事業の内容
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/ 原文長 約4772文字
3【事業の内容】 「この国のものづくりを置き去りにする」という経営理念のもと、3次元CADデータ技術を用いて「樹脂を素材とする3Dプリンター」と「金属を素材とする砂型鋳造」の両成型法を利用、発展させながら、製造業を中心に幅広い業種の「試作品」から「最終製品」づくりをトータルサポートすることを主たる事業としております。 当社の事業は、3Dプリンター出力事業と鋳造事業から構成されており、報告セグメントの区分も当該事業によっております。2つの事業を持つことで、3次元CADデータのノウハウを共有するだけでなく、人員のローテーションや設備の共同利用など社内のハード・ソフト資源を有効に活用することが可能になります。 3Dプリンター出力事業につきましては、製品開発を行っている顧客に対して試作品を3Dプリンターで作製し、提供するサービスを行って おり、装置のメンテナンスから3次元CADデータの特殊処理まで、製造メーカーと受託サービス会社が持つ一連のノウハウを有しながら、年中無休の稼働体制、無料造形サービス等、顧客のニーズに応じた取組みを行っております。 鋳造事業につきましては、多品種少量生産に適した砂型鋳造法を採用しております。また、多くの鋳造業者が鋳造以外の工程の外注化を図っているのに対し、当社では木型、鋳造、熱処理、機械加工、検査まで一貫した製造工程を内製化したことにより、顧客メーカーの要求に応える安定した製品品質と短納期化を実現しております。従来の「伝統の職人技」と言える部分を精緻な3次元CADデータの取り込みなどを通して、砂型鋳造の精度をダイカスト法(注1)と同等レベルまで向上させたことで、試作品のみならず最終製品の受託も手掛けております。また、最終製品と同素材の試作品を顧客に販売することで、製品に対する需要を把握するテストマーケティングにも利用されております。 平成27年には、GEセンシング&インスペクション・テクノロジーズ株式会社製の産業用CTを国内で初めて導入し、自動車や航空宇宙分野で求められる厳しい品質検査体制を構築すると同時に、製品評価やリバースエンジニアリング(注2)等の高度な受託測定サービスを展開しております。 このように品質検査体制と短納期を強みとして、一部の完成車メーカーからTier1(注3)企業として選定されています。 [事業系統図] (注)1.ダイカスト法 金型鋳造法のひとつで、金型に溶融した金属を圧入することにより、高い寸法精度の鋳造品を短時間に大量に生産する鋳造方式のことです。 2.リバースエンジニアリング 物体をCTスキャンしてデータをコンピュータに取り込み、そのデータから物体形状のCADデータを再構築することです。 3.Tier1 メーカーに部品を直接納入する一次サプライヤーのことです。一次請負とも言われています。 4.…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約2054文字
3【対処すべき課題】 当社が、事業推進上重要課題と認識している点は、以下のとおりであります。 (1)グループ資源の融合・活用 近年の3Dプリンターに対する需要の拡大をきっかけに、金属を素材とした3Dプリンターによる造形が課題となっており、当社も取り組んでおりますが、黎明期であり、実用可能な段階には至っていない状況が続いております。 これに対し、3Dプリンターと鋳造を事業として持つ当社の特色を生かし、今後、砂型鋳造で使われる木型を介さず、3Dプリンターでの鋳型を作製する砂型鋳造法を確立することで、金属鋳造への3Dプリンターの応用を進めていくことに取り組んでまいります。 (2)マグネシウム鋳造の受注拡大 当社は、素材の軽量化に寄与するマグネシウム鋳造に注力し始めております。自動車や航空宇宙分野においては、素材の軽量化はそのまま作製物の軽量化につながり、メーカーにとって重要な課題となっております。当社では、一般的なマグネシウム合金よりも強度等が優れている特殊マグネシウム合金(以下「MEL合金」という。)を製造しているMEL社(Magnesium Electron Ltd.英)と材料仕入に関するライセンス契約を平成24年3月に締結しており、同素材は、砂型鋳造法にのみ使用可能となっております。MEL合金は、F1用車両や軍事用輸送機など特殊分野への用途が広がっていることから、今後、MEL合金を含めたマグネシウム鋳造による受注拡大に努めてまいります。 (3)多種合金への展開 当社はこれまで砂型鋳造法の精度を高めることで、試作品から製品分野へ対応範囲を拡大してきましたが、さらに素材の面におきましても、顧客メーカーのニーズに応えるために、これまで使用してきたアルミニウム合金・マグネシウム合金に加えて、平成28年11月より鋳鉄の取扱いを開始いたしました。今後、鋳鋼・銅合金などの取扱いも検討いたします。また、アルミニウム、マグネシウムの中でも強度等が向上した新たな配合の同合金材料の採用により、さらに幅広い市場を開拓することに取り組んでまいります。 (4)産業用CTの事業化 当社は産業用高性能CTを導入し、現品そのものの内部構造を撮像・検査することによる品質検査に平成27年6月から取り組んでおります。また、これを応用してスキャンした物体の形状から三次元CADデータを得ることで、3Dプリンターでの試作品や砂型鋳造での木型の作製に応用する、ものづくりにおけるリバースエンジニアリングが可能となりました。 今後、産業用CTへのニーズが高まると考え、保有するCTの製造元であるGEセンシング&インスペクション・テクノロジーズ株式会社と業務提携し、平成29年4月より産業用高性能CTの販売業務を開始することにより、CT事業の受注拡大に努めてまいります。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2054文字
