事業の内容
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/ 原文長 約2308文字
3 【事業の内容】 当社は、1917年(大正6年)に売薬の製造販売を目的として創立して以降、医薬品をはじめとした様々な事業に取り組んでまいりました。その結果現在は、医薬品・健康食品・化学品の3つの事業を軸に、長年培ってきた化学技術を活かし、製品・サービスを提供しています。※健康食品事業につきましては、2026年5月期をもって事業より撤退いたしました。 報告セグメント 製品カテゴリ 主要製商品・サービス 医薬品事業 医薬品合成・精製等 高カリウム血症改善薬用原薬 、抗凝固薬用原薬 原薬の精製、異物除去 輸入原薬 抗てんかん薬用原薬、抗ヘルペスウイルス薬用原薬 その他 ラジオアイソトープ 健康食品事業 ※2026年5月 事業撤退 健康食品 スティックゼリー、 Tパウチゼリー 化学品事業 イオン交換樹脂・分離膜 ムロマック®、レバチット®、デュオライト™ RO膜 (逆浸透膜)、UF膜(限外濾過膜)、MF膜(精密濾過膜) 水処理装置 純水製造装置、分離・精製装置 受託加工 アミノ酸精製、 AdBlue®製造 接着剤等機能材料の混合、分散、リパック その他 水処理部材、機能性接着剤 (1) 医薬品事業 原薬(医薬品の有効成分)の販売・製造を主に行っております。 中国、インド、オランダなどの原薬メーカーから国内の製薬会社や医薬品商社の求める原薬を調達するほか、自社での原薬合成、原薬の異物除去や精製などの加工を行い販売しています。自社内で日本薬局方に基づいた試験・分析ができる体制も持っており、原薬の輸入・製造・加工・分析・試験と、原薬のトータルサービスを提供しています。 当社は、原薬商社としての機能と原薬メーカーとしての機能をあわせ持ちます。商社としての経験から原薬製造のための原料や中間体を海外メーカーから直接調達でき、メーカーとしての経験から自社試験による時間短縮・コスト削減、開拓した調達先の品質向上指導などにより付加価値を高めることができます。 ① 医薬品合成・精製等 本社工場に医薬品合成工場を有し、原薬の製造を行っております。また、海外から輸入した原薬の精製や異物除去などの加工や医薬品と同等の環境で製造を必要とする化成品(医薬品の添加剤など)の製造も行っております。 ② 輸入原薬 中国、インド、オランダなどの原薬メーカーから国内製薬会社の求める原薬を調達し販売しております。 ③ その他 医薬品や農薬の研究等に使用されるラジオアイソトープ(注)の輸入販売や保管サービスを行っております。 (注)放射性同位元素。放射線を出す性質のある元素であり、化合物の追跡や分析に使用される。 (2) 健康食品事業 事業開始当初より、主にスティックゼリータイプの健康食品の 企画・ 製造を行っておりましたが、2026年5月期末をもって事業撤退を完了いたしました。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約1369文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は「健康」と「環境」をテーマに社会に貢献することを目指し(パーパス)、「私たちは人々との出会いを大切にし、常に新たなチャレンジと実現化の努力により、社会に貢献する企業を目指します。」を経営理念として掲げております。 投下資本をより有効に活用する観点から、2026年5月をもって健康食品事業から事業撤退いたしました。今後は、「医薬品」「化学品」の2つの事業に経営資源を集中させ、チャレンジと技術・ソリューションに価値を置く問題解決型の企業として、持続的な成長を目指します。 (2) 中期経営計画 当社では、持続的な成長及び中長期的な企業価値の向上を実現するため、2025年7月に公表した「中期経営計画2028」に基づき、売上高、営業利益、営業利益率、ROE及び自己資本比率を主要な経営指標として掲げ、各種施策を推進してまいりました。 同計画の初年度である2026年5月期においては、売上高、営業利益、営業利益率及び自己資本比率については、当初の目標を上回る進捗となりました。一方、ROEについては、減損損失の計上に伴い当期純利益が減少したことにより、当初の目標を下回りました。もっとも、売上高及び営業利益は当初計画を上回って推移しており、当社の収益基盤は着実に強化されているものと認識しております。 こうした進捗状況に加え、足元の事業環境、最新の事業計画及び今後の投資計画を改めて精査した結果、中長期的な成長戦略及び経営目標をより明確に示すため、従来の「中期経営計画2028」を更新し、新たに「中期経営計画2031」を策定いたしました。 「中期経営計画2031」においては、引き続き「事業の再構築と更なる成長に向けた基礎固め」をテーマに「既存事業の伸長と新市場・新技術へのチャレンジ」「売上増に対応した製造体制構築、製造設備の拡充」「アライアンスの積極活用」「人的資本経営の導入に向けた土台作り」「資本コストを意識した効率的な経営」を柱とし、経営資源の再配分と重点事業の伸長及び将来の成長に向けた投資を進めるとともに、財務戦略においては、引き続き自己資本の充実と資本効率の最適化を両立させ、株主還元についても安定的な配当を維持することで、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。 また、同計画における主要な経営指標は、売上高、営業利益、営業利益率、EBITDAとしており、2031年5月期において、売上高10,800百万円、営業利益1,160百万円、営業利益率10%以上、EBITDA 1,400百万円以上を目標としております。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約1426文字
