DeltaーFly Pharma株式会社

証券コード: 4598 / 対象年度: 2022 / 提出日: 2022-06-30
業種 医薬品

現在、過去年度の有価証券報告書に基づく分析を表示しています。

このページは、EDINETに提出された有価証券報告書をもとに、 企業のリスク認識・投資領域・経営方針を自動整理したものです。

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3分で読める事業概要

有価証券報告書の記載内容をもとに、事業内容・主なサービス・確認ポイントを自動整理した参考情報です。

事業の概要

「モジュール創薬」という独自の技術を用いて、既存の薬剤を組み合わせて新薬を創製する創薬ベンチャー企業です。がん患者のQOL向上を目指し、複数の抗がん剤候補化合物を開発しています。現在は製品販売による利益ではなく、ライセンス契約による契約一時金やマイルストーン収入を主な収益源としています。

主な事業領域

独自の「モジュール創薬」に基づき、既存の抗がん剤等を構成単位として利用し、創意工夫を加えて新薬を創製する抗がん剤の研究開発。

主な製品・サービス

  • DFP-10917(再発・難治性急性骨髄性白血病治療剤)
  • DFP-14323(がん免疫機能調整剤)
  • DFP-17729(がん微小環境改善剤)
  • DFP-11207(がん細胞代謝調節剤)
  • DFP-14927(抗がん剤高分子デリバリー)
  • DFP-10825(核酸医薬デリバリー)

ビジネスモデル

研究開発を先行する創薬ベンチャーとして、自社製品の販売ではなく、ライセンス契約による契約一時金やマイルストーン収入により収益を得るモデル。

セグメント・事業構成

医薬品事業のみの単一セグメント。

戦略・方向性

「モジュール創薬」による新規抗がん剤の創製、開発パイプラインの推進、提携パートナーの開拓、および研究開発活動の適切なコントロールと資金調達による財務体質の強化。

強みとして読み取れる点

  • 独自の「モジュール創薬」技術
  • 複数の開発パイプラインの保有

課題として読み取れる点

  • 研究開発費の先行による継続的な営業損失
  • 開発パイプラインの推進に向けた開発体制の強化と開発資金の確保
  • 人材の確保

確認ポイント

  • 主要なパイプライン(DFP-10917, DFP-14323, DFP-17729)の臨床試験の進捗状況
  • ライセンスパートナーとの提携関係の進展
  • 資金調達と財務体質の強化

概要整理の信頼度: 4 / 5 ・事業内容、独自の創薬手法、主要なパイプライン、経営課題が詳細に記載されており、概要把握には十分な情報があるため。

有報ナビによる分析

有価証券報告書の記載内容をもとに、リスク、経営方針、 投資・研究開発に関する情報を整理したものです。

各スコアは、有価証券報告書の記載内容を整理するための参考指標です。 5段階表示で、スコアが高いほど各項目の性質が強く出ていることを表します。 ただし、投資判断、企業価値、将来業績を評価・予測するものではありません。

特に「リスク開示記載度」は、高いほど良いという意味ではありません。 有報上で注意して読むべきリスク記述が多い、具体的、または重い可能性があるという意味です。

スコアの詳しい見方
リスク開示記載度
スコアが高いほど、有価証券報告書に記載されたリスク開示について、 注意して読むべき記述の多さ・具体性・重さが強いことを表します。 企業そのものの危険度や倒産リスクを示すものではありません。
方針記載度
スコアが高いほど、経営方針、対処すべき課題、資本政策、 リスク対応などが具体的に記載されていることを表します。 方針の良し悪しや実現可能性を判定するものではありません。
投資・変化記載度
スコアが高いほど、設備投資、研究開発、新規事業、DX、海外展開、 事業構造の変化など、将来に向けた取り組みの記載が強いことを表します。 成長性や投資成果を予測するものではありません。

リスク開示の整理

リスク開示記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

新薬開発における承認の不確実性、期間延長に伴う追加資金調達の必要性、副作用による製造物責任リスク、競合他社との競争激化、提携パートナーの確保遅延や特定提携先への高い依存度、知的財産権に関する紛争リスク、および外部委ターン先の運営停止等による事業停滞。また、先行投資に伴う継続的な営業損失とマイナスのキャッシュフローにより、資金調達が困難な場合の事業継続への懸念がある。

