事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約359文字
3 【事業の内容】 当社の企業集団は、連結財務諸表提出会社(以下、「当社」)と、連結子会社99社、持分法適用会社4社により構成されており、その事業区分を「心臓血管カンパニー」、「メディカルケアソリューションズカンパニー」、「血液・細胞テクノロジーカンパニー」の3事業に区分しております。上記事業は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一です。 当社グループを構成している各会社間の取引の概要と位置づけは以下の図のとおりです。関係会社と事業区分の関係は「第1企業の概況 4関係会社の状況」に、事業区分ごとの主要な製品は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報」に記載のとおりです。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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(2) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題 医療は大きな変化の途中にあります。世界的な高齢化と生活水準向上の帰結として、慢性疾患の増加など「疾病構造」の変化が起きています。このような慢性疾患の増加は、患者管理の長期化など、「医療の時間軸」に変化を与えています。また、バイオ医薬や細胞・遺伝子治療及びデジタル・AI技術の発展は「医療を支える技術」に変化をもたらしています。これらの変化はいずれも、テルモが真摯に取り組むべき課題であり、その課題解決に向けて、5カ年成長戦略「GS26」の達成を目指しています。 5カ年成長戦略「GS26」 1)中長期を見据えたビジョン テルモは、2021年12月に次の10年超を見据えた5カ年成長戦略「GS26」を策定し、そのビジョンを「デバイスからソリューションへ」と掲げました。具体的には、この中で3つの“D”に取り組みます。 1つ目はDeliveryです。心臓血管カンパニーの成長ドライバーである「ラディアル・アプローチ(TRI)」を支えるカテーテルなど、強みである生体内へのアクセス・デリバリーという機能とそれを支える技術を指します。今後の新しいソリューション開発においても、これらの技術は最大の武器です。 2つ目はDigitalです。データを活用した効率改善や、診断・治療の最適化に活用するデジタル技術など、医療機器の分野においても不可欠なものになっています。患者さんに提供するバイタル測定機器やアプリの開発など、「デジタルペーシェントジャーニー」のソリューションが具体的な例です。 3つ目はDeviceuticalsです。これは、テルモが目指す、Device(機器)とPharmaceuticals(薬剤)の融合を表した造語です。テルモの機器が、薬剤の利用や製造に、付加価値を提供することを目指します。血液・細胞テクノロジーカンパニーが取り組んでいる原料血漿の分野もこの一例です。 2)カンパニー別成長戦略 <心臓血管カンパニー> GS26のビジョンとして、「患者さんに寄り添い、変わりゆく治療の未来を共に創造する」ことを掲げます。これを実現するための戦略として、以下の3つを実行します。 ①新製品ローンチを通じた治療事業の拡大 脳血管・大動脈・下肢動脈の疾患や、がんの治療セグメントに向けた新製品を発売することでパイプラインを拡充し、大きな市場で高い成長を実現していきます。同時に、デジタル技術を用いた個別化医療へのソリューション提供を進めます。 ②疾病横断でのラディアル手技の普及 これまでは心臓血管を中心に実施されてきたラディアル手技(患者さんの負担がより少ない手首の血管からのカテーテル治療)を、下肢血管・腹部血管・脳血管など、全身の血管に拡げていきます。…
対処すべき課題
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(2) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題 医療は大きな変化の途中にあります。世界的な高齢化と生活水準向上の帰結として、慢性疾患の増加など「疾病構造」の変化が起きています。このような慢性疾患の増加は、患者管理の長期化など、「医療の時間軸」に変化を与えています。また、バイオ医薬や細胞・遺伝子治療及びデジタル・AI技術の発展は「医療を支える技術」に変化をもたらしています。これらの変化はいずれも、テルモが真摯に取り組むべき課題であり、その課題解決に向けて、5カ年成長戦略「GS26」の達成を目指しています。 5カ年成長戦略「GS26」 1)中長期を見据えたビジョン テルモは、2021年12月に次の10年超を見据えた5カ年成長戦略「GS26」を策定し、そのビジョンを「デバイスからソリューションへ」と掲げました。具体的には、この中で3つの“D”に取り組みます。 1つ目はDeliveryです。心臓血管カンパニーの成長ドライバーである「ラディアル・アプローチ(TRI)」を支えるカテーテルなど、強みである生体内へのアクセス・デリバリーという機能とそれを支える技術を指します。今後の新しいソリューション開発においても、これらの技術は最大の武器です。 2つ目はDigitalです。データを活用した効率改善や、診断・治療の最適化に活用するデジタル技術など、医療機器の分野においても不可欠なものになっています。患者さんに提供するバイタル測定機器やアプリの開発など、「デジタルペーシェントジャーニー」のソリューションが具体的な例です。 3つ目はDeviceuticalsです。これは、テルモが目指す、Device(機器)とPharmaceuticals(薬剤)の融合を表した造語です。テルモの機器が、薬剤の利用や製造に、付加価値を提供することを目指します。血液・細胞テクノロジーカンパニーが取り組んでいる原料血漿の分野もこの一例です。 2)カンパニー別成長戦略 <心臓血管カンパニー> GS26のビジョンとして、「患者さんに寄り添い、変わりゆく治療の未来を共に創造する」ことを掲げます。これを実現するための戦略として、以下の3つを実行します。 ①新製品ローンチを通じた治療事業の拡大 脳血管・大動脈・下肢動脈の疾患や、がんの治療セグメントに向けた新製品を発売することでパイプラインを拡充し、大きな市場で高い成長を実現していきます。同時に、デジタル技術を用いた個別化医療へのソリューション提供を進めます。 ②疾病横断でのラディアル手技の普及 これまでは心臓血管を中心に実施されてきたラディアル手技(患者さんの負担がより少ない手首の血管からのカテーテル治療)を、下肢血管・腹部血管・脳血管など、全身の血管に拡げていきます。…
経営成績・財政状態の概況
