事業の内容
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/ 原文長 約6296文字
3【事業の内容】 当社グループは、当社(アルコニックス株式会社)、連結子会社61社、関連会社3社、非連結子会社1社により構成されており、アルミ、銅、ニッケル、レアメタル・レアアース等の各種製品並びにそれらの原材料の輸出、輸入及び国内取引の業務を行うほか、金属加工を中心とした製造業への事業拡大を行っています。特に近年、製造業のM&A、事業投資に注力した結果、利益面で製造業の比率が飛躍的に高まっており、商社機能と製造業を融合した新しい企業集団の形成が進んでおります。 当社グループの報告セグメント及びその事業内容 <商社流通> 「電子機能材事業」は、日本企業が世界をリードする電子材料・部品分野であり、特に、需要が拡大するスマートフォン、タブレット端末、電気自動車並びにハイブリッド車や、IT関連機器等に使用される電子部品、化合物半導体、結晶材料、またこれら材料の生産に不可欠なレアメタル(チタン、タングステン、モリブデン、レアアース等)の取扱いを行っております。とりわけ当社グループにおけるレアメタルの取扱いは他の企業とは異なり、原料から材料・製品まで一貫して取扱っているのが特徴であります。 また、新たな商流、分野、素材による成長機会、及びモノづくり支援による成長機会の獲得を目的としてコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)とその運営子会社を設立いたしました。「先端・高成長分野での事業取組機会の確保」「素材、モノづくり分野での当社プレゼンスの拡大」「事業投資から生じる財務収益の取込み」をファンド運営の目的とし、将来有望なスタートアップ企業等に出資してまいります。 当セグメントには、当社の電子・機能材本部、海外ネットワーク機能としての現地法人のほか、チタン、タングステン、モリブデン、レアアース等レアメタルに特化し鉱石から地金、中間原料までを一貫して取扱う国内連結子会社であるアドバンストマテリアルジャパン株式会社に加え、CVC運営子会社であるアルコニックスベンチャーズ株式会社とCVCファンドのアルコニックスグローバルイノベーションファンド投資事業有限責任組合が所属しております。 「アルミ銅事業」は、歴史のある安定成長ビジネスとして多くの優良な取引先・商権を持つ「製品」と、世界的な地球温暖化防止、省エネルギーで脚光をあびる非鉄金属のリサイクル原料、再生原料を手掛ける「原料」が主要な事業であります。「製品」は国内市場においてはすでに成熟しておりますが、世界的な視点でみると自動車、家電、半導体向けの需要増加が見込まれており、将来性のある事業であります。 当セグメントでは主にアルミ圧延品、伸銅品、及びバルブ部品等の建設資機材の輸出、三国間取引及び国内取引を中心に事業を展開しております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約3064文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、昨年度に下記のパーパス・ビジョンを策定しました。 (パーパス・ビジョン) 本文 説明文 パーパス 《グループの存在意義》 どこかにいる、だれかの未来のために 当社グループが取り扱い、製造している原料・素材・製品の多くは、そのままでは用途が分からないものですが、全てが地球のどこかにいるだれかの豊か(well-being *)な未来のためのものであるという誇りを持っています。 *“Health is a state of complete physical, mental and social well-being.” (WHO憲章) ビジョン 《グループのありたい姿》 ヒトをつなぐ、モノをつなぐ、技術をつなぐ 当社グループは、“どこかにいる、だれかの未来のために”あらゆる機会をとらえ、ヒト、モノ、技術を縦横無尽につなぐ存在でありたいと考えています。 目指すべき「存在意義・ありたい姿」を明確にすると共に、上場企業として「資本コストや株価を意識した経営」という株主要請にも応え、グループの持続可能性を維持向上していく道筋を、方針・戦略としてグループ全体に明示すると共に、グループの全ての事業活動において、「パーパス・ビジョン適合性」「株主期待適合性」「戦略適合性」の3軸のバランスで議論し、「注力」「効率化」「変革」を判断、実行して参ります。 (2)当面の対処すべき課題の内容等 当社グループは昨年度に2030年度を最終年度とする6年間の「長期経営計画2030」を策定しました。また、「中期経営計画2024」最終年度である2026年度の数値目標につき、過年度実績及び足許の内外環境変化を踏まえ見直し、下記の数値目標の達成を目指します。 (数値目標) (「中計2024」2026年度目標数値見直し) 「長計2030」 当初目標 見直し後目標 2030年度目標 連結売上高 2,300億円以上 2,350億円 連結経常利益 110億円以上 100億円 150億円以上 EBITDA 160億円以上 157億円 ROE(株主資本利益率) 12%以上 10.6% 12%以上 ROIC(投下資本利益率) 6%以上 5.…