経営方針・課題の整理

方針記載度: 3 / 5

関連する原文は、下部の「有報本文」に掲載しています。

投資・研究開発・成長施策の整理

投資・変化記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

同社は「モジュール創薬」という独自技術を用いて、既存の抗がん剤を再構築し、より安全で効果的な新薬候補を開発するバイオベンチャー。複数のパイプラインが臨床試験段階にあり、国内・海外でのライセンスアウト戦略を通じて成長を目指す。研究開発への集中投資が行われており、将来の提携によるマイルストーン収入やロイヤリティによる収益化を見込む。

設備投資の方向性

設備投資に関する具体的な記載はなく、研究開発の外部委託による効率的な運営体制を構築。

研究開発・商品開発

独自の「モジュール創薬」により、既存の抗がん剤を組み合わせて有効性と安全性のバランスを向上させた新薬候補(DFP-10917, DFP-14323, DFP-17729, DFP-14927, DFP-11207, DFP-10825)のパイプラインを構築。外部委託を活用し、臨床試験と前臨床試験の両面で進捗。

投資・変化テーマ

  • モジュール創薬
  • 抗がん剤開発
  • ライセンスアウト戦略
  • 高分子デリバリーシステム
  • 免疫系治療薬

関連キーワード

  • モジュール創薬
  • アセンブリ
  • プロドラック
  • 核酸医薬
  • 腫瘍微小環境(TME)
  • RNA干渉
  • 持続点滴

財務情報

提出書類の財務情報を、会計基準や表示範囲とあわせて整理しています。

表示基準

会計基準 連結区分 対象期間 表示状況主要財務指標を表示できません

提出日: 2022-06-30

主要財務指標を表示できません

比較可能な主要財務指標を安全に特定できなかった状態です。抽出失敗や財務情報がないことを意味するものではありません。

財務項目の関係

資本項目の関係

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根拠・定義
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確認事項

開示上の確認事項

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有報本文

有報ナビによる整理の根拠となる原文を、項目ごとに確認できます。

事業・経営に関する有報本文

有価証券報告書から抽出した本文の一部です。抽出位置や区分は自動処理のため、原文全体の確認もあわせて推奨します。

事業・経営に関する有報本文を表示

事業の内容

抽出本文 / 原文長 約104文字

3 【事業の内容】 (1) 企業理念 当社の企業理念は、“「がん」だけを見ることなく、「がん患者」の全体を診ることにより、安心して家族のがん患者に勧められる治療法を提供すること”です。 (2) 創薬方法の特徴

経営方針・経営戦略・対処すべき課題

抽出本文 / 原文長 約731文字

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、“「がん」だけを見ることなく、「がん患者」の全体を診ることにより、安心して家族のがん患者に勧められる治療法を提供すること”を企業理念としております。 この企業理念の実現のため、当社は、独自の「モジュール創薬」に基づく、抗がん剤の研究開発を行います。モジュール創薬は、既存の抗がん剤等を「モジュール」(構成単位)として利用し、創意工夫(用法用量・結合様式等)を加えて「アセンブリ」(組み立て)することで臨床上の有効性と安全性のバランスを向上させた新規抗がん剤を創製する方法です。 当社は、「モジュール創薬」に基づき創製した新規抗がん剤の上市により、がん患者のQOL(Quality Of Life)向上に寄与することを目指しております。 (2) 目標とする経営指標 当社は、新規抗がん剤の上市を目指して研究開発を先行して行う創薬ベンチャー企業であり、現時点における主な収入はライセンス契約締結による契約一時金やマイルストーンによるものであり、製品売上により利益を安定的に計上するステージにはありません。 当面の経営管理上の課題は、抗がん剤の早期上市に向けて、開発パイプラインを計画通り推進すること、新規開発化合物の探索により開発パイプラインを充実すること、そして保有する各パイプラインについて提携パートナーを開拓してライセンス契約を締結することです。 従いまして、当社は、ROAやROEといった経営指標を目標とはせず、開発パイプラインの進捗に応じた収入に目標をおいて事業活動を推進しております。

