事業の内容
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(1) 被取得企業の名称及びその事業の内容 被取得企業の名称 Aadi Subsidiary, Inc. 事業の内容 医薬品の研究開発・「FYARRO」の販売 (2) 企業結合を行った主な理由 当社は「長期経営計画 2031」に基づく海外展開戦略を具体的に進めており、既に米国での自社開発を開始しております。また、並行して米国市場での自社販売体制の構築を進める中で、本件買収によりアーディ社を米国市場での自社販売体制の中心に位置付け、グローバルな医療ニーズに応えるための基盤構築を格段に加速させてまいります。アーディ社は、希少疾病の「局所進行した切除不能/転移性の悪性血管周囲類上皮細胞腫瘍」の治療薬である「FYARRO」を販売しております。「FYARRO」はナノアルブミン結合技術を用いた製品であり、FDA(米国食品医薬品局)より希少疾病用医薬品に指定されています。当社は、本件買収により、「FYARRO」及び米国販売拠点に加えて、アーディ社が有する希少疾病用医薬品の販売プラットフォームや販売ノウハウを獲得します。現在、米国において自社で開発を進めている難治性脈管奇形の治療薬である「KP-001」に「FYARRO」の販売知見を活用し、米国自社販売を推進してまいります。 (3) 企業結合日 2025年3月26日 (4) 企業結合の法的形式 現金を対価とする株式取得 (5) 結合後企業の名称 Aadi Bioscience, Inc. Aadi Subsidiary, Inc.は買収完了後、商号を変更しております。 (6) 取得した議決権比率 100% (7) 取得企業を決定するに至った主な根拠 当社連結子会社が現金を対価として株式を取得したためであります。 2 連結財務諸表に含まれる被取得企業の業績の期間 当連結会計年度においては貸借対照表のみを連結しているため、連結損益計算書に被取得企業の業績は含まれておりません。 3 被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳 取得の対価 現金 15,538百万円 取得原価 15,538 4 主要な取得関連費用の内容及び金額 アドバイザリー費用等 1,390百万円 5 発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間 (1) 発生したのれんの金額 13,223百万円 なお、当連結会計年度末においては、取得原価の配分が完了していないため、のれんの金額は暫定的に算定された金額であります。 (2) 発生原因 株式取得時の純資産が取得原価を下回ったため、その差額をのれんとして認識しております。 (3) 償却方法及び償却期間 効果の発現する期間において、均等償却する予定であります。なお、償却期間については、取得原価の配分の結果を踏まえて決定いたします。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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(1) 経営方針 当社グループは「一人でも多くの方に笑顔を取りもどしていただくために、優れた医薬品の提供を通じて患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上につとめる」を企業理念として、株主の皆様から負託された企業活動を行うにあたり、経営の基本方針として次の三つの方針を掲げております。この基本方針に則り、企業価値の最大化をはかり、ステークホルダーの信頼と期待に応えてまいります。 ① 患者さんと医療関係者のニーズに即した、有用な医薬品の創製・提供につとめる。 ② 医薬品企業としての社会的責任を自覚し、高い倫理観をもって企業活動を行い、社会から信頼される企業をめざす。 ③ 社員がその仕事に歓びと誇りをもち、活力あふれる存在感のある企業をめざす。 (2) 経営環境 製薬業界を取り巻く環境は日々急速に変化し、厳しさを増しております。国内医薬品事業におきましては、高齢化社会の進行等によって国の医療財政が逼迫する中、ジェネリック医薬品使用促進策や長期収載品の薬価見直しをはじめとする薬価制度の抜本改革等の様々な医療費抑制策が実施されており、製薬企業は社会的使命を果たすため、より一層効率性を高めながら画期的新薬を創出し、医薬品の安定供給を続けていくことが求められております。 研究開発においては、難病や希少疾患等に対するアンメットメディカルニーズが高まり、創薬研究の対象は病因・病態の難解な疾患や新たなモダリティへと広がりを見せ、画期的新薬を創出するための研究開発費用と難易度はますます増大しております。さらに、国内外の企業との開発品の導入や販売提携等の交渉についても競争が激化しており、その費用も高額化しております。 このような状況下において、私たちは、社員一人ひとりの成長によって組織力の最大化をはかるべく人材育成に注力するとともに、高い有効性と安全性を有し需要が見込める医薬品を効率よく創出・販売できる体制の構築、研究開発への積極的な投資を進めておりま す。また、2025年3月に買収が完了し連結子会社となったアーディ社を米国市場での自社販売体制の中心に位置付け、グローバル展開を加速させて新たな成長機会の獲得をめざしております。
対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約969文字
