事業の内容
抜粋表示
/ 原文長 約2290文字
3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社59社及び持分法適用関連会社3社(2024年11月30日現在)を中心に構成され、毛糸・毛織物などの衣料繊維製品の製造並びに販売、倉庫管理・構内運送を主とした『衣料繊維事業』、不織布・フェルトなどの繊維資材製品、テニス・バドミントンガット、釣糸、産業資材の製造・販売、産業向け機械の設計・製造・販売、環境・エネルギーシステムの設計・施工・メンテナンスを主とした『産業機材事業』、ショッピングセンターなど商業施設の開発・賃貸・運営、不動産の建設・販売・賃貸、乗馬・ゴルフ・テニス等のスポーツ施設運営の運営、介護事業、保育事業、携帯電話販売を主とした『人とみらい開発事業』、毛布・寝装用品、手編毛糸、家具、馬具・乗馬用品、スタンプ・スタンプインク、消費者向け家電商品の製造販売及び100円ショップ向け日用雑貨卸を主とした『生活流通事業』を行っております。各事業の当社及び関係会社の位置付けは次のとおりであります。 なお、『衣料繊維事業』、『産業機材事業』、『人とみらい開発事業』、『生活流通事業』の4部門は、「第5 経理の状況 1 (1) 連結財務諸表注記事項」(セグメント情報等)の区分と同一であります。 『衣料繊維事業』 当部門において、当社は毛糸・ユニフォーム織物素材と製品、紳士及び婦人のファッション織物素材と製品などの衣料繊維製品の製造及び販売を行っており、製品の一部は㈱ナカヒロ、アカツキ商事㈱、佐藤産業㈱等に販売しております。 大成毛織㈱、青島日毛織物有限公司は織物の製織加工を行っており、当社は製造委託を行っております。金屋ニット㈱はニット製品の製造を行っております。尾州ウール㈱は毛糸の製造(撚糸)、㈱ニッケ起ダイイングは毛糸の染色加工を行っており、当社はこれらの会社へ製造委託を行っております。㈱ニッケテキスタイルは織物及び毛糸の販売を行っております。第一織物㈱は織物の製織加工及び販売を行っております。 ㈱ニッケ物流は当社工場の倉庫管理及び構内運送等を行っております。 ㈱キューテックは織物製品の縫製加工を行っております。㈱艶金はニットの染色整理加工を行っております。 『産業機材事業』 当部門において、㈱エフアンドエイノンウーブンズは不織布・フェルト等の繊維資材製品の製造・販売を、㈱ファンズプレシジョン、芳珠特種紡織品(江陰)有限公司は不織布・フェルト等の繊維資材製品の製造・加工を、芳珠(上海)貿易有限公司は不織布・フェルト等の繊維資材製品の販売を、その他の㈱エフアンドエイノンウーブンズの子会社6社は、不織布等の繊維資材製品の製造・販売を行っております。 呉羽テック㈱は、不織布等の製造・販売を行っており、栗東テック㈱及びNikke Kureha America Co.,Ltd.…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約1689文字
(1) 経営方針 ニッケグループは、長期安定的に企業価値を向上させるために、「経営理念」「経営方針」に則り、株主をはじめとする多様なステークホルダーの皆さまから信頼される経営を目指しております 。 <経営理念> ”人と地球に「やさしく、あったかい」企業グループとして、 わたしたちは情熱と誇りをもってチャレンジして行きます。” <グループビジョン> ・未開の分野に目を向け、「高機能商品」「地域NO.1サービス」の開発と提供へ挑戦し、みらい生活創造企業を目指します。 <経営方針> ・「全員がチャレンジ精神を持ち」「人が育つ」、生命力あふれた会社を目指します。 ・お客様の声と研究開発から、独自性のある商品・サービスで市場を創造します。 ・常に未来を見つめ、グローバルな視点に立ち、世界に広がるお客様と社会の発展に貢献します。 ・多くの市場で勝ち抜くために、広く人財を求め、多様な「知」を結集して、事業を革新・発展させます。 ・お客様や株主様、社員、取引先、地域社会をはじめとした様々なステークホルダーとの永続的な信頼関係を築くことにより、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指します。 (2) 経営環境 国内の経済環境は、雇用・所得環境の改善や企業業績の回復はあるものの、急激な円安による物価高により実質賃金の上昇には至らず、その回復ペースは緩やかな状況です。