事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約1174文字
3【事業の内容】 当社は、モデリング技術 注1 を中心としたソフトウェアの設計技術や、コード品質を改善するリファクタリング 注2 、さらには複数の製品を効率的に開発するための部品開発や派生開発など、ソフトウェア開発に有効な多くの技術について豊富な経験と技術を有するコンサルタントを擁し、自動車業界を中心に提案から課題解決までをワンストップで提供することで、顧客を支援するコンサルティング会社です。 当社は、コンサルティング事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりませんが、主たるサービス内容の特徴を整理すると以下のとおりであります。 ① コンサルティング 自動車やロボット、デジタル機器等の製品に組込まれる「組込みソフトウェア」の品質改善に特化したコンサルティングを提供しています。 当社のコンサルティングは、従来型の提案主体のコンサルティングではなく、提案した内容を実際に自分たちで実践し、直接課題解決まで手掛けるワンストップ型の実践的スタイルが特徴です。 コンサルティング内容は、モデリング技術を中心に、組込みソフトウェア開発に有効な多くの技術を得意領域にしています。 また、特に自動車分野に大きな実績を持ち、車載システムの多くの分野に対し、主に上流工程を中心とした開発技術の導入を支援してまいりました。現在も、国内の自動車メーカー、サプライヤーに対し、モデルベース開発の導入/展開や機能安全への対応などを中心に、数多くの支援を行っております。 ② 教育・人材育成 コンサルティングで当社が活用するエンジニアリング手法については、当社内で技術習得用のトレーニング教材を独自開発しております。開発したトレーニング教材はコンサルティング時の技術導入に活用するだけでなく、単独の人材育成用トレーニングサービスとして多くのお客様に活用いただいております。 ③ ツール提供 コンサルティングで実績のあるソリューションの一部は、多くの方に低価格で利用していただけるよう、ツールとしても提供しています。 現在は、ソースコードの品質を診断する「eXquto」、モデルの品質を診断する「MODEL EVALUATOR」、異なるモデル同士の変換ツール「mtrip」の3つをリリースしております。 当社の事業系統図は下記のとおりであります。 [事業系統図] 注1.モデリング技術とは、多様化するユーザーニーズに対応するために問題の仕組みや検討過程を可視化し、組織のナレッジとしての共有や他者に伝えやすい形式で資産化すること。 2.リファクタリングとは、プログラムの外部から見た動作を変えずにソースコードの内部構造を整理すること。 3.SIerとは、システムインテグレーション(システム構築業務の企画・構築及びサポート等)を請け負う人・会社のこと。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約2243文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針(企業理念) 組込みシステムの開発現場は、大規模・複雑化への対応に追われる中、一刻も早い変革が求められています。 当社は、組込みシステム開発の変革に取り組まれるお客さまを現場から支援し、成功に導くためのプロフェッショナル集団です。十分な実績と多くの知見をもったコンサルタントがもたらす「高品質なソフトウェア」により、効率的な組込みシステム開発への変革を成功させ、最終的に、顧客企業の開発する製品の競争力向上へとつなげます。 (2)経営戦略等 AI、IoTによる第4次産業革命の幕開けにより、ソフトウェアがますます重要になるこれからの社会や組込みシステムに対しては、当社のもたらす「高品質なソフトウェア」は、これまで以上に期待されることが予想されます。 主要な顧客である日本の産業をリードする自動車分野で、最先端の製品開発を支援していくことでノウハウや知見をさらに蓄えていき、建設機器、農機、医療、FA等、あらゆる分野での開発支援にも携わっていくことで、引き続き、当社事業の積極的な展開とともに、株主・投資家を始めとする当社の利害関係者への積極的な利益還元を目指します。 (3)経営環境 ① AI、IoTによる第4次産業革命の幕開けにより、社会全体がコンピュータで変革される「データ駆動型社会」への移行が始まっています。これまでのようなひとつの製品やコンピュータに閉じたシステムではなく、IoTによってすべてが接続され一体となった、より大きなシステムの構築が求められています。 このシステムの中で、組込み機器は現実世界と仮想世界をつなぐ接点として、重要な役割を担うことが期待されているとともに、それを実現するためには、これまで以上のソフトウェア開発が必要になると見込まれます。 ② 当社顧客の多くを占める自動車分野においては、新機能の開発が、これまで以上のペースで増加することが見込まれます。具体的には、高度運転支援(ADAS)のより一層の強化、自動運転(ADS)レベル2のリリースとレベル3への進化、電気自動車(EV)やハイブリッド(HEV)等の新パワーユニットの量産、次世代コックピットやスマートミラー等既存機能のスマート化です。 これらの機能を実現するためには、ソフトウェアが大きな比重を占め、それに対する品質確保の需要は、より一層高まるものと思われます。また、自動車単体に留まらない、AI・IoT時代でのモビリティサービスの試行も始まり、より広範囲な品質確保に対する期待も強まると想定されます。 ③ 第4次産業革命を迎え、各企業では新しい製品開発やイノベーションを生み出すための活動を活発化させています。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2243文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針(企業理念) 組込みシステムの開発現場は、大規模・複雑化への対応に追われる中、一刻も早い変革が求められています。 当社は、組込みシステム開発の変革に取り組まれるお客さまを現場から支援し、成功に導くためのプロフェッショナル集団です。十分な実績と多くの知見をもったコンサルタントがもたらす「高品質なソフトウェア」により、効率的な組込みシステム開発への変革を成功させ、最終的に、顧客企業の開発する製品の競争力向上へとつなげます。 (2)経営戦略等 AI、IoTによる第4次産業革命の幕開けにより、ソフトウェアがますます重要になるこれからの社会や組込みシステムに対しては、当社のもたらす「高品質なソフトウェア」は、これまで以上に期待されることが予想されます。 主要な顧客である日本の産業をリードする自動車分野で、最先端の製品開発を支援していくことでノウハウや知見をさらに蓄えていき、建設機器、農機、医療、FA等、あらゆる分野での開発支援にも携わっていくことで、引き続き、当社事業の積極的な展開とともに、株主・投資家を始めとする当社の利害関係者への積極的な利益還元を目指します。 (3)経営環境 ① AI、IoTによる第4次産業革命の幕開けにより、社会全体がコンピュータで変革される「データ駆動型社会」への移行が始まっています。