事業の内容
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/ 原文長 約6414文字
3【事業の内容】 (1)コーポレート・ミッション 当社は「魔法のような、新体験を。」というコーポレート・ミッションを掲げており、今までにない新しいエンターテイメントの体験を世の中に提供することを目的に、サービス展開を行っております。 テレビ・ラジオをはじめとした従来のメディアにおいては、コンテンツを制作するクリエイターが、視聴するユーザーにコンテンツを提供するという一方通行の形式が主体となっていました。しかし、インターネットを通じて、誰もがコンテンツを発信するクリエイターになることが可能となることで、クリエイターとユーザーの垣根がなくなり、より多くのコンテンツが発信されるようになり、Google LLCが提供する動画配信プラットフォームであるYouTube等を用いたライブストリーミング(注1)によって、ユーザーがリアルタイムで反応ができる双方向性のメディアが新しいメディアの形態として出現してきました。 当社は、テクノロジーを活用して新しい体験を提供することで、エンターテイメントの更なる可能性を追求し、世の中の人々に楽しみを与えることを目指してまいります。 (注)1.インターネット上で、音声や動画をリアルタイムで配信すること。 (2)サービス概要 当社が運営するVTuberグループ「にじさんじ」は、本書提出日現在で約150名の多種多様なVTuberが所属するVTuberグループであり、ライブストリーミングによる双方向性のコミュニケーションを通じて、ファンコミュニティの構築を図っております。更に、グッズ・デジタル商品の販売やイベントの開催等を通じて、VTuberコミュニティの盛り上がりを高めることができると考えております。 VTuberとはVirtual YouTuberの略称であり、ライバーと呼ばれる現実の人間を、モーションキャプチャー技術(注1)を利用してバーチャルキャラクター(アニメキャラクター)に置き換えることで、従来のアニメキャラクターでは表現できなかった詳細な表情や仕草を表現して、動画配信を行うことが可能になりました。また、ユーザーはライブ配信のチャット機能を通じて、VTuberとコミュニケーションをとることが可能です。 また、当社は国内だけではなく、英語圏及び中国を中心に海外でもVTuberビジネスを展開しており、各国のネットワークを活かし、VTuberコンテンツを世界へ配信しております。 (注)1.モーションキャプチャーとは、現実の人物や物体の動きをデジタル的に記録する技術であります。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約9681文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものになります。 (1)経営方針 当社は、「魔法のような、新体験を。」というコーポレート・ミッションを掲げており、今までにない新しいエンターテイメントの体験を世の中に提供することを目的に、VTuberグループ「にじさんじ」の運営等のサービス展開を行っております。 (2)経営環境 ① VTuberグループとしての特徴 当社の強みはVTuberによるライブ配信におけるVTuberとユーザーとの双方向のコミュニケーションを通じて培うVTuberとユーザーとのファンコミュニティであると考えています。当社のVTuberビジネスにはその特性上、以下に掲げる3つの強みがあると考えております。 1.当社ではVTuberのイラスト、キャラクターを会社がデザイン・設定し、VTuberのIPを会社が保有しております。会社がIPを保有することで、IPを活用したコマース領域やプロモーション領域への展開のしやすさや、ライバーの高い活動継続率などといった安定的な事業体制につながっております。 2.バーチャル世界においては現実世界における知名度を活かすことができず、バーチャル世界における知名度が重要となると当社では考えております。有名キャラクターや芸能人が一時的にVTuberビジネスを開始することは予想されるものの、グループとして成功する上では、ライブストリーミングを通じて獲得したファンとライバーとの間の関係性は他社の参入障壁となると考えております。 3.VTuberはバーチャルキャラクターであるため、ライバーの現実世界における制約(性別、職業、国籍等)を受けることなく配信が可能です。また、定期的なコンプライアンス研修の実施や動画内容のパトロールを行うことでコンテンツの健全性を確保し、炎上の発生を抑えることに繋がると考えております。 ② 当社の業績について 当社は、VTuberグループ「にじさんじ」の運営を起点として、ライブストリーミングで培ったファンコミュニティに、コマース領域(コンテンツ販売、イベント)やプロモーション領域を提供することで、VTuberをライブストリーミングにとどめることなく活動領域の拡大に取り組んで参りました。 当社の業績は、2020年4月期は売上高3,478,701千円、営業利益44,267千円(営業利益率1.3%)でしたが、2021年4月期は売上高7,636,041千円、営業利益1,452,015千円(営業利益率19.0%)、2022年4月期には売上高14,164,140千円、営業利益4,191,075千円(営業利益率29.6%)と売上高が大きく増加するとともに、営業利益率も大幅に改善しております。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約9681文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものになります。 (1)経営方針 当社は、「魔法のような、新体験を。」というコーポレート・ミッションを掲げており、今までにない新しいエンターテイメントの体験を世の中に提供することを目的に、VTuberグループ「にじさんじ」の運営等のサービス展開を行っております。 (2)経営環境 ① VTuberグループとしての特徴 当社の強みはVTuberによるライブ配信におけるVTuberとユーザーとの双方向のコミュニケーションを通じて培うVTuberとユーザーとのファンコミュニティであると考えています。当社のVTuberビジネスにはその特性上、以下に掲げる3つの強みがあると考えております。 1.当社ではVTuberのイラスト、キャラクターを会社がデザイン・設定し、VTuberのIPを会社が保有しております。会社がIPを保有することで、IPを活用したコマース領域やプロモーション領域への展開のしやすさや、ライバーの高い活動継続率などといった安定的な事業体制につながっております。 2.バーチャル世界においては現実世界における知名度を活かすことができず、バーチャル世界における知名度が重要となると当社では考えております。有名キャラクターや芸能人が一時的にVTuberビジネスを開始することは予想されるものの、グループとして成功する上では、ライブストリーミングを通じて獲得したファンとライバーとの間の関係性は他社の参入障壁となると考えております。 