの技術革新により、エコノミーとエコロジーを両立したカーボンニュートラル/ネガティブの実現を目指します。
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約6392文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の世界経済は、景気の緩やかな持ち直しの動きが続いたものの、世界的な金融引き締めに伴う影響、中国経済の減速、物価上昇、ウクライナ・中東情勢の影響など、先行き不透明な状況のうちに推移しました。 当社グループの主要市場でも一部で需要の回復傾向がみられたものの、その回復が緩やかなものにとどまるなど、厳しい事業環境となりました。このような環境の中、当社グループでは、需要が伸長する製品については販売機会を着実に捉え販売数量を伸ばすとともに、収益改善に向けた取り組みの加速、徹底したコストダウンなどを実施してまいりました。 当連結会計年度の 売上高は5,580億56百万円 (前年度比 3.7%増 )、 営業利益は623億93百万円 (同 31.3%増 )、 経常利益は683億96百万円 (同 31.4%増 )、 親会社株主に帰属する当期純利益は558億34百万円 (同 37.2%増 )となりました。 当期のセグメント別の状況 当連結会計年度より、化粧品原料の1,3-ブチレングリコールをメディカル・ヘルスケア事業セグメントからマテリアル事業セグメントへ、新規投与デバイスの研究開発機能をセイフティ事業セグメントからメディカル・ヘルスケア事業セグメントへ移管しています。前年度比較については、前年度の数値を移管後のセグメントに組み替えて比較しております。 [メディカル・ヘルスケア事業部門] ライフサイエンス事業は、キラル関連製品の販売が増加したものの、前年度末に医薬品開発製造受託事業の子会社を売却した影響により、減収となりました。 コスメ・健康食品事業は、インバウンドの増加などにより販売数量が増加し、増収となりました。 当部門の売上高は、 139億27百万円 (前年度比 16.0%減 )、営業利益は、マーケティング活動に伴う経費の増加などにより 、 7億91百万円 (同 37.2%減 )となりました。 [スマート事業部門] 液晶表示向けフィルム用の酢酸セルロースや高機能フィルムなどのディスプレイ/オプト事業は、高機能フィルムの販売数量が減少したものの、液晶パネルの在庫調整が進んだことや、海外向けの販売拡大により酢酸セルロースの販売数量が増加し、増収となりました。…
セグメント関連
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3.報告セグメントごとの売上高および利益または損失、資産、その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 (注)2 連結 財務諸表 計上額 (注)3 メディカル・ヘルスケア事業 スマート 事業 セイフティ事業 マテリアル事業 エンジニアリングプラスチック 事業 売上高 外部顧客への 売上高 16,581 29,599 83,981 160,750 238,062 528,975 9,051 538,026 538,026 セグメント間の内部売上高又は振替高 196 289 12,913 288 13,687 12,414 26,102 △ 26,102 16,777 29,888 83,981 173,663 238,350 542,662 21,465 564,128 △ 26,102 538,026 セグメント利益又は損失(△) 1,260 △ 642 517 20,715 25,310 47,161 347 47,508 47,508 セグメント資産 20,118 38,466 113,611 224,311 265,325 661,833 15,586 677,420 88,186 765,606 その他の項目 減価償却費 1,455 2,466 6,278 9,766 8,496 28,463 584 29,048 1,787 30,835 のれん償却額 59 59 59 59 持分法適用会社への投資額 10,117 3,407 13,525 13,525 13,525 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 2,072 3,931 8,742 7,706 30,506 52,960 1,215 54,176 2,132 56,308 (注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、メンブレン事業および運輸倉庫業等を含んでおります。 2 セグメント資産の調整額は、セグメント間の債権の相殺消去等 △2,015百万円 、各報告セグメントに配分していない全社資産 90,202百万円 であります。全社資産は、余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)および管理部門、基礎研究部門等にかかる資産等であります。 3 セグメント利益又は損失の合計額は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。…