3分で読める事業概要
有価証券報告書の記載内容をもとに、事業内容・主なサービス・確認ポイントを自動整理した参考情報です。
事業の概要
「Mirrativ」というスマートフォン向けライブ配信プラットフォームの運営・開発を行う企業です。特にゲーム実況や、視聴者が介入できる「ライブゲーミング」に注力しており、アバター(エモモ)を活用した独自のコミュニケーション体験を提供しています。また、関連事業としてインフルエンサーマーケティングや配信支援ツールの提供も展開しています。
主な事業領域
スマートフォン向けライブ配信プラットフォーム「Mirrativ」の運営・開発、および付随する広告・プロモーション、イベント企画、グッズ販売などの関連事業を展開。
主な製品・サービス
- ライブ配信プラットフォーム「Mirrativ」
- アバター機能「エモモ」
- ライブゲーミング(ゲームと実況の融合)
- インフルエンサーマーケティング(ぶいきゃす)
- 配信支援ツール(CastCraft)
ビジネスモデル
「Mirrativ」内でのデジタルコンテンツ(エモモアイテム、ランキング等)の販売によるアプリ課金収入が主軸。また、プラットフォーム上での広告掲載や企業へのプロモーション支援による広告収入も得ている。
セグメント・事業構成
ミラティブ事業を主要な事業としており、他の事業セグメントの重要性は乏しい。
戦略・方向性
「ライブゲーミング」への投資・開発、ロイヤルユーザーの獲得とARPLUの向上、決済手数料率の低減によるコスト効率化、および「Mirrativ」外のプラットフォーム(YouTube, Twitch等)での配信者向けサービスの展開を推進。
強みとして読み取れる点
- アバター「エモモ」を活用した独自のコミュニケーション体験
- 高いロイヤルユーザー比率と継続的な課金構造
- ゲーム実況・ライブ配信における強固なノウハウとアセット
- 独自領域である「ライブゲーミング」の展開
課題として読み取れる点
- サービスの認知度向上に向けた広報・マーケティングの強化
- 急速な成長に伴う内部管理体制およびガバナンスの強化
- 優秀な人材の確保と定着
- 新市場におけるコンプライアンス対応の徹底
確認ポイント
- 「ライブゲーミング」の普及状況とユーザー数推移
- 広告収入の比率向上に向けたプロモーション施策の効果
- M&Aや提携を通じた事業領域の拡大展開
- 決済手数料削減による利益率への寄与度
概要整理の信頼度: 4 / 5 ・提供された本文に主要な事業内容、戦略、課題が詳細に記載されており、概要把握には十分な情報が含まれているため。
事業・経営に関する有報本文
有価証券報告書から抽出した本文の一部です。抽出位置や区分は自動処理のため、原文全体の確認もあわせて推奨します。
事業・経営に関する有報本文を表示
事業の内容
3 【事業の内容】 当社グループは、「好きでつながり、自分の物語が生まれる居場所」をビジョンに、スマートフォン一つで簡単にライブ配信ができるプラットフォーム「Mirrativ」を提供しております。当社グループでは、ゲームやエンターテイメントを、出自や言語を超えて人と人を繋ぐ強い力をもった媒介であると考え、特にゲーム配信に注力しております。また、当社グループは、「わかりあうこと」は人類の究極的な願い、「なかなかわかりあえないこと」は人類の永遠の課題だと考えており、「わかりあう願いをつなごう」をミッションとして掲げ、ライブ配信プラットフォーム「Mirrativ」の企画、開発、運営を行っております。 (1) 当社グループの事業内容 ① 当社グループの事業の構成 当社グループの事業は、主に以下のサービスによって構成されており、ミラティブ事業を主要な事業としております。 a.ミラティブ事業 ア.ライブ配信プラットフォーム「Mirrativ」の開発・運営 主にスマートフォンアプリを通じて、ライブ配信、視聴、コメント、ギフト、コミュニティなど、ユーザー間のコミュニケーションを促進するための多様な機能を提供しております。特に、モバイルゲームとの親和性が高く、ゲーム実況配信者やゲーム好きの視聴者を中心に利用されております。 イ.広告・プロモーション 「Mirrativ」プラットフォーム上での広告掲載や、企業へのプロモーション支援などを展開しております。ゲーム会社をはじめとする様々な企業に対し、ユーザーエンゲージメントの高いプロモーション機会を提供しております。 b.その他関連事業(ストリーマープラットフォーム事業) 上記に付随して、イベント企画・運営、グッズ販売など、ユーザー体験の向上や新たな収益機会の創出に繋がる事業を検討・実施しております。 また、当社完全子会社である株式会社アイブレイドを通じて、個人VTuberを中心に広告案件のインフルエンサーマーケティングを行いたい企業と配信者を結びつけるプラットフォーム「ぶいきゃす」の運営、VTuberによる音楽イベント「Rock on Ⅴ」の運営等を行っている他、当社持分法適用関連会社である株式会社キャスコードを通じて、配信支援ツール「CastCraft」のユーザーに対してミラティブ事業で培ったアセットやノウハウを提供する等、「Mirrativ」のプラットフォーム外の配信者に対しても、配信を盛り上げるコンテンツや収益機会の提供等を行っております。 ② 「Mirrativ」の概要について 「Mirrativ」は、スマートフォンから簡単にライブ配信ができるアプリです。「Mirrativ」では、リアルタイムで配信を行いたいスマートフォン上のゲーム等の画面をミラーリングすることにより、配信を行うことが出来ます。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