世界経済におきましても、中国の不動産不況や世界的な政情不安・地政学リスクの高まりから、先行き不透明な状況が継続しております。エネルギー価格の高騰や為替の変動に伴う仕入れコストの上昇、人手不足への対応など、今後も厳しい事業環境が続くと考えられます。 ニッケグループもこのような経営環境の影響を大きく受けておりますが、中長期的・グローバルな目線で変化を捉え、リスクに対処するとともに「チャンス」も認識し、RN130第3次中期経営計画を推し進めて参りました。 当社グループにおける環境認識は以下のとおりです。 <衣料繊維事業> ・主力である国内スクールユニフォーム事業は、少子化により市場規模が漸減していく。足元では欧州や中国の市況低迷はあるも、世界の衣料市場は拡大していく。 ・国内産地の疲弊は更に進み、バリューチェーンの再構築が喫緊の課題となる。 ・SDGsの意識の高まりにより、顧客の要望が多様化・高度化していく。環境配慮素材に対する需要は更に高まっていく。 <産業機材事業> ・中国市場は、自動車・環境・生活関連、何れの分野においても景気減速の影響を受けており、今後も当面継続する。一方、地政学リスクが比較的低い東南アジアや他地域への中国からの生産移転は続く。また、インフラなどの課題はあるも、インドは更なる発展が見込まれる。 ・EV化などの技術発展によるビジネスチャンスは引き続き期待できる。…
対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約4367文字
(3) 対処すべき課題 ①RN130ビジョン第3次中期経営計画(2024~2026年度)の進捗 (単位:百万円) 第2次中期 経営計画 第3次中期経営計画(2024年度~2026年度) ※1 2023年度 2024年度 2025年度 2026年度 実績 計画 実績 計画 業績予想 ※2 計画 売上高 113,497 111,000 115,438 120,000 128,000 130,000 営業利益 11,016 11,000 11,640 12,000 12,000 13,000 経常利益 11,634 11,600 12,098 12,400 12,400 13,400 親会社株主に 帰属する当期純利益 7,643 7,700 8,970 7,800 8,500 8,800 ※1 2024年1月12日公表 ※2 2025年1月10日公表 (a)2024年度実績 RN130ビジョンの最終フェーズである第3次中期経営計画(2024~2026年度)は、グループビジョンに掲げる「みらい生活創造企業」の具現化を目指して、着実に「前年よりも成長」し、過去最高の売上高・各利益の更新を目標に、その初年度をスタートしました。 その結果、人とみらい開発事業での事業ポートフォリオの見直しによる減収はあったものの、産業機材事業や生活流通事業での新規M&A会社の業績寄与、並びにショッピングセンター・FA設備など、既存事業が好調に推移し、売上高・営業利益は4期連続の増収増益を達成、営業利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高益を更新しました。 厳しい経営環境変化のなか、事業ごとに好不調の波はありますが、これらが相互補完することにより営業利益は継続して110億円台を維持し、強靭な企業グループの構築が進んでおります。衣料繊維事業では、円安に伴う羊毛原料価格高騰やエネルギー費など各種コストアップはあるものの、ユニフォーム事業における値上げ効果や筋肉質な経営体制の構築により高い利益率を維持しました。産業機材事業では、自動車・半導体向けを中心に、FA設備の受注が好調に推移しました。また、不織布事業を強化するため、アンビック株式会社と株式会社フジコーの経営統合、および株式会社カンキョーテクノと呉羽テック株式会社のグループ化を推進しました。人とみらい開発事業では、不採算事業の再編を進めるとともに、ショッピングセンターや保有不動産の付加価値向上と低効率資産の再開発・処分を進めました。生活流通事業では、災害用毛布やコンテナ、クラフト用スタンプ・インクなどの販売が好調に推移しました。Eコマースビジネスは競争の激化とコストアップにより低調でしたが、今後の再成長を目指し、独自商品の開発力強化や物流機能の強化を推進しました。…