対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約1807文字

(4) 会社の対処すべき課題 当社は、「モジュール創薬」により、安心して家族のがん患者に勧められる治療法を提供することを目指しています。このような背景の下で、当社は、次の対処すべき課題に取り組んでまいります。 ① DFP-10917の開発推進 再発・難治性急性骨髄性白血病治療剤のDFP-10917は、米国における臨床第3相試験の症例登録を進めました。ほとんどの医療機関で新型コロナウイルス感染拡大による影響がでていますが、治験対象範囲の拡大や治験参加施設の拡大などの対応をし、症例登録への影響を少なくする対策などで臨床試験を継続しています。また、日本における独占的開発及び販売のライセンス契約を締結している日本新薬㈱に対しては、国内での臨床第1相試験が円滑に進むように、継続して支援してまいります。なお、日本以外のテリトリーについては、米欧並びにアジアの提携パートナーと協議を進めており、再発・難治性急性骨髄性白血病の治療においてグローバル展開を目指してまいります。 ② DFP-14323の開発推進 がん免疫機能調整剤のDFP-14323は、日本国内における臨床第2相試験の症例登録を完了し、無増悪生存期間や全生存期間を明らかにするための経過観察を終了しました。この臨床試験データに基づいて、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)への医薬品申請前相談の準備と臨床第3相試験(大規模比較試験)の計画を進めるとともに、日本における独占的販売のライセンス契約を締結している日本ケミファ㈱やこのデータに高い関心を示している海外の製薬企業の協力とともに、臨床第3相試験の加速を目指してまいります。 ③ DFP-17729の開発推進 がん微小環境改善剤のDFP-17729は、国内における臨床第1/2相試験を開始し、第2相試験部分の症例登録の完了まで進めました。臨床第2相試験部分を早急に実施し、その結果に基づいて効果と安全性を評価し、日本における独占的販売のライセンス契約を締結している日本ケミファ㈱からの協力を得て、臨床第3相試験への移行や、医薬品医療機器総合機構(PMDA)への承認申請などの可能性についても検討してまいります。 ④ その他の開発推進 当社は、DFP-11207、DFP-14927及びDFP-10825などの複数の開発品を保有しています。 がん細胞代謝調節剤のDFP-11207については、日本での臨床第2相試験の実施に向けて検討を開始しており、日米欧並びにアジアにおける提携パートナーの確保を目指してまいります。 抗がん剤高分子デリバリーのDFP-14927については、米国において臨床第1相試験を進め、推奨投与量を確定した後、前期第2相試験に相当する拡大試験に移行させてまいります。…

経営成績・財政状態の概況

抜粋表示 / 原文長 約2224文字

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の普及等により、年末にかけて、社会生活や経済活動は回復の兆しを見せたものの、年明けからオミクロン株感染拡大により過去最多の蔓延拡大に加え、3月にはウクライナ情勢等に起因する世界的なエネルギー、食糧等の安定的な供給不安など、経済活動の停滞が懸念されることから、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 この様な経済状況の中、世界の医薬品業界は、前年度に続き新型コロナウイルスの広範囲な感染拡大によって、医薬品製造に必要な物資の移動制限や、新薬開発における臨床試験の遅延などが発生し、成長が鈍化してきております。パンデミックに対応するための抗ウイルス薬やワクチンの開発が、米国を中心として急速に進められ、複数回に亘るワクチン接種も進められております。一方、わが国においては、継続的な医療費抑制の推進による影響を受け、引き続き厳しい状況が予想されています。 当社では、がん患者の高齢化による治療への懸念や新薬の高額化による費用への不安が進む中、経済的にも安心して家族のがん患者にも勧められる治療法を提供することを目指して、「モジュール創薬」に基づく研究開発に取り組み、各パイプラインの臨床開発を前進させました。 抗がん剤候補化合物DFP-10917は、米国における臨床第3相試験の症例登録を進めました。多くの医療機関で新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けておりますが、治験対象範囲の拡大や治験参加施設の拡大などの対応を行い、現在も臨床試験を継続しています。また、日本におけるライセンスパートナーの日本新薬㈱が国内の臨床第1相試験の症例登録を始めています。抗がん剤候補化合物DFP-14323は国内における臨床第2相試験の症例登録を完了し、無増悪生存期間と全生存期間を明らかにするための経過観察を終了しました。抗がん剤候補化合物DFP-17729は国内における臨床第1/2相試験を開始し、第2相試験部分の症例登録の完了まで進めました。抗がん剤候補化合物DFP-11207は治験薬の製造を行い、臨床第2相試験の開始に向けて、新型コロナウイルス感染拡大の影響の少ない日本での実施の検討を開始しました。抗がん剤候補化合物DFP-14927は、米国において臨床第1相試験を進め、第6段階の投与量までの安全性が確認できました。また、抗がん剤候補化合物DFP-10825は日本における臨床第1相試験の開始に向けて、治験用原薬の製造並びに前臨床試験を実施しました。…