対処すべき課題
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/ 原文長 約3064文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、昨年度に下記のパーパス・ビジョンを策定しました。 (パーパス・ビジョン) 本文 説明文 パーパス 《グループの存在意義》 どこかにいる、だれかの未来のために 当社グループが取り扱い、製造している原料・素材・製品の多くは、そのままでは用途が分からないものですが、全てが地球のどこかにいるだれかの豊か(well-being *)な未来のためのものであるという誇りを持っています。 *“Health is a state of complete physical, mental and social well-being.” (WHO憲章) ビジョン 《グループのありたい姿》 ヒトをつなぐ、モノをつなぐ、技術をつなぐ 当社グループは、“どこかにいる、だれかの未来のために”あらゆる機会をとらえ、ヒト、モノ、技術を縦横無尽につなぐ存在でありたいと考えています。 目指すべき「存在意義・ありたい姿」を明確にすると共に、上場企業として「資本コストや株価を意識した経営」という株主要請にも応え、グループの持続可能性を維持向上していく道筋を、方針・戦略としてグループ全体に明示すると共に、グループの全ての事業活動において、「パーパス・ビジョン適合性」「株主期待適合性」「戦略適合性」の3軸のバランスで議論し、「注力」「効率化」「変革」を判断、実行して参ります。 (2)当面の対処すべき課題の内容等 当社グループは昨年度に2030年度を最終年度とする6年間の「長期経営計画2030」を策定しました。また、「中期経営計画2024」最終年度である2026年度の数値目標につき、過年度実績及び足許の内外環境変化を踏まえ見直し、下記の数値目標の達成を目指します。 (数値目標) (「中計2024」2026年度目標数値見直し) 「長計2030」 当初目標 見直し後目標 2030年度目標 連結売上高 2,300億円以上 2,350億円 連結経常利益 110億円以上 100億円 150億円以上 EBITDA 160億円以上 157億円 ROE(株主資本利益率) 12%以上 10.6% 12%以上 ROIC(投下資本利益率) 6%以上 5.…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約3077文字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 1.業績等の概要 (1)業績 当連結会計年度における世界規模の経済情勢では、米国政府の関税政策や北米を中心とするEV減速、不動産業界の低迷に端を発した中国国内経済の停滞、中国当局によるレアメタル・レアアースの輸出規制等が当社グループの経営に影響を及ぼす要因となりました。 当社グループとして関与の深い業界、市場においては、アルミや銅市況については下半期から緩やかに上昇、数量もアルミ圧延品や伸銅品共に前年度比では着実に増加、スクラップ市場についても需要は回復傾向です。ニッケルも第3四半期末から上昇基調に転じ、レアメタルもタングステンを中心に第2四半期から大幅上昇しました。半導体関連は、前年度の中国半導体国産化の動きによる製造装置・実装装置関連特需が消えたものの、下半期より世界的なデータセンター向け需要が旺盛となり、伸長しました。モビリティ関連は関税や北米EV減速影響等で完成車メーカーによりまだら模様の展開が続いている一方、安全保障の観点から航空・宇宙・防衛を担う重工業各社の部材需要が伸長しました。電池関連は、車載向けは北米EV減速影響で需要は踊り場に、スマホ・タブレット向けは需要回復傾向ながら、当社グループにおいてはモデルチェンジによる材料変更の影響が顕在化しつつあります。 このような環境のもと、当連結会計年度における当社グループの売上高は、アルミ・銅原料、半導体製造装置関連金属加工品、メッキ材料などの取引が寄与して電子機能材事業、アルミ銅事業、装置材料事業、金属加工事業の4セグメント全てで前期比増となりました。同期間におけるセグメント利益は、自動車関連部材不振の影響でアルミ銅事業、一部事業での事業構造改善費用増の影響で装置材料事業がそれぞれ前期比減となりましたが、ニッケルやレアメタルの市況上昇に加え取扱数量を伸ばした電子機能材事業、半導体関連や航空・宇宙・防衛関連で伸長した金属加工事業がそれぞれ前期比増となりました。 当連結会計年度における主な経営成績は次の通りであります。 前連結会計年度 (百万円) 当連結会計年度 (百万円) 前期比増減額 (百万円) 前期比増減率 (%) 売上高 197,004 219,720 22,715 11.5 営業利益 6,919 9,743 2,823 40.8 経常利益 7,528 8,947 1,419 18.9 親会社株主に帰属する 当期純利益 4,805 5,598 793 16.5 当連結会計年度におけるセグメントの業績は次の通りであります。