事業の内容
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/ 原文長 約4938文字
3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社5社から構成されております。 当社グループのお客様は主に50代以上の女性です。この年代の女性たちは、以下のようなニーズを有していると考えておりますが、世の中にはこれらのニーズを満たすサービスが少ないという問題意識が当社グループの事業の背景となっています。 ・ より元気にアクティブになりたいのに、周りからは介護や認知症など暗い提案が多く、自分に向けた話とは思えない ・ 新しいことを知りたい、挑戦したいという気持ちはあるが機会がない ・ 自分のことを年寄りだと思っておらず、もっと若々しくいたいのに、世の中のシニア向けのサービスや商品は年寄り向けばかり ・ おしゃれもしたい、素敵になりたいけど勇気が出ない、やり方が分からない ・ 将来、子供に迷惑をかけたくないという思いが強いが、具体策がわからない ・ いつか夫に先立たれ一人になる可能性があることを分かっているが、孤独を回避する手立てがわからない 当社グループは、そんな女性の皆さまが、人生の後半を元気に前向きに楽しく暮らせるようお手伝いすることこそが使命であると考え、雑誌「ハルメク」の出版をはじめ、商品の開発や販売、旅行や講座といったサービスの提供など、さまざまな事業を行うシニア向けプラットフォームビジネスを展開しています。これにより、上記のニーズと世の中で提供されるサービスとのギャップの解消に寄与しています。 現代社会には情報や商品、サービスがあふれています。インターネットの発達でこれがさらに加速した結果、自分の暮らしに本当に役立ち、信頼できるものを見つけることはどんどん難しくなっています。そのような中、当社グループは、お客さまにとって真に必要な情報とは何か、優れた商品・サービスとは何かを常に考え、選りすぐり、あるいは自ら創りだして提供します。健康、美容から、おしゃれ、住まい、学び、レジャーまで、暮らしを取り巻くあらゆる分野において、「本当に価値あるもの」をしっかりとお届けしていくことが私たちの信条です。 グループ組織図 (会社ごとの主な機能・役割・事業内容) ㈱ハルメクホールディングス グループ経営、グループ会社向け管理業務提供、品質管理、社内シンクタンク、等 ㈱ハルメク 月刊誌「ハルメク」発刊、通信販売事業・店舗運営、イベント・講座の企画・運営、等 ㈱全国通販 総合通信販売事業運営 ㈱ジャパンホーム保険サービス 通信販売における保険取扱代理店 ㈱ハルメク・エイジマーケティング シニア向けビジネスのコンサルティング・広告代理・広告物の制作・通信販売支援 ㈱ハルメク・ビジネスソリューションズ グループ会社向けの受注、物流等フルフィルメント業務の提供 ※株式会社全国通販については、2024年4月1日付で株式会社ハルメク・アルファに商号変更しております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約6713文字
(3) 経営環境、経営戦略等 ① 経営環境 当社グループが対象としている50歳以上の女性人口は2020年の32百万人から2030年34百万人とゆるやかに増加していくことが見込まれています。(出所:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年)」) また、当社主要顧客である50歳以上の金融資産は約1,600兆円であると推計しており、50歳未満の金融資産約400兆円を大きく上回り、負債も少ないという特徴もあります(出所:日本銀行「資金循環統計」(2023年3月末)、内閣府「令和5年版高齢者白書」から当社推計)。 当社グループの情報コンテンツが属する紙の書籍・雑誌市場は2023年の市場規模では1.0兆円(前年比6.0%減)、紙の雑誌は前年比7.9%減と下げ止まっておらず、紙を前提にしたコンテンツ提供は厳しい状況が続いています。(出所:出版科学研究所「出版指標」) また、当社グループの物販が属する通販の市場規模は2022年度は12兆7,100億円(前年比10.9%増)と増加傾向が続いています。(出所:日本通信販売協会「2022年度通販市場売上高調査」) シニアビジネスとして、ケアシニアサービスは増えつつありますが、ハルメクの事業領域は市場ポテンシャルが大きい「プレシニア~アクティブシニア市場」です。 ② 顧客基盤 ハルメク事業顧客の平均年齢は73歳ですが、その顧客年齢分布は以下のとおりです。 (ハルメク事業における顧客年齢分布) (注) ハルメクは2024年3月期に一度でもハルメク事業のサービスを利用したことがある顧客の年齢 ハルメク365は2024年3月末のMAU年齢別構成比を適用して推計したもの ハルメク事業では、これらのシニア女性の生の声を聴きつつ、そのニーズを充足するサービスの提供に努めてまいりました。その結果として、顧客数(注)は2020年3月期の44万人から2024年3月期の93万人と4期にわたって年平均成長率+20%成長を実現しております。 (注) ハルメク事業のサービスを1年間で1回以上利用したことのある顧客数(ユニークユーザー数) 雑誌「ハルメク」の新規顧客獲得チャネルも従来の新聞・折込等の紙媒体からTVやWeb等への多様化も進んできています。 (注) 各事業年度において新規に契約した顧客につき、契約時に得た認知媒体の回答を集計 また、ハルメク事業の顧客の金融資産は、非顧客と比較して多いという特徴があります。これは、ハルメク事業が提供する商品やサービスの質が支持され、中高価格帯のものでも販売力があることを表していると考えられます。このため、ハルメク事業の顧客数を増加させることは、収益性の向上につながることを意味しており、当社グループとしては如何にハルメク事業を強化するかが事業展開上の要点となります。…
対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約845文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「50代からの女性がよりよく生きることを応援します」を経営理念とし、シニア女性に「これからのために生きてきた」と感じて頂けるよう、以下のビジョンを掲げ、経営を行っております。 ① シニア女性がよりよく生きるために必要な、さまざまなコンテンツを厳選して提供します。 ② バリューチェーンのすべてを自社で行い、個々のお客様に最適なコンテンツを提供します。 ③ 単にコンテンツを届けるだけでなく、シニア女性が安心・信頼できるコミュニティを作ります。 ④ 当社グループのプラットフォームを活用して、自社コンテンツのみならず、他社の優れたコンテンツを厳選して提案し提供します。 ⑤ グループ社員には、仕事の楽しさ・やりがいと生活の安定を提供します。 経営理念の実現のために、既存事業領域である「情報コンテンツ」「物販」「コミュニティ」の一層の強化に加え、終活を始めとした「サービス分野」への進出を開始しています。また、SDGsの社会課題の中でも、シニア女性を心身ともに健康にするための商品・サービスづくり、気候変動等の環境への配慮のためのリサイクルや環境にやさしい商品・サービスづくりに積極的に取り組んで参りたいと存じます。こうした取組みを実現するためにイノベーションを生み出す組織能力をより強化し、持続的な成長を可能にする事業ポートフォリオを構築していきます。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、シニア女性が人生のさまざまな場面で信頼し頼りにしてくださる、シニア女性向けビジネスNo.1企業を目指しております。そのため、現時点で当社グループが重視する経営指標は読者数(注1)と顧客数(注2)であります。 (注) 1.雑誌「ハルメク」の購読者数 2.当社グループのサービスを1年間で1回以上利用したことのある顧客数
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約8211文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況及び経営成績の状況 当連結会計年度(2023年4月1日から2024年3月31日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い行動制限が緩和されたことや賃上げなどの実施により、国内景気は緩やかなペースで回復傾向に進んでいる一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化等に加え、世界的なインフレに伴う金融引き締め、円安基調の継続、原材料・エネルギー価格の高止まり等から、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境のもと、当社グループにおきましては、雑誌「ハルメク」で多くの新規読者を獲得できました。前年同期において、ハルメク編集長のテレビ出演が続いた効果と、新規読者の獲得が多い「強い特集」を秋口までに集中していたことにより、年度の前半より非常に大きく読者数が伸びていたことから、当期においては読者数の前年同期比減が続いておりました。