事業の内容
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/ 原文長 約2432文字
3【事業の内容】 当社グループは、株式会社ダイセル(当社)および子会社66社、関連会社12社より構成されております。 当社グループが営んでいる主な事業内容は、セルロース製品、有機合成製品、合成樹脂製品、火工品製品その他の製造・販売であり、当該事業に係る当社および子会社、関連会社の位置付けは次のとおりであります。 なお、次の5部門は「第5 経理の状況 1 (1) 連結財務諸表 注記」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 セルロース事業: 当社が、酢酸セルロース、たばこフィルター用トウなどを製造・販売しております。 連結子会社ダイセルファインケム㈱が、アセテート・プラスチック、セルロイドおよびその成形加工品、CMC、HECなどを製造・販売しております。 連結子会社Daicel (Asia) Pte. Ltd.が当社の供給製品を海外において販売しております。 上記の他10社が当事業部門に携わっております。 有機合成事業: 当社が、酢酸誘導体、カプロラクトン誘導体、エポキシ化合物、光学異性体分離カラムなどを製造・販売しております。 連結子会社協同酢酸㈱が、当社から原料の一酸化炭素およびメタノールの供給を受けて酢酸を製造・販売しております。また、同社は当社に酢酸を供給しております。 連結子会社大日ケミカル㈱が、各種化学薬品を製造・販売しております。また、同社は当社よりカプロラクトンモノマーなどの供給を受けるとともに、当社にポリカプロラクトンなどを供給しております。 連結子会社ダイセルファインケム㈱が、各種工業薬品を販売しております。 連結子会社Chiral Technologies, Inc.、Chiral Technologies Europe S.A.S.、Daicel Chiral Technologies (China) Co., Ltd.、Daicel Chiral Technologies (India) Pvt. Ltd.が、光学異性体分離カラムを販売するとともに、同事業に関する技術サービスを行っております。 連結子会社Daicel ChemTech, Inc.、Daicel (Asia) Pte. Ltd.、Daicel (Europa) GmbHが当社の供給製品を海外において販売しております。 上記の他8社が当事業部門に携わっております。 合成樹脂事業: 連結子会社ポリプラスチックス㈱、Polyplastics Taiwan Co., Ltd.、Polyplastics Asia Pacific Sdn. Bhd.およびPTM Engineering Plastics (Nantong) Co., Ltd.が、ポリアセタール樹脂などのエンジニアリングプラスチックを製造・販売しております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約2003文字
(2) 中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標 ① 『Grand Vision 2020』について 『Grand Vision 2020』では、上記 (1) 会社の経営の基本方針 に記載の「ダイセルグループ基本理念」のもと、社会の価値観やお客様の視点に立ってニーズを発掘し、最良の解決策を創造、提供することを、『ベストソリューション』と呼称し、 「世界に誇れる『ベストソリューション』実現企業グループ(The Best Solution for You)であること」 を将来のありたい姿として定め、今後の事業運営の中心に据えてまいります。 具体的な平成32年(2020年)時点の目標につきましては、 ・各事業が、社会やお客様から、「世界No.1」と認められる強みを持つ ・売上高100億円規模を狙える5つの新規事業ユニットを創出する ことを設定しております。 ② 中期計画『3D-Ⅲ』および重視する経営指標について ダイセルグループでは、平成32年(2020年)までの10年間で当社グループがめざす姿を示した長期ビジョン『Grand Vision 2020』で掲げる、「世界に誇れる『ベストソリューション』実現企業」達成に向け、『3D Step-up Plan』として、期間中に3回の中期計画を策定・遂行しております。 中期計画『3D-Ⅲ』( 平成29年5月10日策定) では、急速な環境変化を新たな成長の機会ととらえ、自らの働き方を変革することで取り組みのスピードを上げていきます。そして、日々進化する技術、一層のグローバル化、安全・安心・健康の追求など、多様化する世の中のニーズに対して継続的にソリューションを提供し続け、当社グループの持続的成長を実現していきます。 中期計画『3D-Ⅲ』の概要 1.目標 ① 変化に対応したベストソリューションの提供によって持続的成長を実現する ② 平成31年度(平成32年3月期)連結業績 売上高 5,000億円、営業利益 700億円 <重視する経営指標> 自己資本利益率(ROE)、売上高営業利益率 2.…
対処すべき課題
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/ 原文長 約4952文字
(3) 経営環境及び会社の対処すべき課題 今後の世界経済は、先進国の企業収益の増加、雇用・所得環境の改善や新興国の経済減速懸念の後退を背景に、緩やかな回復が続くものと見込まれます。一方、通商政策の保護主義化や地政学的リスクなど、経済見通しに対する懸念は依然として存在しており、不確実性をはらんだ環境が続くものと予想されます。 このような情勢下、当社グループは、メーカーとしての基本である安全操業および製品安全・品質確保を変わらぬ最重要課題としつつ、長期ビジョン『Grand Vision 2020』の実現に向け、平成29年度から31年度までの3年間を計画期間とする中期計画『3D-Ⅲ』を遂行しております。 本中期計画では、『3D-Ⅰ』、『3D-Ⅱ』で進めてきた『ベストソリューション』実現企業に向けた取り組みをさらに発展させ、M&Aも含めた積極的な投資などにより既存事業の成長および新規事業ユニットの創出を加速させます。新規事業ユニットについては、グループ外の顧客、大学等のアイデアを広く取り入れるオープンイノベーションの活用などにより、次の成長の柱となる事業の構築を進めております。 なお、当社の「株式会社の支配に関する基本方針」は次のとおりであります。 (1) 基本方針の内容 当社は、当社グループの存在理由である「企業目的」とグループ構成員が共有する価値観である「ダイセルスピリッツ」からなる「ダイセルグループ基本理念」を掲げております。 