事業の内容
抜粋表示
/ 原文長 約1797文字
3 【事業の内容】 当社は、ネット印刷通信販売のWebサイト「プリントネット」(https://odahara.jp/)、「プリントプロ」(https://printpro.jp/)及び「プリントネットウェア」(https://wear.printnet.jp/)を運営しております。 当社の主力事業は、インターネット印刷通信販売事業です。印刷物の仕様や価格が掲載されたWebサイト上で、顧客からの注文を受け、また同時に印刷用データを受取り、工場にて印刷・加工を行い、工場より顧客に向けて製品を発送しております。当社の特徴は以下のとおりであります。 ■受注の大部分は当社Webサイト(システム連携による受注を含む)を通して行われ、当社Webサイト上において、パンフレット、フリーペーパー、チラシ、新聞折込チラシ、社名入り封筒、うちわ、選挙ポスター、カレンダー、Tシャツ等の、幅広い商品ラインナップを提供し、顧客の囲い込みを図っております。 ■実際の印刷工程につきまして、従来の印刷業者は、顧客から注文依頼があり、依頼内容に基づき企画提案を行い、顧客と打ち合わせを行い、内容を固めていきます(下図①・②)。印刷業者は打ち合わせの内容を踏まえ制作を行い(下図③)、校正・修正を数回に渡り行い(下図④)、データを完成(校了)させます(下図⑤)。その後、実質的に印刷工程に入っていきます。それに対し、当社の場合、顧客から完全データをいただいてから業務がスタートする形となります(下図⑥以降)。 顧客・大口得意先からネット上で注文を受け(下図⑥)、当社にて注文内容を確認し、発注処理を行います(下図⑦)。それと並行して入稿データが印刷に適しているかチェックを行います(下図⑧)。チェックが終了したデータは、他の案件のデータと付け合わせて版のデータを作成します(下図⑨:後述)。作成された版のデータは各拠点に送られ、印刷用のアルミ版に転写されます(下図⑩)。絵柄を転写された版はオフセット印刷機にセットされ、印刷が行われます(下図⑪)。商品は最終的なサイズに断裁され、必要があれば折り・綴じ等の後加工を施します(下図⑫)。完成した商品は梱包され、配送業者により集荷、発送されます(下図⑬)。 注文受付から梱包・発送までの工程につきましては、従来の印刷業者と大きな差はございませんが、当社の特長として「ギャンギング」処理がございます。これは、1つの印刷用版に複数の異なるデータを効率よく配置する処理を指し、これにより使用版数を減らし、コスト削減につなげております。 ■顧客のニーズに応えるため、業界でいち早く「Japan color標準印刷認証」を取得(2012年7月)し、安定した品質で印刷物を提供しております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約748文字
(2) 経営戦略等 当社は、あらゆる変化を活用できる「強固な経営基盤」作りを行うため、以下の取り組みを強化してまいります。 ・独自のマーケティングによる売上継続成長………お客様と共に継続成長できる基盤づくり ・次世代基幹システム構築………ネット通販の一貫管理体制構築 ・強固な財務基盤構築………固定費の抑制、商品構成の見直しによる収益力向上 ・柔軟性ある対応基盤構築………「人」を育てるための仕組みづくり ・独自の生産自働化………生産管理体制の向上、省力化、より正確な資材管理 (3) 目標とする経営指標 当社は、目標とする経営指標として前期対比売上高成長率及び売上高営業利益率を掲げております。これらを重要な指標として認識し、業界のリーディングカンパニーになるべく更なるユーザビリティの強化と業務効率化に磨きをかけ、将来を見据えて売上高営業利益率を保ちつつ、売上高成長率も見込めるよう投資を行います。 (4) 経営環境 印刷業全般につきましては、景気の低迷やノートパソコン・スマートフォン等の普及による紙媒体の需要減により、個人・零細企業を筆頭に廃業・倒産が続いている傾向にあり、今後も生産量及び出荷額の減少傾向は続くとみられています。 その一方、印刷通販は1990年代後半に登場した後、インターネットの普及と共に急速に市場が拡大していき、今後の成長見込みも伸び続ける予測が立てられています。 印刷通販業界への参入企業は2007年頃から爆発的な増加傾向が見られましたが、それに比例して価格競争も激しさを増し、近年は新規参入企業数が減少傾向にあります。今後もこの業界に新規参入する企業数は多く見込まれず、上位数社が市場規模の約3/4を占める寡占市場と化していく予測が現実のものになりつつあります。
対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約1274文字
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社が対処すべき当面の課題は以下のとおりであります。 ① 印刷材料の購買力の向上 競合企業に対する価格競争力を強化するためには、売上高に対する材料費の比率を引き下げる必要があります。そのためには、当社購買部門における仕入管理の強化及び仕入業者間での適正な競争を促していく必要があります。 ② マーケティング力の強化 当社は、自社サイトのさらなる売上増加を目標としており、常に商品構成を意識し、新商品の開発やラインナップの充実に努めております。事業戦略本部内のマーケティング部が中心となり、プロダクト戦略に注力することでマーケティング力のさらなる強化を図っております。併せて広告宣伝活動については、展示会への出展やwebを中心としたプロモーション活動を行っております。 インターネット機能をフル活用し、お客様に興味をもっていただき、ご注文いただく。そして、当社のサービスや品質に対する結果で、リピーターになっていただく。このサイクルを継続及び発展させることで、当社独自のマーケティングを確立し、お客様と共に成長していく仕組みを構築していきます。 ③ 人材の育成と確保 当社が将来にわたり、事業を継続させ発展していくためには、多様な専門技術に精通した人材、経営戦略や組織運営といったマネジメント能力に優れた人材の確保、当社の中長期的な成長を支える人材育成を継続的に推進していくことが重要な課題であります。