(3) 経営環境及び優先的に対処すべき課題等 ① 医薬品事業 医薬品事業を取り巻く環境につきましては、国際情勢の不安定化や為替・市況の変動等を背景として、医薬品原薬の安定調達及び安定供給に対する重要性が一層高まっております。また、医薬品メーカーにおいては、原薬調達に係るカントリーリスクを低減するため、調達先の複数化・分散化に対するニーズが拡大しております。 このような状況のもと、当社は、多地域にわたる調達ネットワークの強化を進めるとともに、既存品の安定供給体制の充実を図ってまいります。あわせて、市況や為替の変動、顧客の需要動向、生産・在庫調整等の外部環境の変化に柔軟に対応できる事業運営体制の整備に取り組んでまいります。 また、メーカーとして有する技術及び経営資源を活用し、必要な設備投資を行いながら、開発案件の着実な立ち上げと新規商材の拡充を推進してまいります。さらに、取引先及び商材の拡大を通じて、特定の取引先や商材に過度に依存しない収益基盤の構築を図り、医薬品事業の持続的な成長に努めてまいります。 ② 化学品事業 化学品事業を取り巻く環境につきましては、国内外において競合企業が多く、厳しい競争環境が継続しております。一方で、イオン交換樹脂市場は国内外ともに堅調な成長が見込まれており、液体処理分野における高度な技術対応力や課題解決力の重要性が一層高まっております。 このような状況のもと、当社は、長年培ってきた液体処理技術及び顧客対応力を活かし、顧客ごとの課題や用途に応じた製商品の開発をよりいっそう強化してまいります。 また、海外のイオン交換樹脂メーカー等との共同開発にも積極的に取り組み、社会課題の解決に資する技術や新たな用途の開発を推進してまいります。あわせて、海外を含む新たなターゲット市場の開拓を加速させることで、化学品事業の収益基盤の強化と持続的な成長を図ってまいります。 ③ 品質管理体制の強化 高品質な製品を安定的に提供するため、品質管理体制の強化は重要なものと考えております。新製品の立ち上げが増加していく中でも効率的に安定した品質管理を行えるよう、自動化装置等の設備投資を行いながら管理体制の維持・強化に努めてまいります。 ④ 生産体制の強化 新製品の立ち上げや製造量の増加に対応すべく、生産技術の向上に取り組み、工場スペースの有効活用や最適な設備配置、工場インフラの強化など、今まで以上に効率的で安定生産が可能な体制を構築してまいります。 ⑤ 人的資本経営への取り組み 当社が魅力ある企業として持続的に成長していくためには、人材への投資を継続し、従業員一人ひとりの能力と意欲を高め、エンゲージメントの向上を図ることが不可欠であると考えております。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約3039文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況 (以下、「経営成績等」という。)の概要は次のとおりであります。 (1) 経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、物価上昇の影響が続く中で個人消費は弱含みとなったものの、企業収益や設備投資は底堅く推移し、AI関連や半導体分野を中心とした投資需要にも支えられ、緩やかな回復基調を維持しました。企業の景況感は総じて堅調ながらも、先行きには慎重姿勢がうかがわれました。一方、世界経済においては、地政学的リスクの高まりや海外経済の減速懸念を背景に、不透明な状況で推移しました。 このような状況の下、当社は厳正な品質管理の実施や原材料・商品の安定調達を基本として、新製品の開発や新分野への進出及び生産効率の改善に努めてまいりました。 その結果、当事業年度における経営成績は、売上高 7,840,931千円 と前年同期と比べ 1,187,902千円 ( 17.9%増)の増収 、営業 利益742,930千円 と前年同期と比べ 310,741千円 ( 71.9%増)の増益 、経常 利益707,436千円 と前年同期と比べ 277,342千円 ( 64.5%増)の増益 、当期純 利益は163,027千円 と前年同期に比べ 78,250千円 ( 32.4%減)の減益 となりました。 セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。 ① 医薬品事業 当期第2四半期より継続する既存製品の需要拡大を背景に、輸入原薬の売上が大幅に伸長したことにより事業全体の売上が前年同期と比べて大幅に増加しました。また、自社製造原薬も第2四半期に上市した新製品の売上好調に加えて、既存製品の売上も好調に推移しました。 一方、合成事業において、一部受託品目の売上見通しの見直しに伴い事業計画を再評価した結果、同事業に係る固定資産について減損損失398,585千円を特別損失として計上いたしました。 その結果、医薬品事業における売上高は 3,985,757千円 と前年同期と比べ 767,894千円 ( 23.9%増)の増収 、営業 利益は633,809千円 と前年同期と比べ 160,240千円 ( 33.8%増)の増益 となりました。 ② 健康食品事業 通期を通じてOEMゼリーの受注が堅調に推移した結果、売上は前年同期比で増加しました。原価率については、工場稼働率が高水準で推移したことから、前年同期に比べて改善しました。なお、本事業については、当期末にて予定通り事業撤退を完了しております。 その結果、健康食品事業における売上高は 1,185,946千円 と前年同期と比べ 142,686千円 ( 13.…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約1192文字