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4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 [業績等の概要] (1) 業績 当社グループでは、2021年12月に次の5カ年を対象とする成長戦略を策定しました。高齢化社会における慢性疾患との共生や患者さんのQOL向上、ゲノム医療とAIの進化による個別化医療の進展といった、医療のパラダイムシフトに対応するための中長期ビジョンとして「デバイスからソリューションへ」を掲げました。製品軸から顧客軸へフォーカスを移し、医療のエコシステム全体とより積極的にかかわることで、顧客の課題に複合的なソリューションを提案できる企業を目指して経営を推進しています。 5カ年成長戦略の3年目となる当期の連結業績は以下のとおりです。 前連結会計年度 (百万円) 当連結会計年度 (百万円) 増減額 (百万円) 増減率 (%) 売上収益 921,863 1,036,171 114,308 12.4 (海外) 710,742 818,964 108,222 15.2 (日本) 211,121 217,206 6,085 2.9 調整後営業利益 156,785 203,445 46,660 29.8 営業利益 140,096 157,668 17,572 12.5 税引前利益 140,829 154,574 13,745 9.8 当期利益 106,374 116,978 10,604 10.0 親会社の所有者に帰属 する当期利益 106,374 116,978 10,604 10.0 セグメントの業績は以下のとおりです。 セグメントの名称 前連結会計年度 (百万円) 当連結会計年度 (百万円) 増減額 (百万円) 心臓血管カンパニー 売上収益 555,716 624,357 68,641 調整後営業利益 123,850 154,682 30,831 メディカルケア ソリューションズ カンパニー 売上収益 197,569 211,235 13,665 調整後営業利益 19,789 22,993 3,203 血液・細胞テクノロジー カンパニー 売上収益 168,328 200,280 31,951 調整後営業利益 16,394 26,482 10,088 (注) 調整後営業利益は、営業利益から買収に伴い取得した無形資産の償却費及び一時的な損益を調整した利益です。 2025年4月1日付で、心臓血管カンパニーの一部事業名称の変更ならびに血液・細胞テクノロジーカンパニーの開示セグメントの変更を行いました。事業名称の変更は、各事業がグローバルで展開するビジネスブランドと事業名称の統一を目的としたものであり、各事業で取り扱う製品やサービスに変更はありません。また、開示セグメントの変更は、2024年に実施した組織変更の反映に伴うものです。…
セグメント関連
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1) 外部顧客への売上収益の調整額 298百万円 は、報告セグメントに帰属しない外部向け人材派遣による収入等です。 2) セグメント利益の調整額 △712百万円 には、棚卸資産の調整額 2,305百万円 、欧州医療機器規則(MDR)への適合に伴う準備費用 △2,437百万円 等が含まれております。 2.一時的な損益 △24,247百万円 には、注記「13.非金融資産の減損」の(1)から(5)を含む減損損失 △17,858百万円 、注記「13.非金融資産の減損」の(5)に関する費用△3,155百万円、カーディオバスキュラー事業における事業ポートフォリオ見直しに伴う費用△1,615百万円を含む事業再編費用 △7,521百万円 等が含まれております。 3.減価償却費及び償却費には買収無形資産の償却費を含めております。 (3) 製品及びサービスに関する情報 製品及びサービスの区分が報告セグメントと同一であるため、記載を省略しております。 (4) 地域別に関する情報 売上収益及び非流動資産の地域別内訳は以下のとおりです。 (a) 売上収益 (単価:百万円) 前連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 ) 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日 ) 米州 327,982 395,653 (うち、米国) ( 279,941 ) ( 342,898 ) 日本 211,121 217,206 欧州 191,498 218,287 中国 79,412 84,968 アジア他 111,847 120,054 合計 921,863 1,036,171 (注) 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (b) 非流動資産 (単位:百万円) 前連結会計年度 ( 2024年3月31日 ) 当連結会計年度 ( 2025年3月31日 ) 米州 671,811 635,440 (うち、米国) ( 631,230 ) ( 595,472 ) 日本 195,113 212,099 欧州 67,798 62,761 中国 24,865 23,114 アジア他 47,786 46,031 合計 1,007,375 979,447 (注) 非流動資産は、当社グループ各社の所在地を基礎としております。また、金融資産、繰延税金資産及び退職給付に係る資産は除いております。 (5) 主要な顧客に関する情報 外部顧客への売上収益のうち、特定の顧客への売上収益であって、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。 6.現金及び現金同等物 現金及び現金同等物の内訳は以下のとおりです。…
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約395文字
(3) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。 報告セグメント サブセグメント 金額(百万円) 前連結会計年度比(%) 心臓血管カンパニー インターベンショナル システムズ 406,281 11.5 ニューロ 97,197 16.9 カーディオバスキュラー 67,347 8.4 アオルティック 53,530 16.4 メディカルケアソリューションズ カンパニー ホスピタルケアソリューション 145,265 8.0 ライフケアソリューション 21,360 △6.8 ファーマシューティカルソリューション 44,609 11.3 血液・細胞テクノロジーカンパニー 200,280 19.0 調整額 298 19.8 合計 1,036,171 12.4 (注) 1.調整額 298 百万円は、報告セグメントに帰属しない外部向け人材派遣による収入等です。