3.VTuberはバーチャルキャラクターであるため、ライバーの現実世界における制約(性別、職業、国籍等)を受けることなく配信が可能です。また、定期的なコンプライアンス研修の実施や動画内容のパトロールを行うことでコンテンツの健全性を確保し、炎上の発生を抑えることに繋がると考えております。 ② 当社の業績について 当社は、VTuberグループ「にじさんじ」の運営を起点として、ライブストリーミングで培ったファンコミュニティに、コマース領域(コンテンツ販売、イベント)やプロモーション領域を提供することで、VTuberをライブストリーミングにとどめることなく活動領域の拡大に取り組んで参りました。 当社の業績は、2020年4月期は売上高3,478,701千円、営業利益44,267千円(営業利益率1.3%)でしたが、2021年4月期は売上高7,636,041千円、営業利益1,452,015千円(営業利益率19.0%)、2022年4月期には売上高14,164,140千円、営業利益4,191,075千円(営業利益率29.6%)と売上高が大きく増加するとともに、営業利益率も大幅に改善しております。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約3430文字
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における流動資産は8,497,779千円となり、前事業年度末に比べ3,276,963千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が2,232,424千円、売掛金が674,295千円及び商品が361,841千円増加したこと等によるものであります。固定資産は855,546千円となり、前事業年度末に比べ153,397千円減少いたしました。これは主に、敷金が107,141千円減少したこと等によるものであります。 この結果、総資産は、9,353,326千円となり、前事業年度末に比べ3,123,566千円増加いたしました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は2,724,494千円となり、前事業年度末に比べ590,514千円増加いたしました。これは主に未払法人税等が592,195千円増加し、短期借入金が200,000千円減少したこと等によるものであります。固定負債は310,089千円となり、前事業年度末に比べ260,012千円減少いたしました。これは長期借入金が260,012千円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は、3,034,583千円となり、前事業年度末に比べ330,502千円増加いたしました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は6,318,742千円となり、前事業年度末に比べ2,793,063千円増加いたしました。これは当期純利益2,793,063千円の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。 なお、自己株式の消却により、その他資本剰余金が70,000千円、繰越利益剰余金が55,640千円及び自己株式が125,640千円減少しております。 ② 経営成績の状況 当社は「魔法のような、新体験を」というコーポレート・ミッションのもと、新しいエンターテイメントを提供する会社として、VTuberグループ「にじさんじ」の運営を主軸としたエンターテイメント領域での事業展開を行っております。 当事業年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の収束が未だ見通せない中、ワクチン接種等によるコロナとの共生を進めて防疫緩和措置が広がりを見せ始めたものの、ウクライナ情勢の悪化による資源価格の高騰や金融市場の動揺といった景気の下振れ要因が顕在化し、引き続き先行き不透明な状況が続いております。そうした状況の中においても、当社ではオンラインを中心にファンの方々に向けた事業運営を着実に進めてまいります。…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約68文字
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】 当社は動画コンテンツ関連事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約2808文字
3.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先 前事業年度 (自 2020年5月1日 至 2021年4月30日) 当事業年度 (自 2021年5月1日 至 2022年4月30日) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) Google LLC 2,413,440 31.6 3,577,353 25.3 株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ 1,594,820 20.9 4,715,222 33.3 ピクシブ株式会社 1,214,222 15.9 985,111 7.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容等 (売上高) 当事業年度の売上高は、14,164,140千円(前期比85.5%増)となりました。 売上高の分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (売上原価、売上総利益) 当事業年度の売上原価は、8,179,805千円(前期比74.0%増)となりました。 主な要因は、所属VTuberへのサポート体制の拡充、リアルグッズ、デジタルグッズ等のコンテンツ領域への注力、VTuberを活用したプロモーション領域の拡大による制作原価、支払報酬等の増加によります。この結果、売上総利益は5,984,334千円(前期比103.8%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当事業年度の販売費及び一般管理費は、1,793,259千円(前期比20.8%増)となりました。 主な要因は、オフィス移転に伴う地代家賃、人件費、支払報酬等の増加によります。この結果、営業利益は、4,191,075千円(前期比188.6%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用及び経常利益) 当事業年度において、営業外収益は1,491千円、営業外費用は43,552千円発生しました。 主な要因は、補助金収入1,140千円、損害賠償金27,000千円が発生したことによるものです。この結果、経常利益は、4,149,013千円(前期比185.9%増)となりました。 (特別損益、当期純利益) 当事業年度において、イベント中止による特別損失が150,331千円発生しました。…