事業の内容
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/ 原文長 約4576文字
3 【事業の内容】 当社は、一般ユーザー向けのファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」の提供を行う「Fanicon事業」及びクライアント企業向けにインフルエンサーを用いたマーケティング施策支援やオンライン広告コンサルティングを行う「法人セールス事業」を展開しております。 当社の創業者であり代表取締役の平良がグーグル合同会社で広告営業チームを統括していたことから、当社はオンラインマーケティングを支援するオンライン広告事業からスタートしております。その過程で、クライアントからYouTuberを使ってのプロモーションをしたいとの要望をいただき、YouTuberやインスタグラマー等のインフルエンサーを用いたマーケティング施策支援である「インフルエンサーセールス事業」を開始して、成長してまいりました。 そのような中、当社主催のオフラインイベントを通じて、ファンは「とにかく自分がどれぐらいそのYouTuberが好きかを知ってもらいたい」という欲求があるのに対し、YouTuberはそのような熱心なファンのことを知る機会や場所がなく、両者にコミュニケーションのギャップが生まれていることを知りました。このギャップを埋めるためのサービスとして、既存のファンクラブにはない双方向のコミュニケーションと、インフルエンサーからファンへの直接のコンテンツ等の価値を提供できるファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」の提供を開始いたしました。 「Fanicon」は2017年12月の提供開始以降、インフルエンサーだけでなく、アーティストや著名人の方々に幅広く利用いただき、ファンコミュニティ事業であるFanicon事業へと拡大してまいりました。 各事業の詳細は以下のとおりです。 (1) Fanicon事業 当事業は、ファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」の提供及び運営管理を行っております。 「Fanicon」はアーティスト、インフルエンサー、タレント等(ファンコミュニティのオーナーであり、ファンの熱量の対象となるもので、以下「アイコン」という。)とそのファンが集い、アイコンとしての「価値」を提供したいアイコン側のニーズと、アイコンと「つながりたい」というファン側のニーズをマッチングさせるプラットフォームであります。「Fanicon」は従来のオフラインのファンクラブとは異なり、ファンコミュニティのオーナーであるアイコンと、そのファンコミュニティに属するファンが一緒になってコミュニティを盛り上げ、ファンコミュニティを通じて共感したファン同士も繋がることが可能なネットワーク効果のある、アイコンとファンのためのサービスです。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約3657文字
(2) 中長期的な会社の経営戦略 当社の中長期的な経営戦略は、Fanicon事業を中心に据え、エンターテインメント市場において、アイコンとファンにとってなくてはならないプラットフォームとしての地位を国内、そして国外(特にアジア地域)において築きあげ、「パッションエコノミー」(注)の世界を創造することです。そのために、スポーツなどのより広いカテゴリーにおいてアイコン獲得を進めるだけでなく、魅力的なプラットフォームであり続けるために開発を進め、また、カスタマーサクセス機能をより強化してマネタイズの機会を創出してまいります。加えて、エンターテインメントビジネスに必要な商材やサービスをプラットフォーム内外で整備するために、当社の法人クライアント向けインフルエンサーセールス事業とオンライン広告事業とのシナジーを目指し、従来のビジネスに加えて「Fanicon」のプラットフォームを使って展開可能な新しい法人ビジネスを開発してまいります。 (注) 「パッションエコノミー」とは、米国の著名なベンチャーキャピタル、アンドリーセン・ホロヴィッツのパートナーである、Li Jin氏が2019年に執筆した記事において提唱した、「SNSの普及で発信力を持った個人が、自分の個性や情熱に興味を持ってくれるオーディエンスを独自に構築できる新しいデジタルプラットフォームによって作り出される経済圏」を意味する。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 Fanicon事業においては、ストック型の収益モデルとなっており、主な収益はファン(ユーザー)からの月額課金によるサブスクリプション売上と購入されたポイントの消費によるサブスクリプション外売上から構成されております。ファン(ユーザー)数については、「Fanicon」の売上構成要素のひとつではありますが、アイコン自身が行うコミュニティ開設の告知活動に影響される傾向があり、当社が直接的にファン(ユーザー)のコミュニティ加入に深く関わることがないため、アイコン数を経営上の目標の達成状況を判断するための重要な経営指標と位置付けております。加えて、「Fanicon」のもうひとつの売上構成要素である、ARPU(Average Revenue Per Userの略称であり、1ファンあたりの平均売上金額を指します)も同様に重要な経営指標と位置付けております。 また、法人セールス事業においては、事業全体の安定成長を目指すことから、重要な経営指標としては、法人セールス事業部全体の売上高と法人セールス事業部の主力事業であるインフルエンサーセールス事業の売上総利益額と捉えております。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2657文字