セグメント関連

抽出本文 / 原文長 約55文字

【セグメント情報】 当社の事業セグメントは、医薬品事業のみの単一セグメントであるため、記載を省略しております。

主要な顧客・販売先

抜粋表示 / 原文長 約2046文字

2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先 前事業年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日 ) 当事業年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 ) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) 日本ケミファ㈱ 100,000 33.3 300,000 100.0 日本新薬㈱ 200,000 66.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の財政状態は、以下のとおりであります。 a.資産 当事業年度末の資産合計は、前事業年度末比 836百万円減少 し、 1,324百万円 となりました。これは主に、現金及び預金が 820百万円減少 したことによるものであります。 b.負債 当事業年度末の負債合計は、前事業年度末比 8百万円増加 し、 91百万円 となりました。これは主に、未払法人税等が4百万円増加したことによるものであります。 c.純資産 当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末比 845百万円減少 し、 1,233百万円 となりました。 これは主に、新株予約権の行使等により資本金及び資本剰余金がそれぞれ61百万円増加したものの、当期純損失の計上により利益剰余金が967百万円減少したことによるものであります。 当社の経営成績は、以下のとおりであります。 a.事業収益 当事業年度における事業収益は、 日本ケミファ㈱とのライセンス契約によるDFP-14323に係る契約一時金とDFP-17729に係るマイルストーン収入を取得したことに伴い、 300百万円 ( 前事業年度と同額 )となりました。 b.事業費用、営業損益 当事業年度における事業費用は 1,261百万円 (前事業年度比 9.5%の増加 )となりました。これは主に、 開発パイプラインの臨床試験における医療機関並びに症例数の増加、次試験に向けた治験薬となる原薬や製剤の製造などを進めたことなどに伴い、 研究開発費が 940百万円 (前事業年度比 8.5%の増加 )となったことによるものであります。 この結果、 営業損失は961百万円 (前事業年度は 営業損失852百万円 )となりました。 c.経常損益 主に株式交付費 1百万円 (前事業年度比 54.3%の減少 )を計上したことにより、当事業年度における 経常損失は964百万円 (前事業年度は 経常損失859百万円 )となりました。 d.…

リスクに関する有報本文

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事業等のリスクの原文を表示

事業等のリスク

抜粋表示 / 原文長 約7432文字

2 【事業等のリスク】 事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社はこれらのリスクの発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の適切な対応に努める方針ですが、当社株式に関する投資判断は、以下の事項及び本項以外の記載も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えます。また、これらは投資判断のためのリスクを全て網羅したものではなく、更にこれら以外にも様々なリスクを伴っていることにご留意頂く必要があると考えます。 当社は、医薬品等の開発を行っていますが、医薬品等の開発には長い期間と多額の研究開発費を要し、全ての開発が成功するとは限りません。特に販売開始前の研究開発段階のパイプラインを有する製造開発型バイオベンチャー企業は、事業のステージや状況によっては、一般投資者の投資対象として供するには相対的にリスクが高いと考えられており、当社への投資はこれに該当します。 なお、文中の将来に関する記載は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 Ⅰ.医薬品の研究開発、医薬品業界に関するリスク (1) 新薬開発の不確実性 医療用医薬品の開発には多額の研究開発投資と長い期間を要し、臨床試験で有用な効果を確認できないこと等により研究開発が予定通りに進行しないため、開発の延長や中止の判断を行うことなど、以下のような不確実性を認識しています。 ① 世界の主要国において新薬を製造及び販売するためには、各国の薬事関連法規等の法的規制の下、各国別に厳格な審査を受ける必要があります。この審査に耐えうる有効性、安全性、及び品質等に関する十分なデータが得られない場合は追加試験等が必要となり、予定していた時期に上市ができず延期になる、または上市を断念する可能性があります。 ② 当社が権利を保有する新薬候補化合物の開発が遅れた場合や追加試験が必要となる場合は、計画外の追加資金が必要となります。そのような場合には、追加資金確保のために新たな資金調達が必要となる可能性があります。 ③ 提携パートナーとのライセンス契約には、契約の存続期間が特許権の有効期間が終了するまでの期間とされているため、ライセンス契約中にマイルストーンが達成できずに、当初想定した投資回収額を回収できない可能性があります。 ④ 新薬の承認申請が世界の主要国規制当局から承認されなかった場合には、当初想定していた投資回収額を回収できなくなり、当社の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (2) 副作用発現、製造物責任 医薬品には、臨床試験段階から更には上市後以降において、予期せぬ副作用が発現する可能性があります。…

