事業の内容
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/ 原文長 約10220文字
3【事業の内容】 当社は、「未来のインフラを創出し、HRの歴史を塗り替える」ことをビジョンに掲げ、大企業や成長企業を中心に、企業の人材獲得をDX化し、効率を上げるためのソリューションをSaaS(Software as a Service)(注1)にて提供しています。 日本における採用市場の歴史を振り返ると、1960年代に企業の採用を支援する民間企業の有料職業紹介が広まりました(注2)。1990年代にはインターネットの発展とともに、オンライン求人メディアが登場し、2010年代には求職者データベースを利用したダイレクトスカウトサービスが普及するなど、新たなサービスが次々に誕生してきました。しかし、これらはどれも人材紹介会社のデータベースに依存した外部依存型の採用手法であり、企業自体の採用力を本質的に向上させるものではなく、人材獲得競争が激化するなか、こうした方法のみでは優秀な人材の確保がますます難しい状況となっていると当社は考えております。このような背景の中で、当社が設立されました。当社は、テクノロジー・AIを通じて「企業の採用力を向上させる」ことをテーマに掲げた人材テクノロジー企業です。 当社は創業以来、外部の有料職業紹介(人材紹介エージェント)に依存せず、従業員がリクルーターとなり、友人知人のネットワークを活用して採用を加速するリファラル採用(注3)サービス「MyRefer」を提供してまいりました。2022年には、外部のスカウトデータベースに依存せず、企業がこれまで出会った応募者情報を資産として蓄積し、自社のスカウトデータベースを構築する採用MAサービス「MyTalent」をリリースしました。2024年には、外部の求人メディアに依存せず、企業がノーコードで独自メディアを作り、検索エンジン最適化を行いながら集客できる採用ブランディングサービス「MyBrand」をリリースしました。 日本では労働人口が減少し、概ね全ての職業が人手不足となる一方で、求人数は増加の一途を辿っており、企業の人材獲得はますます困難になると予想されています。日本の労働市場では労働力人口6,967万人のうち年間の転職者は331万人と全体の5%程度である中で、既存の採用サービスではリーチしきれない潜在層を含め転職等希望者数が1,000万人を突破し、過去最高となっております。(注4)。このような状況において、応募を待つだけの採用活動ではなく、潜在層に自社の認知を広め、検討や関心を促すマーケティングに則った新しい採用手法が必要と考えています。欧米では2013年頃から「Recruiting is Marketing」という考え方が広まり、自社採用比率を高めることで優秀な人材の獲得とコストの最適化が進められており、採用活動にAIや自動化を取り入れることも広まりつつあります(注5)。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約7528文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 ビジョン(Vision) 「未来のインフラを創出し、HRの歴史を塗り替える」 当社は、日本の採用を人材獲得に変革する 採用DXプラットフォーム「Myシリーズ」 を提供しています。 少子高齢化による労働力減少、終身雇用の崩壊、第四次産業革命の到来など、日本の採用市場は転換点を迎えております。全ての企業は待っているのみでなく、知恵を駆使し、自らタレントを惹きつける術を考えるなど、採用競争力をつけることが企業の生産性を分ける時代になります。また個人はよりリアルな情報を求め、雇用が流動化することで潜在的な機会が増えます。 TalentXの社名は、ビジョンである「未来のインフラを創出し、HRの歴史を塗り替える」の実現に向け、企業が自前で人材を獲得する 採用DXプラットフォーム「Myシリーズ」 を通じて、日本の採用に変革(X)を起こす集団としての決意を込めており、タレントを通じて人と組織のポテンシャルを最大化することを目指しています。 当社の事業の一つである「MyRefer」サービスは、HR業界の当たり前を変革し、転職・採用市場に新しい概念を創るという想いで2015年にスタートしました。その当時、リファラル採用という概念はまだ一般的に浸透しておらず、「採用は人事が担うもの」という考え方が主流でした。2023年の1年間の中で、「MyRefer」ご利用企業様や当社へ問い合わせをいただいた企業のうち62.0%の企業は何らかのリファラル制度を実施しており(注1)、企業の主要な採用チャネルのひとつとして定着しつつあります。少子高齢化により労働人口減少に拍車がかかり、未来の人材採用がより激化すると予想されます。このような状況において、全ての企業は待ちの姿勢ではなく、知恵を駆使し、自らタレントを惹きつける術を考える必要があります。採用競争力が、企業の生産性を分ける時代に既に突入しています。 当社は、目先の応募を集める募集活動に終始している企業に日本の採用のあり方を転換する新たな概念・サービスを提供し、企業の採用競争力を高めるべく、日々活動しています。 (注1) 当社調べ「リファラル採用の実施状況に関する企業規模・業界別統計レポート」 調査対象企業2,586社、有効回答2,174社、うち1,348社が実施 https://mytalent.jp/lab/resource_337/ 2023年の1年間の中で、MyReferご利用企業様や弊社へ問い合わせをいただいた企業様2,586社に対して、各社のリファラル実施状況を調査したものとなります。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約7528文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 ビジョン(Vision) 「未来のインフラを創出し、HRの歴史を塗り替える」 当社は、日本の採用を人材獲得に変革する 採用DXプラットフォーム「Myシリーズ」 を提供しています。 少子高齢化による労働力減少、終身雇用の崩壊、第四次産業革命の到来など、日本の採用市場は転換点を迎えております。全ての企業は待っているのみでなく、知恵を駆使し、自らタレントを惹きつける術を考えるなど、採用競争力をつけることが企業の生産性を分ける時代になります。また個人はよりリアルな情報を求め、雇用が流動化することで潜在的な機会が増えます。 TalentXの社名は、ビジョンである「未来のインフラを創出し、HRの歴史を塗り替える」の実現に向け、企業が自前で人材を獲得する 採用DXプラットフォーム「Myシリーズ」 を通じて、日本の採用に変革(X)を起こす集団としての決意を込めており、タレントを通じて人と組織のポテンシャルを最大化することを目指しています。 