3【対処すべき課題】 当社が、事業推進上重要課題と認識している点は、以下のとおりであります。 (1)グループ資源の融合・活用 近年の3Dプリンターに対する需要の拡大をきっかけに、金属を素材とした3Dプリンターによる造形が課題となっており、当社も取り組んでおりますが、黎明期であり、実用可能な段階には至っていない状況が続いております。 これに対し、3Dプリンターと鋳造を事業として持つ当社の特色を生かし、今後、砂型鋳造で使われる木型を介さず、3Dプリンターでの鋳型を作製する砂型鋳造法を確立することで、金属鋳造への3Dプリンターの応用を進めていくことに取り組んでまいります。 (2)マグネシウム鋳造の受注拡大 当社は、素材の軽量化に寄与するマグネシウム鋳造に注力し始めております。自動車や航空宇宙分野においては、素材の軽量化はそのまま作製物の軽量化につながり、メーカーにとって重要な課題となっております。当社では、一般的なマグネシウム合金よりも強度等が優れている特殊マグネシウム合金(以下「MEL合金」という。)を製造しているMEL社(Magnesium Electron Ltd.英)と材料仕入に関するライセンス契約を平成24年3月に締結しており、同素材は、砂型鋳造法にのみ使用可能となっております。MEL合金は、F1用車両や軍事用輸送機など特殊分野への用途が広がっていることから、今後、MEL合金を含めたマグネシウム鋳造による受注拡大に努めてまいります。 (3)多種合金への展開 当社はこれまで砂型鋳造法の精度を高めることで、試作品から製品分野へ対応範囲を拡大してきましたが、さらに素材の面におきましても、顧客メーカーのニーズに応えるために、これまで使用してきたアルミニウム合金・マグネシウム合金に加えて、平成28年11月より鋳鉄の取扱いを開始いたしました。今後、鋳鋼・銅合金などの取扱いも検討いたします。また、アルミニウム、マグネシウムの中でも強度等が向上した新たな配合の同合金材料の採用により、さらに幅広い市場を開拓することに取り組んでまいります。 (4)産業用CTの事業化 当社は産業用高性能CTを導入し、現品そのものの内部構造を撮像・検査することによる品質検査に平成27年6月から取り組んでおります。また、これを応用してスキャンした物体の形状から三次元CADデータを得ることで、3Dプリンターでの試作品や砂型鋳造での木型の作製に応用する、ものづくりにおけるリバースエンジニアリングが可能となりました。 今後、産業用CTへのニーズが高まると考え、保有するCTの製造元であるGEセンシング&インスペクション・テクノロジーズ株式会社と業務提携し、平成29年4月より産業用高性能CTの販売業務を開始することにより、CT事業の受注拡大に努めてまいります。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1404文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前事業年度(自 平成27年1月1日 至 平成27年12月31日) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注1) 財務諸表 計上額 (注2) 3Dプリンター出力事業 鋳造事業 売上高 外部顧客への売上高 467,391 859,784 1,327,176 1,327,176 セグメント間の内部売上高又は振替高 467,391 859,784 1,327,176 1,327,176 セグメント利益 123,565 302,378 425,944 △ 255,463 170,480 セグメント資産 344,007 615,925 959,933 401,020 1,360,953 その他の項目 減価償却費 31,904 51,803 83,707 6,620 90,328 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 128,244 267,623 395,868 37,769 433,637 (注)1.調整額は、以下のとおりであります。 (1)セグメント利益の調整額は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 (2)セグメント資産の調整額は、主に報告セグメントに配分していない全社資産であります。 (3)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、本社等の設備投資額であります。 (注)2.セグメント利益は、損益計算書の営業利益と調整を行っております。 当事業年度(自 平成28年1月1日 至 平成28年12月31日) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注1) 財務諸表 計上額 (注2) 3Dプリンター出力事業 鋳造事業 売上高 外部顧客への売上高 413,679 1,064,080 1,477,760 1,477,760 セグメント間の内部売上高又は振替高 413,679 1,064,080 1,477,760 1,477,760 セグメント利益 98,554 370,327 468,881 △ 329,217 139,664 セグメント資産 287,499 900,644 1,188,144 1,283,177 2,471,322 その他の項目 減価償却費 32,620 92,199 124,820 11,280 136,100 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 20,160 284,577 304,738 7,441 312,180 (注)1.調整額は、以下のとおりであります。 (1)セグメント利益の調整額は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 (2)セグメント資産の調整額は、主に報告セグメントに配分していない全社資産であります。 (3)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、本社等の設備投資額であります。 (注)2.…