事業の内容
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/ 原文長 約1220文字
3 【事業の内容】 日本化薬グループ(当社グループ)は、日本化薬㈱(当社)、子会社37社、関連会社10社より構成されております。当社グループの事業セグメントごとの主要な製品・サービス、及び主要な子会社・関係会社名は次のとおりです。 (モビリティ&イメージング事業領域) 事業セグメント 主要な製品・サービス 主要な子会社・関連会社 セイフティシステムズ エアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブ ・カヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s. ・化薬(湖州)安全器材有限公司 ・カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ,S.A. de C.V. ・カヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn.Bhd. ・ニッポンカヤクアメリカ, INC. ・ニッポンカヤクコリア Co., Ltd. ポラテクノ 液晶ディスプレイ用部材、液晶プロジェクター用部材、X線分析装置部材 ・無錫宝来光学科技有限公司 ・モクステック, Inc. ・デジマ テック B.V. ・デジマ オプティカル フィルムズ B.V. ・㈱ポラテクノ ・レイスペックLtd. (ファインケミカルズ事業領域) 事業セグメント 主要な製品・サービス 主要な子会社・関連会社 機能性材料 エポキシ樹脂、マレイミド樹脂、エポキシ樹脂用硬化剤、反応性難燃樹脂、アクリル酸エステル、レジスト用紫外線硬化型樹脂、MEMS用レジスト(液状並びにドライフィルムレジスト)、LCD・半導体用クリーナー、液晶ディスプレイ用シール剤、半導体製造装置(ラミネーター、リムーバー、マウンター、UV照射機) ・厚和産業㈱ ・㈱ニッカファインテクノ ・化薬化工(無錫)有限公司 ・カヤク アドバンスト マテリアルズ, Inc. ・テイコクテーピングシステム㈱ 色素材料 インクジェットプリンタ用色素、インクジェット捺染用染料、産業用インクジェットインク、イメージセンサー用材料、調光ガラス用二色性色素、近赤外線吸収剤、繊維用及び紙用染料、樹脂用着色剤、感熱顕色剤、顔料誘導体(シナジスト) ・㈱ニッカファインテクノ ・ニッポンカヤク(タイランド)CO., LTD.…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約1371文字
(1) 経営方針・経営戦略・経営指標等 当社グループは、企業ビジョンとして KAYAKU spirit「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」を掲げています。このビジョンのもと、2026年4月より開始した10ヶ年の長期経営計画「Evolution2035」では、当社グループのありたい姿を「KAYAKUの技術で人と地球の未来に安心・豊かさ・感動を」と定め、社会的価値と経済的価値の両立による持続可能な成長の実現を目指しています。 当社グループは、コーポレート・ガバナンス及びコンプライアンスを経営の基盤とするとともに、環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組みを重要な経営課題として位置付けています。日本化薬グループならではのKAYAKUの技術力と、長年にわたる事業運営を通じて蓄積してきた事業アセットに、従来の枠組みにとらわれない挑戦する企業文化を融合させることで、社会課題を解決し、安心・豊かさ・感動を生み出す製品、技術、サービスを創出し、持続的な企業価値向上を図っていきます。 「Evolution2035」では、10ヶ年を3つの中期経営計画期間(Phase)に区分し、2026年度から2028年度までの3ヶ年を「Evolution2035 Phase1」と位置付けています。Phase1においては、最終年度である2028年度において、売上高3,000億円、営業利益360億円、ROE10%以上、税引後ROIC7%以上の達成を目標としています。 これらの経営指標は、資本効率の向上及び持続的な成長力の強化を通じた中長期的な企業価値創造を測る重要な指標として設定しています。 Phase1における全社重点施策として、「強靭な事業ポートフォリオの構築」、「 KV25 取組みの実績化」、「キャッシュアロケーションの最適化」、「効率とスピードを高める組織運営の進化」、「人的資本への戦略的投資」の5項目を定めています。これらの施策は、事業競争力の強化に加え、サステナビリティを意識した経営基盤の高度化を同時に実現することを目的としており、計画的に推進してまいります。 特に、人的資本については、当社グループの持続的成長及び中長期的価値創造を支える最も重要な経営資源の1つと位置付けています。「人的資本への戦略的投資」においては、専門性の高度化、多様な人材の活躍推進、挑戦を促す組織風土の醸成などを通じて、従業員一人ひとりの能力及びエンゲージメントの最大化を図り、イノベーション創出力の強化につなげていきます。 また、当社グループは、持続的な成長の実現に向け、研究開発投資及び成長投資を継続的かつ積極的に実施していきます。研究開発分野においては、将来を見据え、既存事業の枠組みにとらわれない新たなビジネスの創出を目的として「未来Bizセンター」を新設します。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2105文字
(2) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当期の世界経済は、底堅い成長を維持しているものの、ロシア・ウクライナ戦争の長期化、中東情勢の緊張、米中対立の構造化などの地政学リスクによる不透明感が続いています。 モビリティ&イメージング事業領域においては、グローバルなモビリティ市場の動向に影響を受けます。EVからハイブリッドの再評価など常に状況は変化しているものの、安全性向上や快適さを追求する商品開発のニーズは高く、将来の中長期的な拡大が見込める有望な市場であります。 ファインケミカルズ事業領域においては、急速なデジタル技術の進歩により、次世代高速通信(5G/6G)デバイス等のデジタル機器の高機能化、AIサーバをはじめとするデータセンタ向けサーバの普及拡大及び自動車の高度電装化に伴う半導体関連部材のニーズが高まっております。また、印刷産業においては従来のアナログ印刷からデジタル化が進み、感熱顕色剤分野ではノンフェノール系の材料が求められるなど、環境対応へのニーズが高まっております。 