事業の内容
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/ 原文長 約2467文字
3【事業の内容】 当社は、電子部品のプリント基板 (注)1 (パッケージ基板 (注)2 を含む)、コネクター及びリードフレーム (注)3 等の接点・接続部位に使用される貴金属めっき薬品の開発、製造及び販売を主な事業内容としております。特にプロセスアドバイス及びアフターフォロー等までも含めた総合的な提案・提供を行っており、ユーザーのニーズに密着した製品の開発、製造及び販売に努めております。 当社は、1971年7月の会社設立以来、常にエレクトロニクス分野を最大のターゲットとしており、エレクトロニクス業界の伸長に伴い、プリント基板、コネクター及びリードフレーム用の金めっき薬品、銀めっき薬品、パラジウムめっき薬品を市場に送り出してまいりました。特に、製品開発においては海外からの技術導入に頼らない自社独自の開発技術体制で臨んでおり、長年にわたって技術の集積を行っております。 貴金属めっき技術は、表面処理技術の1つであり、貴金属を電気化学的に析出させる「電解めっき」と化学反応を利用して析出させる「無電解めっき」とに大別されます。当社の貴金属めっき薬品を方法別・貴金属別に分類しますと、次のようになります。 めっき方法 貴金属 種類 用途品目別区分 (主な最終製品) 電 解 軟質純金 プリント基板・半導体搭載基板 (注)4 (スマートフォン、パソコン、電子機器等) 硬質金 コネクター・マイクロスイッチ (スマートフォン、パソコン、電子機器等) パラジウム パラジウム合金 純パラジウム リードフレーム (スマートフォン、パソコン、電子機器等) 純銀 無電解 置換金 プリント基板・半導体搭載基板 (携帯電話、スマートフォン等) 還元金 プリント基板・半導体搭載基板 (サーバー、パソコン等) パラジウム 還元パラジウム プリント基板・半導体搭載基板 (携帯電話、スマートフォン等) 貴金属めっきの必要性について エレクトロニクス機器は、多くの部品を組み合わせて作られますが、個々の部品を接続していく工程(実装工程)で、不可欠なものが貴金属めっきです。高密度実装になるほど部品間の接続面積は小さくなり、接点のわずかな腐食、酸化が接続不良につながります。貴金属(金、銀、パラジウム)は、金属の中でも最も腐食、酸化されにくい金属で、実装工程での接点部に貴金属めっきを施すことにより実装部品の信頼性を高めることができます。 (注)1 プリント基板 絶縁物の板に薄い銅箔を貼付けた基板を、回路図にしたがって不必要な銅箔を取り去り、電子回路を構成したものをいいます。絶縁物にはベークライト、紙にフェノール樹脂をしみ込ませたもの、グラスファイバーに樹脂をしみこませたものなどが使われます。最近では、より小型化するために板を何枚も重ねた多層基板が主流になっています。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約1426文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。なお、当社は単一セグメントです。 (1)経営方針 IT社会は多様な産業に支えられていますが、日本が最も活躍している産業は、電子デバイスに必要とされる機能 性材料を供給しているファインケミカルの分野です。当社の主要製品である貴金属めっき薬品は、その機能性材料の一種であることから、当社はケミストリ(化学)を基礎に科学的に理論武装した製品で高機能・高収益を競う21世紀型のファインケミカル企業として競合他社との差別化を実現し、世界のデバイス市場で高い評価を受けるファインケミカルメーカーに成長することを目指しております。 (2)経営環境 当社が主力基盤とする半導体・電子部品市場は、グローバル規模での発展を維持しており、当社の販売先であるメーカーの多くは、この広大な市場に適応するために、新技術を生み出す開発力を競い合っています。 (3) 対処すべき課題と対策 ①技術開発力の強化 当社の競争相手は、貴金属めっき薬品業界だけでなく卑金属めっき薬品業界も含みます。したがって、貴金属めっき技術分野ではタイムリーな改良に対応できる技術開発力及び車載向けや産業機械向け等の新用途開拓に向けた技術力向上、さらに貴金属/卑金属にこだわらず、業界として技術的に未完成なテーマを厳選して完成に向けた開発を推進していくことが重要と考えます。 そのためには、当社の数倍の技術陣容を有する汎用めっき薬品メーカーにも対抗できるユニークな発想を持つ技術陣の育成が必要となります。引き続き、新分野に積極的にチャレンジする人材、資質の高い人材の採用と育成により、技術陣のレベルアップを実現し、開発力の強化を図ってまいります。 ②営業力の強化 ここ数年の当社の成長を支えてきたのは、先進国におけるパソコン・スマートフォン等のデジタル機器の普及でしたが、最近は飽和に近づいています。そのため、新しい市場、新しい事業分野に重点を置いた営業戦略を推進することが今後の成長に不可欠と考えております。当社製品の優位性をアピールし、景気動向、業界動向の波とは別にハイエンド製品のデファクトスタンダード化の推進(シェア獲得、粗利増大)、新規アプリケーションへの参入、海外市場に重点を置いた拡販等を図ります。加えて、新規技術開発の拠点として、重要電子機器メーカー、デバイスメーカーのR&D陣との交流ができるような会社間ネットワークの強化を行っていきます。 (4)目標の達成状況を判断するための経営指標 当社は、2021年3月期のROEは6.7%となり、前期比1.6ポイント悪化しております。詳細につきましては、「第一部〔企業情報〕第1〔企業の概況〕〔主要な経営指標等の推移〕自己資本利益率」をご参照ください。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約1426文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。なお、当社は単一セグメントです。 (1)経営方針 IT社会は多様な産業に支えられていますが、日本が最も活躍している産業は、電子デバイスに必要とされる機能 性材料を供給しているファインケミカルの分野です。当社の主要製品である貴金属めっき薬品は、その機能性材料の一種であることから、当社はケミストリ(化学)を基礎に科学的に理論武装した製品で高機能・高収益を競う21世紀型のファインケミカル企業として競合他社との差別化を実現し、世界のデバイス市場で高い評価を受けるファインケミカルメーカーに成長することを目指しております。 (2)経営環境 当社が主力基盤とする半導体・電子部品市場は、グローバル規模での発展を維持しており、当社の販売先であるメーカーの多くは、この広大な市場に適応するために、新技術を生み出す開発力を競い合っています。 (3) 対処すべき課題と対策 ①技術開発力の強化 当社の競争相手は、貴金属めっき薬品業界だけでなく卑金属めっき薬品業界も含みます。したがって、貴金属めっき技術分野ではタイムリーな改良に対応できる技術開発力及び車載向けや産業機械向け等の新用途開拓に向けた技術力向上、さらに貴金属/卑金属にこだわらず、業界として技術的に未完成なテーマを厳選して完成に向けた開発を推進していくことが重要と考えます。 そのためには、当社の数倍の技術陣容を有する汎用めっき薬品メーカーにも対抗できるユニークな発想を持つ技術陣の育成が必要となります。引き続き、新分野に積極的にチャレンジする人材、資質の高い人材の採用と育成により、技術陣のレベルアップを実現し、開発力の強化を図ってまいります。 ②営業力の強化 ここ数年の当社の成長を支えてきたのは、先進国におけるパソコン・スマートフォン等のデジタル機器の普及でしたが、最近は飽和に近づいています。そのため、新しい市場、新しい事業分野に重点を置いた営業戦略を推進することが今後の成長に不可欠と考えております。当社製品の優位性をアピールし、景気動向、業界動向の波とは別にハイエンド製品のデファクトスタンダード化の推進(シェア獲得、粗利増大)、新規アプリケーションへの参入、海外市場に重点を置いた拡販等を図ります。加えて、新規技術開発の拠点として、重要電子機器メーカー、デバイスメーカーのR&D陣との交流ができるような会社間ネットワークの強化を行っていきます。 (4)目標の達成状況を判断するための経営指標 当社は、2021年3月期のROEは6.7%となり、前期比1.6ポイント悪化しております。詳細につきましては、「第一部〔企業情報〕第1〔企業の概況〕〔主要な経営指標等の推移〕自己資本利益率」をご参照ください。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約5311文字
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この 財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。 詳細につきましては「第一部〔企業情報〕第5〔経理の状況〕〔財務諸表等〕重要な会計方針」をご参照ください。 なお、新型コロナウイルス感 染症拡大に伴う会計上の見積りについては、 「第一部〔企業情報〕第5〔経理の状況〕〔財務諸表等〕 追加情報」をご参照く ださい。 (2)財政 状態の状況 (単位:百万円) 2020年3月末 2021年3月末 増減額 主な増減理由 流動資産 7,699 8,096 396 売掛金+644、原材料及び貯蔵品 △ 255、 現金及び預金 △124 固定資産 4,945 8,053 3,108 投資有価証券+3,088 資産合計 12,645 16,149 3,504 流動負債 918 1,042 124 設備関係未払金 + 85 固定負債 975 1,857 882 繰延税金負債 + 949、長期未払金△67 負債合計 1,894 2,900 1,006 純資産合計 10,750 13,249 2,498 その他有価証券評価差額金 + 2,133 利益剰余金+324 負債純資産合計 12,645 16,149 3,504 当期末の総資産は 16,149百万円となり、前期比3,504百万円の増加となりました。 流動資産の残高は8,096百万円となり、前期比396百万円の増加となりました。これは主に売掛金が644百万円増加したものの、原材料及び貯蔵品が255百万円減少、現金及び預金が124百万円減少したことによるものであります。 固定資産の残高は8,053百万円となり、前期比3,108百万円の増加となりました。これは主に投資有価証券が3,088百万円増加したことによるものであります。 当期末の負債総額は2,900百万円となり、前期比1,006百万円の増加となりました。 流動負債の残高は1,042百万円となり、前期比124百万円の増加となりました。これは主に設備関係未払金が85百万円増加したことによるものであります。 固定負債の残高は1,857百万円となり、前期比882百万円の増加となりました。これは主に繰延税金負債が949百万円増加、長期未払金が67百万円減少したことによるものであります。 当期末の純資産は13,249百万円となり、前期比2,498百万円の増加となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が2,133百万円増加、利益剰余金が324百万円増加したことによるものであります。…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約77文字
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】 該当事項はありません。 (持分法損益等) 子会社及び関連会社が存在していないため記載しておりません。
主要な顧客・販売先
抽出本文
/ 原文長 約543文字
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先 前事業年度 当事業年度 販売高(千円) 割合(%) 販売高(千円) 割合(%) 兼松 株式会社 2,087,176 16.1 2,734,619 16.5 株式会社コタベ 1,678,882 12.9 2,075,277 12.5 3 最近2事業年度の主要な輸出先及び輸出販売高及び割合は、次のとおりであります。 なお、( )内は、総販売実績に対する輸出高の割合であります。 輸出先 第49期 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) 第50期 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) 韓国 1,270,761 19.2 1,380,859 15.3 台湾 1,665,349 25.1 2,547,207 28.3 シンガポール・マレーシア 2,061,795 31.1 3,065,541 33.9 中国 597,414 9.0 818,026 9.1 その他の地域 1,037,689 15.6 1,206,274 13.4 合計 6,633,010 (51.1%) 100.0 9,017,908 (54.3%) 100.0