そのため、中間層を中心に総合的な研修制度の導入、ジョブローテーション制度やキャリア支援制度を構築し、社員の定着と育成に努めております。 ④ 印刷品質のさらなる向上 当社は、2012年7月に一般社団法人日本印刷産業機械工業会(JPMA)が認定する「Japan Color認証制度」による認証を取得しており(東京西工場、九州工場)、精度の高い印刷色を再現することで、品質の安定化を図るとともに、検品体制を強化し、万全の状態で製品をお届けできるよう品質の向上に努めてまいります。 ⑤ 情報セキュリティ対策の強化 当社は、インターネットを通じて顧客情報を取り扱うため、情報セキュリティ対策については当社の重要課題と位置付けております。そのため、個人情報保護対策としてプライバシーマークを取得し、情報セキュリティへの対応策としてISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証を取得いたしました。今後も、これらのシステムにおいて運用レベルの向上を図るとともに、内部統制についても引き続き強化してまいります。 ⑥ 環境、社会への配慮 当社が持続的な成長を目指すうえで恒常的な利益の確保も重要ですが、その一方、環境や社会へ配慮する取り組みも行ってきました。…
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約4642文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善により、緩やかな回復基調となっているものの、アメリカの政策動向の影響及びウクライナや中東などの地政学リスクの高まりにより、景気の先行きが不透明な状況にあります。 当社の当事業年度における 売上高は9,213,751千円 となり前年同期比 92,849千円の減収 、 営業利益は563,276千円 で前年同期比 114,432千円の増益 、 経常利益は565,470千円 で前年同期比 109,302千円の増益 、 当期純利益は433,039千円 で前年同期比 222,521千円の増益 となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (ネット印刷通信販売事業) ネット印刷通信販売事業の業績は以下のとおりであります。 第39期 第40期 増減 印刷売上高合計 9,162,386千円 9,065,951千円 △96,434千円 (内訳)大口得意先 3,215,930千円 2,646,785千円 △569,144千円 大口以外の得意先 5,946,456千円 6,419,166千円 472,709千円 新規獲得数 13,328社 13,826社 498社 新規獲得数における広告費(1社当たり) 4,409円 6,437円 2,028円 ネット印刷通信販売事業におきましては、前事業年度に比べ大口以外の得意先の印刷売上高は増加しているものの、売上高より利益率を重視する方針に転換したため、大口得意先の印刷売上高が減少しており、結果として印刷売上高は減少となっております。利益率については前年に比べ大きく改善しました。 このような状況のもと、当社は強みをさらに伸ばすため、下記3項目に関して全社的な取り組みを進めております。 ・生産性向上:プロセスの効率化、自働化の推進、従業員のスキル向上を通じて、コスト削減に取り組む。 ・環境への配慮:環境にやさしい印刷材料とテクノロジーの採用を検討し、環境に配慮した選択肢を提供す る。 ・価格と品質の維持:顧客ニーズに合わせた柔軟な価格戦略を構築し、品質管理プロセスの強化に努める。 また、事業戦略本部を中心に、マーケティング及びWebサイト周辺の機能強化を図るとともに、IR活動も強化し、地元プロスポーツチームとスポンサー契約を締結する等、地域貢献にも注力し、企業イメージの向上や株価の安定化を目指しております。 なお、当事業年度末時点で稼働している大型オフセット印刷機は、前事業年度末と変わらず合計9台となっております。…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約856文字
(2) その他の項目の減価償却費の調整額は、報告セグメントに配分していない全社資産に係る減価償却費であります。 3.セグメント利益又は損失は、財務諸表の営業利益と調整を行っております。 Ⅱ 当事業年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日 ) (単位:千円) 報告セグメント その他 (注1) 合計 調整額 (注2) 財務諸表 計上額 (注3) ネット印刷 通信販売事業 売上高 印刷売上高 9,065,951 9,065,951 9,065,951 9,065,951 資材売上高 46,734 46,734 46,734 46,734 その他売上高 5,861 5,861 95,203 101,065 101,065 顧客との契約から 生じる収益 9,118,547 9,118,547 95,203 9,213,751 9,213,751 その他の収益 外部顧客への売上高 9,118,547 9,118,547 95,203 9,213,751 9,213,751 セグメント間の内部 売上高又は振替高 合計 9,118,547 9,118,547 95,203 9,213,751 9,213,751 セグメント利益 746,472 746,472 589 747,062 △ 183,785 563,276 セグメント資産 5,200,561 5,200,561 102,309 5,302,870 2,185,209 7,488,080 その他の項目 減価償却費 454,714 454,714 559 455,274 26,931 482,206 のれん償却額 3,960 3,960 372 4,332 4,332 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 237,289 237,289 14,845 252,135 46,038 298,173 (注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、薬局事業等です。 2.調整額は次のとおりであります。