投資・研究開発に関する有報本文

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研究開発・設備投資などの有報本文を表示

研究開発活動

抜粋表示 / 原文長 約10250文字

1) 医薬品の研究開発プロセス 一般的な医薬品の研究開発プロセスには、新しい開発化合物を探索する「基礎研究」、実験動物等を用い開発化合物の有効性及び安全性を確認する「前臨床試験」、患者への投与により有効性及び安全性を確認する「臨床試験」の段階があります。また、開発の進捗にあわせた製造規模と品質確保のため、原薬・製剤にかかる製造法開発も随時行う必要があります。医薬品の販売承認を取得するには、これらの品質、有効性及び安全性にかかる膨大な試験データに基づき、各国の規制当局に対し承認申請を行い、審査を受ける必要があります。 この結果、一つの医薬品を開発するためには、約10~15年に亘る長い期間と数十億円~数百億円に到る大規模な資金が必要になります。それにも拘らず、医薬品開発は、承認に到るまでの各段階において、試験データや事業環境の変化等から開発中止に到るリスクが大きく、世界の製薬会社や創薬ベンチャー企業にとっては、研究開発プロセスの効率化と開発リスク低減が大きな課題となっております。 <一般的な医薬品の開発プロセス> プロセス 期間 主な内容(一般的な抗がん剤開発の場合) 基礎研究 2~3年 新薬候補化合物の探索(合成及び絞込み等)研究 前臨床試験 3~5年 実験動物等を用い、有効性及び安全性等を確認する試験 臨床試験 3~7年 第1相 少数の健康な人(ただし、抗がん剤の場合は患者)を対象に、安全性等を確認する試験 第2相 少数の患者を対象に、有効性及び安全性を探索的に確認する試験 第3相 多数の患者を対象に、有効性と安全性を検証的に確認する試験 申請・承認 1~2年 各国の規制当局による審査 2) 当社創薬方法「モジュール創薬」-患者にやさしい抗がん剤を世界に向けて開発- 当社の創薬方法は、既存の抗がん活性物質等を「モジュール」(構成単位)として利用し、創意工夫(用法用量・結合様式等)を加えて「アセンブリ」(組み立て)することで臨床上の有効性と安全性のバランスを向上させた新規抗がん剤を創製する「モジュール創薬」です。 一般的な抗がん剤の創薬は、基礎の探索研究からがんに特異的な部分に作用する化合物をスクリーニングし、可能性のある化合物を抗がん剤候補とする方法ですが、その場合は臨床段階で作用を確認し、臨床試験で有効性と安全性を実証する必要があり、長い期間を要します。それに対して、抗がん剤のモジュール創薬は、医薬品になっている抗がん剤の活性物質を利用して組み合わせる方法ですので、基礎の探索研究がほとんど不要であり、臨床での有効性と安全性の予測が可能となることから、着手して1~2年後には臨床試験を開始できていることなど、一般的な抗がん剤よりも研究開発の効率が高く、その期間も短く、臨床試験で失敗する等の開発リスクが低減されています。…

設備投資等の概要

抽出本文 / 原文長 約572文字

2 【主要な設備の状況】 2022年3月31日 現在 事業所名 (所在地) 設備の内容 帳簿価額 従業員数 (人) 建物及び 構築物 (千円) 工具、器具 及び備品 (千円) 土地 (千円) 合計 (千円) 本社 (徳島県徳島市) 本社設備 22,684 469 15,432 38,586 (-) 東京事務所 (東京都中央区) 事務所設備 1,028 183 1,211 (-) 中国事務所 (中国北京市朝陽区) 事務所設備 87 47 135 (-) バンクーバー事務所 (カナダブリティッシュコロンビア州) 事務所設備 (-) (注) 1.当社は子会社を有していないため、上記は当社について記載しております。また、当社の事業セグメントは医薬品事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。 2.従業員数は就業人員であり、パート及び嘱託社員は()内に、年間の平均人員を外数で記載しております。 3.上記の他、他の者から賃借している設備の内容は、以下のとおりであります。 事業所名(所在地) 設備の内容 年間賃借料(千円) 東京事務所 (東京都中央区) 事務所設備 7,894 中国事務所 (中国北京市朝陽区) 事務所設備 4,784 バンクーバー事務所 (カナダブリティッシュコロンビア州) 事務所設備 1,623