当社は、この基本理念のもと、企業価値を向上させる経営を行うためには、現有事業や将来事業化が期待される企画開発案件等に関する専門知識、経験、ノウハウ、および国内外の顧客、取引先、従業員等のステークホルダーとの間に築かれた関係を維持、発展させていくことが不可欠であると考えます。 当社は、上場会社として、当社株式の売買は原則として市場における株主および投資家の皆様の自由な判断に委ねるべきものと考えており、特定の者による大規模な株式買付行為に応じて当社株式の売却を行うか否かは、最終的には当社株式を保有する当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えます。しかしながら、大規模な株式買付行為の中には、その目的等から見て大規模な株式買付の対象となる会社の企業価値または株主様共同の利益(株主共同の利益)に資さないものもあります。 当社は、当社の企業価値または株主共同の利益を毀損するおそれのある大規模な株式買付行為またはこれに類似する行為を行う者は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者として適切ではないと考えます。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約6170文字
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の世界経済は、米国、欧州で景気の回復が続くとともに、中国でも景気の持ち直しの動きがみられました。日本経済においても、景気の緩やかな回復基調が続きました。 このような環境の中、当社グループは、販売数量を伸ばすとともに継続的なコストダウンを行うなど業績の向上に懸命に取り組んでまいりましたが、原燃料調達価格の上昇に加え、一部主要製品の市況軟化や大竹工場で発生した火災事故の影響を受け、当連結会計年度の業績は前連結会計年度と比較し増収減益となりました。 当連結会計年度の売上高は4,629億56百万円(前連結会計年度比5.2%増)、営業利益は589億32百万円(前連結会計年度比8.4%減)、経常利益は610億93百万円(前連結会計年度比7.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は370億62百万円(前連結会計年度比14.2%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 セルロース事業部門 酢酸セルロースは、液晶表示向けフィルム用途の販売数量が減少したものの、その他用途の販売数量が増加したことなどにより、売上高は横這いとなりました。 たばこフィルター用トウは、世界的に需給が緩んでいる中、主要顧客との関係強化や新規顧客開拓による販売数量の増加、為替の影響があったものの、市況軟化の影響を受け、売上高は微減となりました。 当部門の売上高は、890億71百万円(前連結会計年度比0.5%減)、営業利益は、原燃料価格の上昇や市況軟化の影響などにより、193億54百万円(前連結会計年度比15.9%減)となりました。 有機合成事業部門 主力製品の酢酸は、網干工場で2年に1度の定期修繕を実施したことにより販売数量が減少したものの、市況の上昇などにより、売上高は増加いたしました。 合成品は、販売数量の増加や原燃料価格の上昇に伴う販売価格の改定などにより、売上高は増加いたしました。 機能品は、平成29年7月18日に大竹工場で発生した火災事故の影響で過酢酸誘導体の販売数量が減少したものの、その他製品の電子材料分野への販売数量が増加したことや、コスメ・ヘルスケア分野の需要が堅調に推移したことなどにより、売上高は横這いとなりました。 光学異性体分離カラムなどのキラル分離事業は、カラムや充填剤の販売が増加したことや、インドでの新規事業が伸びたことなどにより、売上高は増加いたしました。 当部門の売上高は、820億43百万円(前連結会計年度比7.…
セグメント関連
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/ 原文長 約2267文字
3.報告セグメントごとの売上高および利益または損失、資産、その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 (注)2 連結 財務諸表 計上額 (注)3 セルロース事業 有機合成事業 合成樹脂事業 火工品事業 売上高 外部顧客への売上高 89,476 76,193 156,946 111,199 433,816 6,244 440,061 440,061 セグメント間の内部売上高又は振替高 2,009 12,725 16 14,751 10,456 25,207 △ 25,207 91,485 88,919 156,963 111,199 448,568 16,701 465,269 △ 25,207 440,061 セグメント利益 23,000 11,538 21,551 21,278 77,369 741 78,111 △ 13,804 64,306 セグメント資産 112,748 74,563 158,135 111,154 456,601 6,598 463,200 136,507 599,708 その他の項目 減価償却費 9,293 5,364 5,043 7,906 27,608 271 27,880 1,151 29,031 のれん償却額 427 482 910 910 910 持分法適用会社への投資額 6,674 140 2,562 9,377 9,377 9,377 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 8,267 9,192 5,145 12,625 35,229 368 35,598 3,930 39,528 (注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、メンブレン事業および運輸倉庫業等を含んでおります。 2 調整額の内容は以下のとおりであります。 (1)セグメント利益の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない提出会社における基礎研究および管理部門等に係る費用であります。 (2)セグメント資産の調整額は、セグメント間の債権の相殺消去等△8,564百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産145,072百万円であります。全社資産は、余資運用資金(現金及び預金、有価証券)、長期投資資金(投資有価証券)および管理部門、基礎研究部門等にかかる資産等であります。 (3)減価償却費、有形固定資産および無形固定資産の増加額の調整額は、管理部門、基礎研究部門等にかかるものであります。 3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。…