事業の内容
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/ 原文長 約4695文字
3 【事業の内容】 当社グループは当社及び連結子会社3社(株式会社アイキューブドベンチャーズ、アイキューブド1号投資事業有限責任組合、10KN COMPANY LIMITED)の計4社で構成されております。パーパスを「笑顔につながる、まだ見ぬアイデア実現の母体となる」、提供価値を「デザインとエンジニアリングの力で、挑戦を支える」と定義した上で、「挑戦を、楽しもう。」をブランドスローガンに掲げ、挑戦的な文化を醸成し、ITを軸とした様々な挑戦を積極的に進めていく企業を目指しております。 当社グループは、企業や教育、医療の現場において活用が進むモバイル端末を、一元的に管理・運用するためのマネジメントサービスをSaaS(Software as a Service)として提供する「CLOMO事業」及びCVCやM&Aを通じた投資活動によって当社グループの持続的な成長を目指す「投資事業」を運営しており、詳細は以下のとおりであります。 なお、これらの区分はセグメントと同一の区分であります。 (1) CLOMO事業 CLOMO事業は、法人向けモバイル端末(iPad等のタブレット、iPhoneやAndroid等のスマートフォン、モバイルPC)を、一元的に管理・運用するサービス「CLOMO MDM」をライセンス形式で提供しております。さらに、モバイル端末向けアプリケーション「CLOMO SECURED APPs」のライセンスや、MDMに関連するオプションサービスも販売しております。 これらのサービスはクラウドを介してSaaSとして提供しております。クラウド上でのソフトウェア管理により多くの顧客に対応でき、ビジネス規模の拡大によるスケールメリットを享受できる収益構造となっております。また、月額や年額で定額課金するサブスクリプション型を採用しており、サービスの提供開始後は解約や契約ライセンス数の減少がない限り、毎月安定した収益を積み上げることができます。この安定した収益基盤により、事業の成長を目指しております。 CLOMO事業では、主に販売パートナー(携帯電話販売会社や携帯電話販売代理店等)を通じて、最終ユーザーである法人顧客にサービスを提供しております。販売パートナーは、当社が顧客に提供する利用ライセンス数に応じたライセンス使用料を顧客に請求し、当社は販売パートナーに対して、利用ライセンス数に応じたライセンス使用料を請求しております。 販売パートナーへの支援活動としては、 製品に関する勉強会を定期的に開催し、必要に応じて当社のテクニカルコンサルタントが販売パートナーの営業スタッフに同行して商談をサポートしております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約1428文字
(3) 経営環境と経営戦略 当社グループの主軸事業であるCLOMO事業は、MDM市場(モバイル端末管理市場)に属しております。MDM市場全体の市場規模は、2023年においては178億円(前年比10.4%増)、2027年までに250億円まで成長する見通し(注1)であることから、CLOMO事業に関しても継続的な成長を見込んでおります。 マーケットの状況としては、3G停波(注2)に伴うフィーチャーフォン(従来型携帯電話)の生産終了、PHSのサービス終了等により、企業や医療機関においてスマートフォンの導入が加速しております。 また、スマートフォン以外では、DXの促進に伴って業務専用端末の管理需要が増加しており、MDMの管理対象となる端末の種類は拡大しております。さらに、PC資産管理ソフトウェアについては従来のオンプレミス型からSaaS型への移行が進み、モバイル端末とPCの統合管理の需要が増加しております。このように、CLOMO事業は業務専用端末管理市場やPC資産管理市場にも成長領域を拡大しており、充分な開拓余地が残されていると考えております。 当社グループとしては、そのような状況からより多くの顧客を獲得するため、製品開発活動では、生産性の向上による原価の低減と、管理対象端末の種類増加に対応するための機能開発及び他社製品との連携による付加価値の向上に引き続き注力してまいります。また、営業活動では、全国7箇所の営業拠点網を通じて地方の販売パートナーとの連携を強めます。さらに、CLOMO MDMとしての販売に加えて、OEM提供先サービスの拡大による顧客基盤の拡大を図り、引き続き売上成長スピードの加速に取り組んでまいります。 2025年6月期においては、NEXT GIGA(注3)による小中学校におけるMDM需要の増加が見込まれております。この需要に応えるため、文教市場に強みを持つ販売パートナーとの協業を通じて、さらなる市場シェアの拡大を図ってまいります。さらに、ISMAPに登録された信頼性の高いサービスであるという強みを活かし、政府や行政機関を含む幅広いお客様に対して、CLOMOサービスの導入を積極的に促進してまいります。 (注)1. 出典 デロイト トーマツ ミック経済研究所「ハイブリッドワークの最適解をもたらす コラボレーション・モバイル管理ソフトの市場展望 2023年度版(https://mic-r.co.jp/mr/02880/)」2023年度市場規模・2027年度市場規模予測。 2. 携帯キャリア各社が第3世代移動通信方式(3G)のサービス提供を順次終了する予定となっております。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2017文字
(4) 当社グループ の対処すべき課題 ① MDM市場におけるシェアの拡大 CLOMO事業が属するMDM市場は、スマートフォンのビジネス利用の増加に加えて、モバイルPCや業務専用端末など、新たなMDMの活用シーンの拡大によって成長を遂げており、当社グループも導入法人数、ライセンス数の増加により収益基盤が拡大しております。 一方で、近年では海外製品の国内参入などを背景に、市場における競争優位性の確保に対する重要性が高まっております。 このような中で、CLOMO事業のMDM市場におけるシェアを拡大させるためには、当社グループの技術開発力をベースにした高機能化、周辺機能の追加、複数種類の端末の管理機能拡充などにより、アップセルとクロスセルを高め、顧客単位の売上増加・コスト減少に取り組んでいく必要があると考えております。加えて顧客の信頼を厚くするためのサポート体制の充実による高い継続率の維持に取り組んでまいります。 また、クラウドを利用したSaaSサービスであるため、顧客の予期せぬ急増や、一度に多量のライセンスを受注した場合においても、当社グループは新規で物理的なサーバー機器を調達、構築する必要がないことから円滑に対応でき、当社グループに大きな負担はありません。