その他の有報本文

有価証券報告書から抽出した本文の一部です。抽出位置や区分は自動処理のため、原文全体の確認もあわせて推奨します。

補足セクションの有報本文を表示

配当政策

抽出本文 / 原文長 約652文字

(4) 配当政策 医薬品の研究開発には多額の先行投資が必要であり、その投資回収までの期間も長期に及ぶ傾向にあり、創業以来、繰越利益剰余金がマイナスとなっています。このような状況下においては、積極的な開発推進によって企業価値を高めることこそが、株主利益の最大化に繋がると考えています。 当事業年度においては、会社法の規定上、配当可能な財政状態にはありませんが、株主への利益還元については重要な経営課題と認識しており、将来、現在開発中の新薬が上市され、その販売によって当期純利益が計上される時期においては、経営成績及び財政状態を勘案しながら、配当による利益還元の実施を検討したいと考えております。 (5) 為替変動リスク 医薬品の研究開発においては海外の委託先を使用しており、外貨建の取引を行っていること等、当社の取引には、為替変動リスクにさらされているものが存在します。そのため、当社の想定以上に為替相場の変動が生じた場合、当社の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (6) 新型コロナウイルス感染症によるリスク 当社は新規抗がん剤の研究開発を、米国と日本を中心にグローバルでのがん治療専門施設で進めています。 今般発生している新型コロナウイルス感染症の流行によって、当社が進めている臨床試験が制約を受け、結果として臨床試験の遅延によりライセンス契約に基づいたマイルストーンによる収入や、新薬としての承認が遅れることにより、当社の財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。

従業員の状況

抽出本文 / 原文長 約10文字

5 【従業員の状況】

コーポレート・ガバナンス

抜粋表示 / 原文長 約3204文字

(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】 ① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社は、「「モジュール創薬」により、安心して家族のがん患者に勧められる治療法を提供する。」というミッションの下、株主をはじめ、顧客、取引先、従業員、地域社会等の全てのステークホルダーの利益を重視した経営を行うことが当社の使命であると考えております。そのためには、当社事業が安定的かつ永続的な発展を果たすことが不可欠であり、このような発展の基盤となる経営の健全性、透明性及び効率性が確保された体制の整備を進めることをコーポレート・ガバナンスの取組みに関する基本方針としております。 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由 イ.会社の機関の基本説明 当社は、取締役会及び監査役会設置会社であります。当社の経営上の意思決定、執行及び監督に関する機関は、以下のとおりであります。 a.取締役会 取締役会は、経営上の重要な事項に関する意思決定機関及び取締役の職務執行の監督機関として機能しており、当社の取締役会は、本書提出日現在、代表取締役社長江島淸、取締役の飯塚健蔵、松枝康雄、黒滝健一、板東良彦、岸井幸生、小南欽一郎及び谷口明史の8名(うち板東良彦、岸井幸生、小南欽一郎、谷口明史の4名は社外取締役であります。)で構成されております。取締役会は、原則として月1回の定時取締役会を開催するほか、必要に応じて臨時取締役会を開催し、迅速な経営上の意思決定を行える体制としております。取締役会は、法令・定款に定められた事項のほか、経営に関する重要事項を決定するとともに各取締役の業務執行の状況を監督しております。 b.監査役及び監査役会 監査役は、取締役会へ出席し、必要に応じて意見を述べるほか、重要な決裁書類の閲覧等を通じて、取締役の職務執行を監査しております。当社の監査役会は、本書提出日現在、監査役の前田真明、木村正弥、山本昇平の3名(うち前田真明、山本昇平の2名は社外監査役であります。)で構成されております。監査役会は、原則として月1回の定例監査役会を開催するほか、必要に応じて臨時監査役会を開催し、監査計画の策定、監査実施状況、監査結果等の検討等、監査役相互の情報共有を図っております。また、監査役は、内部監査人及び会計監査人と随時会合を開催して情報共有を行い、相互に連携を図っております。 ロ.コーポレート・ガバナンスの体制 本書提出日現在における当社のコーポレート・ガバナンスの体制は、以下のとおりであります。 ハ.…