しかしながら、「強い特集」を掲載した2024年3月号において多くの新規読者を獲得できた結果、2024年3月末時点で読者数は48万人(前年同期:46万人)と前年同期を上回って着地しております。 物販におきましては、「ものは少なく、暮らしは豊かに♪」という通販コアバリューを新たに定め、「ハルメク通販5つのお約束」に沿った商品をお客様にお届けしていることや、「ことせ」ブランドにおいても販促を強化しつつ、魅力的なアパレル商品でお客様の新規獲得を進めた結果、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行した後におきましても、売上を伸ばし続けております。 「通販コアバリュー(ハルメク通販5つのお約束)」ものは少なく、暮らしは豊かに♪ ① たくさんの商品から選んで頂くのではなく、「最もいいものだけ」をご提案します。 ② 50代からの女性が「これがほしかった」と思える唯一無二のものを作ります。 ③ 「安心して長く使える」ように、ハルメク基準で厳しく品質管理します。 ④ 売ったら終わりではなく、皆さまのお声で改良。「ずっとご愛用いただける」ように。 ⑤ 「もったいない」の気持ちを大切に、使わなくなったものは社会と環境のために役立てます。 上記通販コアバリューに基づき生み出した商品は、雑誌「ハルメク」読者への販売のほか、新聞広告や自社ECサイトを通じて読者以外のお客様への販売を増やすことにも成功しております。また、新型コロナウイルス感染症の影響の軽減により店舗へのご来店客も大きく増加しております。…
セグメント関連
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/ 原文長 約3850文字
(4) 報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項) ① 売上収益 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 ) 報告セグメント計 29,063 31,751 調整額 セグメント間取引消去 △174 △169 ①代理人取引の相殺消去 △90 △101 ②収益認識時点の修正 20 10 ⑥その他調整額 △80 △74 調整額合計 △325 △335 売上収益 28,738 31,415 ② セグメント利益から税引前利益への調整表 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) 当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 ) 報告セグメント計 1,535 1,147 調整額 ②収益認識時点の修正 ③のれんの償却 498 410 ④無形資産の償却 △289 △289 ⑤非金融資産の減損による影響 141 14 ⑥その他調整額 146 139 調整額合計 505 280 合計 2,041 1,427 その他の収益 18 36 その他の費用 28 606 営業利益 2,030 857 金融収益 金融費用 166 176 税引前利益 1,864 681 (5) 製品及びサービスに関する情報 「(3) 報告セグメントごとの売上収益、利益又は損失の金額に関する情報」の中で同様の開示をしているため、記載を省略しております。 (6) 地域に関する情報及びセグメントごとの資産の金額に関する情報 当社グループにおける売上収益は全て本邦のものであり、また、当社グループの非流動資産は全て本邦にあることから、地域ごとの情報は省略しております。 (7) 主要な顧客に関する情報 単一の外部顧客との取引による売上収益が当社グループの売上収益の10%を超えるものはありません。 7.現金及び現金同等物 現金及び現金同等物の内訳は以下のとおりであります。 前連結会計年度 ( 2023年3月31日 ) 当連結会計年度 ( 2024年3月31日 ) 百万円 百万円 現金及び預金 5,036 938 合計 5,036 938 前連結会計年度及び当連結会計年度の連結財政状態計算書における「現金及び現金同等物」の残高と連結キャッシュ・フロー計算書における「現金及び現金同等物」の残高は一致しております。 8.営業債権 営業債権の内訳は以下のとおりであります。 前連結会計年度 ( 2023年3月31日 ) 当連結会計年度 ( 2024年3月31日 ) 百万円 百万円 売掛金(注)2 1,570 1,911 損失評価引当金 △24 △31 合計 1,545 1,879 (注) 1.…