ライフサイエンス事業領域においては、革新的創薬により我が国の健康寿命の延伸に寄与するとともに、医薬品の品質確保・安定供給を通じて、国民が安心して良質な医療を受けられる社会を次世代へと引き継いでいくことが求められています。これらの実現のために、医薬品の研究・開発・製造・供給を迅速かつ安定的に行うことが期待されています。一方で、医療費等の社会保障費の増加により財政が逼迫し、薬剤費を含む医療費の抑制政策がさらに厳しさを増すとともに、持続可能な医療の実現が課題となっています。また、世界人口が増え続け、食の安全保障の重要性が叫ばれる中で、食糧の増産と農業の環境負荷低減の双方に寄与する製品が求められています。これらの実現のために、環境にやさしい優れたアグロケミカルを、その技術・サービスとともに提供し、食糧供給を支え、持続可能な農業の発展に貢献し続けることが求められています。 このような状況の中、当社グループは2022年4月より開始した中期事業計画“ KAYAKU Vision 2025 ( KV25) ” が最終年度に入り、引き続き事業ごとに定めた「ありたい姿=Vision」の実現に向け、全社重要課題への取組みを進めました。 今後の当社グループを取り巻く経営環境は、地政学リスクや米国の関税引き上げ、原油価格の高騰などにより景気の下振れリスクがあります。 このような状況において、当社グループは事業環境の変化に対応し、株主価値を高める経営資本の最適化を進め、グローバルな成長市場で既存ビジネスの拡大と新事業・新製品の展開を加速させ、収益の拡大を図ってまいります。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約5852文字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりますが、その作成には経営者による会計方針の選択・適用と、資産・負債及び収益・費用の報告金額に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りにあたっては過去の実績などを勘案し合理的な判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性によりこれらの見積りと異なる場合があります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当社グループは2022年4月に開始した中期事業計画“ KAYAKU Vision 2025 ( KV25) ” の最終年度として、各事業において設定した「ありたい姿=Vision」の実現に向けたロードマップを着実に推進するとともに、その達成に資する全社重要課題への取り組みを進めてまいりました。 当連結会計年度の連結売上高は、モビリティ&イメージング事業領域、ファインケミカルズ事業領域、ライフサイエンス事業領域の全ての事業領域で前連結会計年度を上回り、 2,418億5千1百万円 と前連結会計年度に比べ 192億6千6百万円 (8.7%)増加 しました。 連結売上総利益は、 728億8千万円 となり、前連結会計年度に比べ 13億9千8百万円 (2.0%)増加 しました。 販売費及び一般管理費は、 504億2千6百万円 となり、前連結会計年度に比べ 6億5千4百万円 (1.3%)減少 しました。 連結営業利益は、 224億5千4百万円 となり、前連結会計年度に比べ 20億5千2百万円 (10.1%)増加 しました。営業利益率は、前連結会計年度に比べ0.1ポイント上昇し、 9.3%となりました。 営業外損益は、前連結会計年度に比べ 11億5千9百万円増加 し、 30億2千3百万円の利益 となりました。主な営業外損益の増加は為替差益 16億7千4百万円 であります。連結経常利益は、 254億7千8百万円 と前連結会計年度に比べ 32億1千1百万円 (14.4%)増加 しました。 特別利益は、前連結会計年度に比べ 58億2百万円増加 し、 96億6千1百万円となりました。 主な増加は投資有価証券売却益 55億8千1百万円 であります。特別損失は、前連結会計年度に比べ 25億7千1百万円減少 し、 15億4千6百万円となりました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1923文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント 合計 調整額 (注)1 連結財務諸表計上額 (注)2 モビリティ&イメージング事業領域 ファインケミカルズ事業領域 ライフサイエンス事業領域 売上高 外部顧客への売上高 91,376 66,206 65,001 222,584 222,584 222,584 セグメント間の内部 売上高又は振替高 196 196 196 △ 196 91,376 66,403 65,001 222,781 222,781 △ 196 222,584 セグメント利益 13,311 9,899 6,354 29,565 29,565 △ 9,163 20,401 セグメント資産 130,799 94,497 86,720 312,017 312,017 61,691 373,708 その他の項目 減価償却費 6,734 3,811 2,795 13,342 13,342 593 13,935 のれん償却費 142 142 142 142 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 9,040 12,632 4,846 26,519 26,519 1,079 27,598 (注) 1 調整額は以下のとおりであります。 (1)セグメント利益の調整額 △9,163百万円 には、各報告セグメントに配分していない全社費用△9,050百万円、セグメント間取引消去△112百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 (2)セグメント資産の調整額 61,691百万円 は、報告セグメントに配分していない全社資産61,836百万円及びセグメント間取引消去△144百万円が含まれております。全社資産は、主に親会社での余資運用資金(現金及び有価証券)及び長期投資資金(投資有価証券等)であります。 (3)減価償却費の調整額 593百万円 は、全社資産に係るものであります。 (4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額 1,079百万円 は、親会社本社の管理部門に係るものであります。 2 セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。…