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前事業年度(自 2024年6月1日 至 2025年5月31日 ) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注)1 財務諸表 計上額 (注)2 医薬品事業 健康食品事業 化学品事業 売上高 外部顧客への売上高 3,217,862 1,043,260 2,391,905 6,653,028 6,653,028 セグメント間の内部 売上高又は振替高 3,217,862 1,043,260 2,391,905 6,653,028 6,653,028 セグメント利益又は損失(△) 473,568 △ 98,556 57,176 432,188 432,188 セグメント資産 2,092,410 333,635 1,088,658 3,514,705 1,749,869 5,264,574 その他の項目 減価償却費 73,631 27,512 60,604 161,748 161,748 有形固定資産及び無形 固定資産の増加額 181,712 32,919 77,559 292,191 292,191 (注) 1.セグメント資産の調整額 1,749,869 千円は各報告セグメントに配分していない全社資産であります。全社資産は、主に余資運用資金(現金及び預金)、繰延税金資産等であります。 2.セグメント利益は、損益計算書の営業利益と一致しております。 当事業年度(自 2025年6月1日 至 2026年5月31日 ) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注)1 財務諸表 計上額 (注)2 医薬品事業 健康食品事業 化学品事業 売上高 外部顧客への売上高 3,985,757 1,185,946 2,669,227 7,840,931 7,840,931 セグメント間の内部 売上高又は振替高 3,985,757 1,185,946 2,669,227 7,840,931 7,840,931 セグメント利益 633,809 17,790 91,331 742,930 742,930 セグメント資産 2,182,101 230,139 1,251,446 3,663,687 2,689,001 6,352,689 その他の項目 減価償却費 99,123 12,437 79,456 191,017 191,017 有形固定資産及び無形 固定資産の増加額 165,684 10,278 70,361 246,324 246,324 (注) 1.セグメント資産の調整額 2,689,001 千円は各報告セグメントに配分していない全社資産であります。全社資産は、主に余資運用資金(現金及び預金)、繰延税金資産等であります。 2.セグメント利益は、損益計算書の営業利益と一致しております。
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約2274文字
2.総販売実績に対する割合が10%未満の記載を省略しております。 (7) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容等 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績の分析 当事業年度における経営成績の状況の概要は「(1) 経営成績の状況」に記載のとおりでありますが、主要な表示科目に沿った認識及び分析は次のとおりであります 。 ・売上高 当事業年度における売上高は、 7,840,931千円 と前年同期と比べ 1,187,902千円の増収 ( 17.9%増 )となりました。医薬品事業では、既存商品の販売好調により輸入原薬が大幅に伸張し、事業全体の売上が増加しました。健康食品事業では、事業撤退の影響による売上減少を想定していたものの、販売先の需要増加により売上が増加しました。化学品事業では、 半導体向け市場の活性化や電力業界向け市場への進出を背景に、 イオン交換樹脂の仕入品及び受託製造品の売上が好調に推移しました。3事業とも売上を伸ばした結果、全社として前年同期を上回りました。 ・売上総利益 当事業年度における売上総利益は、 2,357,590千円 と前年同期と比べ 397,273千円の増益 ( 20.3%増 )となりました。健康食品事業において売上が増加し工場稼働率が最高水準で推移した結果、売上総利益率が改善しました。また、化学品事業においてイオン交換樹脂の高付加価値品の販売が伸張したことにより売上総利益率が改善しました。 ・営業利益 当事業年度における 営業利益は、742,930千円 と前年同期と比べ 310,741千円の増益 ( 71.9%増 )となりました。各事業での販売体制、開発体制の強化により販売費及び一般管理費合計は 1,614,659千円 と前年同期と比べ 86,531千円の増加 ( 5.7%増 )となりました。 ・経常利益 当事業年度における 経常利益は、707,436千円 と前年同期と比べ 277,342千円の増益 ( 64.5%増 )となりました。借入金の増加や借入金利の上昇による支払利息の増加などにより営業外費用が増加しました。 ・当期純利益 当事業年度における 当期純利益は、163,027千円 と前年同期と比べ 78,250千円の減益 ( 32.4%減 )となりました。当事業年度は、医薬品合成事業において減損損失を計上したため、当期純利益は大きく減少しました。 経営成績等の状況を踏まえた、経営方針及び課題への取り組みについては「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。…