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① サービスの強化と認知度向上 当社が今後も高い成長率を持続していくためには、Fanicon事業においては、ファンコミュニティアプリ「Fanicon」の認知度を向上させ、ファンにとって魅力ある新規アイコンの獲得を継続していくことが必要不可欠であると考えております。 他のSNSなどを通じ、既にコミュニティを開設したアイコン、入会したファンによって、「Fanicon」の認知は広がりつつあるものの、ジャンルやカテゴリー、年代を問わず、多くの方々にアイコン、ファンとして「Fanicon」を楽しんでいただけるように、マーケティングや広報活動などを通じて、さらなる認知度向上に努めてまいります。 法人セールス事業においては、インフルエンサーセールス事業やオンライン広告事業をさらに強化し、当社のインフルエンサーセールス事業の強みであるサービスのクオリティを高く維持しながら、成長し、変化する市場にてクライアントのニーズを満たし続けることが必要であると考えております。 ② 機能とユーザビリティ向上のための開発体制の構築 アプリ開発の技術革新のスピードは非常に早く、消費者の嗜好も日々変化し、また新たなサービスや競合他社が次々と現れます。当社では、競合優位性の確保及び事業の拡大を図るため、「Fanicon」において新機能の追加開発、ユーザビリティの向上のために投資を継続して行っております。当該開発に際しては、システム開発や優秀な人材の拡充が必要となるため、迅速な開発が行える体制整備や優秀な人材の確保を行ってまいります。 ③ 情報管理体制の強化 当社は、インフルエンサーの個人情報に加え、「Fanicon」を利用する多数の会員の個人情報を取り扱っており、その数はサービスの拡大に比例して増加しております。そのため、今後個人情報の管理体制をより一層厳格に行うことを重要な課題として認識し、その対策の一つとして、プライバシーマークを取得しております。また、それに加え、情報の取扱いに関する社内規程を定め、情報セキュリティに関する社内教育・研修を定期的に実施し、引き続き従業員の情報管理意識を高めてまいります。 ④ 組織体制の整備 当社の継続的な成長には、事業拡大に応じて優秀な人材を採用し、組織体制を整備していくことが重要であると考えております。当社の理念に共感し、高い意欲を持った優秀な人材を採用していくために、積極的な採用活動を行っていくとともに、従業員が働きやすい環境の整備、人事制度の構築を行ってまいります。 ⑤ 内部管理体制の強化 当社は成長段階にあり、業務運営の効率化やリスク管理のための内部管理体制の強化が重要な課題であると認識しております。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約8710文字
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染症の拡大長期化により厳しい状況が続いております。一方で、ワクチン接種が進み、経済活動正常化に向けた動きがみられるものの、新たな変異種による感染拡大が懸念されるなど、先行きは不透明な状況が続いております。 2021年9月に発行されたぴあ総合研究所株式会社の調査「ライブ・エンタテインメント白書」の「NEWS LETTER」によると、音楽ライブや舞台ステージ等、ライブエンターテインメントの2020年の市場規模は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、前年比82.4%減の1,106億円と大幅に下落し、2021年も引き続き厳しい状況が続いております。一方では新しい市場も創出され、2020年7月30日に発表された株式会社CyberZ、株式会社OEN、株式会社デジタルインファクトの共同調査「デジタルライブエンターテインメント市場規模予測2020年-2024年」によると、デジタルライブエンターテインメント(注)の市場規模は、2020年は140億円、2021年は前年比2倍以上の314億円、2022年は492億円と予測されております。 当社のファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」においても、そうしたデジタルライブエンターテインメント市場の動向を捉え、2020年3月より、チケット制ライブ配信プラットフォーム「Fanistream」を開始(2021年4月に「Cassette」にリニューアル)しております。さらに2021年4月にはアイコンが無料で利用できるライブ配信専用スタジオ「BLACKBOX³」をオープンするなど、デジタルライブエンターテインメントというファンにとっての新しい選択肢を提供するべく、インフラを整備してきております。以上より、ライブエンターテインメント市場の成長に伴い、Fanicon事業は今後も拡大余地があるものと当社は考えております。 また、法人セールス事業の市場環境としては、株式会社電通の「2021年 日本の広告費」によると、2021年のインターネット広告市場は2兆7,052億円、前年比121.4%と成長しており、総広告費に占める割合は前年比3.6ポイント増の39.8%に達しており、当社としては今後も同市場は堅調に推移すると予想しております。…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約874文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失の金額に関する情報 前事業年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日 ) (単位:千円) 報告セグメント 合計 Fanicon事業 法人セールス 事業 売上高 外部顧客への売上高 1,100,224 1,219,834 2,320,058 2,320,058 セグメント間の内部 売上高又は振替高 1,100,224 1,219,834 2,320,058 2,320,058 セグメント利益又は損失(△) △ 151,382 92,348 △ 59,034 △ 59,034 その他の項目 減価償却費 5,362 4,568 9,931 9,931 (注)1.セグメント資産及び負債については、事業セグメントに資産及び負債を配分していないため記載しておりません。ただし、配分されていない資産の減価償却費等は、合理的な配賦基準で各事業セグメントへ配賦しております。 2.セグメント利益又は損失の合計は、損益計算書の営業損失と一致しております。 当事業年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日 ) (単位:千円) 報告セグメント 合計 Fanicon事業 法人セールス 事業 売上高 外部顧客への売上高 1,922,427 1,559,598 3,482,025 3,482,025 セグメント間の内部 売上高又は振替高 1,922,427 1,559,598 3,482,025 3,482,025 セグメント利益又は損失(△) △ 165,104 64,350 △ 100,754 △ 100,754 その他の項目 減価償却費 44,970 5,903 50,873 50,873 (注)1.セグメント資産及び負債については、事業セグメントに資産及び負債を配分していないため記載しておりません。ただし、配分されていない資産の減価償却費等は、合理的な配賦基準で各事業セグメントへ配賦しております。 2.セグメント利益又は損失の合計は、損益計算書の営業損失と一致しております。