当社の事業の一つである「MyRefer」サービスは、HR業界の当たり前を変革し、転職・採用市場に新しい概念を創るという想いで2015年にスタートしました。その当時、リファラル採用という概念はまだ一般的に浸透しておらず、「採用は人事が担うもの」という考え方が主流でした。2023年の1年間の中で、「MyRefer」ご利用企業様や当社へ問い合わせをいただいた企業のうち62.0%の企業は何らかのリファラル制度を実施しており(注1)、企業の主要な採用チャネルのひとつとして定着しつつあります。少子高齢化により労働人口減少に拍車がかかり、未来の人材採用がより激化すると予想されます。このような状況において、全ての企業は待ちの姿勢ではなく、知恵を駆使し、自らタレントを惹きつける術を考える必要があります。採用競争力が、企業の生産性を分ける時代に既に突入しています。 当社は、目先の応募を集める募集活動に終始している企業に日本の採用のあり方を転換する新たな概念・サービスを提供し、企業の採用競争力を高めるべく、日々活動しています。 (注1) 当社調べ「リファラル採用の実施状況に関する企業規模・業界別統計レポート」 調査対象企業2,586社、有効回答2,174社、うち1,348社が実施 https://mytalent.jp/lab/resource_337/ 2023年の1年間の中で、MyReferご利用企業様や弊社へ問い合わせをいただいた企業様2,586社に対して、各社のリファラル実施状況を調査したものとなります。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約1936文字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末の資産合計は1,162,629千円となり、前事業年度末に比べ532,112千円増加となりました。これは主に、現金及び預金が436,517千円、繰延税金資産が90,771千円、前払費用が22,446千円増加した一方で、有形固定資産が19,461千円減少したこと等によるものであります。 (負債) 当事業年度末の負債合計は700,779千円となり、前事業年度末に比べ130,894千円増加となりました。これは主に、取引金額の増加により前受金が102,818千円、未払金が37,750千円増加した一方で、長期借入金が31,798千円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当事業年度末の純資産合計は461,850千円となり、前事業年度末に比べ401,217千円増加となりました。これは主に、当期純利益366,717千円を計上したこと、新株式の発行により34,500千円増加したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当事業年度においては、前事業年度に引き続き「Myシリーズ」各プロダクトの収益が順調に推移するとともに、AIを活用した生産性向上及びプロダクト間のシナジー強化をテーマに、機能開発・サービス改善を推進いたしました。 特に、AIと自動化で日本企業の採用変革を加速する組織「AI X Lab.」を起点に、以下5つの機能をリリースしました。 MyTalent:AIホットフラグ機能/AI OCR機能/アプローチオートメーション機能 MyRefer :社内広報オートメーション機能/リクルーターレコメンド機能 また、リファラル採用SaaS「MyRefer」と、採用MA「MyTalent」や採用CMS「MyBrand」との連携強化にも注力し、「採用はマーケティングになる。」という思想のもと、顧客の業務効率化と体験価値の最大化を実現いたしました。 以上の取り組みの結果、当事業年度における売上高は1,434,211千円(前年同期比34.9%増)となり、営業利益は293,858千円(前年同期比979.8%増)、経常利益は276,146千円(前年同期比936.8%増)、当期純利益は366,717千円(前年同期比1,260.2%増)となっております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は901,710千円と前事業年度末と比べ436,517千円の増加となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約53文字
【セグメント情報】 当社は、「採用マーケティング事業」の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約2563文字
2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は総販売実績の100分の10未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成に当たり、決算日における財政状態及び会計期間における経営成績に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、この見積りと異なる場合があります。当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当事業年度の売上高は1,434,211千円(前年同期比34.9%増)となりました。これは主に、リファラル採用支援ツール「MyRefer」に加え、採用MAツール「MyTalent」の販売が順調に推移したこと、顧客企業のタレント・アクイジションの支援を行ったこと、「Myシリーズ」の共通基盤化を行い、顧客価値を高めるとともにカスタマーサクセスの強化、積極的なクロスセル機会が創出できたことによるものであります。 (売上原価、売上総利益) 当事業年度の売上原価は、237,966千円(前年同期比18.9%増)となりました。これは主に開発に係る労務費が31,096千円増加したこと等によります。この結果、売上総利益は1,196,245千円(前年同期比38.7%増)となりました。 (販売管理費及び営業利益) 当事業年度の販売費及び一般管理費は、902,386千円(前年同期比8.0%増)となりました。これは主に人件費が62,607千円増加したこと等によるものであります。この結果、営業利益は293,858千円(前年同期比979.8%増)となりました。 (営業外損益及び経常利益) 当事業年度において、営業外収益が1,579千円、営業外費用が19,291千円発生しております。この結果、経常利益は276,146千円(前年同期比936.8%増)となりました。 (特別損益、法人税等及び当期純利益) 当事業年度における、特別利益及び特別損失の発生はありませんでした。法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額を合算した法人税等は△90,571千円となりました。…