導入までのサポートを大きな負荷無く短期間で済ませることで、成長の一層の加速に取り組んでまいります。 ② 開発体制の強化 CLOMO事業の拡大に向けては、多様化する顧客ニーズへ対応し、さらなる新機能の開発を進めていくことが課題と考えております。近年の国内におけるITエンジニアの採用環境については、売り手市場の継続により厳しい状況となっております。このような状況への対応として、エンジニアが成長し充実した仕事・生活ができる実感をもてるような環境を作り、それを対外的にアピールする機会を増やすことで、エンジニアにとって魅力的な職場としての認知を広めていきたいと考えております。また、エンジニアの成長機会を増やすため、社内勉強会の開催や、オンライン上で開催される社外勉強会への登壇、企業やコミュニティで開催するエンジニア向け年次カンファレンスを中心に積極的に参加してまいります。 さらに、M&Aを通じた開発人員の増強や、海外におけるオフショア開発先の開拓など、外部リソースを活用した抜本的な開発体制の強化に取り組んでまいります。当連結会計年度においては、ベトナムに拠点を置くソフトウェア開発会社を子会社化し、中長期的な開発リソースの確保・強化が進んでおります。 ③ 品質保証体制の強化 顧客に提供するサービスを構成するソフトウェアについては、サービス品質向上に向けた様々な施策を実施してきた結果、顧客満足度の向上によるユーザーの定着が進んでおります。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約7293文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績の状況 当連結会計年度の経済環境は、日経平均株価が史上最高値を記録するなど景気回復に向けた動きが見られた一方で、ウクライナ情勢及びイスラエル情勢の長期化、日米の金融政策の動向などに対する懸念が存在し、先行き不透明な状態が続きました。 このような市場環境の中、当社グループは、 パーパスを「笑顔につながる、まだ見ぬアイデア実現の母体となる」、提供価値を「デザインとエンジニアリングの力で、挑戦を支える」と定義した上で、「挑戦を、楽しもう。」をブランドスローガンに掲げ、挑戦的な文化を醸成し、ITを軸とした様々な挑戦を積極的に進めていく企業を目指しております。 当社グループは、企業、教育、医療の現場で活用されるモバイル端末の一元管理・運用を行うSaaS(Software as a Service)を提供する「CLOMO事業」を主軸に展開しております。また、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)やM&Aを通じた投資活動により、グループの持続的成長とスタートアップ企業の新たな価値創造を支える「投資事業」を運営しております。 また、当社グループは、 当連結会計年度において10KN COMPANY LIMITEDの全株式を取得し、子会社化しました。 同社は、ベトナム(ハノイ市)に拠点を置く開発会社であり、豊富な経験と高い開発スキルを有する若きエンジニアを数多く揃え、日本企業向けのシステム、WEB、アプリケーション等の受託開発案件も手掛けております。同社を迎えいれることで、当社グループの中長期的な開発リソースを強化するとともに、さらなる事業拡大を目指してまいります。 当連結会計年度の経営成績については、主軸事業であるCLOMO事業において、OEM提供を通じた新規顧客の獲得が進んだ結果、売上高が前年同期比で増加しました。CLOMO事業の売上原価は、前連結会計年度において製品開発力の増強を目的に、新たに開拓した委託先企業と積極的に開発投資を進めたことで、ソフトウェア製品のリリースが増加した結果、減価償却費を中心に前年同期比で増加しました。投資事業の売上原価は、当社グループのCVCを通じた投資先の評価損が発生した結果、前年同期比で増加しました。販売費及び一般管理費は、当連結会計年度においては、企業の持続的成長を目的に新卒人材を中心とした採用計画を進めており、中途採用に係る人材紹介費用等が減少したものの、M&Aに係る諸費用等が発生したことにより前年同期比で増加しました。…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約935文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2022年7月1日 至 2023年6月30日 ) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注)1 連結財務諸表 計上額(注)2 CLOMO事業 投資事業 売上高 外部顧客への売上高 2,665,041 2,665,041 2,665,041 セグメント間の内部 売上高又は振替高 2,665,041 2,665,041 2,665,041 セグメント利益 又は損失(△) 634,355 △ 15,666 618,689 618,689 セグメント資産 3,423,187 388,224 3,811,411 △ 412,000 3,399,411 その他の項目 減価償却費 177,706 177,706 177,706 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 348,059 348,059 348,059 (注)1.セグメント資産の調整額は、セグメント間の債権債務相殺消去であります。 2.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と一致しております。 当連結会計年度(自 2023年7月1日 至 2024年6月30日 ) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注)1 連結財務諸表 計上額(注)2 CLOMO事業 投資事業 売上高 外部顧客への売上高 2,949,083 2,949,083 2,949,083 セグメント間の内部 売上高又は振替高 2,949,083 2,949,083 2,949,083 セグメント利益 又は損失(△) 763,328 △ 71,165 692,162 692,162 セグメント資産 3,826,596 312,242 4,138,838 △ 529,600 3,609,238 その他の項目 減価償却費 317,055 317,055 317,055 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 295,069 295,069 295,069 (注)1.セグメント資産の調整額は、セグメント間の債権債務相殺消去であります。 2.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と一致しております。