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約7025文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 ニッケグループは、中長期ビジョン「ニッケグループRN(リニューアル・ニッケ)130ビジョン(2017~2026年度)」(以下「RN130ビジョン」という)において、各事業が魅力的な事業を創造し、今後の更なる企業価値向上に向けて、永続的な成長と発展を目指すことを掲げております。 当連結会計年度は、「RN130ビジョン」の最終フェーズとなる「RN130第3次中期経営計画(2024~2026年度)」の初年度となります。現在の不確実な事業環境下においても、足元の状況のみに左右されず中長期的かつグローバルな目線でリスクに対処するとともに、これらの変化をチャンスと捉え各種施策を実行しました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高 115,438 百万円(前期比 1.7 %増)、営業利益 11,640 百万円(前期比 5.7 %増)、経常利益 12,098 百万円(前期比 4.0 %増)、親会社株主に帰属する当期純利益 8,970 百万円(前期比 17.4 %増)となりました。収益性と事業リスクを考慮し、当期から人とみらい開発事業の通信・新規サービス分野を縮小したものの、産業機材事業のファクトリーオートメーション設備の販売が好調だったことや人とみらい開発事業で販売用不動産を売却したこと、また新規連結会社の業績が寄与したこと等の効果で、売上高は4期連続増収、営業利益は3期連続で過去最高値を更新し、親会社株主に帰属する当期純利益も過去最高値を更新しました。 セグメントの経営成績は以下のとおりであります。 (a) 衣料繊維事業 衣料繊維事業の当連結会計年度は売上高 31,557 百万円(前期比 0.6 %増)、営業利益 3,455 百万円(前期比 4.0 %増)となりました。 (ユニフォーム分野) 学校制服用素材は、価格改定の効果で堅調でした。官公庁制服用素材は、警察向けは前期並みでしたが、消防および諸官庁向けが好調で、全体では好調でした。一般企業制服用素材は、私企業向けが不調でしたが、交通向けが好調で、全体では前期並みでした。 (テキスタイル分野) 一般衣料用素材は、国内では、スーツ生地等の販売が大幅に減少し不調でした。海外では、中国向けの販売は好調でしたが、欧米向けの販売が不調で、全体では前期並みでした。 (ヤーン分野) 売糸は、ニット関連の糸の販売が減少し低調でした。…
セグメント関連
抜粋表示
/ 原文長 約1437文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2022年12月1日 至 2023年11月30日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 調整額 連結 財務諸表 計上額 衣料繊維 事業 産業機材 事業 人とみらい 開発事業 (注)2 生活流通 事業 合計 売上高 (1) 外部顧客への売上高 31,359 24,713 32,870 20,799 109,742 3,755 113,497 (2) セグメント間の内部売上高又は振替高 583 194 1,006 59 1,843 △ 1,843 31,942 24,907 33,876 20,858 111,585 3,755 △ 1,843 113,497 セグメント利益 3,323 1,586 7,086 555 12,551 98 △ 1,634 11,016 セグメント資産 41,360 35,189 33,233 17,336 127,120 1,475 37,533 166,129 その他の項目 減価償却費 677 755 2,187 159 3,779 86 3,868 のれんの償却額 28 71 271 371 371 減損損失 263 263 263 のれん減損損失 383 383 383 持分法適用会社への投資額 172 172 172 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 1,226 567 1,224 123 3,142 302 3,447 (注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、医療機器販売等を含んでおります。 2.「人とみらい開発事業」における有形固定資産及び無形固定資産の増加額は、圧縮記帳による取得価額の減額効果を反映しておりません。…