これまでのようなひとつの製品やコンピュータに閉じたシステムではなく、IoTによってすべてが接続され一体となった、より大きなシステムの構築が求められています。 このシステムの中で、組込み機器は現実世界と仮想世界をつなぐ接点として、重要な役割を担うことが期待されているとともに、それを実現するためには、これまで以上のソフトウェア開発が必要になると見込まれます。 ② 当社顧客の多くを占める自動車分野においては、新機能の開発が、これまで以上のペースで増加することが見込まれます。具体的には、高度運転支援(ADAS)のより一層の強化、自動運転(ADS)レベル2のリリースとレベル3への進化、電気自動車(EV)やハイブリッド(HEV)等の新パワーユニットの量産、次世代コックピットやスマートミラー等既存機能のスマート化です。 これらの機能を実現するためには、ソフトウェアが大きな比重を占め、それに対する品質確保の需要は、より一層高まるものと思われます。また、自動車単体に留まらない、AI・IoT時代でのモビリティサービスの試行も始まり、より広範囲な品質確保に対する期待も強まると想定されます。 ③ 第4次産業革命を迎え、各企業では新しい製品開発やイノベーションを生み出すための活動を活発化させています。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約2691文字
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、国内経済は急速に悪化しました。その後段階的な社会経済活動が再開され回復の兆しが見えてきましたが、感染再拡大により終息の見通しが立たず、企業収益に与える影響については、先行き不透明な状況が続いています。また、国内外の感染症の動向や金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があります。 当社の事業領域である組込みソフトウェア開発のコンサルティング業界におきましては、引き続き、製造業におけるソフトウェアの重要性が高く、高付加価値の支援が必要とされています。また、コロナ禍がもたらした新たな社会課題として、リモートワークにおけるエンジニアの育成問題があり、優秀な人材の育成が急務と考えております。 このような環境の下、コンサルティング事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、一部顧客の休業要請やトレーニングサービスの開催延期などの影響が生じ、減収減益となった一方で、成長に向けた投資活動に注力しました。コンサルティング事業のスケーリングは、コンサルティング業務のコア資産のデジタル化・ストック化のプロジェクトを予定より前倒しして、実践型ナレッジ提供サービス「Eureka Box」(ユーリカ ボックス)を開発しました。事業領域の拡大は、イノベーションを加速させるZ世代を発掘・育成するプログラム「DeruQui」(デルクイ)企業参画によるトライアルを開始しました。 a.財政状態 (流動資産) 当事業年度末における流動資産は1,428,781千円となり、前事業年度末に比べ7,535千円増加いたしました。これは主に売掛金が27,298千円減少した一方で、当期純利益の計上に伴い現金及び預金が48,017千円増加したことによるものであります。 (固定資産) 当事業年度末における固定資産は83,011千円となり、前事業年度末に比べ9,606千円減少いたしました。これは主に減価償却に伴い有形固定資産が5,750千円減少したことによるものであります。 (流動負債) 当事業年度末における流動負債は77,867千円となり、前事業年度末に比べ44,726千円減少いたしました。これは主に法人税等の支払に伴い未払法人税等が17,597千円減少したことと、未払金が5,934千円、預り金が10,338千円それぞれ減少したことによるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産は1,433,926千円となり、前事業年度末に比べ42,655千円増加いたしました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約50文字
【セグメント情報】 当社は、コンサルティング事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約3103文字
2. 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先 前事業年度 (自 2018年12月1日 至 2019年11月30日) 当事業年度 (自 2019年12月1日 至 2020年11月30日) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) 株式会社SUBARU 353,122 36.2 340,683 38.8 本田技研工業株式会社及び 株式会社本田技術研究所 197,379 20.2 112,333 12.8 (注)1. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 2. 本田技研工業株式会社及び株式会社本田技術研究所は、本田技研工業株式会社が2020年4月1日付で株式会社本田技術研究所の四輪商品開発機能を承継したため、主要な顧客ごとの情報については、合わせて記載しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する 認識及び分析・検討内容 当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は、次のとおりであります。 a.財政状態の状況 財政状態の状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態」をご参照ください。 b.経営成績の状況 (売上高) 当事業年度の売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響により、一部顧客の休業要請やトレーニングサービスの開催延期などの影響が生じました。この結果、売上高は前期比10.1%減の877,186千円となりました。 ( 売上総利益 ) 当事業年度の売上原価は、成長に向けた投資活動に注力したことにより、売上原価率が4.2ポイント増加した一方で、売上高の減少に伴い、同3.5%減の527,085千円となりました。この結果、売上総利益は同18.6%減の350,100千円となりました。 (営業利益) 当事業年度の販売費及び一般管理費は、事業拡大に向けた増員等により同7.5%増の260,789千円となりました。この結果、営業利益は同52.4%減の89,311千円となりました。 (経常利益) 当事業年度の営業外収益は、助成金収入の増加により同343.8%増の10,803千円となりました。この結果、経常利益は同47.3%減の100,114千円となりました。 (当期純利益) 当事業年度の法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額を含む。)は、同36.8%減の31,468千円となりました。…