(3) 経営戦略 インターネット市場は、技術進歩が非常に早く、また市場が拡大する中でサービスの多様化も求められます。その中でも、当社グループはゲーム実況/ライブ配信サービスのパイオニアとして市場をリードしてきましたが、さらなる発展に向け、ゲームとゲーム実況を融合した「ライブゲーミング」への投資及び開発を進めている他、「Mirrativ」で培ったアセットを「Mirrativ」外のプラットフォームにおける配信者に対しても展開しております。これらの市場は新市場であり、サービス形態やマーケティング手法が確立されていない段階であります。当社グループは、上記の環境を踏まえ、以下の事項を主要な課題として認識し、事業展開を図る方針であります。 ① サービスの差別化、競合優位性の確立 「Mirrativ」は、プロ又はセミプロの事務所所属の配信者が多く活躍している一般的なライブ配信プラットフォームとは異なり、アマチュアを中心とした新しいコミュニティサービスとして利用されるプラットフォームとしてサービスを提供しております。その結果、アクティブユーザーの約3割が配信者であり(※2025年12月時点、月次ベース)、送られたギフトがサービス内で再消費(※配信によって得たコインを他の配信者へ再度ギフトする)される等、一般的なプラットフォームの収益構造と大きく異なっていると考えております。このユニークなコスト構造をもとに、エモモやライブゲーミング、ランキングイベント等のデジタルコンテンツに投資を行うことで、ユーザーに対し、配信が盛り上がるコンテンツを提供しております。さらに、熱量の高い配信者の体験に向き合い続けた結果として、月次課金率が継続的に向上しているものと考えている他、ユーザーにとって「居場所」になることで、ロイヤルユーザーからの売上が積み上がり続ける事業構造を実現できているものと捉えております。 また、インターネット市場における動画・実況等を提供するプラットフォームは海外の大手企業が運営するサービスを中心に多数存在する中で、ログインユーザー数をターゲットとすることは、視聴回数を戦略上重視することとなり、マーケティングコスト等が嵩むことによる高コスト構造かつ競合が多い事業環境において事業を展開することとなります。そのため当社では差別化のため、ゲーム配信とそれに伴うコミュニケーションを楽しむ体験を重視してきており、良好なユーザー体験を反映する結果の指標として、ログインユーザー数ではなく、有償コイン消費ユーザー数の拡大、その上でのARPPU(Average Revenue Per Paid User)の上昇を重視しております。…
対処すべき課題
(5) 優先的に対処すべき課題 ① サービスの健全性確保 当社グループが運営する「Mirrativ」は、スマートフォン一つで簡単にライブ配信ができ、配信を通じて配信者と視聴者の相互のコミュニケーションを行うことが出来ることを踏まえ、ユーザーが安心して利用できるよう、プラットフォームの健全性維持・改善に努めております。具体的には、未成年者の保護に関する施策、サービスの監視体制の構築、配信者の保護に関する施策、著作権保護対応、ユーザーへの啓蒙活動等を行っております。当社グループでは、今後もサービスの健全性維持・改善を推進するための体制強化を継続してまいります。 ② サービスの認知度向上 「Mirrativ」は、ゲーム配信プラットフォームとして、既に一定の認知を得ておりますが、当社グループが今後も高い成長率を維持していくためには、さらに認知度を向上させ、継続的にユーザーを獲得していくことが必要不可欠であると考えております。サービスの認知度向上を実現するため、Webマーケティングや広報活動等を充実させてまいります。 ③ ライブゲーミングの拡大 当社グループは、「Mirrativ」内において、既に自社オリジナルのライブゲームを複数リリースしており、視聴者が配信者と一緒にゲームをするという新しい体験を提供しております。今後も継続してユーザーに対し、新しい感動体験を提供し続けるために、新たなライブゲームの研究開発やパブリッシャーによる開発ゲームの導入、プラットフォームのオープン化等を進めてまいります。 ④ 優秀な人材の確保 今後も高い成長率を維持していくために、優秀な人材の確保及びその定着を図ることが重要であると認識しております。そのため、当社グループは継続的に採用活動を行い、優秀な人材の確保に努めてまいります。また、適正な人事評価を行うことで優秀な人材の定着を図る他、人材の教育・育成を進めていく方針であります。 ⑤ 内部管理体制の強化 当社グループの事業の急速な成長に伴い、事業成長に応じた内部管理体制の強化が課題であると認識しております。経営の公正性・透明性を確保すべく、コーポレート・ガバナンスを強化し、適切な内部統制システムの構築を図ってまいります。 ⑥ コンプライアンス対応 当社グループは、「Mirrativ」の差別化と競合優位性の確立のために「ライブゲーミング」等の新市場の創出に挑戦しております。新市場の創出にあたっては、関連する法規制を含むリスクを適切に認識・評価して、コンプライアンスへの対応を適切に実施することが必要となっております。 このようにコンプライアンスへの対応を適切に実施するために、内部監査室・外部専門家等と適切に連携する方針であります。…