また、各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおります。…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約1044文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント 合計 商社流通 製造 電子機能材 アルミ銅 装置材料 金属加工 売上高 顧客との契約から生じる収益 32,054 82,552 45,831 36,566 197,004 外部顧客に対する売上高 32,054 82,552 45,831 36,566 197,004 セグメント間の内部売上高又は振替高 2,087 1,114 485 267 3,955 34,141 83,667 46,317 36,833 200,960 セグメント利益 2,235 492 1,610 3,241 7,578 セグメント資産 40,399 75,983 48,043 41,882 206,309 その他の項目 減価償却費 151 161 1,537 2,628 4,478 のれんの償却額 24 250 60 335 受取利息 80 72 169 支払利息 419 341 55 156 973 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 49 1,328 3,221 3,292 7,891 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント 合計 商社流通 製造 電子機能材 アルミ銅 装置材料 金属加工 売上高 顧客との契約から生じる収益 39,763 90,601 48,428 40,926 219,720 外部顧客に対する売上高 39,763 90,601 48,428 40,926 219,720 セグメント間の内部売上高又は振替高 5,937 932 641 193 7,704 45,701 91,533 49,070 41,120 227,425 セグメント利益又は損失(△) 2,875 △ 65 1,482 4,630 8,922 セグメント資産 56,583 83,216 51,794 40,806 232,401 その他の項目 減価償却費 144 235 1,320 2,704 4,405 のれんの償却額 24 274 71 370 受取利息 55 64 11 135 支払利息 470 316 133 129 1,049 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 283 1,443 3,047 3,392 8,166
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約1637文字
2.最近2連結会計年度において総販売実績に対する販売割合が10%を超過する販売先はありません。 2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (2)当連結会計年度の経営成績の分析 ・財政状態 ①流動資産 当連結会計年度における流動資産は162,291百万円であり、前連結会計年度末比17,916百万円の増加となりました。主な内訳は受取手形及び売掛金、電子記録債権の増加4,734百万円、棚卸資産の増加10,480百万円、現金及び預金の増加2,774百万円であります。 ②固定資産 当連結会計年度における固定資産は60,136百万円であり、前連結会計年度末比7,876百万円の増加となりました。主な内訳は、有形固定資産の増加2,027百万円、及び投資その他の資産の増加6,194百万円であります。 ③流動負債 当連結会計年度における流動負債は120,429百万円であり、前連結会計年度末比17,233百万円の増加となりました。主な内訳は支払手形及び買掛金、電子記録債務の増加6,671百万円、短期借入金の増加10,897百万円、及びコマーシャル・ペーパーの減少1,998百万円であります。 ④固定負債 当連結会計年度における固定負債は22,055百万円であり、前連結会計年度末比1,070百万円の減少となりました。主な内訳は繰延税金負債の増加2,710百万円、長期未払金の減少1,773百万円、及び長期借入金の減少1,675百万円であります。 ⑤純資産 当連結会計年度における純資産は79,942百万円であり、前連結会計年度末比9,630百万円の増加となりました。主な内訳は利益剰余金の増加3,042百万円、為替換算調整勘定の増加397百万円、その他有価証券評価差額金の増加5,806百万円であります。 ・経営成績 ①売上高 当連結会計年度における売上高は219,720百万円(前期比11.5%増加)となりました。 ②売上総利益 当連結会計年度における売上総利益は30,625百万円(前期比17.7%増加)となりました。…