重要な契約等

抽出本文 / 原文長 約951文字

(5) 経営上の重要な契約等 当社の経営上の重要な契約等は、「第2 事業の状況 4 経営上の重要な契約等」に記載のとおりです。事業環境の変化、契約の相手方の方針の変更その他、不測の理由で契約が終了したり、契約の履行に支障が生じたりした場合には、当社の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (6) 人材の採用、育成 当社は常に優秀な人材の確保と育成に努めておりますが、人材確保及び育成が順調に進まない場合、並びに人材の流出が生じた場合には、当社の事業活動に支障が生じ、当社の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 Ⅲ.業績等に関するリスク (1) 資金繰り 当社は、研究開発費の負担により長期に亘って先行投資の期間が続きます。この先行投資期間においては、継続的に営業損失を計上し、営業活動によるキャッシュ・フローもマイナスとなる傾向があります。 このため、当社製品が上市され、安定的な収益源が確保されるまでの期間においては、必要に応じて適切な時期に資金調達等を実施し、財務基盤の強化を図る方針ですが、必要なタイミングで資金を確保できなかった場合は、当社事業の継続に重大な懸念が生じる可能性があります。 (2) 収益が大きく変動する傾向 当社の事業収益は、開発品に対するライセンス契約等に基づく契約一時金、開発進捗に伴うマイルストーン及び開発協力金に依存しているため、過年度の事業収益、当期純利益(損失)は不安定に推移しています。また、当社は、医薬品の研究開発を行う創薬系バイオベンチャー企業です。医薬品の研究開発には多額の先行投資を要し、その投資回収にかかる期間も他産業と比較して相対的に長期に及ぶため、創薬系バイオベンチャー企業が当該事業に取り組む場合は、一般的に期間損益のマイナスが先行する傾向にあります。この傾向は、当社の開発品が上市され安定的な収益基盤が確立するまで続くと見込まれます。 (3) 新株発行による資金調達 当社は医薬品の研究開発型企業であり、将来の研究開発活動の拡大に伴い、増資等の新株発行を伴う資金調達を機動的に実施していく可能性があります。その場合には、当社の発行済株式数が増加することにより、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。

大株主の状況

抽出本文 / 原文長 約921文字

(6) 【大株主の状況】 2022年3月31日 現在 氏名又は名称 住所 所有株式数 (株) 発行済株式 (自己株式を 除く。)の 総数に対する 所有株式数 の割合(%) 江島 淸 徳島県徳島市 775,000 14.30 MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) 25 CABOT SQUARE, CANARY WHARF, LONDON E14 4QA, U.K. (東京都千代田区大手町1丁目9-7) 322,100 5.94 NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB) (常任代理人 野村證券株式会社) 1 ANGEL LANE, LONDON, EC4R 3AB, UNITED KINGDOM (東京都中央区日本橋1丁目13-1) 265,300 4.90 株式会社SBI証券 東京都港区六本木1丁目6番1号 160,634 2.96 三洋化成工業株式会社 京都市東山区一橋野本町11-1 150,000 2.77 BBH/SUMITOMO MITSUI TRUST BANK, LIMITED (LONDON BRANCH)/SMTTIL/JAPAN SMALL CAP FUND CLT AC (常任代理人 株式会社三井住友銀行) BLOCK5, HARCOURT CENTRE HARCOURT ROAD, DUBLIN 2 (東京都千代田区丸の内1丁目1番2号) 146,800 2.71 ニッセイ・キャピタル6号投資事業有限責任組合 東京都千代田区丸の内2丁目3-2 111,300 2.05 協和化学工業株式会社 香川県高松市屋島西町305番地 100,000 1.85 ニッセイ・キャピタル4号投資事業有限責任組合 東京都千代田区丸の内2丁目3-2 91,700 1.69 上野投資株式会社 福岡県遠賀郡水巻町下二西1丁目 2-18 91,000 1.68 2,213,834 40.85 (注) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点第3位を四捨五入しております。

出典

データ元
EDINET 有価証券報告書
docID
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技術情報

分析バージョン
2022
使用モデル
gemma4:12b

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