経営成績・財政状態の概況
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、当社グループは、前連結会計年度が連結初年度であり、また、連結子会社のみなし取得日を前連結会計年度末日としていることから、前連結会計年度においては、貸借対照表のみを連結しているため、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書及び連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。そのため、当連結会計年度における② 経営成績の状況、③ キャッシュ・フローの状況及び④ 生産、受注及び販売の実績に関する記載につきましては、前連結会計年度末との比較・分析の記載はしておりません。 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べて 1,703,461千円増加 し、 5,240,492千円 となりました。 流動資産は、前連結会計年度末と比べて 895,254千円増加 し、 4,320,464千円 となりました。これは主に、現金及び預金が 640,490 千円、売掛金が 241,479 千円増加したことによるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末と比べて 808,206千円増加 し、 920,027千円 となりました。これは主に、投資有価証券が 225,002 千円、繰延税金資産が 569,045 千円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比べて 34,095千円増加 し、 1,694,794千円 となりました。 流動負債は、前連結会計年度末と比べて 294,867千円増加 し、 1,310,838千円 となりました。これは主に、買掛金が 61,817 千円、未払金が 24,836 千円、契約負債が 27,118 千円及び未払法人税等が 165,912 千円増加したことによるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末と比べて 260,772千円減少 し、 383,956千円 となりました。これは、長期借入金が 260,772 千円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末と比べて 1,669,366千円増加 し、 3,545,697千円 となりました。…
セグメント関連
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】 当社グループは、ミラティブ事業を主要な事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、記載を省略しております。
リスク開示の整理
リスク開示注意度: 3 / 5
有報ナビによる整理
主要なリスク:1.市場成長性の不確実性(影響度:大):新市場であるライブゲーミングを含むため、法規制や経済状況の変化により成長が鈍化する可能性がある。 2.競合の激化(影響度:中):大手企業との競争によるコスト増やユーザー離反のリスク。対応策:独自コンテンツと高いエンゲージメントを強みとする差別化戦略。 3.インフラ・技術への依存(影響度:中〜大):通信環境、サーバー提供者、技術革新のスピードに対する脆弱性。 4.プラットフォーム事業者への依存(影響度:大):Apple/Google等の規約変更や手数料変更による収益悪化リスク。対応策:決済手段の多様化。 5.コンテンツ健全性の確保(影響度:中):不適切な行為や著作権侵害、若年層保護に関する法的・社会的責任のリスク。 6.システム障害(影響度:大):アクセス急増や災害によるサービス停止とコスト発生リスク。 7.人材確保と人件費高騰(影響度:中):技術者不足と賃金上昇による競争力低下。 8.情報管理の不備(影響度:大):個人情報の漏洩による損害賠償・信用失墜リスク。 9.M&A/提携の不確実性(影響度:中):投資回収見込み外れによる減損リスク。 10.決済不正利用(影響度:中):カード不正利用による損失。 11.法的規制への対応(影響度:中〜大):資金決済法、電気通信事業法等に基づく行政処分リスク。