(4) 会社の対処すべき課題 当社グループが企業価値の最大化をめざし、社会から信頼される企業であり続けるため、対処すべき当面の課題は、次のとおりであります。 ① 研究開発及び導出入活動への重点投資 当社グループの成長には新薬の継続的な上市が不可欠である一方、新薬創出の難易度の高まりによる研究開発費用の増加や導出入活動の競争激化による投資金額の増大が見込まれます。このような状況の下、資源投入の集中と研究開発の効率化をめざし、資本効率や投資体力を勘案した資源投入、3領域(免疫系・神経系・感染症)を柱とした研究開発テーマへの集中投資、国内外の企業・研究機関との共同研究や戦略的提携等を積極的に進めることにより、パイプラインの充実をはかり、世界に通用する画期的新薬の継続的な上市をめざしてまいります。また、アーディ社を米国市場での自社販売拠点とし、グローバルな医療ニーズに応えるための基盤構築を加速させて海外展開や適応拡大にも積極的に取り組んでまいります。 ② 営業基盤の強化 営業面では、皮膚科領域、整形外科領域等の当社グループが強みを持つ領域でのプレゼンスをより一層高め、各領域における製品価値の最大化をはかってまいります。また、製品特性と領域に沿った人員配置・組織開発・教育研修を進め、積極的にICTを活用してリアルとデジタルを融合させることにより、医療現場のニーズの変化や制度の変更に柔軟に対応した付加価値の高い情報を提供してま いります。2025年3月には医療関係者向けウェブサイトをリニューアルし、会員制コンテンツを含む「KAKEN Medical Pro」を開設いたしました。デジタル技術を介した情報提供プラットフォームとして、医療関係者の皆様のニーズに即したソリューションを創出してまいります。 ③ 人材育成 人材育成は企業経営の根幹であり、社員一人ひとりの成長が当社グループの持続的成長につながると考えております。イノベーティブなチャレンジの奨励と人を活かすマネジメントを推進することにより全社員の生産性を高め、次世代のリーダーやグローバルで成果を出せる人材の育成を行ってまいります。また、新たな働き方に対して柔軟に対応し、全社員のエンゲージメントを高めて持てる力を十分に発揮できるよう、働く環境の整備を進めてまいります。
経営成績・財政状態の概況
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4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループの当連結会計年度の業績は、増収増益となりました。売上高は94,035百万円(対前年同期比30.5%増)、営業利益は21,034百万円(対前年同期比121.1%増)、経常利益は21,279百万円(対前年同期比113.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は13,945百万円(対前年同期比73.8%増)となりました。なお、研究開発費につきましては、18,725百万円(対前年同期比49.3%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 薬業 売上高は91,553百万円(対前年同期比31.5%増)、セグメント利益(営業利益)は19,659百万円(対前年同期比141.5%増)となりました。 なお、海外売上高は26,609百万円(対前年同期比311.0%増)となりました。 不動産事業 不動産事業の主たる収入は文京グリーンコート関連の賃貸料であります。売上高は2,481百万円(対前年同期比2.1%増)、セグメント利益(営業利益)は1,375百万円(対前年同期比0.1%増)となりました。 当連結会計年度末の総資産は、前期末比18,799百万円増加し、190,422百万円となりました。これは主に、アーディ社取得によるのれんの増加によるものであります。 当連結会計年度末の負債合計は、前期末比9,919百万円増加し、37,787百万円となりました。これは主に、未払法人税等の増加によるものであります。 正味運転資本(流動資産から流動負債を控除した金額)は、81,023百万円であり、流動比率は366.9%で財務の健全性は保たれております。 当連結会計年度末の純資産合計は、前期末比8,879百万円増加し、152,634百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加によるものであります。 自己資本比率は、80.2%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ4,760百万円増加し、70,085百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比ベ27,203百万円収入が増加し、29,780百万円の収入となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益によるものであります。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1303文字
3 報告セグメントごとの売上高、利益、資産及びその他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 ) 報告セグメント 調整額 (百万円) (注)1 連結財務諸表 計上額 (百万円) 薬業 (百万円) 不動産事業 (百万円) (百万円) 売上高 商品及び製品の販売 67,958 67,958 67,958 製品の販売等に関する ライセンス契約 1,654 1,654 1,654 顧客との契約から生じる 収益 69,613 69,613 69,613 その他の収益 2,430 2,430 2,430 外部顧客への売上高 69,613 2,430 72,044 72,044 セグメント間の内部売上高 又は振替高 69,613 2,430 72,044 72,044 セグメント利益 8,140 1,373 9,513 9,513 セグメント資産 86,015 9,777 95,792 75,830 171,623 その他の項目 減価償却費 (注)2 2,853 321 3,174 3,174 のれんの償却額 157 157 157 有形固定資産及び無形固定 資産の増加額 (注)2 7,937 7,946 7,946 (注) 1 セグメント資産の調整額75,830百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であり、主に報告セグメントに帰属しない余資運用資金であります。 2 減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、長期前払費用が含まれております。…